第 一 章
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 一学期が終わり、長い夏休みが始まった。
 森村と会えなくなる事が心配だったが、それは杞憂に終わった。
 図書委員だからなのか彼女は毎日のように学校を訪れ、図書室で過ごしたからだ。
 僕も何かと理由を付けては図書室にやって来て、彼女の近くで過ごす事にしていた。
 あまりしつこくしては嫌がられるかとも想ったが、時折ちらりとこちらを見る森村の視線からは拒絶の意志が感じられなかった。
 彼女の性格的に拒否できなかっただけなのかもしれないが。
 他の生徒が図書室にやって来る事もほとんど無かった。シンと静まり返った図書館で森村と過ごす二人だけの時間。
 関係が発展しない日々にヤキモキしながらも、僕は小さな幸せを感じ始めていた。
 それなのに。

 夏休みも残り一週間となったある日、森村が自分から僕に声を掛けてきたのだ。
「あの……先生、少しよろしいですか……?」
「えっ!?」
 今までに無い事態に僕のテンションは一気に最高潮に達してしまった。
「……あ、あぁ。何だい?」
 僕は内心の興奮を隠し、彼女の小さな声に耳を傾けた。
「その……えっと、あの……」
 目を左右に泳がせ、しどろもどろで言葉を紡ぐ事が出来ない森村。
 普段から人とほとんど話す事が無い彼女は会話する事に緊張してしまっているのだろう。
 そんな森村の姿を微笑ましく感じ、僕は彼女を縮こまらせないように出来るだけ優しい口調で声を掛ける。
「森村、焦らなくてもいいから。落ち着いてゆっくり話してごらん」
「は、はい……」
 僕の言葉に安心したのか、一度小さく深呼吸をした後に森村は話し始めた。
「私、その……好きな……人が、出来たんです……」
「え……? あ、何……何だって?」
 森村の言葉を聞いて、僕の頭の中が真っ白に染まった。
 好き? 何が、何を? え、好きって何だっけ? どういう意味だっけ?
 言葉の意味を理解出来ず……いや、理解したく無かったのだろうか。頭が混乱して思考がまとまらなくなっていた。
 目の前に居る森村の顔を見て、乱れた意識を何とか掻き集める。そうだ、聞き間違えたんだ。うっかりしていたな。
「す、すまない……聞こえなかった。もう一度言ってくれるか……?」
「あ、は、はい……」
 恥ずかしそうに顔を伏せた後、森村にしてははっきりとした声で僕に告げた。
「私、好きな人が……出来たんです」
 彼女は恥ずかしそうな、でもどこか嬉しそうな表情をしている。その表情が、彼女の言っている事が真実だと告げている。
 大人しすぎるくらいに大人しくて、人とほとんど関わりを持っていないこの少女が恋をした……? そんな、そんな事が……。
「そんな……」
「先生……?」
 呆然とした表情のまま固まってしまった僕を見上げて来る森村。肩に掛かっていた髪がサラリと流れ落ちた。
 この長く艶やかな黒髪、大きくつぶらな瞳、小さくて軟らかそうな唇、白く滑らかな肌……。この可憐な少女の全てが、他の男の物になるというのか?
 同じクラスの男子か? この学校の生徒か? それとも、僕の知らない誰かなのか?
 そんな奴より、僕が一番森村の事を好きなのに……。僕の森村が他の男に取られるなんて――
「そんなの嘘だぁぁぁっっ!!」
「えっ、きゃあっ……!?」

 森村の言葉を聞いて真っ白になっていた頭の中が怒りで真っ赤に染まり、僕は思わず彼女を机の上に押し倒した。
「せっ、先生……放して下さい……」
「うるさい、黙れ!」
「ひぅっ……」
 僕の怒声にビクリと身を竦ませる森村。僕の下から逃れようとしていた彼女が大人しくなる。
 その身体は小動物のように小刻みに震え、僕を見つめる瞳には恐怖の色が宿っている。
 そんな森村を見ている内に、抑え込んでいた僕の中の黒い欲望が噴き出して来てしまった。
 怒声一つで抵抗をやめてしまうような、こんな大人しい少女に男が出来たらどうなる? 男が強引に迫ったらきっと逆らえずに流されてしまうだろう。
 手を繋いで、キスをして、そしてその日に処女を喪失してしまうに違いない。更には好きなように玩具にされた挙げ句、ボロボロになった所で捨てられてしまうにのだ!
 そんな事が許せるか!? いいや、許せん!
 そんな男に奪われるくらいなら……この僕が奪ってやる!

 僕は森村の上にのし掛かると、両手を彼女の頭の後ろで押さえる。そしてポケットから取り出したハンカチでその両手を縛ってしまう。
「あっ、何を……!?」
 腕を束縛された事で本能的な恐怖を感じたのだろう。抵抗の声を漏らす。
 だが先程の僕の怒声にいまだ怯えたままなのだろう、その声はあまりにも小さい。
「大きな声を出すなよ? まぁ、こんな時間に誰も図書室になんて来ないから出しても無駄だがな」
「ぅ……」
 普段とは違う低くドスの利いた声で脅すと、森村はギュッと両目を閉じて小さく頷く。
 その閉じられた瞳から涙が零れ落ちる。
 一瞬罪悪感に襲われたが、ここまで来てしまった以上もう後戻りは出来ない。
 僕は覚悟を決めた。
 森村の制服の胸元を開き、スカートを捲り上げる。



「……っ!」
 白くなだらかな森村の胸、ほんの僅かに隆起した二つの頂きの先にある桜色の小さな蕾が現われた。
「おぉ……」
 その可憐さに思わず息を飲む。
「やぁっ……そんなに見ないで、下さい……」
 自然と顔が森村の胸に吸い寄せられてしまい、気がつけば間近で食い入るように見入ってしまっていた。
 森村が微かな声を上げ、恥ずかしそうに首を振るが止める事など出来ない。夢にまで見た少女の平らな胸から目が離せるわけがないのだ。
 小さな子が着替えている時や、夏に薄着の少女の服の隙間からチラリと覗いているのを見た事はあるが、少女の生の乳房を間近からこんなにもじっくりと見るのはこれが初めてだ。
 本当にまだ膨らみ始めたばかりでほとんど平らなのに柔らかそうな乳房。その白い乳房の中心に浮かぶ桜色の頂き。近づいて見ると、乳輪部分も僅かに隆起しているのが分かった。
 そしてその中央にある小さな小さな蕾。
 乱暴にしたら壊れてしまいそうな森村の胸にそっと手を伸ばす。
「んっ……!」
「お、おぉぉ……」
 脂肪の付いていない平らな胸は手や足と変わらない感触のはずなのに、何とも言えない柔らかな手応えがあった。思わず溜息が零れる程に心地良い感触だ。
 両手で森村の左右の乳房に触れ、優しく撫でるように揉む。
「んっ、うぅ……ぅ」
 切なげな吐息が森村の小さな唇から漏れ、僕の耳を刺激する。こんないたいけな少女に覆い被さって、そんな声を出させている事実が僕を興奮させる。
「おぉ……我慢出来ん!」



「きゃぅっ……ん!」
 僕は森村を味わいたい欲求に駆られ、一気に胸に顔を近づけると桜色の蕾に吸い付いた。
 悠長に手で揉んでなどいられない。口を大きく開いて左の乳房に吸い付くと、舌で思い切り舐め上げる。
「やっ……そんな、んんっ……!」
 欲望に興奮した僕は先程までの優しげな手付きとは打って変わり、無遠慮に森村の胸を舐め回す。
 乳房を、乳輪を、そして小さな乳首を思う存分に舐る。
「んっ、うぁっ、あっ……やぁ……!」
 こんな風に人に身体を舐められる経験などした事など無いのだろう。森村はいやらしく這い回る僕の舌の感触に身悶えている。
「ぷはっ……次はこっちだ。左右平等にしてやらないとな」
「あぅぅっ、嫌ぁ……!」
 心行くまで森村の左の胸を舐め上げた後、僕は右の胸も同様に舐め上げてやった。

「はぁっ……あ、うぅ……ぅ」
 左右それぞれに十分以上も舐めていただろうか。森村の乳房は僕の唾液でべとべとになってしまっていた。
 乳房を吸われ、舐められるという初めての経験に森村は身体の力が抜けてクタリとしてしまっている。
 森村の胸を味わい尽くし満足した僕は、視線と身体を下に落としていく。
 スカートを捲り上げられた森村の下腹部。勢いで既にパンツまで脱がせてしまっていた。
 胸と同じく真っ白で柔らかそうな恥丘には当然ながら一本の陰毛すら生えておらず、その中央に縦一文字の深い溝が走っている。
「これが……! おぉぉ……なんて綺麗なんだ」
「やぁっ……そんな所、見ないで下さい……」
 少女の無毛の恥丘。これを生で、こんなにも間近で見る事が出来る日が来ようとは。まさに、感無量だ。
 感慨と共に、森村の胸を味わう事で治まっていた欲望が再び沸き上がって来る。
 森村の羞恥に震える声は僕を止めるどころか、逆に僕の興奮を煽ってしまう。
「駄目だ。悪いがじっくりと見させて貰うぞ」
 誰の手も目も触れたことの無い真っ新な場所を見つめていると、自然と顔が近づいて行く。
「あっ、あぁ……んっ」
 気付けば息が掛かる程の距離にまで近づいてしまっていた。僕の荒い鼻息が掛かったのか、森村がピクリと身体を震わせて小さな吐息を漏らす。
 毛穴まで判別出来る距離だが、森村の恥丘には産毛すら見当たらなかった。
「まさに少女のパイパンだ……!」
 無毛である事に加え、まだ性的に発育が進んでいない為に色素沈着も全く見られない。僕の求めて止まなかった最上の秘部がそこにあった。
 あまりにもツルリとした美しいその場所を見つめていると、触れてみたい欲求が急激に沸き上がって来る。
 決して触れてはならない少女の密やかな場所。そこに触れる事を、私の今まで築き上げて来た倫理観が躊躇させる。
 だが、私は既に森村を襲うという蛮行を行って今この状況にあるのだ。もう僕の倫理観など何の意味もない。
 意を決した僕は、震える手を伸ばして森村の秘処に触れる。
「柔らかい……」
 フニッとした柔らかな感触が僕の指先に拡がる。恐る恐る指を動かして森村の柔らかな肌を撫でさする。
「あぅっ、ん……やぁぁ……」
 柔らかくも滑らかな森村の肌は緊張の為かうっすらと汗をかいており、しっとりと指先に吸い付くような感触だ。
 まだ手入れなどした事も無いだろうに、これだけ上質な肌を保っているのだ。少女という存在の偉大さを僕は改めて認識した。
 そんな未成熟故の美しさを持った少女の身体。それは触れれば壊れてしまいそうな程に儚い物だと思っていた。だが、こうして実際に触れても当然ながら壊れてしまうような事は無かった。
 少女の身体は成熟していないだけで壊れ物ではないのだ。
 安心した僕は心地良いその感触をもっと味わおうと、次第に大胆に森村の身体を触るようになる。そして触れば触る程にその魅力に取り憑かれて行き、少女の身体をもっと深く知りたい、感じたいと思ってしまうのだ。
 柔らかな恥丘に走る一本の亀裂。その姿だけならば少女の着替え時に居合わせる事で見る事も出来る。
 だが、その中に秘められた部分を見る事は不可能に近い。……こんな状況でもなければ。今をおいて、少女の秘部をこの目に収める機会は無いだろう。
 この機会を逃すことは出来ない。
 僕は森村の陰裂にそっと両手の親指を添えると、ゆっくりと左右に割り開いた。



「やっ、やぁぁ……!」
 ぴっちりと閉じられていた陰裂が、クパァという音が聞こえそうな雰囲気で開かれた。
 普段決して空気が触れる事が無い場所が晒され、森村が身体をブルリと震わせて声を漏らす。
 白い森村の肌とは明らかに違う、薄桃色の秘肉が僕の目に飛び込んで来る。
「これ、が……!」
 いつの日にか見て見たい……だが一生見る事は出来ないだろうと思っていた、少女の性器が今僕の目の前にあるのだ。
 想像を超える衝撃が僕の脳髄に走った。なんて、美しい……!
 陰裂の内側に全て収まっている森村の陰唇には皺一つ無く、生まれた時から変わっていないであろうそのままの色を保っている。
 そもそも未発達な陰唇は性器全体を覆いきれていない。最上部にあるはずの陰核は慎ましく包皮に隠れている。
 中央下部にある膣口は男の物を受け入れられるとは到底思えない程に小さく、指一本でさえ入るかどうか怪しい。その上にある尿道口よりもやや大きいという程度の大きさだ。
 その小さな膣口を覆い、さらに小さく見せている処女膜には当然ながら傷一つ無い。
 僕はこの可愛らしくも美しい森村の秘部を脳裏に刻み込んでおこうと、瞬きもしないで見つめ続けた。
「せ、先生……。そこは、そこは触ってはいけない所……です……」
 物音一つしない静かなこの図書室でなければ聞こえないような、小さく遠慮がちな抗議の声を森村が上げた。
 僕に開かれ見られているこの場所が何であるのか森村は知っているのだ。
 この学校では森村達の学年から性教育が行われている。彼女はほんの数ヶ月前に性知識を身に付けたばかりだ。
「ここが何という場所か森村は習ったよな? ここは何だ? 言って見ろ」
「えっ……? あ、ぅ……それは、その……」
 突然の僕の質問に驚き、問われた事を認識すると目を伏せて恥ずかしそうに俯く。しどろもどろになってしまった森村は僕の質問に答える事が出来ない。
 森村は目立たない子だが、成績は良い方だ。性教育で習った事は覚えているだろう。だが、習った事は覚えていてもそれを口に出すのは森村のような大人しい少女にははばかられるのだろう。
「……大陰唇に小陰唇、陰核に膣と習っただろう?」
「はぅ……は、はい……」
 性器の名称を聞いただけで頬を赤く染める森村。彼女はどうやらかなりの恥ずかしがり屋のようだ。
「まぁそれが正しい名前だが、性器全体を総称しておまんこと言うんだ」
「おま……?」
 森村は初めて聞く淫語に戸惑いの表情を見せる。
「おまんこ、だ。ほら、ちゃんと言って見ろ」
「お……おまん、こ……」
 その言葉の卑猥さを知らずとも感じる所があるのだろう、言った後に森村の顔が更に赤くなる。
 こんな少女に淫語を言わせている背徳感で背筋が震え、ゴクリと唾を飲み込む。緊張のあまり喉がカラカラになっている事に気づいた。
 だが飲み物を飲んでいる余裕など無い。
 乾き、水分を欲っして彷徨った僕の目が眼前にある森村の秘処に留まる。
 薄桃色の秘肉は僅かにぬめり、光を反射して怪しく輝いている。水源なら、そこにあるじゃないか。
 その輝きに誘われるまま、僕はそこに舌を伸ばした。



 ヌチャッ……
「ひゃぅっ……!? やっ、先生……そんな所を……」
 森村の敏感な場所に僕の舌が触れ、彼女の口から小さな悲鳴が上がる。
 舌先から感じられる味に想像していたような甘みは無く、若干の酸味が感じられた。感じる前の女性器は酸性状態にあるという。こんな状況なのだから考えてみれば当然の話だ。
 だが、舐めていれば味も変わるかもしれない。
 僕は吸い付くように森村の秘処に口を近づけ、舌全体を使って舐め上げる。
「あぁっ……や、やめて下さい……んっ、うぅぅ……」
 逃げようとする森村の腰を掴んで押さえ込み、僕は一心不乱に舐め続ける。
「ひゃっ、んっ……やめ、あっ、んん……ぅ……やめてぇ……あぁっ」
 自分で触れた事も無いような場所を舐め回されるという想像外の出来事に、森村は首を左右に振って嫌がっている。
 そんな彼女の意志を黙殺し、僕はひたすらに森村の秘処を無茶苦茶に舐め続けるのだった。

「ぷはっ、ふぅぅぅぅ……」
「あっ、うっ……うぅ……ぅ……嫌ぁ……」
 十分以上も舐め続けていただろうか。
 森村の秘処からは若干ながらも愛液が湧き出して来て、僕はその味を堪能する事が出来た。途中、味が変わったようにも感じられた。
 散々に秘処を責められた森村は、胸を舐めた時と同じようにぐったりとしている。どうやら体力はあまり無いようだ。
 本当はいつまで舐めていたかったのだが、森村の秘処を舐めている内に興奮が限界に達してしまったのだ。
 僕はズボンのチャックを下ろし、パンツの中から痛い程に怒張した肉茎を取り出した。
 本物の生の少女の裸体を目の前にした僕の肉茎は、普段自慰をする時よりも格段に硬く大きくなっていた。
「森村はここが何をする場所かもう習ったよな。何をする場所だ?」
「ぅ……何を……? ぁ、えっ……!?」
 責められた疲労でぼうっとしていた森村が僕の言葉の意味に気づき、そして僕の股間で勃起している物に気づいた。
「やっ、あぁぁ……先生……そんな事、やめて下さい……」
 見開いた目で僕の肉茎を見つめ、恐怖に身体を震わせている。
 逃げようとする森村の上に再びのし掛かり、限界まで怒張している肉茎を無言のままに彼女の秘処に宛がう。
 ――ここまではまだ、強制わいせつだ。
 だが、ここから先は強姦になる。森村を脅している上に、両手を拘束までしているのだ。合意などとは真逆の、どこからどう見ても完璧なレイプだ。そもそも森村相手では合意があったとしても強姦になってしまう。
 処女である森村を犯して処女膜を破れば傷を負わせた罪も加わって強姦致傷だ。
 身体だけではない。森村の心にも一生残る大きな傷を与えてしまうだろう。
 こんな事をしているというのに、冷静にこんな事を考えている自分に苦笑する。
 今自分がしようとしている事がそんな大きな罪である事は十分に分かっている。だから僕は四年もの間ただ少女を見守り続けていたんじゃないか。
 でももう、この気持ちと衝動を抑える事が出来ないのだ。
 最後の一線を越える覚悟を決め、僕は森村の秘処に亀頭の先を押し付け腰に力を込めた。
「悪いな森村。お前の初めて、僕が貰うぞ……!」
「ひっ……」



 ズブブッ……メリメリ、ブチブチブチッ……!
「ひぎっ……!? いぁあぁぁぁぁぁぁっ……!」
「うぉっ……キツい、な」
 森村の小さな膣口を無理矢理に押し拡げ、処女膜を引き裂いて僕の肉茎が彼女の膣内へと侵入した。
「あぁあぁぁぁぁっ、あぐぅうぅぅぅっ……! ぎっ、いぃぃ……あぁぁぁぁっ!」
 未成熟な性器に大人の肉茎を突き入れられた森村は、破瓜の痛みで今まで聞いた事が無いような大きな悲鳴を上げた。
「もっ、森村! そんな大きな声を……」
「いぁあぁぁぁっ……! いぎっ、ぐっ……うぅぅ……あぁあぁぁぁぁぁぁっ……!」
 痛みのあまり僕の静止の声も聞こえないのか、森村は大きな悲鳴を上げ続ける。
 夏休みは滅多に人の近づかない図書室とはいえ、さすがにこれは不味い。
 僕は咄嗟に森村の制服のポケットを探ってハンカチを見つけ出すと、丸めて彼女の口の中に押し込んだ。
「んぐぅっ……!? うっ、うぅぅ……」
 図書室中に響いていた森村の悲鳴が途切れ、くぐもった呻き声へと変わる。
 悲鳴を上げるという最後の抵抗手段をも奪われた森村は、両の瞳から止め処なく涙を流しながら嫌々と首を振る事しか出来なくなった。
 緊急事態を回避した僕はようやく森村の中を味わう余裕が生まれた。
「ぐっ……何て狭さなんだ……!」
 森村の中に半分程埋め込まれた僕の肉茎は、痛い程に締め付けられて動く事もままならない。
 視線を落としてみると、二人の接合部分からは僕が森村の処女を奪った証である破瓜の血が流れ落ちている。
 この狭さと破瓜の血が、視覚と体感の両面で少女を犯している事実を僕に強く意識させる。
「おぉぉ……森村ぁ!」
 僕は今、教え子の少女を犯しているのだ。その事自体に興奮した僕は猛然と腰を振り始めた。
「んぐぃっ……!? うぐっ、うぐっ、うぐっ……うぐぅうぅぅっ……!」
 未熟な性器には不釣り合いの大きな肉茎が無理矢理に引き抜かれ突き入れられる。
 引き抜いた際には膣壁が捲れ返り、突き入れる際にはその桃色の微肉ごと押し込まれる。森村の身体の負担など一切考えていない、僕が快楽を得る為だけの一方的な蹂躙行為だ。
 小さな身体を荒々しく責められ、森村は身体を引き裂かれるような痛みを感じているのだろう。瞳から流れ落ちる涙の量が増し、呻き声が激しくなる。
「おっ、おぉ……森村! お前の中、気持ち良すぎて留まらないぞ!」
 少女を犯している興奮が締め付けられる痛みを麻痺させ、極上の快楽だけが僕の肉茎に感じられる。
 腰の動きは加速し、快感はどんどんと高まって行く。
「ぐぅっ、うぅぅっ、うぐぅっ、ぐぅうぅぅっ……!」
 僕の下で呻き声を上げ続けている森村の顔が目に入る。痛みと苦しみに歪み、汗と涙と涎とでぐちゃぐちゃになった顔。
 僕が恋した少女、森村詩月の顔だ。
 そう、僕は単に少女を犯しているのではない。愛しい少女、詩月を犯しているのだ。
「詩月……、詩月っ! 好きだ! 愛しているぞ詩月ぃっ……!」
 叫ぶと同時に高まりが最高潮に達した僕は、腰を打ち付けるように押し出して動きを止める。



 ブビュゥゥゥッ!! ビュッ、ビュルッ、ビュブブブブッ!
「んぐぅっ……!? うっ、ぐっ……うぅうぅぅぅぅぅぅっ……!」
 熱い塊が僕の肉茎を駆け上がり、白濁の奔流となって詩月の中に流れ込む。
 子宮口に押し付けるようにして解き放たれた大量の精液は彼女の膣と子宮とを満たし、収まり切らずに二人の接合部分から勢い良く噴き出して来た。
 破瓜の血と混じってピンク色になった精液が飛び散り、僕と詩月の下半身を汚していく。
「おっ、おぉぉ……まだ出る……!」
「うぎっ……ぐ……うぅ……ぅ……」
 だがそんな事が気にならない程の快楽が僕の頭と身体を支配していた。
 射精はすぐには終わらず、断続的に何度も精液が放出された。
 愛する少女を凌辱し、未成熟な性器の中に射精する快感は想像を遥かに超えた物だった。
 信じられない程大量の精液を詩月の中に吐き出し、ようやく射精を終えた肉茎を彼女の中から抜き取る。



 ゴポッ……コポポッ! プシッ、シャッ……シャアァァァァッ……!
「ぐ……う、う……ぅぅ……ぅ」
 肉茎を引き抜かれた詩月の膣口から精液が音を立てて零れ出て来る。
 同時に尿道口がプクリと膨らみ、琥珀色の液体が勢い良く噴き出して来た。責め苦から解放されて気が弛み、失禁してしまったようだ。
「ぅ……ぐ、ぅ……ぅぅ……ぅ……」
 弱々しい呻き声を漏らす詩月。
 放心状態で虚空を見つめている瞳からは止め処なく涙が流れ続け、ハンカチを詰め込まれた口で荒い呼吸を繰り返している。
 慎ましやかに閉じられていた陰裂は開いたまま痛々しい姿を晒している。
 傷一つ無かった処女膜はズタズタに引き裂かれ血を流し、指一本入りそうもなかった膣口は大きく開いたまま白濁液を零し続けている。
 その全身は僕と詩月の体液に塗れ、弱々しく痙攣している。
 射精を終えて興奮状態から解放された僕は、自分が少女にしてしまった凄惨な仕打ちに震えた。
「うあ、あ……僕は……何という……!」
 僕は震える手で詩月を縛めていたハンカチを外し、口に詰め込まれていたハンカチを抜き取った。
「うぁ、ぅ……ぁ……せん、せ……」
「うっ……うわあぁぁっ……!」
 詩月の声を聞いた瞬間、僕は自分が犯した罪の重さに耐え切れなくなってしまった。
 ボロボロの姿で机の上に横たわる詩月をその場に残して、僕は二人で過ごした図書室から逃げ出した。


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