放課後、運動場でサッカーの練習をしている先輩に、
わたしは、胸をときめかしながら、声をかけました。

今日は、先輩の誕生日だから、それで、
わたしと、女の子のお友達の三人で、
先輩の、お誕生日パーティを開こうかなって思ったから……。











「あ、あの、篠崎先輩! 部活の練習中、すみません……わたし、葵って言います。」

「今日、篠崎先輩のお誕生日ですよね?」

「下級生を代表して、わたしの家で、先輩のお誕生日パーティをしようと思って。」

「急な話でスミマセン! よかったら、ぜひ来てください!」

「え? どこか用事があるんですか? でも、どうしても、先輩のこと、お祝いしたいんです!」

「おもいっきり、楽しいパーティにしちゃうつもりです! ……わたしと、」







「わたしのお友達の、良子ちゃんと、」




「もう一人のお友達の、ケイちゃんと、三人で……、」




「……て、 ……きゃあっ!!!」




「良子ちゃん! ケイちゃん! ってば、なにするのよ〜!!」

















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