おもらしの国のアリス 体験版

第5話

ありすがいつものように登校してきて、教室の中に入るとやよいがすぐにやってきました。

「大変だよ、ありすちゃん!」
「どうしたの?やよいちゃん…」
「実はね…」

やよいの言葉に、ありすはすごく胸をドキドキさせてしまいました。
もしかしたら校舎の裏でオシッコをしている所を見つかってしまったんじゃないか…そんな事を考えてしまったのです。
でもやよいの口から出たのは、別の言葉でした。

「妃さん、入院してたみたいなの。」
「ええっ?妃さんが…入院?!」

自分の事ではなくて妃さんの事だったので少しほっとしたのですが、妃さんが来れないらしいので、再びありすは慌て始めます。
妃さんはあの日から2、3日くらい学校を休んでいて、
ありすもやよいも妃さんが早く教室に来て催眠術を解いてくれる日を待ち望んでいたのです。

「ええっ?妃さんが入院って、ケガでもしちゃったの?」
「実は昨日の夜に妃さんからメールが届いてたんだけど…盲腸だったみたいなの?ほら。」

やよいはありすにケータイの画面を見せて、妃さんのメールを確認しました。
メールの内容は妃さんがあの日の夜に突然盲腸になって、そのせいで学校に来れなかった事と、
ありすとやよいに対して自分の催眠術で迷惑をかけてしまったと言う、お詫びの内容が画面に映っていました。

「そうだったんだ…入院してたんじゃ妃さんも大変だったんだ。」
「盲腸じゃしょうがないよね…でも、さすがに入院してるんじゃありすちゃんの催眠術も解いてもらえそうにないかもね。」
「うん…」

妃さんが実は入院していたと言う事実は同時に、
ありすは催眠術を当分解いてもらう事が出来ずに、トイレが見つからない生活がずっと続く事を意味していました。

(どうしよう…私、このトイレが見つからない状態がずっと続いちゃうのか。困ったなぁ。)

ありすは妃さんの入院と言う事実に落胆しながらも、これからトイレじゃない場所で
しばらくはオシッコをしなければいけない事を覚悟するしかありませんでした。
授業中もありすは授業の内容をそっちのけで窓をぼんやり見つめながら、
『あの時に興味本位で、妃さんに催眠術をかけて欲しいだなんて言わなければ良かったなぁ…』
と後悔していました。もし過去に戻れるなら、妃さんに催眠術をかけてもらうのを止めたのに…なんて事まで考えます。
しかしいくら後悔しても催眠術が解けるわけではありません。
ありすはたまにため息をつきながら、教室の窓から見える雲を眺め続けていました。

でも、3時間目が終わった頃になると…

「ううっ…」

ありすはまた朝にお風呂場でオシッコをするのを忘れてしまった為、
3時間目の授業が終わった辺りにはかなりオシッコを体内に溜め込んでしまっていました。
そしてチャイムがなると、オシッコがしたくなったのでやよいに付き添ってもらおうと駆け寄りました。

「やよいちゃん…お願いがあるんだけど。」
「ねぇ、ありすちゃん。そんな震えちゃってて大丈夫?次体育の時間だよ?」
「うそっ…次の授業って体育だったっけ?」

実は今日、次の時間は体育でマラソンの授業がありました。
ありすは妃さんが入院してしまった事やオシッコを我慢しているせいとかで頭がいっぱいでした。
そのせいで体育の授業があったことなんてすっかり忘れていてしまったのです。

「もしかしてありすちゃん、その様子じゃオシッコ我慢しちゃってるの?」
「うん…」
「でもさすがに次は体育の時間だから着替えはじめないと授業に遅れちゃうし、クラスのみんなに怪しまれるよ?」
「そんなぁ。もう私、ちょっと我慢の限界が近いのにぃ。」

ありすは、もう今すぐにでもやよいに付き添ってもらって、オシッコをしないと我慢できなくなってしまう程にまで追い詰められていました。
でも休み時間だと言うのに、やよいに付き添ってトイレに行かせてもらう事も出来なかったので、ありすは今にも泣き出しそうです。

「ありすちゃんの気持ちは分かるけど、今教室を抜け出して校舎の裏になんて行ったらみんなに怪しまれちゃうよ。」
「でも…ホントに私、オシッコが出ちゃいそうなんだよぉ?」
「それなら体育の時間、今日はマラソンだから途中でコースを抜け出して、そこでオシッコしちゃおうよ。」
「うん…」

やよいにそう言われて、やっとありすはみんなから少し遅れて体操着に着替え始めました。
クラスのみんなは大半が体操着に着替えてしまったみたいで、
やよいが言うとおりに、教室を抜け出して校舎の裏でオシッコをしに行ける雰囲気ではありませんでした。
ありすもやよいに促されながらしぶしぶ体操着に着替え始めます。
でもありすは体操着に着替える時も体を動かすだけで正直つらい程に尿意は限界近く高まっていました。

それでもなんとか、ありすは体操着に着替えてみんなと一緒に校庭に出ました。
ただでさえオシッコがしたくてたまらないのに下半身ブルマ姿でいなければいけなかった為、
お腹は苦しいし太股がブルブルと震えてしまいます。

「それじゃあ準備体操始めっ。」
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ。
「いち、にぃ、さん、しっ。ごー、ろく、しち、はちっ。」

そして体育の授業が始まりました。やよいが言っていた通りにマラソンの授業だったのですが、
ありすはブルマ姿で準備体操を行うだけでも無理な体勢を取らされてしまうので、
もうすぐにでもオシッコが漏れだしてしまいそうな勢いでした。

(うぅっ…だめ、今の私じゃそんなに体、動かせないよぉっ!)
「いち、にぃ、さん、しっ。ごー、ろく、しち、はちっ。」

ありすはなんとかみんなに気づかれないように、準備体操で体を動かしました。
でも、どうしてもオシッコを我慢し続けながらなので体の動きがいつもより少し不自然になってしまいます。

「それじゃあこのコースを今から走るから、ちゃんと続いてね。」
「は〜い。」

ありすはなんとか尿意を堪えながら準備体操を乗り切って、やっとマラソンの練習が始まりました。

「うぅ…もう限界だよぉ。このままじゃ私、またオシッコをオモラシしちゃいそう。」
「ありすちゃん、頑張って。あと少ししたらスキを見て抜け出せそうだから。」

ありすはオシッコを我慢し続けながら、みんなに混じってマラソンのコースを走っていきました。
でも、今のありすはなんとか準備体操はこなす事が出来ましたが、
走るだけでもかなり限界に近く、すぐにでもオシッコをオモラシしてしまいそうな状態でした。
やよいはふらふらとした、おぼつかない足取りで走るありすを支えながら、ずっと寄り添っていました。

「ありすちゃん、こっち。あと少しだから頑張って?」
「うん…」

そしてマラソンを始めて10分くらい経ち、人がある程度バラけていったタイミングで、
やよいはありすを連れてマラソンコースから脇道にそれていきました。
幸いなことに、だれにもありすとやよいの姿に気づいてないみたいです。
ありすはもうこの頃には、片手で股間を押さえながらでないと歩けない状態でした。

「ほら、ここだったら誰にも見つからないよ?ここで出しちゃおうよ。」

やよいはありすをなんとか引っ張って、さらに人目につかない物陰まで連れて行きました。
これでありすがちゃんとオシッコをする事が出来る…
そう安心したやよいでしたが、ありすは物陰に隠れる事もしないで、立ち止まっていました。

「あれ?ありすちゃん。どうしたのよ。ほら早くここに座ってよ。」
「…ごめんね、やよいちゃん。もう私、限界だったみたい…」

うつむいていたありすは、そう言うとあっという間に、手で押さえ続けていた股間からどんどんオシッコを溢れさせていきました。

「やだ…私、あと少しだったのに、我慢できなかったよぉ…」
ピチャピチャ…ピチャッ。

ありすは股間を押さえながらその場で震えはじめていました。
もうこの時にはすでに、ありすのパンツの中はオシッコで濡れて温かくなってしまいました。
でも、ずっと我慢していたオシッコがそれだけで収まるわけがありません。
パンツの布地をすり抜けたオシッコはブルマのすそから溢れ出して、さらに次から次へと太股にオシッコのスジを作っていました。

「やだ…ありすちゃん、オシッコ我慢出来なかったの?」
「ごめんね…やよいちゃん。ホントにごめんね…私、こんな所でオモラシだなんて恥ずかしいよぉ、みっともないよぉ…」

やよいはずっと、ありすがオシッコをオモラシする姿を見続けていました。
親友のありすが我慢しきれなくて、オシッコをオモラシしてしまう姿は見ているやよいまで恥ずかしくなってしまいます。
ありすも親友のやよいの前でオシッコをオモラシしてしまう姿を見せてしまい、恥ずかしさでついに目から涙まで流してしまいました。

恥ずかしさでおかしくなったありすはオシッコを出し終わった後、
その場で目からポロポロと涙をこぼしながら泣き出して、ついには足元に出来ている水溜りの上にしゃがみ込んでしまいました。
やよいはそんなありすの恥ずかしそうにしている姿を見て、いてもたってもいられませんでした。

「ほら、ありすちゃん。全部オシッコ出し終わったね。ありすちゃんのお尻キレイに拭いてあげるから、ブルマとパンツ脱いじゃおうよ。」
「う、うん…」
「それじゃあまずブルマとパンツを脱ごうね。それじゃあ立って。」

やよいはまず、ありすをその場で立たせてからオシッコのシミがたっぷりと付いてしまったブルマとパンツを脱がせました。
なるべくオシッコで濡れた部分に触れないように、端をつかむようにして、一気に脱がせます。
そして持っているハンカチで丁寧にありすのアソコを拭こうとした時です。

「ご、ごめんねやよいちゃん。まだオシッコ出るみたいなの。」
「そうなんだ。それじゃあ早くオシッコ出しちゃいなよ。ずっと我慢していたからつらかったでしょ?」
「うん…」
ピチャピチャピチャ…

そしてありすは体の中に残っていたオシッコを全て出し終えました。
オシッコを出し終えた所でやよいは、ありすが一度脱いだパンツとブルマを差し出しました。

「ほら、オシッコもう出し終わったでしょ?早くパンツとブルマ、穿いちゃおうよ。」
「やだ!また濡れたパンツとブルマを穿かないといけないの?!」
「だって今、私達マラソン中でしょ?もうこんなに濡れてちゃ授業には戻れないから、教室に戻ろうよ。」
「うぅ…やっぱり濡れたパンツとブルマ、穿くと濡れてて気持ち悪いしみっともないよぉ。」
「ほら我慢して。先生達に見つからないうちに行こっ。」

ありすはやよいに連れられて、濡れたブルマとパンツを穿いたままで誰にも見つからないように、密かに教室に戻りました。
そして体育の授業が終わった時の事です。

「あれ?ありすちゃん。どうして教室に戻ったの?」
「今日、体調が良くなかったみたいだから、私が保健室に連れて行ってあげてたの。」
「そうなんだ…それで体育の時間いなかったのね。」

クラスメートはありす達がどうして先に教室に戻っていたのか気になったみたいですが、やよいの機転でなんとかごまかす事が出来ました。
でも、当のありすは少し様子がヘンでした。

(うぅ…やっぱりパンツ穿いてないとお尻がすごくスースーする。)

なんとか教室に戻ったありすは制服を着てから、オシッコで濡れたブルマとパンツを脱いでいました。
おかげでクラスのみんなにはオシッコをオモラシした事をバレずに済みましたが、スカートの下は何も穿いていません。
そのせいで、スカートの下がスースーしてしまっていたのです。
学校の中でノーパンで過ごすなんて初めてだったありすは恥ずかしさで少しうつむいてしまいました。

(やっぱりお尻が冷たいよぉ…でも、今日だけはなんとしてもパンツ穿いてない事を誰にも気づかれないようにしないと…)

ありすは、椅子に座った時に感じる少し冷たい感触に少しだけ震えながら、片手でしっかりとスカートを押さえ続けていました。