「もう永遠に
 お日さまは見られない。」

志摩子は思った。

学校からの帰り道
男に拉致され
この地下室に監禁されてから
もう半年は過ぎただろうか。

いや十年かもしれない。

日の光が差し込まない
この地下室では
外界の月日を
うかがい知ることは
かなわない。

あの日から
志摩子のすべての時は
得体の知れない
この男に支配されていた。

頭をわしづかみにされ
男の陰茎を
ノドの奥まで
押し込まれる。

もう何回
この恥ずかしめを
受けただろう。