幻想郷にある、ひときわ大きい泉の畔に佇む赤いお屋敷。
紅魔館と呼ばれる窓の無い建物には吸血鬼とその下僕達が住んでいる。
館の周りは塀で囲まれ、(空を飛ぶ事の出来ない者にとっては)正門が唯一の出入り口となる。
この日、同館に住む人間のメイド長「十六夜咲夜」は
この門の守りを任されている紅美鈴の仕事振りを確認しにやってきていた。


咲夜「何も変わりは無いかしら?」
美鈴「あっ、さ、咲夜さんっ!?お疲れ様です!」
咲夜「…ちゃんと起きてるなんて珍しいわね…」
美鈴「いやだなあ、そんな何時も居眠りなんかして…
ってまるで何時もサボってるみたいな言い方しないで下さいよ〜」

咲夜「あら、違ったかしら?…まあいいわ、しっかり仕事するのよ」
美鈴「あっ、もう行っちゃうんですか?ちょっと待ってくださいよ…」

彼女を引きとめながら美鈴は詰所へと入っていった。
そしてすぐ、何やら竹製の小箱を手に持って戻ってきた。
蓋を開けると、白い兎を模した一口サイズの饅頭が綺麗に並んでいる。
どうやらまだ手をつけていない様子だ。

美鈴「はい、咲夜さんにも分けてあげますね」
咲夜「……これは?お菓子?」
美鈴「はい、先日の宴会の時にお客様から頂いたんですよ」
咲夜「そうなの?…でも貴女が私にオヤツを分けるなんて…毒でも入ってるんじゃないでしょうね?」
美鈴「ギク!そ、そんなことないですよう」
咲夜「じ〜っ…怪しいわ」
美鈴「何で私疑われてるのかなあ…しくしく」

背を向けて肩を落とす彼女の様を見て、咲夜はハァとひとつため息を吐いた。

咲夜「しょうがないわね…お茶、あるんでしょう?丁度良い頃合だし、貴女も休憩に付き合いなさい」
美鈴「はい、はいっ!それじゃこちらへどうぞ!」


何も知らずに美鈴と軽いお茶会を済ませた咲夜は、一息ついた後館の見回りへと戻って行った。
本日も取り立ててこれといった問題が起こる事も無く一日が過ぎていく。
その筈だった…


日も暮れた頃、主の食事の後片付けを済ませた咲夜は体の気だるさを感じ
明日の為少し早めに床に就こうと、一人自室へと向かっていた。
如何に完璧で瀟洒な彼女といえど、生身の人間である以上体調を崩す事だってある。
むしろそれを自覚し、仕事に対して万全で望むからこその完璧なのであろう。
それ故か、この時彼女はまだ自分の体の異常が特別なものであることに気付かないで居た。

部屋に戻った彼女は明かりを灯すと、着の身着のままベッドに横たわった。
先ほどより増した倦怠感が着替えることすら億劫にさせる。

咲夜「はぁ、はぁ…(何だか私…一眠りして様子を…)」

そんな彼女が体の芯を焦がす熱っぽさに気付いたとき、すでに意識は闇の中へと沈んでいた。
時を同じくして、館の入り口では美鈴が門にもたれ掛かるようにして座り込んでいた。
目の前には月明かりに照らし出された人影が見える。
格好からして大手を振って日の下を歩ける男ではないようだ。

美鈴「はぁはぁ、そ、それでは手はずどおり…お願いします、よ…」
「ふふふ…何だそのざまは?」
美鈴「あの人を欺くためにはコレぐらいしない…と…
それより、これが…館の見取り図よ…彼女の部屋は、ここ…」

「へっ、しかし良いのかよ?門番がこんな事やらかして」
美鈴「はぁはぁ、わ、私は何も見ていない…薬で能力を封じられて…ここで倒れてるだけ…よ…」
「効果は今から4時間程度で間違いないな?それじゃ楽しませてもらってくるぜ」

美鈴は無言で男の後姿を見送る。
そして、彼の姿が館の中へ消えたのを確認すると、薬の力による体の疼きを抑えきれず
これから咲夜の身に起こる事を想像しながらその場で一人遊びを始めるのだった。

美鈴「ハァ、ハァ、咲夜さんがっ…あんな酷い事っ…するから、ンンンンッ!です…よっ…」


ベッドの上で身を捩じらせる咲夜の意識を呼び戻したのは、雲間から差し込む青い月の光だった。
いつの間にか明かりは消えていたが、
まだ頭のはっきりしない咲夜には今の状況が全く理解できていなかった。

咲夜「ん…んん〜(……寝てた…?それにしても体が重い…)」

まるで金縛りにでも逢っているかの様に、体が全く動かない。

咲夜「……(……相当疲れてたのね…私何かしたかしら?)」

不意に、冷たい感触が咲夜の頬を濡らす。
顔を動かせず目線だけで見上げると、薄暗い部屋には確かに自分以外に何かが居る。
それもすぐ近く、体の上に圧し掛かってきている。
声を上げようと開きかけた口が鷲掴みにされ、声にならない悲鳴があがる。

「おっと、騒ぐんじゃねえぞ…」
咲夜「んーッ!!むぐーーっ!!!?」
「やっとお目覚めか?噂とは違ってずいぶん鈍いんだな」
咲夜「うーっ!ふぐーっ!(な、何者ッ!?この私に気取られること無く寝込みを襲うとはッ!?)」
「いいねえ、その目。寝顔もカワイかったが、そういう反抗的なのもなかなかそそるなあ」
咲夜「(クッ…一先ずは時間を止めて……あ、れ…?)」
「んん?どうした、抵抗して見せろよ?それともそれで何かやってんのか?」
咲夜「(おかしいわっ…何故っ…!?体に力が…それに能力が…使えないッ…!?)」
「…クックック……どうやらちゃんと効いてるようだな…コレで安心して楽しめそうだッ!」
咲夜「(効く…?コイツの能力なのか…それとも…)」

こんな状況においても冷静に対処しようとする彼女の思考を遮るように胸元へと男の手が伸びる。
シュルリと滑るようにリボンが解かれ、シャツのボタンに手がかかると、
一つ二つ外し始めたところで面倒になったのか一気に左右に引き裂くように胸元が大きく開かれた。
下着に手が触れた瞬間、開放された咲夜の口から静止の言葉が投げかけられる。

咲夜「そ、それ以上やったらッ…どうなるか判っているんでしょうね?」
「おお、こわいこわい。で、どうなるんだ?
これか?お前そこらじゅうにナイフなんて隠し持ってるんだな…
危ないなあ、全く。こういうのはさ、こうして使うモンなんだぜ…」

彼女が身に着けている銀のナイフを一本取り上げると、黒いブラのセンターに刃先が添えられる。
そしてソレはそのまま下から掬い上げるように軽く持ち上げただけでプツリと二つに裂かれ、
下着の内に押し込められていた膨らみが弾け飛んだ。
恐らく今まで彼女の主以外目にした事の無いであろう咲夜の乳房が名も知らぬ男の前に晒される。
屈辱と恥辱に耐えかねた彼女は見据えていた顔を思わず逸らす。

咲夜「ぐっ…み、見るなッ!!離しなさいっ!」
「うへへ…これが“疑惑”のバストか…なんだ結構でかいじゃねえか」
咲夜「グッ…ど、どういう意味よッ…」
「へへ、さあな…おっと、よく考えてみれは直接“詰め物”をしてる可能性もあったな…」

男は下品な言葉を投げかけながらナイフを床に投げ捨てると、
呼吸に合わせてたぷたぷと波打つ大きなマシュマロに掴み掛かった。





咲夜「あっ、嫌ッ…触るなッ!!」
「五月蝿え!今から俺がお前の乳がホンモノかどうか確かめてやるってんだよッ!
はぁはぁ…柔らけえ…“しこり”も無いみたいだし、どうやら本物みたいだな」
咲夜「ばッ…あ、当たり前でしょうッ!」
「へっへっへ、そう怒るなよ。綺麗な顔が台無しだぜ…どれ味も見ておこうか…」
咲夜「やっ…ちょっ…駄ッ…ああぁっ!?」
「じゅるうぅぅっ、ちゅっぽんっ…れえろぉっ、ちゅばっ、ちゅぅぅぅぅぅっ…
れろれろれろ、はぁっ、はぁ…ぅんめぇ、へへへ、ちょっと汗臭いぜ?」
咲夜「あっ…ぐぅっ…嫌ァァ…このォ…何でッ…こんなヤツにッ…いひぃっ!?」

乳首をギュッと抓りあげられ甘い悲鳴が思わず漏れる。
咲夜は酷い扱いを受けているにも拘らず、ジンジン痺れる先端を優しく撫でられただけで
抗うことが出来なくなるほど感じてしまう自分に気付いていた。

咲夜「んっ、あはぁっ…あっ、やっ…こんなッ…私…違ッ…んんんっ…はぁはぁ…」
「ハァハァハァ…おいおい、自分だけ気持ちよくなってんじゃねーぞ?
それじゃまあ、そろそろコイツの出番かな…」





肩で息をしている咲夜の上で男が服を脱ぎ始めると、辺りには雄の臭いがむわっと広がる。
天を突かんが如く反り返った股間のグロテスクなモノは
いやらしく糸を引く涎を垂らしながら今にも飛びかかって来そうな雰囲気である。

「げへへへ…これをどうするかわかるか?ああ?ほら言って見ろ、知らんわけでは無いだろう?」
咲夜「………」
「おお?強情だねえ。まあいい…しかしそんな態度が何時までも続くかなあ?」

咲夜は唇を噛み締め、体の疼きと恥辱に耐えながら必死の形相で見上げている。
その視線による最後の無駄な抵抗が男の性的興奮をコレでもかと喚起する。

「はぁはぁ…それにしてもなんてイヤラシイ乳だ…
今から俺の○○○でコレを犯すと考えただけで射精しちまいそうだぜ」
咲夜「ぐっ…ぅう…このッ…変態ッ!」
「へえ、まだそんな口をきくのか?そんな悪い娘には○○○はやれんなあ…」
咲夜「えっ!?」
「わはは!!なーンてなッ!!馬ぁ鹿!!
お前みたいな反抗的な女は徹底的にオシオキしてやらんとなぁッ!!」

左右の乳房が真ん中へと寄せられ深い深い谷間が姿を現す。
咲夜の意思などお構い無しに、汗ばむ谷間へと差し込まれた怒張は
肉と肉の壁を分け入りながら奥へ奥へと潜り込んでいった。

「おぉふ…柔らけぇ、吸い付くぜ…なあ?何食ったらこんなでかくなるんだよ?あぁ?」
咲夜「嫌ァァァッ!汚いっ、変態ッ!変態ッ!!」
「へっ、どっちが変態だか?さっき一瞬残念そうな顔したろう?違うか?」
咲夜「…ッ!?そ、そんなっ…違…私…」

「だがな、体験版は此処までなんだぜ。本当に残念だったな!」
咲夜「(助かった…?ううん、これ以上されたら、私………)」


続きは本編にて!


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