いつも通り、出社時間にある程度の余裕を持って、オフィスへと到着した。

奈美の仕事は、余り忙しくは無い。

上司に頼まれて、文章をワープロ打ちをしたり、コピーを取ったり、お茶汲みをしたり。

確かに少々不満ではあるのだが、奈美は、キャリアウーマンになる気は全くない。

それなりに楽なのだからと、現状を受け入れている。

今日もいつも通りの仕事内容。

奈美がお茶汲み当番なので、お茶を汲んで、皆に配る。

最後に、課長に湯のみを渡そうとした時に、手がすべり、お茶をこぼしてしまった。

課長は困ったものだと言う顔をしながらも、口元が軽く歪んでいた。

奈美が、謝っている時には、課長の目は、奈美の胸元を注視していた。いつもの事である。

「あぁっ…いやらしい目で、私の胸を見ているわっ…」

Tiral

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