飛行機が目的の国の空港に着く頃には、僕はすっかり興奮していた。
なにしろ一年以上前から給料もボーナスも貯めて、やっと訪れることができた海外旅行だ。
空港で、入国の目的を聞かれた時には少し、ドキッとしたが
慣例の質問だと思いだし、観光目的だといっておいた。
いくら何でも、「少女買春」目的できたとはいえるはずもない。
そう、
僕はこの国に少女を買いに来たのだ・・・。

予約しておいたホテルにチェックインし荷物を置き、
さっそく、事前にネットで調べておいた街へ向かう。
まだまだ発展途上のこの国では、少女売春は当たり前の光景だ。
だからといっておおっぴらに言いふらせる事ではないが
なにも言わずとも、向こうの方から声をかけてくる。
「オ兄サン、日本人ダロ
イイ子ガイルヨ」
この国に一人で来るような男の日本人は
たいてい買春目的と思われているらしく
見るからに怪しげな男が、片言の日本語で話しかけてきた。
本当にこんな男のいうことを信用していいのか躊躇したが
日本のようなこぎれいな風俗を期待してはいけないと思い直し
男に向き直る。
「できるだけ、若い子がいいいんだけど」
「イルイル、チッチャイ子イルヨ」
「ふーん・・・」


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