オムショタデレラ 体験版

第1話

「あぁっ…!!」
フルフルフルッ、シュウウウゥゥゥ…

学校から帰ろうとしている最中の事です。
通学路の途中で、千尋と言う男の子が、ずっと我慢し続けていた尿意に耐えられずに、
ズボンやパンツを穿いたまま、その場でオシッコをお漏らしし始めてしまいました。

最初は千尋も、学校からお家に戻るまでに、尿意を我慢出来ると考えていたのですが、
オシッコを体内に溜め込んだまま、なかなかうまく歩く事も出来ずに、
足をフラつかせながらも、千尋は必死に帰り道を歩き続けていたのですが、
広い道路の端を歩いている途中で、ついに尿意に耐える事が出来ずに、
ピタッと足を止めて、膝を重ね合わせながら、襲い掛かる尿意の波に対して、
最後の抵抗を続けた末に、股間からオシッコを漏らし始めてしまったのです。

お漏らししたオシッコは、穿いているパンツの内部に一気に溢れ始めて、
股間やお尻の辺りまで一気に染み込んでいきます。
恥ずかしい温もりと濡れた感触、そして穿いているパンツがピッタリと、
肌に張り付く感触を感じ続けていくうちに、ついにはズボンの裾から溢れていき、
一気に下半身をビショ濡れにさせてしまいます…

ジュワジュワジュワ、グチュグチュッ…
「ど、どうしよう…ボク、お家に帰るまでオシッコ…我慢出来なくって…お漏らししちゃった。」

千尋がオシッコをお漏らしした事で、やっと身体を襲い続けていた尿意から、
身体が解放される事が出来たのですが、気づいた頃には股間やお尻から太股、
さらには足首だけでなく、靴下にまで濡れた感触を染み込ませるまで、
千尋はすっかり、下半身をオシッコまみれにしてしまいました。

千尋自身も、まさかこの年になって、トイレでも無い場所で尿意に耐えられずに、
オシッコをお漏らししてしまうとは思わず、ずっと閉ざしていた太股を少しずつ開くのですが、
足を動かす度にオシッコの滴が、すでに足下のアスファルトに染み込んだ、
恥ずかしい水溜まりの上にポチャポチャと垂れ落ちていきます。

少し広い道になっている、通学路の途中にも関わらず、
少しもオシッコを我慢出来なくなってしまった千尋は、これ以上自分の下半身を濡らさないように、
なるべく下半身を動かさないように首を傾けいくのですが、
見事な程にお漏らしの跡を残してしまった、足下にも広がった水溜まりを見下ろしながら、
これからどうやって、恥ずかしい証拠を片付ければ良いかが分からずに、
恥ずかしい格好のままで力無く、千尋はずっと途方に暮れてしまいます…

「と、とりあえず誰にも見られないように、しなくっちゃ…」
ポタッ…ポタポタッ。

オシッコをお漏らしし終わった千尋が、まず最初に考えた事は、
とりあえず恥ずかしい水溜まりが足元に広がり続ける、この場から離れる事でした。
地面に広がっていた水溜まりと、千尋が下半身を濡らしている様子を覗かれてしまったら、
千尋が帰り道の途中でオシッコをお漏らししてしまったのは一目瞭然です。

そこで千尋は下半身が濡れ続けて冷たい感触を、ずっと肌で感じ続けながらも、
足下に広がる水溜まりと距離を置く事で、少しでもお漏らしの事実を誤魔化すのですが、
千尋が足を動かす度に、オシッコの滴がズボンの股間部分から垂れ落ちて、
アスファルトの地面に、小さな染みを点々と作り上げていきます…

ジュクッ…
「どうしよう…ずっとここで隠れているわけにもいかないけど…
どうしてボク、いつもだったら我慢出来る筈なのに、オシッコなんて…」

アスファルトにも、恥ずかしいお漏らしの証拠がどうしても残ってしまうのですが、
とりあえず千尋は広い通学路を立ち去って、道の陰に身を潜める事にしました。

濡れ続けるズボンとパンツからは、未だにオシッコの雫が垂れ落ち続けるので、
自分のしでかした恥ずかしい格好に慌てながらも、傍にあった排水溝の上にしゃがみ込んで、
オシッコの雫が一通り、ズボンから垂れ落ち切るのを、ずっと待ち続けます。

そして、千尋が排水溝の上にしゃがみ込むポーズを取ると、
殆どがお漏らししたオシッコで、派手に濡れてしまったパンツとズボンが、
千尋の股間やお尻に張り付き続けて、肌触りの悪さに思わず、うろたえてしまいます。

もしかしたら、他の誰かが通学路に残した水溜まりや、
道端に残してしまった濡れた跡で気づかれてしまうかもしれない…
そんな恐怖や恥じらいの気持ちを感じながらも、千尋はどうして自分が今日に限って、
学校から帰る途中に、オシッコをお漏らししたのか、その原因を頭の中で、振り返ります…

「もしかしたらきっと、ボク…お家に帰るのが怖く、なっちゃったせいで…
オシッコをお漏らしなんて、しちゃったの…かな?」

いつもだったら別に、尿意に襲われてしまってもお家まで我慢する事が出来た筈なのです。
しかし千尋は現に、通学路の途中でオシッコをお漏らししてしまい、
下半身を濡らし続けていました。

通学路の脇道に潜み続けながら、千尋はどうして今日と言う日に、
オシッコをお漏らししてしまったのか…
その原因がもしかしたら、お家に帰りづらい気持ちのせいで、
どうしても自分のお家へと歩む足が鈍ってしまい、結果として、
年頃の男の子にはあるまじき、恥ずかしい行為をしでかしたのかもしれない…
ずっと下半身が濡れ続ける姿のままで身を小さくしながら、
そんな事を千尋は、段々と気づき始めました。
どうして千尋は、お家に帰りづらい気持ちを感じたのか、それにはこんな事情があったのです…

……

「初めまして、千尋ちゃん。私が新しい『ママ』になるからね。
これから私と仲良くして欲しいな?」
「よ、よろしく…お願いします。」

千尋のお家では最近、新しい出来事が起こりました。
なんと、千尋の父親が突如、新しい母親と再婚する事になって、
新しい家族が一気に3人も、増えてしまったのです。

新しい母親は『ゆきみ』と言う名前で、最初に顔を合わせる事になった千尋は、
髪が長くて、ずっとにこやかな笑みを浮かべ、とても優しそうな雰囲気で、
そして胸がとても大きく、まだ母親と言うには見た目も若い、大人の女性と言う印象でした。

父親の紹介で最初に挨拶を交わした時も、新しい母親のゆきみが優しく微笑んでくれたので、
思わず照れてしまった千尋は、自分に対してとても気を遣ってくれているのに、
どうしても遠慮がちになってしまい、上手く返事を返せなかった事を、少し悔やんだ程だったのです。

「ふふっ。でもママもこの年で再婚なんて、なかなかやるじゃない。」
「もうっ、美柚もちゃんと、新しい弟の千尋ちゃんに、ご挨拶なさい。」
「分かってるわよ、ママ。私は千尋ちゃんの新しい『姉』になる、美柚よ。よろしくね?」
「よ、よろしく…お願いします。」

千尋の新しい家族として紹介されたのは、母親のゆきみだけではありませんでした。
母親のゆきみとの挨拶を終えたところで、背の高い少女が姿を現しました。
やや細身な体型で、とにかく背が高いのが印象に残った少女は、
これから自分が千尋にとっては新しい『姉』になると、自己紹介し始めます。

ポニーテールの髪を揺らしながら、元気いっぱいに挨拶されてしまったので、
千尋は思わず雰囲気に飲まれて、うろたえてしまうのですが、
これから新しい『弟』となり年下の男の子を前に、美柚は何気なく笑みを返していくので、
千尋はずっと雰囲気に押されっ放しで、明らかな身長差も手伝って、さらに圧倒されてしまいます。

「……。」
「で、こっちが私の妹の碧衣。これから私達三人が、千尋ちゃんの新しい家族になるのよ?」

最後に、美柚から紹介されて姿を現したのは、
背も大体同じくらいの、千尋と同い年の女の子でした。

サラサラとした長い髪を揺らしながら、姉の美柚に促されて、
碧衣は千尋の前に姿を現したのですが、表情をうかがう限りでは、
今までの千尋と同じように、少し戸惑いを感じているような雰囲気だったので、
その場に立ち止まっては、まともに顔を見合わせてくれず、
なかなか自分からは口を開いて、言葉を発しようとはしません。

碧衣が千尋の前で見せてくる態度には、急に新しい家族だと紹介されても、
まだ実感が沸かずにいて、目の前の千尋に対して、どう接してよいか分からずにいた、
碧衣の素直な気持ちが、雰囲気として現れていました…

「丁度、千尋ちゃんとは同い年になるわね。ほら、碧衣ちゃんも、ご挨拶はどうしたの?」
「よ、よろしく…」
「こ、こちらこそ、よろしく…」

千尋と同い年同士で仲良く出来ると思っていたにも関わらず、
顔を見合わせても、なかなか言葉を発しようとしない碧衣の姿を見かねて、
母親のゆきみは碧衣に対して、ちゃんと千尋と挨拶を交わすようにと促しました。

母親のゆきみに背中を押されて、どうしても遠慮がちな態度しか取れない碧衣も仕方なく、
同い年の千尋に対して、少し緊張を感じながら、ぎこちない挨拶を交わした事で、
千尋もずっと緊張し続けながらも、新しい家族の自己紹介を全て終える事が出来たのですが、
当の千尋は未だに、新しい家族が増える事に対する、実感を持てないままだったのです。

しかし、父親が新しい母親のゆきみと再婚した事で、
これから千尋の家族は、新しい姉の美柚と同い年の碧衣も加えての、5人家族となったのです。

「えっ…パパ、これから単身赴任で、帰ってこないの?」
「心配しなくても良いわ、千尋ちゃん。」
「ちゃんと私達がいるから、一人ぼっちにならなくて済むでしょ?」
「そ、それは…そうだけど。」

新しい家族が増えた事に、まだ慣れずにいた千尋を、さらに驚かせたのが、
唯一の肉親である父親が仕事の都合で、単身赴任に出かける事になってしまったのです。

当然ながら父親は、しばらく家に戻らなくなってしまったのです。
急な仕事が入ったせいで再婚早々、家を離れてしまった父親を気遣いながらも、
これからお家の中は自分と、新しい3人の家族だけで、
これから過ごす事になったのが、千尋はどうしても不安でたまらなかったのです。

新しい母親のゆきみは、父親が当分家を留守にしても、自分達がいるから、
千尋は何も、心配する事はないと気遣ってくれるのですが、
どうしても千尋は、新しい母親となったゆきみに対して、
未だに遠慮がちな態度しか、取る事が出来ずにいたのです。
しかし母親のゆきみは、そんな微妙なお年頃の千尋の姿を見つめて、
こんな言葉を返してしまいます…

「分かったわ、千尋ちゃん。きっとまだ私達に慣れてないのね?」
「もう、だから私達に対して遠慮がちだったのね?折角家族になったのに、
千尋ちゃんってば水くさいなぁ。」
「そ、そんなわけじゃ…」

母親のゆきみは、折角自分達が新しい家族になったのに、
千尋が未だに遠慮がちで、どうしてもぎこちない態度しか取れない様子を見て、
もっと自分達に、家族同士として触れ合っても構わないからと、
少し身をこわばらせている様子の千尋に対して、言葉をかけていきます。

続けて姉の美柚も二人の会話に交ざって、まだ自分達に対して遠慮しているのかと、
少し身を乗り出しながら、言葉をかけていくのですが、
背の高い姉の美柚に詰め寄られた千尋は、思わず姉の雰囲気に押されて、
どう返事を返して良いか分からずに、戸惑いの表情を見せてしまいます…

「ほら、碧衣ちゃんも新しい学校に転校して、
千尋ちゃんと一緒に通う事になるんだから、ちゃんと仲良くするのよ?」
「えっ?う、うん…」

姉の美柚に迫られて、どんなリアクションを返して良いか分からずに、
ずっと戸惑い続けている千尋の姿を遠くから確認しながら、ソファの上に座り込んでいた碧衣も、
急に母親のゆきみから名前を呼ばれて、まだ自分達に対して遠慮がちだった千尋に対して、
家族として仲良く接するように告げられて、仕方なく碧衣も返事を返していきます。

積極的に千尋に話しかけてくる、母親のゆきみや姉の美柚と違って、
同い年の碧衣は、どうしても遠慮がちでそっけない態度ばかりを、千尋の前に見せてしまいます。
急に新しい家族だからと迎えられても、年頃の女の子の碧衣も本当は、
どうやって千尋と接して良いかが分からないままだったのです。

こうして千尋は、今まで唯一の肉親だった父親の代わりに、
新しい家族と一緒に過ごす事になったのです。
父親は単身赴任中で、お家の中に自分以外は女性しかおらず、
さらには父親の再婚相手となった、急に新しい家族となった3人に対して、
千尋はなかなか馴染む事が出来ないまま、かれこれ2週間を過ごし続けていたのです。

母親のゆきみも長女の美柚も、なかなか新しい環境に溶け込めない千尋を、
ずっと気遣ってはくれていたのですが、今まで自分と父親だけで住んでいたお家に、
急に新しい家族と一緒に過ごすようになっても、千尋はどうしても、
数日前は他人同士だった女性達と、家族として接しなければいけない事実に、
どうしても違和感を感じてしまい、未だに戸惑いを感じ続けていたのです…

……

グチュッ、ヌチュッ…

「…よりにもよって、パパが単身赴任でいない日から早速、お漏らしだなんて…
どうやって、新しいゆきみママに言えばいいんだろう…
いくら何でも、ボクがオシッコをお漏らししちゃった事なんて、恥ずかしくって言えないし。」

普段なら、帰り道の途中で尿意を堪えきれずに、オシッコをお漏らししてしまうなんて、
年頃の男の子である千尋にとって、普通なら考えられないアクシデントだったのです。

それでも普通の家庭なら、たとえ男の子として恥ずかしくても、
母親にお漏らしの事実を伝えるのが筋なのですが、
千尋はどうしても、新しい母親のゆきみに対して、
本当の母親のようには、自分の恥ずかしい姿を晒しながら、
思いっきり甘える事が出来ずにいたのです。

いくら、本当の母親として接して欲しいと、母親のゆきみに聞かされていても、
現にオシッコをお漏らししたなんて、恥ずかしい事実をそのまま伝えたら、
いきなり息子の立場になった自分に対して、どんな反応を返すのかを考えるだけで、
もしかしたら嫌われてしまうかもしれないと思い込んで、千尋は少し怖かったのです。

複雑な家庭の事情を抱えてしまった千尋は、どうしても意識が働いてしまって、
義理の母親のゆきみに上手く甘える事も出来なかったのです…

それでも千尋は、オシッコをお漏らししたパンツとズボンを穿いて、
下半身に恥ずかしいシミを浮かべたままで、お家まで辿り着く事が出来ました。
しかし、広い通学路をそのまま歩くと、学校から帰る他の生徒達にすぐに、
千尋のズボンに広がる、恥ずかしい染みが目立ってしまうので、
千尋は裏道へと足を進めて、なんとか自分の恥ずかしい下半身を、
誰にも気付かれないように、ずっと胸をドキドキさせ続けながらも、
身を潜めるようにして、家路を目指すしかなかったのです。

その為、千尋が自分のお家に辿り着く頃にはすでに、
濡れたズボンがずっと、お尻や股間に張り付いては濡れた感触を与え続けて、
未だに恥ずかしいシミを、ズボンの表面に広げるだけでなく、さらに太股や足首にまで、
オシッコの跡が纏わり着いてしまうと言う、とても不快な状態だったのです。

ガチャッ…
「今の時間なら、ゆきみママはお買い物によく出かけている筈だし、
美柚お姉ちゃんも学校だし…それに、碧衣ちゃんは部屋の中に閉じこもりっきりな筈だし。」

まだ母親のゆきみが買い物に出かけて、
お家には戻ってこない事を確認して、千尋は誰かの気配に気をつけながら、
恐る恐る、玄関のドアを開け始めます…

下半身オシッコまみれだった千尋は、玄関のドアを開けると、
すでに学校から帰っているであろう碧衣にも、
絶対に気付かれないようにゆっくりと、足音を立てないようにして、廊下を歩き始めます。

碧衣が自分達のお家に住むようになってからは、あまり千尋と顔を合わせるのが、
本人も気まずいらしく、よく部屋で過ごす事が多かったので、
絶対に恥ずかしい姿の今だけは、廊下を歩いている場面を見られない事を祈りながら、
慎重に足を動かして、忍び足で廊下を歩くのですが、太股の内側が擦れる度に、
表面が少し乾き始めたオシッコの跡が肌に当たるので、不快な感触に耐えながら、
千尋はなんとか、自宅のお風呂場まで辿り着く事が出来ました…

シャアアアァァァ…
「ふぅっ…」

そして千尋は、お家の中で誰にもお漏らし姿を見られずに、無事にお風呂に入る事が出来ました。
オシッコをお漏らしした事で、すっかりお尻までが濡れてしまった、
ズボンやパンツを脱ぎ捨てては、すぐに洗濯機の中に放り込んで、
ずっと肌に張り付く感触が当たり続ける、汚れてしまった下半身を洗うために、
シャワーの蛇口を回し始めます。

水流を放つシャワーヘッドを下半身に当てていき、下半身に張り付いていた、
お漏らししたオシッコを洗い流していくと、やっとオシッコが張り付く、
不快な感触から逃れる事が出来たので、思わず安堵の表情を浮かべてしまいます。

ずっと濡れたズボンやパンツを穿いたままで、長い時間を歩き続けていたせいで、
千尋の下半身は、すっかり濡れ続けて冷え切って、鳥肌まで立てていた状態なのです。
そこで温かいシャワーの水流が、今の千尋にはとても心地良く感じられたので、
オシッコで汚れてしまった下半身を洗い流す為に、
入念に自分の手で、お尻やオチンチンの周りを撫で回すようにして、
千尋は自分自身の下半身を丁寧に、洗い続けていきます。

シャアアアァァァ…
「とりあえず、ゆきみママや美柚お姉ちゃんが戻ってくるまでに、
カラダをキレイにしておかなくっちゃ。」

千尋はお風呂場の中でシャワーを浴びながら、
家族に邪魔される事の無い、一人だけの空間で、
すっかりリラックスしていたのですが、さすがに長い時間、
シャワーを浴び続けるのも怪しまれると気づいて、少しだけ焦りを感じ始めました。

学校からの帰り道にオシッコをお漏らししてしまうと言う、
年頃の男の子なら、とても恥ずかしくてたまらないアクシデントを起こしたとは言っても、
相手が本当の家族なら、ここまで恥ずかしがって、一人でコソコソ自分の姿を隠しながら、
シャワーを浴びて身体を洗う事も、もしかしたら無いのかもしれない…と、千尋は考え始めて、
段々と時間が気になりだして、時計を確認できないお風呂場の中で、
少し不安な気持ちに襲われてしまいます。

未だに新しい家族が増えた事に慣れない千尋は、
自分の恥ずかしい姿を、新しい母親のゆきみや姉の美柚、
そして、同い年の碧衣には絶対に見せられまいと、
たとえ家族相手と言えども、自らの恥部をひた隠しにし続けるしかなかったのです。

もしかしたら相手が、本当に血の繋がった母親や姉だったら、
ここまで気を遣う事は無いのかもしれない…そんな事を考えながらも、
千尋は一通り身体を洗い終えてから、裸体のまま浴室から上がり、
まだ二人が帰ってこないうちに、新しい衣服に着替えようとした時の事でした…

ガラガラッ。
「おかえり、千尋ちゃん。シャワーなんて浴びちゃって、どうしたのかな?」
「あ…っ!美柚お姉ちゃん…!」

千尋がお風呂場のドアを開けると、そこには姉の美柚が、
制服姿のままで待ち構えていました。
長い時間、千尋がシャワーを浴び続けている間に、
どうやら、美柚が学校から戻ってきてしまったようなのです。

急に目の前に現れた、姉の美柚の姿に、千尋は思わず驚いて、
近くに備え付けてあったタオルで、思わず自分の腰回りを隠し始めてしまいます。

本来なら、千尋がシャワーを浴びていて、無防備な姿のままドアから現れる所を待ち構えている、
姉の美柚の方が明らかに咎められる行動を取っていたのですが、
千尋はもしかしたら、自分がひた隠しにしたかった、
オシッコをお漏らしした恥ずかしい事実を、もしかしたら気付かれたのかと思い、
何も言葉も返せないまま、思わず千尋はその場でうろたえる姿を見せてしまいます。

そして姉の美柚は、千尋の感じたイヤな予感のとおりに、
ある物を手にとって、見せびらかしてきました…

「それに、千尋ちゃんったら…これ。」
「あっ。」
「まったく。洗濯機も回さないまま、お漏らししたパンツを放っておくなんて。
ちょっと不衛生だよ?千尋ちゃん。」
「ご、ごめんなさい…」

姉の美柚が差し出してきたのは、千尋が先程洗濯機に放り込んだままにしていた、
お漏らししたオシッコで殆どが濡れていた、白いブリーフでした。
千尋自身もあまり確かめていなかったのですが、オシッコで濡れたパンツは、
美柚が指の先で掴んでいるゴムの部分以外の、股間やお尻の部分が殆ど濡れ続けていた上に、
オシッコの染みが濡れ続ける境目に、くっきりと浮かび上がっていました。

恥ずかしい匂いがほのかに漂う、黄色いオシッコが染み込んでしまったパンツを、
目の前に突きつけられてしまった千尋は、自分のパンツを前にして、思わずうろたえるのですが、
さらに姉の美柚は、洗濯機も回さないで、オシッコをお漏らししたパンツを、
そのまま放り込んでいたまま放置していた事に対して、少し怒り出してしまいます。

背の高い美柚から見下ろされながら、注意を受けていた千尋はずっと頭を下げながら、
ついにお漏らしの事実を知られてしまい、つい肌を僅かに震わせてしまいます…

「ふふっ。でも千尋ちゃんったら、可愛らしいところとかあるんだね?」
「えっ…?」
「まさか未だに、オシッコをお漏らししちゃうだなんて。
私だって幼稚園の時が最後だよ、お漏らししちゃうのなんて、さ?」
「うぅっ…だ、だって。」

新しい弟の千尋が申し訳無さそうに、頭を下げ続けている姿を見下ろしながら、
段々と美柚は、不意に千尋がオシッコをお漏らしする事件を起こして、
さらには自分の恥ずかしい姿をこれ以上、晒さないで欲しいと目で訴えてくる、
千尋の姿がおかしくなって、つい笑みをこぼしてしまいます。

急に姉の美柚が笑い始めた事で、千尋は思わず顔を上げて、
何がそんなにおかしいのかと尋ねるのですが、
そこで美柚は、新しい弟の千尋が未だにオシッコをお漏らししてしまう、
とても可愛らしい姿を見せてしまう事が、おかしくてたまらないと口にしてしまいます。

本来なら千尋も、オシッコをお漏らししてしまうような年齢では、決してない筈でした…
それでも今日は何故か、千尋は帰り道までの途中に、尿意を耐え切れなくなってしまい、
穿いているズボンやパンツをお漏らしで濡らしてしまったのです。
恥ずかしい事実を、姉の美柚に指摘されてしまったせいで、千尋は俯き加減になりながら、
ついに自分の恥部を覗かれてしまったと、顔を真っ赤に染めてしまいます。

可愛い弟の千尋が顔を赤らめながら、
お漏らしの事実を恥ずかしがっている姿を見つめながら、美柚はこんな事を告げ始めます…

「さすがに、千尋ちゃんも恥ずかしいわよね?
良いわ。私が姉として、弟の千尋ちゃんの恥ずかしい秘密を、見なかった事にしてあげる。」

なんと姉の美柚は、千尋がオシッコをお漏らししたままで、お家に帰ってきた事を、
少しも咎める事もせずに、他の家族に秘密にしてあげると言い出したのです。

「ほ、ホントに?」
「替わりと言っては何なんだけどね…」

千尋は姉の美柚を前に、もしかしたら母親のゆきみや同い年の碧衣にも、
恥ずかしいお漏らしの事実を、家族みんなに知られてしまうとまで考えていたので、
姉の美柚の言葉に対して、思わず嬉しそうな表情を浮かべながら、顔を見上げてしまいます。

「恥ずかしい秘密を黙っていてあげる替わりに、千尋ちゃんがある条件を聞き入れてくれたらね。」
「えっ…美柚お姉ちゃん。何をするつもりなの…?」
「なかなか私達に馴染めない、千尋ちゃんの為を思ってね…」

さらに姉の千尋は、期待を込めた瞳を向けてくる、
可愛らしい弟の千尋を前にして、ある言葉を付け加えていきます。
ある条件を飲んでくれれば、千尋がオシッコをお漏らしした事を秘密にしてくれる…
千尋は思わず、姉の美柚から告げられる言葉に耳を傾けてしまいます…

……

「今日は千尋ちゃんの大好きな、ハンバーグよ?」
「ねぇ、ママ…またハンバーグなの?」
「碧衣ちゃんったら、文句言わないの。
碧衣もハンバーグ、そこまで嫌いじゃなかったでしょ?千尋ちゃんも遠慮なく、食べてね?」
「い、いただきます…」

千尋が一人、お漏らしを片付ける為にシャワーを浴びてから数時間後…
母親のゆきみが買い物から戻ってきて、
夕食の時間になると、出来立てのご飯の匂いにつられて、
同い年の碧衣も部屋から姿を現して、すぐに家族集まっての、夕食の時間が始まります。
ちなみに今日の夕食は、母親のゆきみが千尋を気遣って作ってくれた、
大好物のハンバーグでした。

碧衣はすぐに、また新しい家族となった千尋をひいきして、
ハンバーグを作った母親に対して、文句を口にしてしまうのですが、
母親のゆきみはすぐに言葉を返して、娘の千尋にハンバーグを薦めていきます。

母親のゆきみから薦められて、すぐに千尋は差し出されたハンバーグを口にします。
味こそは今までお家で食べていたハンバーグとは違う味でしたが、
味自体は、なかなか美味しい部類に入る味でした。
しかし千尋は、少しぎこちない手つきで緊張しながら夕食を食べるので、
あまり味を確かめる余裕も無いような状態だったのです。

しかし、千尋が緊張しているのにはもう一つ、ある事情を抱えていたのも原因だったのです…

(ど、どうしよう…今のボク、碧衣ちゃんのパンツなんて、穿いちゃってるよ…)

実は千尋は、シャワーを浴び終わった後でなんと、
同い年の碧衣の穿いているパンツを身に付けていたのです。

少し不満げに、母親のゆきみが作ってくれたハンバーグを食べ始める碧衣を、
気付かれないように横目で眺めていると、つい千尋は夕食の最中にも関わらず、
後ろめたい気持ちに襲われてしまいます。

どうして千尋が、普段碧衣が穿いている女児パンツを穿く事になったのか、
実は数時間前に、こんな事情があったのです…

『そ、そんなぁ…どうしてボク、碧衣ちゃんのパンツなんて、穿かなきゃいけないの?!』
『だって、千尋ちゃんったら。オシッコをお漏らししてお風呂に入ったのに、
替えのパンツを用意してなかったでしょ?
だから替わりに、これから私が良いって言うまで、碧衣ちゃんのパンツを穿いてね?』

オシッコをお漏らしした事実をひた隠しにしようとしている現場を、
姉の美柚にみつかってしまった直後の事でした。
千尋がオシッコをお漏らしした事を秘密にしてあげる条件にと、姉の美柚はなんと、
次女の碧衣のパンツを穿いたままで、一日中過ごすようにと告げられてしまったのです。

シャワーを浴びる時に、千尋が着替えを用意していなかったのと、
たまたま洗濯籠に乾かしてあった、碧衣のパンツが入っていたのを目にして、
どうせ千尋の着替えが無いのなら、碧衣が穿いている女児パンツを穿くようにと言い出したのです。

しかし千尋は、姉の美柚から突きつけられてしまった無理な要求に対して、
思わず恥じらいを感じて、すぐに首を横に振ってしまいます。
千尋は年頃の男の子だったので、まさか女の子のパンツを…
しかも、新しい家族である碧衣のパンツを勝手に穿く事など、到底出来る事ではなかったのです。

「で、でもボク…女の子のパンツなんて…』

それでも姉の美柚は、視線を逸らしながら照れ出してしまう、
弟の千尋に対して、さらにこんな事を告げて、女児パンツを穿く事を無理強いしてしまいます…

『あら、こんな状況で口答えするつもりなの?
碧衣ちゃんのパンツを穿かない限りは、替えのズボンを用意してあげないつもりなんだけどな…』
『そ、そんなぁ…ひ、ヒドいよぉ。』

姉の美柚は、もしこの場で碧衣のパンツを穿いてくれない限りは、
新しいズボンを取って来てあげないとまで切り出して、
ずっと困り顔をみせてくる千尋を、さらに追い詰め始めたのです。

『千尋ちゃんが下半身丸出しで、自分の部屋まで戻る途中に、
オチンチンを碧衣ちゃんに見つかっちゃったら、どんな言葉を返しちゃうかなぁ。』
『う、うぅ…』

もしも千尋が碧衣の女児パンツを穿かないで、下半身丸出しのままで廊下に飛び出したら、
それこそ恥ずかしい姿を晒してしまうだろうと、目の前の千尋に詰め寄っていきます。
実はこの時、姉の美柚はなかなか自分達になついてくれない、弟の千尋に対して、
これから家族として触れ合うチャンスとばかりに、イタズラ心を働かせていたのです。

姉の美柚から強いられた要求に、千尋はうろたえる姿を見せ続けるしかなかったのです…

「…どうしたのよ、ずっと私の顔ばっかり見てて。」
「う、ううん?何でも、無いよ…」

千尋が、数時間前の出来事を振り返っている時に、
不意に同い年の碧衣から声を掛けられてしまいました。
どうやら、ずっと碧衣の座っている方向に首を傾けていた事が、気になってしまったようなのです。

碧衣から声を掛けられると、すぐに千尋は言葉を返しながら、
別に何事も無かったかのように、黙々と目の前の夕食を食べ始めます。

(どうしよう…女の子のパンツって全然、穿いた感じが違うから、やっぱり恥ずかしいよぉ…)

しかし千尋は、生まれて初めて穿かされる事になった女児パンツの、
少し頼り無い感触を下半身に感じながら、本来なら碧衣が穿いている筈のパンツを、
自分が穿いていると言う行為への後ろめたさや、戸惑いの気持ちから、
千尋はずっと、身をこわばらせる事しか出来なかったのです。

姉の美柚は、可愛い弟の千尋が夕食の間にも俯いている姿を眺めながら、
今どんな気持ちで、妹の碧衣と一緒に夕食を食べているのかと考えながら、
今の状況がとても面白かったので、つい意地悪そうな笑みをこぼしてしまいます…