【気高き贈物】



「これで、貴女のエッチなところが、ちゃんと見えるようになったわ。
 そうそう、貴女には素敵なプレゼントをあるの」
「プレゼント?」
 キャスターは、紅い宝石の付いたピアスをセイバーに見せる。

「それがいったい何だというのです?」
 セイバーはてっきり拷問道具でも取り出すのかと予想していたので、その小さな装身具の恐ろしさを知らずにいた。

「貴女の大切な場所を全部見せてね」
「イヤ!やめなさい!」
 拘束され見せ物になっているセイバーにキャスターの顔が近づく。
 キャスターは妖しげな笑みを浮かべると、手をセイバーの秘裂に伸ばした。
 秘裂から溢れる淫らな液が、キャスターの手を濡らす。
 セイバーの秘裂をまさぐるうち、キャスターの指先が目的のモノを探し当てた。

「ほら、見つけた」
「━━━━━ひいぃぃぃぃぃ!」
 キャスターはそれをしっかりと摘み上げると、ゆっくりと引き出しにかかった。
 一番敏感な部分を摘ままれ、セイバーは悲鳴をあげる。
 キャスターの手が、セイバーの割れ目から抜き出される。
 その指先には完全に皮が剥かれ、剥き出しとなったクリトリスが摘み上げられていた。

「……だめです!……そこはだめっ!……」
 そこだけが自由に動く頭を振りたくってセイバーが叫ぶ。
 キャスターが、セイバーのクリトリスを剥き上げているのだ。
 キャスターの魔術によって、全身の自由は奪われている。
 首を振り声を上げることはできても、キャスターの手が延びてくるのを見つめるだけで、それを避ける動きは何一つできない。

「ひっ!…………ふぅぅぅん!」
 キャスターのクリトリスへの責めに、セイバーは過敏に反応してしまう。
 舌で転がされ、指で揉まれ、唇で吸い上げられる。
 皮を剥かれ、プックリと膨らんだクリトリスが露出する。

「貴女にふさわしいアクセサリーをつけてあげますよ」
「なにをするつもりなのです、キャスター」
 そう言うとキャスターは糸を取り出し、セイバーのクリトリスの根元を剥き上げたままくくりつけてしまった。

「ふふふ、貴女の可愛いここにね、ピアスを填めてあげるのよ」
 そして、キャスターが針を取り出した。
 セイバーの動きがぴたりと停止する。
 セイバーは目を見開き、半開きになった唇から漏れる吐息すら止まる。
 まるで呼吸することすら忘れたように。

「少し痛いけど我慢してね」
「ま、まさか、そんなことを……」
 溢れる不安に身が竦みそうになる。
 セイバーは全身の血が凍りつくほど恐怖に身体を震わせた。
 キャスターがしようとしていることの恐ろしさ、その予測もつかない痛みに体が小さく震えた。

「あら、貴女の大事なところから、密が溢れ出しているわよ。
 こんなことで興奮しているのかしら?」
「………違う………そんなわけ………ない」
 キャスターはセイバーの秘裂を丁寧にさすり上げた。
 湿った音が周囲に木霊した。

「………頼む……それだけは…………やめて……」
 セイバーの哀願の声は掠れて小さく、淫部から響く湿った音にかき消された。

「貴女の大事なところが千切れてしまうかもしれないから、暴れないでね」
 キャスターはセイバーの最も敏感な肉芽を剥き出しにすると、針を押し当てた。

「いやっ、いやっ!」
 セイバーは必死になって抵抗しようとしたが、呪いを込められた魔術の枷が彼女の動きを拘束している。
 全身が恐怖に凍りつき、冷や汗が流れ出した。
 冷たい針が敏感な突起に突きつけられる。
 セイバーは、目を閉じた。

「いやっ、いやぁぁぁぁっ!」
 セイバーの激しい悲鳴が聖堂を満たした。
 セイバーの全身が激しく痙攣して、全身を貫く激痛に気が遠くなっていった。
 キャスターが針を抜き、ピアスをそこにつけ終えるまで、セイバーはぽろぽろと涙をこぼしたまま動くことすら出来なかった。

「………っ!……………あうっ!」
 セイバーの身体に焼け付くような激痛が走り、そのピアスがクリトリスの根本に収まった。
 ソレはクリトリスに喰いつき、クリトリスを常に露出する状態にしてしまう。
 やがて、ピアスが金色に輝き始めると、クリトリスに溶け込むように入っていく。
 それは、ピアスに込められた魔力がピアスとセイバーの身体を一体化したのだった。
 セイバーは全身から冷や汗を流し、はあはあと口で息をしていた。

「ふふ、痛かった?」
 キャスターが嬉しそうに聞いてくる。
 それは紛れもなく卑しい性奴の証であった。


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