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「というわけで、鬼ヶ島校のゴミ掃除には、あんたら」
「御伽銀行の力は借りずに行くことにしたから!」
忙しい中、どうにかスケジュールをやりくりし、なんとか見つ
けた穴をついて依頼を受け、約束の場所に出向いた私達を
出迎えた言葉がこれである。
依頼というのは、かの暴力行為で悪名馳せている鬼ヶ島校に
連れ去られたという、一人の少女の救出である。
「よくよく考えてみれば、一人助けてくればいいだけなん」
「だから、私たち4人もいれば十分なのよね。」
「今回の依頼はなかったってことで♪よろしく♪」
だそうだ。
さすがにあの学校に、手練揃いとはいえたった4人で向かう
のは危険ということで、僕は彼女たちの監視という任務を
受けたわけだ。危なくなったら連絡をしろという。
とりあえず僕は物陰に隠れて、彼女たちの様子を窺う。
「本当に大丈夫なんですかぁ?僕たちだけで……。」
一番弱そうな、僕でも勝てそうな少年が愚痴を漏らす。
「そうですよぉ、ここは背に腹は変えられないってゆーか」
「銭切って身を守りましょうよぉ。」
トサカみたいな赤毛の男も口をそろえる。
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「あっはっは、だいじょーぶだいじょーぶ、いざとなったら」
「あんたたちが時間稼いでくれりゃいいから。」
「その隙に私が少女を助けて逃げればOKィ♪」
大きな胸をぶるんっと震わせ、今回の依頼主であり、ドタ
キャン主でもある吉備津さんはかんらかんらと笑う。
しかしその取り巻きの三人衆は、彼女とは少々異なる考え
を持っていたようだ。
「……いつもいつも、桃子さんばかり美味しい所持ってって」
「そう、俺たちはいつもあんたの尻拭いばっかりだ!」
少年と赤トサカは口をそろえて激昂する。そして二人の後ろ
に控えていた巨漢の男も、声こそ出さないが首を縦に振る。
「あ、あんたら……!?一体誰のおかげでこの学園に……!」
おそらくいつものように、権力を振りかざし三人を圧倒しよ
うとしたのだろう。彼女が語気を強めて振り返ろうとした
瞬間、その身体を大男が背後からがっちりと抱き固めた。
「ちょっ!な、何を……っ!?」
狼狽する吉備津さんを尻目に、少年と赤トサカは彼女の身体
に取り付きながら訴える。
「僕たちばかりいつも痛い思いをして……もうイヤだ!」
「そうだ!たまには俺らにも美味しい所をよこせってんだ!」
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背後から大男に両腕を捕らえられ、抵抗できない彼女を
二人が思う存分弄くる。
少年は彼女の腰のベルトを素早く解き、スカートを思い
切りずり下ろす。赤トサカは後ろから彼女の上着の中に
手を突っ込み、その中に包まれている大きな胸をわし掴
んでいるようだ。
「ちょっ……あ、あんたたちこんなことして……ひぁっ!」
敏感な部分を弄くられたのか、吉備津さんはビクンと体
を震わせ、荒げる声を喉に詰まらせる。
「よし、そのまま倒せ!お前は腕押さえてろ!」
赤トサカが大男に命じ、少年と一緒にそれぞれ彼女の両脚
を抱え持つとその場に吉備津さんを仰向けに転がす。
「そぅれ!僕、一度でいいからこうやって、桃子さんの胸」
「を思い切り揉んでみたかったんだ!」
仰向けにした吉備津さんの上に少年が跨り、両手でぐいぐい
と彼女の大きな胸をこね回す。仰向けになっても一向に崩れ
なかった彼女の胸が、自分より一回り小さい少年の手でその
誇らしい形を醜悪に歪ませる。
「それじゃあ俺は……こっちだ!うほぉ〜!すげェぜ!」
赤トサカは彼女の下半身に回りこみ、ショーツの紐を解いた。
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「ま……まさかあんたたちにこんなことする度胸がある」
「なんて……んぼぁっ!」
赤トサカに下半身を抱え込まれ、大男に両腕をガッシリ
押さえられていては、さしもの御伽学園の鬼退治の雄、
吉備津桃子といえども身動き敵わない。唯一の自由に動く
舌でせめて悪態ついてやろうとしたのだが、それも少年の
一存で封じられてしまった。
「もう、僕たちは桃子さんの奴隷じゃないんですよ。」
「さあ、いつも僕たちに罵詈雑言を浴びせていたその口」
「で今度は僕のを気持ちよくしてくださいよ……っ!」
彼女の開いた口に己の猛るモノを突っ込んだ少年は、片手
で彼女の大きな胸を揉みしだきながら、片手で吉備津さん
の頭を乱暴に動かし始めた。
「んぶっ!んぶぅぅっ!ぶぼぁ……げば……っ!」
荒々しく口腔内を前後に往復する少年の屹立に、吉備津さ
んは嘔吐寸前のような耳障りな嗚咽を漏らす。しかしその
苦しげな声を聞いても、少年の腰の動きは休まるどころか
ますますその動きを加速させてゆく。
「それじゃあ俺は、こっちを味あわせてもらおうかな!」
赤トサカは吉備津さんの股間に埋めていた顔を起こし、代
わりに己の腰を彼女の腰に密着させていった。そしてその
まま勢いよく腰を前後に律動させる。
じゅぷっ!じゅぶっ!ぱちゅんっ!ばちゅんっ!
粘液が粘膜でかき回される音と、肉と肉がぶつかりあう音
が同時に響く。その音は、既に彼女の膣内が十分な潤滑液
で潤っているのを知るに十分すぎる卑猥なものだった。
えらいものを見ちゃったな……。でもこれは御伽銀行に報告しな
くていいだろう……。いや、むしろしない方がいいかもしれない。
俺はむせ返るような激しい交合を陰から見守りながら、そっと
声に出さずに呟いた。
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