第 一 章
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 ――ついに念願の技術を身に付けた。
 公文書偽造という、人には決して知られてはならない技術だ。習得するのは簡単な事ではなかったが、どうやら僕には適性があったらしい。
 早速作った偽の戸籍抄本を元に葉月ちゃんを僕の地元へ異動させる。
 だがそれだけでは駄目だ。
 データが照合された時の為に、役所のデータ改ざんも同時に行わなければならない。偽造とは全く異なる高度な技術が要求される作業なのだが、そちらは叔父の専門分野ではなかったようで僕には身に付ける術がなかった。
 技術を持った人間に依頼するしかない。
 人を介する事で発覚の危険性は増すが、他に手は無い。叔父の遺した資料にあった『協力者』に連絡を取って作業を依頼した。
 抱いていた不安とは裏腹にすんなりと事は運び、無事に葉月ちゃんの戸籍は書き換えられた。

 葉月ちゃんの名前はそのままだが、名字は僕の母方の旧姓にした。僕の従姉妹という設定だ。年齢も若干引き上げてある。
 従姉妹ならば顔が似ていなくても仕方が無いし、結婚する事も出来る。
 偽造文書は完璧な出来だという自負はあったものの、さすがに不安はあった。婚姻届と出生届が受理された時には思わず天に向かって拳を突き上げてしまった。
 幸い役所のお姉さんに微笑ましそうに見られただけで済んだが、これからは最後まで気を抜かないように気を付けよう。
 偽の戸籍抄本一枚を作る為だけに費やした半年以上の時間。その結果が出たのだから迂闊とも言い切れないだろうけれど。

 帰宅した僕はさっそく婚姻届のコピーを葉月ちゃんに見せてあげた。
 最初は何が何だかよく分かっていない様子だったが、結婚して僕達は夫婦になったんだよと言ってあげたら突然泣き出してしまった。
 そして飛び込むように抱きついてきた。僕もしっかりと抱き締め返した。
 美月がもう少し大きくなって手が掛からなくなったら結婚式を上げようと言うと、葉月ちゃんは涙を流しながらも輝くような笑顔で大きく頷いた。

 これで葉月ちゃんは僕の妻に、そして美月は名実共に僕達の子供になったのだ。

 結婚式はまだ先なものの、今日は僕達にとって結婚初夜だ。
 もう数え切れない程に葉月ちゃんと交わってきたものの、やはり初夜となると興奮する。
 いつもより激しく何度も彼女の穴という穴を責め上げた。
 途中からは服を剥ぎ取り、拘束具をはめて更に犯す。
 もう全身精液まみれだ。
「うぁ……ぁ……お兄ちゃ……んひっ、ひっ……あっ、あぁっ……葉月、こわれちゃう……よぉ……」
 快感の余韻と疲労とでぐったりした少女の身体をギュッと抱き締め、キスをする。
「もうギブアップ? まだまだ僕のはこんななんだけどなぁ」
「んふぅっ……んっ。ふぁっ……こんなにしたのに、どうしてそんなに……んっ、うぅ……おっきぃよぅ。はぐっ、う……ちょっとだけ……休ませ……て」
「あっ、葉月ちゃん?」
「すぅ……すぅ……ん、ぅ……」
 僕に寄り掛かかり、肩に顔を埋めたまま眠ってしまった。

 さてどうしたものか。
 このままベッドに運んで寝かせてあげてもいいのだが、性欲が治まらない僕は寝られそうもない。
 疲れて寝てしまった葉月ちゃんをこのまま犯すのは忍びないし。
 と、ふと隣に気配を感じて視線を向ける。いつの間にかすぐ側に美月が立って僕を見上げていた。目が合うと、待っていたのか満面の笑みで口を開く。
「ぱーぱ、みぃもだっこー」
 両手を広げて背伸びする美月が可愛くて思わず表情が弛んでしまう。
「ほら、おいで」
 抱き上げて膝の上に乗せてあげる。



「ぱ〜ぱ」
「何だい?」
「ん〜ん、なんでもな〜い。きゃはっ」
 何が楽しいのか膝の上で足をブラブラさせながらニコニコしては笑い声を上げる。多分、一緒なのが楽しいのだろう。
 葉月ちゃんを犯している間も美月を一人にしておくわけにもいかず、地下の調教室に連れて来ている。
 生まれて間も無い頃には調教室にベビーベッドがあるというシュールな光景も見られた。
 葉月ちゃんの喘ぎ声を子守歌に、犯される彼女の身体を揺り籠に育った美月にとって僕と葉月ちゃんの行為は日常の一部なのだ。
 今日も葉月ちゃんが激しく喘ぎ悶える部屋の中で大人しく眠っていたのだが、目が醒めてしまったのだろう。
「まーま、ぎゅうぎゅうだねー」
 葉月ちゃんに施した拘束具を興味深そうに触ったり臭いを嗅いだりしている。
「よし、美月にもしてあげようか」
 まだしていなかった葉月ちゃんの首輪をはめてあげる。
「きゃぁっ、ままといっしょ〜!」
 身体を揺すってキャッキャとはしゃぐ美月。
「そんなに跳ねたら危ないよ」
「へーきへーきっ……あきゃぁっ」
 言っているそばから落ちそうになる彼女を手で支えてあげる。
 とっさに支えを求めた美月は僕の肉茎を両手で掴んでしまった。
「うわっ、み、美月」
 強く握られたモノがビクンと跳ねる。
「わぁっ、ぱーぱうごいた〜」
 今落ちかけた事をもう忘れたのかまたはしゃぐ。
 今度は僕の肉茎をしげしげと見つめ、興味深そうに観察している。
 体温の高い彼女の手が心地良く、硬く大きく勃起する。
「ぱーぱ、おっきうなった!」
「美月の手が触れてるからだね」
「みぃのおてて?」
 今度は肉茎を握っている自分の手をジッと見つめる。
「美月の手で握られていると温かくて気持ち良いんだ」
「みぃのおててで、ぱーぱのおちんちん、きもちーの?」
「そうだよ。おちんちんは大好きな子に触れられると大きくなって喜ぶんだ」
「ぱーぱ、みぃだいすき?」
「うん、大好きだよ」
「みぃもぱーぱだいしゅきー!」
 ギュッと握って頬摺りしてくる。
 柔らかくてぷにぷにしたほっぺたの感触も気持ち良い。
 抱きつくように肉茎を握り締めているため、まだおっぱいとも呼べないふっくらした肌が擦り付けられている。
 これもある意味、立派なパイズリだ。
「ぱーぱ、きもちー?」
「うん、とっても気持ち良いよ。美月とっても上手だよ」
「えへへ〜」
 頭を撫でてあげると目を細めて気持ち良さそうに微笑む。
「ぱーぱ、もっときもちーくしてあげうー」



「んむぅー、んっ、ちゅぅ……ちゅるるるっ……ちゅぅぢゅるる……」
 美月は大きく広げた小さなお口で僕の肉茎にかぶりついた。
「み、美月……!? そんな事、いつ……うわっ」
 柔らかな唇が亀頭の先を包み込み、熱い舌が裏側の筋を舐める。
「ちゅっ、ちゅぅっ……ちゅるちゅっ……ちゅるぢゅるぢゅるっ、ちゅぱっ」
 とても初めてとは思えない舌の動きにビクンと肉茎が跳ねる。
「ぷぁっ……! んひひ〜っ、ままのまね〜」
 悪戯っ子の目で楽しそうに笑う。
 僕と葉月ちゃんがしているをいつも見ていて覚えてしまったのだろう。見よう見まねにも関わらず、しっかりと僕に快感を与えていた。
「ぱぁぱ、きもちいかった?」
「あぁ、とっても」
「じゃーもっとすりゅー」
 またパクリと肉茎に食いつくと、ペロペロと舌を動かして舐め回す。
「ちゅる、ぢゅるるっ、ぢゅぅっ、ちゅっ……ちゅるぢゅるるっ、ちゅぷぷっ、ちゅっ」
 与えられたおもちゃを精一杯愉しむように、一心不乱に舐め続けている。
「ちゅぅっ、ちゅっ……ちゅるるっ、ちゅっ、ちゅっ、ぢゅるぢゅるぢゅるっ」
 口が小さくで亀頭の先しか責められていないものの、集中的にそこだけを責められると思わず声が出る程に気持ち良い。
 時々歯が当たるが、柔らかな美月の歯は僕の肉茎に痛みをもたらさない。むしろ痺れるような快感が湧き起こる。
「んふー、ふー、ぱぁぴゃ……ぢゅるっ、ひもちー? んぢゅるっ……ずずっ」
 両手でしっかりと肉茎を握り締め、先端に口を付けたまま上目遣いに聞いて来た。
「ぱぁぱ? ちゅる、ぢゅるる……ちゅぅっ」
「美月……」
 ゴクリと喉が鳴る。
 潤んだ瞳と、端から涎を垂らす濡れた唇。見慣れているはずのそんな娘の顔に言い知れない淫靡さを感じていた。
 自他共に認めるロリータコンプレックスの僕でも、あどけない娘の美月を性欲の捌け口にしようとはまだ考えていなかった。
 葉月ちゃんが目を覚ますまで少し美月と遊んでいようと思っただけなのだ。
 だが今、僕は確実に美月を性の対象として見ている。
 その小さすぎる口の中いっぱいに白濁液をぶち撒けてやりたい。そんな欲望を抱いてしまっているのだ。
 一度そう思ってしまうともう止まらない。
 今僕の肉茎を責めているのはまだ性の意味も分からない小さな女の子。
 しかも自分の血を引いている実の娘。
 その娘が硬く勃起した僕の肉茎をフェラチオしている。
 その事実一つ一つが僕を興奮させて行くのだ。
「あぁ……美月、すごく気持ちいいよ。だからもっと――」
「あぅ……ぅ……お兄、ちゃん?」
 と、ここで葉月ちゃんが目を覚ましてしまった。
 まだ意識のはっきりしない頭を起こす。僕の顔を見て微笑んだ後、すぐ脇に居た美月と目が合う。
「まーま、おあよー。ちゅぅっ……ぢゅるっ」
「みっ、みーちゃん!? なにやってるの!?」
 ニッコリ笑顔で挨拶しながらも肉茎から唇を離さない美月を仰け反りながら驚きの目で見つめている。
「ぱーぱのおちんち、ぺろぺろしてるの〜」
「ダ〜メっ! みーちゃん、それはママのなのっ!」
 そう言って拘束されて動かない体で何とか美月を僕の肉茎から離させようとする。
 娘に手を出した僕に食って掛かってくるかと思ったのだが、美月に僕を取られる心配をしているようだ。
 そういえば葉月ちゃんにはあえて近親相姦に関する倫理観は教えていなかったのだった。
「めっ、だよ!」
「やー! ぱーぱ、ぱーぱ!」
 手足を拘束されたままにも関わらず、器用に美月から肉茎を奪い取った。
「ね、お兄ちゃん。葉月もう……んっ、大丈夫だから。おちんちん……いれてほしいな?」
 そう言って艶やかな瞳で僕を見つめて誘う。まだ腰がガクガクと震えているというのに。
 小さいながらに芽生えた不安に必死なのだろう。微笑ましくも可愛らしい。
「大丈夫だよ、葉月ちゃん。腰の震えが止まったらまたいっぱい犯してあげるから」
「あぅっ……うっ、あ……ん、お兄ちゃん……んっ、ちゅ……」
 頭を撫でてあげてから唇にキスをする。
「はうぅ……あぅ」
 トロンと表情を蕩けさせてまた僕に身体を預ける。
 頭から腕を降ろしてお尻を撫でた後、身体を支えながら親指でお尻の穴を弄ってあげる。
「ふぁぁっ、あっ……んっ、あっ、あっ……あぁんっ……んんっ」
 ゆっくりと指先を押し挿れる。先程まで肉茎が入っていたその穴は、精液のぬめりも手伝って簡単に僕の指を飲み込んだ。
 白濁液でぬかるんだ肛内を探るように指を動かす。
「ひぅっ、んっ、ふぁっ、あぁぁっ……んぅっ、ふっ、ふぁあぁぁっ……!」
 優しい指の動きに、葉月ちゃんは心地良さそうな喘ぎ声を漏らしながら体を震わせている。
「ぶぅ……。ぱーぱぁ」
「あぁ、ごめんな美月。ほら」
「きゃはぁっ、ぱーぱのおちんちー!」
 不満そうに足をブラブラさせていた美月の方に肉茎を向けてあげる。
「んぅっ、ふっ……あぁっ、またぁっ……!」
「いいじゃないか。ちょっとだけ美月にも貸してあげなよ。美月もパパのおちんちんが大好きなんだよな〜?」
「うんっ! みぃ、ぱぱのおちんちらいしゅき〜」
 僕のモノをギュッと両手で抱き締めて、キラキラした目で僕達を見上げて来る。
「うぅ……ぅ。……しかたないなぁ。ちょっとだけ、だからね?」
 その瞳に見つめられては葉月ちゃんも許さざるを得ず、渋々ながらも美月に微笑んだ。
「わーい! ぱーぱのおちんちっ、おちんちー!」
 葉月ちゃんの許しを得た美月は満面の笑みで肉茎に頬摺りする。
「よし、それじゃあ今度は口に入れないでペロペロしてごらん」
「しゅる〜!」



「ぴちゅっ、ちゅるるっ、ちゅっ……れるっ、れるるるる……」
 言われた通りに舌を出し、亀頭の表面を舐め回す。
 僕の精液や葉月ちゃんの愛液に塗れているのだが、その味を嫌がる様子も無い。まるで甘いキャンディを舐めているかのように美味しそうな表情をしている。
「美月、おちんちん美味しいかい?」
「んぢゅるっ、れるるっ……んうー、おひんひんおいひーよぉ、ちゅるるっ、ぢゅるれるるっ」
 さすが僕達の娘だ。
「ぢゅるるっ、ちゅる、ぢゅるれるるっ、れるっ、れるれるれる……」
 美月の舌は複雑に動き回って亀頭を責め立てる。
 本当に初めてフェラチオをしたとは思えない動きだ。葉月ちゃんのおっぱいを飲んでいた頃の名残なのかもしれない。
 娘に自分のモノを舐めさせている背徳の興奮と合わせて凄まじい快感が背筋を駆け上がってくる。
 だが美月との初めての性行為を簡単に終わらせてしまうのは勿体ない。
 少し我慢しなくては。
 肩に寄り掛かっていた葉月ちゃんの頭を上げさせる。
「葉月ちゃん、舌を出してごらん」
「はぁ、ぁ……んっ、こう……?」
 突き出された舌に食いつくようにキスをすると、そのまま僕の口の中に彼女の舌を吸い込んだまま嬲り上げる。
「んぅぅっ!? ふっ、んっ、ぢゅるっ、ぢゅぷっ、ぢゅっ、ぢゅるるるるっ、ぢゅるっ、ぢゅるるっ」
 同時に、ゆっくりと優しく動かしていた指の動きを速める。
「ふぐっ、うぅうぅぅっ!? んぶぅっ、んぢゅっ、ぢゅるるっ、ぢゅっ……ぢゅぅうぅっ、ぢゅるぷっ、ぢゅるぢゅるぢゅるっ……!」
 指の腹で腸壁を擦り上げ、指の根元まで押し込んで肛内を掻き回す。
「んぐっ、ぐっ、ふぐぐっ……!? んぢゅぅっ、ぢゅっ、ぢゅるぶっ、ぶぷっ……んぅうぅぅぅっ」
「ちゅっ、ちゅぅ……れるれるる……ぱーぱもぺろぺろ〜。まーまをぺろろ〜」
「んぷぁっ……ひっ、あっ、あぁっ……! お、お兄ちゃっ……んぁぁっ! これ、はずかしっ、んひぃっ……はずかしいよぅ。ふぁっ、あっ、みーちゃんに、見られてるぅ……!」
「何言ってるの。いつも見られてるじゃないか」
「で、でもぉ……んぁっ、あっ……こんな近くで……ふぁっ、一緒に、なんてぇ……んぁっ、あぁぁっ」
 今までも美月を抱きながら犯す事も多かったのだが、美月自身が行為に加わった事で今までとは違う恥ずかしさを感じているようだ。
 身体がビクビクと震え、吐き出す息も熱くなっている。羞恥の興奮によって快楽が高まってしまったのだろう。
 僕ももうそろそろ限界だ。葉月ちゃんと一緒にイくとしよう。
「ほら、葉月ちゃん。美月に見られながらお尻をほじられてイっちゃいな」
「やっ、あっ、あっ、あっ、あぁっ……ダメっ、そんなにいじっちゃダメぇっ……!」
「美月、パパのミルクが出るよ。いっぱい出るからちゃんと飲むんだよ!」
「うんっ、みうくのみゅーぢゅるっ、れるるるっ」
 熱いものが込み上げてくるのを感じながら、僕は親指を思い切り突き挿れて葉月ちゃんの直腸を抉り、彼女の唇の吸い付いて舌を挿れる。



 ブビュッ、ビュッ……ブビュルルルルルルルッ……!
「んぶぅっ!? ぶっ……うぶぶっ……ぶぢゅっ、ぐっ……んぐぶっ……!?」
「んぢゅっ、ちゅっ……ぢゅるるるっ、ちゅぅっ、ちゅっ……ぢゅるぢゅちゅっ」
 噴き出した白濁の液体が美月の口腔いっぱいに拡がる。
 散々葉月ちゃんに出した後の射精とは思えない大量の精液だ。美月への初射精だという想いがこれだけの量を出させているのだろう。
 小さな口の中に収まる量ではなく、すぐに口の端から溢れ出してしまう。
「んぐっ、ぶっ……ぐぶぷっ……んぐっ……うっ……ぢゅるっ、ぶぷっ……」
 美月は目を見開いて射精の衝撃に驚きながらも、僕の言い付けを守って精液を飲み込もうとしている。
 少しづつ飲み下しているようだが、止まらない射精によって口内の精液量が減らない。
 これ以上美月の口の中に射精していると喉が詰まってしまいかねないので、腰を引いて亀頭の先を美月の口から離す。
 ビュッ、ブピュピュッ……ビュブゥッ、ビュッ!
「んぐぐっ……うぐっ、ぶっ……ぷぷ……んぐ、んぎゅ……ぐっ」
 まだ射精の勢いは衰えておらず、顔や髪に白く粘り気の強い液体が振り掛けられる。
 汚濁の液体によって顔中がドロドロになっているのも気にせず、美月は必死で口内の白濁液を飲み下し続けている。
「んぷぁっ……はぁっ、あっ……はぁっ、はぁっ、あぁっ……うぁ……ぁ、あぁぁ……」
 一方、ようやくディープキスから解放された葉月ちゃん。僕が射精すると同時に彼女も絶頂を迎えていた。
 僕の肩に寄り掛かって脱力し、ビクビクと身体を痙攣させている。お尻に挿入したままの指はキュウキュウとリズミカルに締め付けられ続けている。
 悦楽に蕩け切った顔は垂れ流される涙と鼻水、涎によって彩られている。
「うぁぁ……あぁ、ぅ……お兄ちゃ……ん、ぅ……大好きぃ」
 もはや美月に僕を取られる等という心配は忘れてしまったように快楽に浸っている。
「ふふっ、僕も大好きだよ葉月ちゃん」
 後でまたちゃんと犯してあげるからね。



「うぐぷっ……ん、んぐっ……げぷぅ。ぱーぱぁ、みぃおなかいっぱいだおー」
 ようやく口内の精液を全て飲み下した美月が僕を見上げてニッコリ微笑む。
「ちゃんと全部飲めて偉いぞ。良い子だぞ」
「えへへ〜」
 頭を撫でながら褒めてあげると、眼を細めて嬉しそうに笑う。
 ……しかし。全身を白濁に染め、口の端から精液を垂らしながらの笑顔は何とも言えない淫靡さを感じてしまう。
 吐き出す息が熱く、頬が上気している事もそれを助長している。フェラチオからの精飲で美月も興奮しているのだろう。
「パパのミルクの味はどうだった?」
「ねばねばだったけぉ、あまくておいしかったおー」
 一般的に精液の味は苦いと言われているが、美月にとって僕の精液は甘く感じられるらしい。血の成せる業だろう。
「そうかそうか、それじゃあまた今度いっぱい飲ませてあげるからね」
「うんっ! またのみたーい!」
 フェラチオが気に入ったのか、楽しそうな笑顔を向けて来る美月。笑顔ではしゃぐ美月の姿は無邪気そのものだ。
 そんな彼女の表情が固まり、身体がブルリと震える。
「あぅっ。うぁっ……あ、んっ。う……うー。んうぅ〜、んっ……!」
「美月?」
 眉根を寄せて、僕の膝の上でプルプルと震え続ける。これは……。
「ふぁぁ……あぁ、はぁぁ……」
 身体の震えが止まると、同時に表情を弛ませる。
 しかしまた表情が曇り、次の瞬間には大きな声を上げて泣き出してしまった。
「う、うぇぇぇ〜ん! ぱーぱぁっ、うわぁぁぁん、あんあんっ、うぇぇ〜んっ!」
 おしっこを漏らして、オムツの中が気持ち悪くなってしまったのだろう。
「お〜、よしよし。大丈夫だよ。今オムツを変えてあげるからね」



「うぇぇぇ〜んっ、ぱーぱ、ぱーぱぁっ! おまた、きもちわういぃー……うぁぁぁんっ」
 前面のテープを剥がしてオムツを開くと、おしっこを吸って黄色く染まった不織布が現われる。
「わぁ、いっぱい出たねぇ」
「ぱ〜ぱぁ〜!」
「はいはい、今拭いてあげるよ〜」
 コロンと寝かせてお尻を持ち上げさせると、近くに置いてあったタオルでおしっこの痕を拭い取る。
 葉月ちゃんとのお漏らしプレイで慣れている為、手慣れたものだ。
 お尻を綺麗にすると、すぐに新しいオムツを付けてあげる。
「ん〜、はぁぁ……。ぱーぱ、みぃ……おねむ……だぉ」
 新品のオムツをして貰って落ち着いたのか、泣き止んだ美月が眠気を訴えて来る。
 僕の膝の上でフラフラと頭を揺らしている。今にも眠ってしまいそうだ。
「うんうん、それじゃあお休みしようね」
「うん……ぱーぱ、まーま……おやしゅみぃ……」
 僕達に挨拶をすると、そのまま目を閉じて眠りに落ちた。
「すー、すー……んにゅ……すー」
 眠る姿は何ともあどけなく、先程まで僕の肉茎をフェラチオしていたとは思えない無邪気さに包まれていた。
 しかし、僕は確実に彼女に対して性的な欲望を抱いていた。
 もう少し大きくなってからと思っていたのだが、挿入へ向けての性的な肉体開発を始めてしまうとしよう。


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