トラブルシューティング
以下に列挙する対策は、必ず動作することを保証するものではありませんし、これらの対策を講じたことによっていかなることが生じようとも、当サークルは一切の責任を負いません。
全般的な対策
- 一度アンインストールし、ダウンロードからやり直す。
- HDDの残り容量をチェックし、不十分な場合は十分な容量を確保する。
- 常駐物(特にウィルス・セキュリティ対策ソフトウェアやメモリクリーナー系ソフト、マウス移動支援やマウスジェスチャー実現ツール、ウィンドウ外見変更系ソフト、Windows互換シェルなど、他ソフトと競合を起こしやすいもの)をはずす。
- 各種ドライバを最新の安定したものにする。
- 各種チェックツール(「ディスクのチェック」(OS標準のディスクチェックツール)、memtest86など)でコンピュータをチェックする。
- WinFAQ(おだ氏のページ)などを参照して、似たような症状が起きてないかを探し、それに応じて対処する。
- 一度セーフモードで起動してから通常モードで起動する。
- OSを再インストールする。
各種症状への対策
- インストールしたデータが壊れている
- 症状としては「読み込みエラーが発生しました」等の読み込みエラー系エラーの発生や「作品実行中にフリーズする」、「EAccessViolationエラーが出る」、そのほか予測不可能な動作をします。
インストールしたデータが壊れている可能性がありますので、一度アンインストールし、ダウンロードからやり直して下さい。 - 起動に時間がかかる
- 起動に時間がかかる場合は、常駐しているウィルス・セキュリティ対策ソフトウェアをはずすと改善することがあります。
- フルスクリーン化に失敗する
- 起動してから最初のフルスクリーン化には時間がかかる場合があります。フリーズしたように見えてもフリーズしてない場合がありますので、しばらくお待ち下さい。
フルスクリーンに失敗する場合、あるいはフルスクリーンからの復帰に失敗する(エラーが出る、フリーズする等の)場合は、フルスクリーンモードは使用せずにウィンドウモードを使用して下さい。 - 画面切り替え時やスキップ時にフリーズする
- 画面切り替え時やスキップ時など、画面描画が頻繁に起こる場面でフリーズする場合は、ディスプレイドライバに問題がある可能性があります。
ディスプレイドライバのバージョンが最新の安定したものであるか確認し、古い場合は最新の安定したバージョンに変更して下さい。
nVIDIA製のグラフィックカードに付属してくるユーティリティである「nView Desktop Manager」をお使いの場合は、このユーティリティをアンインストールするか、無効にして下さい。 - フルスクリーンにしようとすると吉里吉里コアがネットワークに接続しようとする
- フルスクリーンにしようとすると、吉里吉里コアがインターネットに接続しようとするとして、セキュリティ対策ソフトウェア等から警告が出る場合があります。
吉里吉里はフルスクリーンにする際になって初めてDirectDrawをロードしますが、その際にDirectDrawのドライバのバージョンを調べます。この時、ドライバ署名の有効性の確認の為に crl.microsoft.com に接続を行う場合があります。これは、インターネットオプション(Internet Explorerからは [ツール] - [インターネットオプション])の「詳細設定」タブ内の「発行元証明書の取り消しを確認する」にチェックが入っていると行われます。
この症状は、OSがそのドライバの電子署名の有効性を確認するために、インターネット上の情報を参照する際に発生する物です。実際に接続を行おうとしているのはOSですが、吉里吉里のプログラム内でOSのその機能が動作するため、結果的に吉里吉里がインターネットに接続しようとしているように見えるかもしれません。これらはスパイウェアに類する処理ではありませんのでご安心ください。
気になる場合は、前述の「発行元証明書の取り消しを確認する」のチェックをはずすか、セキュリティ対策ソフトウェアなどで該当アドレスへの接続を禁止して下さい。吉里吉里自体の動作に影響はありません。 - フルスクリーンにすると画面が縦または横に伸びる
- フルスクリーンにすると、画面が縦あるいは横に伸び、正常な縦/横比(アスペクト比)で表示されない環境が、とくに液晶ディスプレイを使用している環境であります。たとえば 640x480や800x600の画面をワイド液晶パネルやSXVAの液晶パネルでフルスクリーン化しようとするとそうなる可能性があります。
この場合は、ハードウェアのマニュアルを参照して頂き、アスペクト比を保ったままで拡大表示(フルスクリーン表示)できるように設定して下さい。
液晶ディスプレイによっては、液晶ディスプレイ側でアスペクト比を保ったままで拡大表示する機能を有しているものがありますので、マニュアルに従って設定して下さい。
また、グラフィックカード(グラフィックチップ)によっては、ドライバでアスペクト比を保ったままでの拡大表示ができるものがありますので、マニュアルに従って設定して下さい。 - サウンドがとぎれたり、鳴らなくなったり、サウンド再生中にフリーズする
- サウンドカードや環境によっては、ブツブツと再生がとぎれとぎれになったり、ノイズが乗ったり、途中から音が聞こえなくなったりします。場合によってはサウンドの再生中に限ってフリーズするなどの症状が現れます。
コントロールパネルの「マルチメディア」(または「サウンドとマルチメディア」や「サウンドとオーディオデバイスのプロパティ」)の「オーディオ」タブの「音の再生」の「詳細設定」を開き、「パフォーマンス」タブの「ハードウェアアクセラレータ」のスライダーを「なし」の方向に徐々に動かしつつ試行して下さい。 - 操作がうまくできない
- マウス移動支援やマウスジェスチャー実現ツールなどのソフトウェアが常駐していると、作品の操作をすることができない場合があります。このようなソフトの常駐を解除して下さい。
サードパーティの(OS標準ではない)マウスドライバを導入していると、操作系に不具合を生じる可能性があります。このような場合はサードパーティ製のドライバを無効にするかアンインストールし、OS標準のドライバを使って下さい。
ゲームパッド対応ソフトウェアにおいてゲームパッド(ジョイスティック)がつながっている場合、パッドの不具合が原因で作品を操作できない場合があります。パッドの上に物が乗っている為にパッドのボタンが押された状態になってしまっていないかを、確認して下さい。
また、ゲームパッド(ジョイスティック)が接続されていないと、パッドのボタンが押されている状態として検知してしまう環境があります。このような場合は、パッドのドライバを無効にして下さい。
ゲームパッドやジョイスティックの軸のセンターの調整が不十分のため操作に不具合が出る場合があります。この場合は、コントロールパネルの「ゲーム コントローラ」から、ゲームコントローラの調整をして下さい。 - スラッシングが頻繁に起こる
- メモリ不足が原因で、スラッシング(大量のスワップイン・スワップアウト)が頻繁に起こる場合があります。
起動中のアプリケーションがある場合はそれを終了してメモリを確保する、もしくはOSを再起動するなどしてメモリを解放して下さい。 - フルスクリーンモードで画面の表示が乱れる
- フルスクリーンモードは使用せずにウィンドウモードを使用して下さい。