僕と紀子先生は神社の鳥居の前に立っている。
「もぉ、男の子だから仕方がないって言っても
同年代の女の子と来た時には、絶対にあんなことしちゃだめよ」
先生は言葉では怒っていたけれど、その目はやさしく僕を見つめていた。
「それじゃあ、先生は電車だから」
駅まで、いや先生のマンションの前まで見送りたい衝動に駆られたけれど我慢する。
まだ夏休みは残っているんだし、またきっと会えるから。
・・・・会えるよね??
会いたいと願って頑張れば、きっと!
おわり>>