【強請】



「次は、私の衣装を台無しにした罰にしましょうか?エウリュアレ
「そうね、アレはきっちりと罰を与えないといけないわね、ステンノ
「え!?衣装のお仕置きは昨日受けたはずですが………」
「あんなので済むはずが無いでしょう、全くなんて貴女は浅はかなのでしょう」
「全くね、あの程度で終わりにするわけないでしょうに」
 二人の姉は、当たり前のことのように話を進める。
 彼女たちの気分次第で、メドゥーサの罪も罰も如何様にも出来るのだ。

「では、準備をしなさい」
「昨日洗濯物を干した時のように、そこの石像ものほしだいに貴女の鎖を巻き付けるの」
「鎖は貴女の腰の高さぐらいに、しっかりと結びつけなさい。
 これから重いものが、上にのることになりますから」
 言われるまま、メドゥーサは鎖を取り出すと、鎖の高さを腰の高さにくるあたりに調節して、片方を石像ものほしだいに縛り付けもう片方の石像ものほしだいにも縛り付けた。

「準備は出来たわね、今度のは不器用な貴女にも出来る簡単なことよ」
「その鎖を跨って歩くだけですから」
「そんなことしたら、その………食い込んでしまいます……」
 メドゥーサはその鎖の凹凸を見て、畏れを抱く。
 自分の敏感な秘裂が、あの鎖に擦られ刺激されるのだ。
 想像するだけで、身体が震える。

「本当にバカねぇ、それが目的なのよ」
「繊細な私の衣装にどれだけのことをしたか、貴女の身体に教えてあげようとしているのよ」
「頑丈が取り柄の貴女の身体の中で、一番敏感な場所で判らせてあげるの」
「……直接そんな所を擦られるなんて、耐えられません」
「鎖の凹凸をアソコで味わってみれば、デリケートな私の衣装をいかに粗雑に扱ったか理解できるというものです、判ったかしらメドゥーサ?」
「…………はい………上姉さま、下姉さま……」
 メドゥーサは、鎖に恐る恐る歩み寄った。
 目の前にピンと張られた鎖が見える。

「その前に、よく見えるように裸になりなさい、ああ、ブーツはそのままでいいわ」
「ズルは出来ないようにしなくちゃね」
「……うぅ、はい………」
 メドゥーサはゆっくりと服を脱いでいった。
 もともと露出度の高い服ではあるが、服を着ているのと着ていないのとでは、大きな違いがある。
 普段、日の光を浴びることのない胸や性器に陽光を感じる。
 暖かな太陽の光が身体を熱いほどに火照らせる。
 そよそよと吹く気持ちの良い風が、素肌に当たると自分の状況がイヤでも実感させられる。

「もっと、膝を外側に向けて開きなさい」
「限界まで足を広げて」
 服を着ている姉達が目の前にいると、自分の存在がどんどん小さくなっていくような気がする。

「メドゥーサってば毛深いのね、毛が邪魔で中まで見えないわ」
 姉達に隅々まで見られている。

「そうね、それに鎖が下の毛に絡むといけないから、剃ってしまった方がいいわね」
「そうしましょう」
「そこにぶら下がっている短剣で剃ってしまいなさい」
「これだけ濡れているなら、ローションはいらないわね」
「…………はい、判りました……」
 自らの存在を矮小なものとして受け入れてしまっているメドゥーサは、姉達の横暴な要求にも素直に応じる。
 メドゥーサは短剣の冷たい刃をゆっくりと自分の秘裂にあてがう。

「……はっはっ……」
 普段の戦闘でもこれほど息を荒げることなどない。
 それほどまでに、自分の陰毛をそり落とすということに顔を真っ赤に上気させ、興奮してしまうメドゥーサ。

「まるみえになってきた」
「濡れているのがよくみえるわ」
 神殿の石畳に髪の毛と同じ色の毛がこぼれおちるのが見える。

 グチュッグチュ…シャリシャリ……シャリシャリ………ジャリシャリ……

「はぁ、はぁ…………」
 短剣の刃によって縮れた毛がみるみるうちに刈り取られてゆく。
 愛液を潤滑油代わりに塗り直しながら、メドゥーサは秘裂をつるつるに剃りあげた。

「……終わりました……」
 一通り剃り終えたメドゥーサは、短剣を置く。
 目の前に、赤ん坊みたいにつるつるになったあそこが見える。
 本来は隠れているはずの濃いピンク色のクリトリスはすっかり勃起し、自分で見てもものすごくいやらしい。

「きれいになったわ、子供みたいにつるつるね」
 完全に無毛となったメドゥーサの恥丘をそっと撫でながら、ステンノが顔を近づけた。
 黒々とした茂みを失い、隠すものなくさらけ出された秘裂が見える。
 成熟したメドゥーサの身体と、滑らかな無毛の恥丘との対照的な組み合わせは、妙に卑猥なものを感じさせた。

「これがメドゥーサの中なのね」
「あら、溢れてきたわ」
「見られて興奮してきちゃったんだ」
 愛液で濡れていたメドゥーサの秘裂は、姉達に見られることで、もっと溢れさせていた。
 快感を訴えるメドゥーサの秘裂は、とめどなく溢れ蜜が太腿からふくらはぎまでべっとり濡らし、足下にまで垂れている。

「愛液にまみれて、いやらしくぬるぬる光っているわ」
「……いやぁ……」
「イヤとかいいつつ、ここがこんなに勃ってる」
 目の前にある剃りあげられた、秘裂をじっくりと眺める。
 ステンノが割れ目をひと撫ですると、秘裂がぱっくりと口を開き、溢れる愛液がてらてらと濡れた光を放っている。
 秘裂をさらに指で押し広げながら、肉真珠を指でなぞってみた。

「……はぅっ!……」
 くちゅくちゅと淫靡な音が溢れ出る。
 メドゥーサが喘ぎ、腰と太腿がビクッと震えた。

「あらあら、そんなに腰を振って、随分とはしたないこと」
「あらやだ、ほんとまったく呆れたものね、メドゥーサは」
「ううっ………」
 姉達に好き放題言われても、被虐の快楽に悦びを見いだしてしまったメドゥーサは、反論できない。

「鎖を跨ぐのよ、メドゥーサ」
「今からたっぷりお仕置きを味わいなさい」
「……はい……上姉さま、下姉さま……」
 これからメドゥーサは、その身を使い慣れた自分の鎖に責め立てられるのだ。
 その痛みと快感を想像しただけで、身体が疼いて熱くなった。
 言われた通りにメドゥーサは、ゆっくりと鎖の上に跨っていく。
 鎖がジャラリと音を立てる。

「……はぁっ……」
 鎖は、またいだ時点でメドゥーサの秘部に食い込む高さだった。
 股の間に鎖が食い込むような感じになる。
 その快感に思わず声が漏れる。

「……あぁ…………鎖が…………」
 そして、鎖に体重をかけると割れ目に食い込み押し広げてくる。
 その鎖はピンと張られているため、そこに跨ってしまえば、鎖はさらに深くメドゥーサの秘裂の中へと侵入してくるのだ。
 鎖を咥え込んだメドゥーサの秘裂から、全身に痺れるような快感を送り込む。
 ただ、跨っただけでこの刺激である。

「……あ………うんっ!」
 鎖がメドゥーサの秘裂を割り開き、メドゥーサの最も敏感で恥ずかしい部分をいたぶる。

「早速感じてるのね、まったく、さぁ歩いて御覧なさい」
「………はいっ、下姉さま……」
 メドゥーサはそう返事し、全身を真っ赤に染め上げるほどの羞恥心に耐えながら、メドゥーサはおそるおそる歩き始める。

「んふぅ………」
 メドゥーサは、身体の奥から湧き起こる快楽に流されないように、眉間に皺を寄せながら、ゆっくりとした動作で鎖を歩いていった。

「んっ……ああっ……あん……」
 メドゥーサは一歩進むたびに、甘い吐息を漏らす。

「あっ………うっ………」
 股間の鎖がメドゥーサを刺激する。
 メドゥーサの股間は、深々と鎖を咥え込み擦りつけられ、そして凹凸を越えていく。
 メドゥーサはうめいた。
 さっき、姉達に絶頂寸前まで追い立てられているのだ。
 そのせいで身体中の感覚が鋭くなっている。

「はあぁっ!……」
 その刺激に思わず前のめりの姿勢になり、鎖にメドゥーサの全体重が股間━━━━━それも最も敏感なクリトリスが鎖に押しつぶされるように刺激される。
 それは鎖の餌食になっているメドゥーサの股間に、さらなる刺激として加わるのであった。

「ああっ、食い込むっ……」
 メドゥーサは必死に爪先立ちで、鎖を跨いでよろよろと歩いた。

「あっ、あっ、擦れるっ!…………擦れるっ!……」
 ゴツゴツとした鎖がクリトリスをグリグリと刺激する。
 その刺激で中から愛液が溢れて鎖を濡らす。
 肉襞が蠢いて鎖を奥に食い込ませようと動いている。

「……くぅぅっ!」
 新たな刺激に、メドゥーサの身体が一瞬強ばる。
 そうしてメドゥーサが通過した後には、大量の愛液が残されていくのだった。

「んっ!………」
 それでもメドゥーサは、その破廉恥な歩みを進めていった。

「んぐぅ…………んっ……………はぁ………」
 メドゥーサが鎖を進んでいく。
 しかし、それは秘裂に食い込んだ鎖に、擦りつけていくということであった。
 身体が進むごとに、メドゥーサのパックリと割れた秘裂を鎖が摩擦していく。
 その刺激はメドゥーサの背筋をとおって、頭のてっぺんまで雷光のごとく貫くことになる。

「……んあぁっ!……」
 メドゥーサが、鎖の凹凸を通過する瞬間、あられもない声とともに背筋がぴんと伸びる。
 自分の体重が割れ目にかかるせいで、クリトリスがずっと擦り上げ刺激されて、メドゥーサはおかしくなってしまいそうだった。

「……ひっ、あぁっ!……」
 なんとか、鎖を押し下げようとして右手を伸ばした時に、身体のバランスが崩れて、グイッと鎖が食い込んで来た。

「………ひぃっひっ!……」
 慌てて体勢を立て直そうとしても、身体がガクガクと震えてしまう。
 クリトリスが膨れていて、秘裂からはグチュグチュと音を立てて鎖を擦り上げている。

「あぁっ……いっ……やぁっ……」
 メドゥーサはもう、身体が自分のものではないように感じていた。
 ビクビクと神経がむき出しにされているみたいだった。

「ほらメドゥーサ、どうしたの?止まっちゃだめよ」
「………もう、限界です……」
「まだ、半分も進んでいませんよ」
「クズなんだから、さっさと歩きなさい」
 メドゥーサの太ももまで、愛液でびしょびしょになっていた。

「あぁ、は……はい………申し訳ありません………」
 謝りながらメドゥーサは歩き続けた。

「……あぁあっ……」
 喘ぎ声とヌチャヌチャと愛液のイヤラシイ音が響く。
 鎖の凹凸に擦られ、メドゥーサの全身に電気のような刺激が駆け巡り、そして仰け反り、淫らで恥ずかしい喘ぎ声を漏らし、全身を震わせてながら歩みを進める。

「うっ………はぁ………」
 身体を揺すらせ、喘ぎながら進んでいった。
 メドゥーサの股間は、既に大量の蜜を滴らせている。
 それは股間との摩擦を減らすとともに、メドゥーサの心の中の平静さを奪っていく。
 メドゥーサは熱い吐息とともに、少しずつ前進していった。

「あぁ………もう少し………もう少しで………………」
 メドゥーサは限界に近づきつつある身体を必死につなぎとめて、目の前までやってきたゴールを切望していた。

「……はぁぁ……」
 メドゥーサはそれでも、なんとか石像ものほしだいの端まで辿り着いた。
 メドゥーサの美しい顔は快楽で上気し、玉の汗がびっしりと張り付いている。
 身体をガクガクと震わせて、もうとても立ってられない状態だった。

「終わりました、上姉さま、下姉さま」
「何を言っているのかしら」
「往復するに決まっているじゃない」
「そんなことは聞いては………」
「貴女がモタモタしているから、お仕置きの追加よ」
「なにか文句でもあるの、メドゥーサ?」
「……いえ、なにもありません……」
 メドゥーサには姉達の要求には従うしかないのだ。
 仕方なく、もう一度鎖をまたぎなおそうとする。

「違うわよ、そのまま後ろ向きで歩いて来なさい」
「………ええ?!……」
「そのまま後ろ向きで歩いて来なさい」
「……うぅ、はい……判りました……」
 よろよろと後ろ向きで戻り始める。

「………はっはぁっはぁっ……」
 だがもはや、息も絶え絶えという有様で、満足に呼吸することすら難しくなってきている。
 そして股間からは、おびただしい量の愛液が漏れ滴っているのだった。

「……ひっ、やぁっ!………」
 さらにメドゥーサを辱めるのはその姿勢であった。
 そう、後ろ向きのときには、どうしても前傾姿勢をとらざるを得なく、それはすなわちメドゥーサの中でも敏感なクリトリスを、さっきよりもっと鎖へと押し付けることになるのである。
 そんな敏感な部分に対して凶悪にして淫猥な鎖は、メドゥーサに容赦のない攻撃を加える。
 その刺激に耐えることは至難の技としか言いようがなかった。

「あ……ああんっ!……ああん……」
 メドゥーサの淫靡の喘ぎ声が、いっそう激しくなる。
 鎖が股間を滑らせるたびに、メドゥーサの秘裂からは無限に恥じらいの淫液を湧かせる。
 そんな自分の身体の恥ずかしい反応をはしたないと思い、嘆いてもメドゥーサにはどうすることもできなかった。

「そんな歩みでは日が暮れてしまいます」
「遅いわね、私がちょっと手伝ってあげる」
 その様子を見ていた姉達が不意に、メドゥーサに言い放つと、ステンノが左側にエウリュアレが右側に立った。

「……え?……」
 メドゥーサは、何のことかわからないという感じで後ろを振り向こうとした瞬間。

「んあぁぁぁ!」
 何と、メドゥーサの両手をそれぞれつかんだ姉達は、いきなりその腕を強引に後ろ側に引っ張ったのである。
 その動きによって、鎖の凹凸がゴリゴリと股間に引き込まれる。

「……あぁぁぁぁん!……」
 悲鳴を上げながらお尻を激しく上下に揺さぶった。
 両手を姉たちに引っ張られて、強制的に歩かされたのだ。
 メドゥーサの力なら、姉達の手を振り払うことなど簡単に出来るはずだが、今のメドゥーサには無理だった。
 今のメドゥーサは度重なる快感で身体中の力が抜けかかっていて、まるで抵抗出来ない。

「ほら、せっかく手伝ってあげているんだから、早く歩きなさい」
 ステンノはあくまでも手伝っていると言い張って、メドゥーサを辱めていた。

「あぐっ………」
 凹凸がメドゥーサの無毛の割れ目に滑り込み、肉の豆を押し潰す。

「………んあぁぁ!……くひぃ!………」
 メドゥーサは姉達の動きに合わせて、身体を悶えさせながら無理矢理歩かされる。

「ひぃぃ……………くぅ……や、いやぁ!……」
 姉達が力任せに引くのだから、鎖の上に跨っているメドゥーサにとってはたまったものではない。
 そしてそれとともに、鎖がすごいスピードで秘裂を擦り上げていくのだ。

「あひっ………く………くぅ……………」
 大量の恥ずかしい潤滑油に満ち溢れた鎖は、耐えがたい刺激でクリトリスを擦りあげ、メドゥーサの全身を痺れさせてしまう。
 メドゥーサはその刺激に悶絶する。

「だ、だめ………くぅ………も、もう、だめぇぇぇ……………」
「じゃあ、遠慮しないで、早く逝ってしまいなさい」
「貴女の逝くときのいやらしい声を聞いてあげる」
 そして突然、その終焉が訪れた。

 ゴリッ!ゴリッ!ゴリッ!ゴリッ!ゴリッ!

「いやぁ!…………も、もう…………んあぁぁ!………」
 メドゥーサの手を取った姉達が、思いっきり引っ張ったのだ。
 そしてそのとき鎖の凹凸は見事なタイミングで、メドゥーサの最も多感で繊細な器官であるクリトリスを連続で擦りあげる。

「………いやぁぁぁぁ!あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!………」
 神殿中に響くかと思われるほどの嬌声を上げて、メドゥーサは背中を反らし、つま先までピンと伸ばしてこの世の快楽を全身に受けとめたかと思うと、プシャッと大量の愛液を放出して逝ってしまった。

 ゴリッ!ゴリッ!ゴリッ!

「……あひっ、あんっ、くひぃぃ!………あ、い、いや………と、とめ………あひぃぃ!」
 だが、絶頂を迎えても姉達はグイグイと引っ張り続ける。
 メドゥーサは絶頂の余韻に浸る間もなく、怒涛のような快楽責めに突き落とされてしまう。

「あ……と、とまらな…………くぅ……ま、また、また、また…………ああああぁぁぁぁぁぁ!」
 逝った直後で敏感になりすぎている身体に、さらなる強烈さで淫らな刺激を与えられてしまっては、到底今のメドゥーサに耐え得るものではない。

「……くひぃぃぃ!……」
 メドゥーサは途端に全身を震わせて悲鳴を上げる。
 さきほどを遥かに上回る無上の絶頂を迎えてしまっていた。

「歩きながら逝くなんて、なんてはしたないのかしら」
「獣だって歩きながら逝ったりしないわよ、まったく貴女は獣以下の淫乱のようですね」
 そんな恥態を晒したメドゥーサに、姉達は容赦ない言葉責めがこだまする。

「くうんっ………く………くぅ……………」
 ようやく終点にまで辿り着くと、足に力が入らずそのまま神殿の石畳にへたりこんでしまう。
 今まで跨っていた鎖が、テラテラと愛液を纏った濡れて光っている。
 メドゥーサの呼吸は乱れたまま、そして秘裂からは、なおもジクジクとした疼きが駆け巡り、ときおりビクッと痙攣して新たな蜜を滴らせる。
 メドゥーサの股間は決壊したかのようにピチャピチャと音を立て、石畳に水溜りを広げていく。
 そんなはしたない姿に成り果てたメドゥーサは、既に力尽きたように両脚が力なく半開きになっており、いまだ淫らな動きを見せる秘裂を覗かせたままでいた。
 そして、メドゥーサの乳首が、桜色に硬くしこっているのが見て取れる。
 メドゥーサにその部分を隠すだけの気力もない。

「ねぇ、美味しそうな木の実が成っているわよ、エウリュアレ
「食べてみましょうか、ステンノ
「……あひっ!……」
 しばらくの間呆然としていたメドゥーサの前に、姉達が近づいてきた。
 ステンノが左のエウリュアレが右の乳房を両手で絞り出すようにすると、同時に乳首に歯を立てる。
 メドゥーサは声を上げながら、ビクンと身体を痙攣させた。
 メドゥーサは、その刺激によって全身を痺れさせるような絶頂の淫夢から、現実へと帰ってきた。

「お目覚めかしら、メドゥーサ」
「あとで、鎖を手入れしないと錆びだらけになってしまうわね」
「こ………こんな……………」
 メドゥーサは自らが晒している余りにも淫靡な恥辱に、全身をこわばらせて絶句した。
 鎖で何度も絶頂を迎え、恥ずかしい液をいっぱいに噴き出していたのだ。
 今まで歩いてきた鎖にも、自分の愛液がしたたり落ちているのが見えた。
 とても、メドゥーサには正視できぬ惨状である。
 だが、そのどれもが現実であり、そしてその全てを姉達たちに晒していたのだった。


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