再びのハプニングを期待して、ユ○の家に遊びに行くト○オ。

友人ミ○リも何故かついてきて、何時ものようにユ○に見とれている。

この日は、忙しそうに働く森沢夫妻を眺めるだけで終わりそうだった。

 ト○オはワイドショーが流すアイドルの情報をぼんやりと眺めていると

ミ○リがユ○の部屋に呼ばれたと言い出す。

 普段の様子ならありえないことなのだがト○オにとっては"チャンス"だった。

諦めかけていた望みにト○オは鳥肌が立つ。

ちょっとトイレを貸してとユ○に断りをいれると、そそくさとトイレに入り外の様子を伺う。

ユ○はちょっと困った顔をして階段をのぼるとミ○リもその巨体を揺らしながら

視線をユ○の小さなヒップに固定しながらのぼっていく。


 足音が途切れ、上の様子をうかがう。

一秒、二秒と数え、その秒読みが十五に達した時、ゆっくりと

静かに扉を開きぬるりと身体を表す。


目的地は洗濯機のある脱衣場。

 ほんの数メートル先なのだが、自分が許されない行為を
これから行おうとしている事から何十メートルにも感じる。

しかし、彼はその行動を止める事をしなかった。

足音を忍ばせ迅速に行動する様は、なにかにとり憑かれたかのようである。