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「みっっちゃーーーん!たっだいまぁぁぁぁ!!」
家の軒先から数メートル、ゆったりとした垣根を黒い影が
一息に飛び越えたかと思うと、その影は奇声を発しながら
私の下へ襲い掛かってきた。
「ひっきゅわぁぁー!!……い、痛た……い、一体何が」
「……って、よ、芳佳ちゃん?」
私に襲い掛かってきたのは、先の陸軍基地ストライカー
ユニット強奪犯として村中指名手配されていた、宮藤芳佳
その人に間違いなかった。
「もー、人を指名手配犯みたいに。あれの罰は軍で、」
「そりゃもうたっぷりと受けてきたんだから!」
ほっぺをぷりぷりと膨らませながらも、飛び込んできた私
の胸と股間に体をぐりぐりを押し付けるようにする、この
マーキングは止めようとはしない。
「あぁ……やっぱりいつもの芳佳ちゃんだぁ……。」
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「で、芳佳ちゃん。急に帰ってきてどうしたの?もしかして」
「軍のシゴキが嫌になったの?それともヘマやらかしすぎて、」
「とうとう免職になっちゃったとか?」
皮肉たっぷりに舌を回してみるも、私のお腹の辺りをなにや
らもごもごとやっている彼女の耳には届いていないようだ。
馬の耳に念仏、芳佳の耳に嫌味。
「え?な、何か言った?みっちゃん?」
ぷはぁとお腹いんぐりもんぐりから顔を上げた芳佳ちゃん。
もうその顔は満悦至極と言った風体だ。
「はいはい、もうなんでもありませーん。存分にご堪能あれ。」
その言葉に、にまぁ〜っと笑う彼女。つい私も釣られてにまぁ
と笑ってしまう。
「もう、帰ってくるなりこれって。軍じゃそんなに欲求不満」
「溜め込んでんの?」
私はセーラーの上着を脱がされながら、大きなため息をついた。
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「えー、うん、そりゃもう。女の子しかいない部隊なんだけど、」
「あれも一応軍隊だもんね、軍隊。」
「もう片端から片っ端まで、規則・規則!規律・規律!!」
まるで何かを放り出すように、ぶふゎぁー!と両手を万歳させ
てその傍若無人振りを表現使用する芳佳ちゃん。
「そっかぁ、芳佳ちゃん、よくそんな厳しいところに長い間」
「い続けることできたねぇ……えらいえらい♪」
ふぇぇぇぇと泣きながら私の胸に顔を埋める彼女の頭を、よし
よしと奥から手前に繰り返し撫ぜる。彼女のお気に入りの撫で
撫での一つだ。
「それなのに、よくまたあの部隊に行く気になったねぇ……。」
「えーと501部隊、だっけ?」
頭を撫で撫でしながら私は芳佳ちゃんに問う。そして芳佳ちゃん
は私のスク水をつるるる……と肌からずり下ろしながら答える。
「そうそう、501にも結構、かわいい子がいるんだよ〜♪」
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ぴくっ
思わず指先がつりそうになる、妙な緊張感を感じつつ、私は
平静を装い彼女から深い情報を汲み取ろうとアンテナを張る。
「……で、どんな子がいるの?みんな魔女なんだよね?」
よくぞ聞いてくれましたといわんばかりに、芳佳ちゃんは
弾むような口調で揚揚と話を続ける。
「そうだっね!まずはやっぱりリーネちゃん!彼女って、」
「こう、お胸がおっきくて、すっごく包容力があるっていう」
「かー……あ、でもね、魔法の方は私と同じで、他の人より」
「ちょっと練習不足っていうか。でもやっぱり私の方が扱い」
「下手なんだよねぇ〜ストライカーユニット。」
こめかみに血管が浮き出ていないのを祈るように、顔に笑顔
を張り付かせたまま、私は必死に自制を促すように口を挟む。
「で、でもその子とは、こんなことはしてない……んだよね?」
私はスク水を剥ぎ取られ、つるつる丸見えになった股間を
芳佳ちゃんの眼前に突き出すように腰を持ち上げて見せた。
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「え〜、そりゃそうだよ〜。一応個室、っていうか国のウィッチ」
「ごとに部屋割り当てられてるけど、軍事基地だからさ〜。」
「それにミーナ・ディート……えーと……ミーナ隊長って人が」
「いるんだけど、この人が目ぇ光らせててさぁ。私はもっと」
「他の子たちと親睦深めたかったんだけど、この人が邪魔で」
「おっぱい揉んだりするくらいしかできなかったんだよねぇ〜」
芳佳ちゃんは正妻である私の股間をいじくりながら、他所の女の
話を軽々と口から垂れ流す。この気が多い所も彼女の魅力の一つ
ではあるのだが、やっぱり浮気は浮気。気のいいものではない。
「……で、芳佳ちゃ……ひぅっ……誰が一番な……ひゃぅっ!」
的確に私の敏感な部分を攻め、その攻撃が決まる度に私の口から
喘ぎ声が搾り出され、下の口からはよだれが零れ落ちる。
「えぇ〜、そんなの決まってるじゃない……の♥」
その瞬間、芳佳ちゃんの指がお腹側をキュキュキュとこすり上げ、
私はあえなく敗北の黄色い一条の旗を宙に広げていた。
「好きだよ……♥みっちゃん……♥」
自身に黄色い液体がかかるのも構わず、彼女は私に唇を重ねてきた。
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