みられたっ!?と思った瞬間身体が『カァッッ』っと熱くなった。

『いやっ……熱い、熱いよ……こんなことって……』
さっき声を上げてしまったときから体にスイッチが入ってしまったみたい。
体の芯が燃えているような感覚。
さっきまでは我慢できると思っていた痴漢の指の動きが
信じられないくらい気持ちいい。
だめだ……おかしくなる、私どうかしちゃう……これ……なに?


直前で降りる駅に付いたから扉が開いて逃げ出すことができた。