ピピピピピピピ…
「んんっ…」
セットした目覚まし時計が鳴ったので、つぼみは布団から顔を出してやっとベッドから起き上がりはじめました。
つぼみはあまり寝起きが良くないので、ゆっくりと布団から少しずつ手を出して、やっと目覚まし時計のボタンを押す事ができました。
ピッ。
「やだ、まだ部屋の中が薄暗いじゃない。なんで私こんな時間に目覚まし時計を…
そうか、今日は福袋の為に早く起きないといけないんだったっけ。」
目覚まし時計の時間を確かめて、やっとつぼみは福袋を買う為に早い時間に目覚まし時計をセットしておいた事を思い出しました。
早速まだ薄暗い、寒い部屋の中でつぼみはベッドから体を起こして、眠い目をこすりながら服を着替え始めました。
「…やっぱりスカート穿いても、紙オムツを穿いているとお尻が膨らんでるのが目立っちゃうかな。」
そしてつぼみは、昨日用意しておいた紙オムツもスカートの下に穿いてみました。
紙オムツを穿くとどうしてもお尻が膨らんでしまうので、スカートの上からでも
少し不自然にお尻が膨らんでしまうのを、つぼみは鏡をずっと確認しながら気にしていました。
どうしてもお尻のラインが気になるつぼみはスカートを隠すために、コートを羽織る事にしました。
「でも…コートを着ればお尻も隠せるし、きっと見つからないよね?」
コートを着ていればちゃんとお尻の部分も隠れるので、紙オムツを穿いている事による不自然な膨らみも隠す事が出来ました。
さっと身支度を済ませたつぼみは早々と家を出て、有名ショップの行列を目指して歩き始めました。
まだ太陽が上がりきってないせいか肌寒い空気を感じながらつぼみは歩き続けます。
(ううっ、寒い…これだけ重ね着していったのに外を歩くとかなり寒いなぁ。
それにやっぱり、紙オムツを穿いてると普通に歩くだけでも紙オムツが当たってくるなぁ。)
紙オムツを穿いた状態で歩くたびにつぼみは、股の辺りがモコモコ膨らんで
お尻や股間に当たってくるのでいつもと違う違和感を感じてしまいます。
でも、今穿いている紙オムツは前回と同じ失敗をしない為の大切な秘密兵器だと
自分に言い聞かせながら、有名ショップ目指して歩き続けました。
(それに…紙オムツを穿いているおかげかな…ちょっと腰回りが暖かいかも。)
紙オムツは普段穿いているパンツと違って厚くてモコモコしている分、お腹もちゃんと守ってくれるのです。
ずっと紙オムツを穿いているおかげで段々と体が慣れてきたせいもあるのかもしれませんが、
段々とつぼみは紙オムツへの愛着が沸いてきました。
(うわぁ…もう紙袋の為にこんなに人が並んでるよ。)
なんとか有名ショップの行列の最後尾に辿り着いたつぼみは、友達の桃香が来るまで待つ事にしました。
行列はすでに紙袋目当ての女の子でかなり長くなっていましたが、
これくらいの長さならなんとか福袋は買う事が出来そうだとつぼみは感じていました。
「つぼみちゃ〜ん。」
行列の最後尾の辺りでつぼみが待ち続けていたら数分後に、桃香が現れました。
「もう、桃香ちゃんったら来るのが遅いよぉ。」
「だって私、あんまり朝強くないだもん。だから今もちょっと眠いし…それにやっぱり寒いね。」
「うん…でも私はまだまだ全然へっちゃらだもんね。」
「つぼみちゃんったら、随分張り切っちゃうのね。そんなに福袋が欲しいの?」
「当たり前だよ。この日が来るのをどれだけ待ち望んでいた事か。ほら、早く後ろに並ぼうよ。」
そしてつぼみは桃香を引っ張って、行列の最後尾に並びました。
すぐに別の女の子が列の後ろに並んできたので、これでもう二人は行列から抜け出せなくなってしまいました。
「それにしても、こんなに朝早いのにもうこんなに並んでるね?一体何時にお店って開店するんだっけ?」
「確か、10時に開店だったはずだよ。」
「じゅ、10時?!今からだと4、5時間も待つ事になるのか…つぼみちゃんは準備とか、ちゃんと整えてきたの?」
「うん。今だって私、ちゃんと秘密兵器穿いてきたんだもん。」
「そ、それって…」
つぼみは自慢げに、自分の腰の辺りを指差して桃香に見せてきました。
それが何を意味しているのか、友達の桃香はあらかじめ話を聞いていたので分かっていました。
「つぼみちゃん…もしかして紙オムツ、ホントに穿いてきたの?」
「当たり前だよ。前回はこれが無かったせいで恥ずかしい目にあったんだから。
だけど今回は例えオシッコがしたくなっても、これで平気だもんね。」
「まぁ確かに紙オムツを穿いていれば大丈夫だと思うけど…
でもそこまでしてまで福袋が欲しいなんてね。でもやっぱりつぼみちゃん、紙オムツを穿くなんて恥ずかしくない?」
ずっと行列に並ばないといけないので、つぼみと桃香は二人にしか分からないようにヒソヒソと話し合っていました。
当然、桃香はつぼみが今穿いていると言う紙オムツが気になって仕方がないので色々と聞いてきました。
そしてつぼみが、桃香の投げかけてくる質問に答えている途中の事でした。
「やだっ…!!」
ジワジワジワ…。
ちょうど、つぼみ達の5、6人前で並んでいた女の子がその場にうずくまってしまいました。
そのせいで周辺に並んでいた他の女の子も注目を寄せてしまいます。
「ねぇ、大丈夫なの?」
「うぅ…どうしよう、私、こんな所でオシッコなんてしちゃったよぉ…」
他の女の子がすかさず、声をかけてきます。
どうやらうずくまってしまった女の子はオシッコをオモラシしてしまったみたいです。
よく足元を見ると、靴の辺りからどんどん水溜まりと湯気が広がっていくのが見えました。
「ねぇ、見てよ…オシッコオモラシしちゃったんだって。信じられない。」
「やだぁ。途中でトイレに行かなかったのかなぁ?こんな年になってオモラシだなんて、みっともないよね。」
結局、オシッコをオモラシした女の子は友達の女の子に付き添われて、
恥ずかしい水溜まりを残したまま、その場を立ち去る事になりました。
「ねぇ、もしかしてあの子も…オシッコ、我慢できなかったのかな?」
「さすがに見てて可哀想だよね。でも、前回の時は私があんな立場だったんだ…こうして見るとやっぱり情けないし、恥ずかしいよね。」
つぼみはさっきオモラシした女の子と、前回の自分と重ね合わせて見ていたので少し複雑な気分になってしまいました。
たまに行列を見てみると、ちょくちょくコンビニのトイレを借りようと行列から離れる女の子の姿も見えます。
恐らく、他の女の子もずっと寒い中で待たされ続けているのでオシッコがしたくてたまらないはずです。
(…私はあの子達みたいにオシッコがしたくなっても慌てたりしないもんね。
何せ今の私にはこの紙オムツがあるから。これさえあればオシッコがしたくなっても…)
そんな事を考えているつぼみもずっと行列に並び続けていると、
次第にオシッコが溜まってきてしまったせいで思わずその場で震えてしまいます。
ブルブルブルッ。
(ううっ…私もさすがにオシッコしたくなってきちゃったよぉ。)
つぼみが震え続けている姿を見て、桃香がすかさず声をかけていきます。
「ね、ねぇ。つぼみちゃん、オシッコ、大丈夫なの?さっきからちょっと震えてるけど。」
「う、うん。私は大丈夫だから…」
桃香の前ではそう言ったつぼみでしたが、ずっと寒い中でオシッコを我慢し続けていると限界が訪れてきます。
(どうしよう…私もさっきの子みたいにオシッコ出したくなってきちゃった…もうあまり我慢出来ないし。
でも…もし、紙オムツを穿いていると言っても、オシッコが漏れ出したりしないかな…)
紙オムツを穿いていると言っても、つぼみはついオシッコを我慢し続けて苦しい表情になってしまいます。
オシッコをオモラシしても大丈夫なようにする為の紙オムツだったのですが、
それでもつぼみは紙オムツの中にオシッコをオモラシする事が不安だったのです。
一体紙オムツの中にオシッコをしてしまったらどんな感じになるのか、
そして紙オムツの中にオシッコをオモラシしたら、漏れ出したりしないだろうか…
でも、つぼみがオシッコを我慢できる限界はどんどん近づいていきます。
(も、もう我慢できないよぉ、ああんっ!)
ジュクジュクジュク…
そしてついにつぼみは不安を抱えながら、紙オムツの中にオシッコをオモラシし始めました。
ずっと我慢していたオシッコがどんどん体の中から出てきて、穿いている紙オムツの中に溢れ続けます。
ジワジワジワ…
「ううっ…」
(どうしよう。オシッコがどんどん紙オムツの中に広がってくよぉ。アソコだけじゃなくって、お尻の方まで…)
紙オムツの中に溢れ続けるオシッコはどんどん紙オムツの中に広がっては吸収されていきました。
そしてつぼみの股やお尻に、温もりと濡れた感触をどんどん広げ続けます。
濡れた感触に思わず、少し怖くなってしまったつぼみでしたが、
オシッコで濡れた感触は紙オムツの外に出る事はなく、ずっと紙オムツの中にとどまり続けていました。
(…でもすごい、紙オムツってちゃんとオシッコを受け止めてくれるんだ。)
「あふぅ…。」
桃香が側にいるにも関わらず、ずっと我慢していたオシッコを無事に出す事が出来た
安心感からか、つぼみはオシッコを出し終わった後で思わず息を漏らしてしまいました。
「ね、ねぇ。つぼみちゃん…もしかして?」
「う、うん…オシッコ我慢しきれなかったから紙オムツの中にオモラシしちゃった。」
「そうなんだ…ねぇ、つぼみちゃん。大丈夫?オシッコとか漏れ出したりしてない?」
「オシッコは平気だよ。ちゃんと紙オムツの中に収まってくれてるから。」
「そ、そうなんだ…」
つぼみがついに、紙オムツの中にオシッコをしてしまった事を知ってしまった桃香は複雑な気持ちになってしまいました。
確かにつぼみが紙オムツを穿いているのも、
今目の前でオシッコをオモラシしてしまったのも、知っているのはつぼみ本人と桃香だけでした。
オシッコを全て出してしまったつぼみの表情を見て、桃香はどうやって声をかければよいのか分からずにいました。
「あ、もしかしてオシッコのニオイとか気になる?イヤだったら離れててもいいよ。」
「ニオイとかは全然気にしてないけど…でも、つぼみちゃんったらオシッコをオモラシしちゃったんでしょ?
紙オムツの中、濡れて気持ち悪くなってない?」
「うん…たっぷりオシッコしちゃったせいかな。お尻の方まですごく濡れた感じがするよ。」
「それならもし、お店のシャッターが開いたらトイレで紙オムツ、脱いじゃいなよ。」
「ううん。多分お店が開いたらトイレどころじゃないし。すぐに福袋をゲットしないと。それに…」
「それに?」
「紙オムツの中にオシッコがたっぷりと広がって、とっても温かいの。なんかちょっとヘンな感じだね。」
「つぼみちゃんったら…」
つぼみが桃香に告げていた時の事でした。
ガラガラガラッ。
「みて、桃香ちゃん。やっとお店のシャッターが開いたから、いよいよ列が動き出すよ。
やっと念願の福袋が当たるんだから、早く行こうよ、桃香ちゃん。」
「えっ?!う、うん…」
やっと開店時間になって、店員が店のシャッターを開け始めました。
長い行列がやっと少しずつ動き出したので、つぼみと桃香もそれについていきます。
クチュクチュクチュ…
(うう…でもやっぱり走ると紙オムツの中のオシッコがお尻にベチャベチャ当たってきちゃうよぉ。)
行列について歩くたびに、つぼみの穿いていた紙オムツのじっとりと濡れた感触や温もりがお尻や股の部分に伝わってきます。
つぼみはそのせいで足を動かすたびに恥ずかしくなってしまいますが、念願の福袋は目の前なので、紙オムツを脱ぐわけにもいきません。
ずっとオシッコで濡れた紙オムツを穿き続けながら、つぼみ達も店の中に入っていきます…
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