排便日予測『モカモカ』 体験版

第1−1話

カチッ…
「うぅっ…」

(やっぱり今日の帰りに、どうしても来ちゃう事になってるんだ…)

とある学校の休み時間中に、一人の女の子が教室内の席に腰掛けて、
自分のケータイを眺めながら、少し憂鬱そうな表情を浮かべていました。

防犯ブザー付きのケータイの画面には、カラフルな見た目で、
年頃の女の子向けに作られた、楽しげなデザインの画面が映り込んでいたのですが、
そのケータイの画面には無情にも、年頃の女の子である綾芽(あやめ)の気持ちを、
あっと言う間に憂鬱にさせてしまう、ある情報が載せられていました。

クラスメート達が楽しげにお喋りを続けている休み時間中にも関わらず、
綾芽はケータイの小さな画面を見つめながら、
今日の日付がしっかりと表示されている事実を、
幾度も確かめ続けては、気持ちを落ち込ませるばかりです…

スリスリッ。
「くぅっ…」

(…確かに今、私のお腹がすっごく張ってるのは分かるけど…
よりにもよって、まさか学校から帰る途中に…アレが来ちゃうなんて…)

それと同時に綾芽は、もう片方の手で自分の下腹部を撫でながら、
ケータイの画面に表示されている事柄が紛れもなく、
自分の身に起きている事実も、同時に綾芽は噛み締めていきます。

綾芽はヘアピンで前髪を止めているミディアムヘアを揺らしつつ、
自分の下腹部を覗き込むように首を傾けて、少し張っている状態のお腹をずっと見つめ続けます。

ケータイの画面に表示された、逃れようのない事実に追い詰められてしまった綾芽は、
普段どおりに他のクラスメート達と他愛もないお喋りに耽る事も出来ない程、
すっかり気持ちが落ち込んでしまう自分自身を振り返りながら、
ますます綾芽は憂鬱な気持ちに心が支配されてしまいます…

(…それにしても、絶対におかしいよ。何で私ったら自分が…ウンチを出す時間をわざわざ、
ケータイで確かめているんだろう。この『モカモカ』ってサイトで…)

ちなみにどんな内容が、ケータイの画面に何が映し出されている事で、
年頃の女の子である綾芽の気持ちを、そこまで落ち込ませてしまっているのか、
その原因は綾芽が登録している『モカモカ』と言うサイトにありました。

綾芽が登録する事になった『モカモカ』は、綾芽を始めとした年頃の女の子達を対象に、
試験的に導入されたシステムで、正確には『排便日予測モカモカ』と言う、
なんと自分達の身に訪れる、排便日や排便時間を確かめる事が出来てしまうサイトだったのです。

当然ながら綾芽を始めとした、クラスメートの女子達全員がこの『モカモカ』に様々なデータを…
食事の摂取内容や平常時の体温、さらには体内の体質などから推測を重ねて、
ほぼ正確に彼女達の、排便日や排便時間を予測出来るシステムを組み込まれていたのですが、
年頃の女の子として恥ずかしい事柄である、自分の排便時間を管理される、
『モカモカ』と言うサイトを前にして、どうしても引け目を感じずにはいられません。

そして綾芽も他のクラスメート達と同様、体内に溜め込まれているウンチが、
なんと今日の学校を終えた直後辺りから、排便すべき時間が押し迫っている事実を、
小さな画面に見せ付けられてしまい、思わず恥じらいの気持ちを募らせながら、
自分の排泄時間を教え込む『モカモカ』と言うサイトの存在を、つい恨めしく感じるばかりです…

「ねぇ、どうかしたの?綾芽ちゃんっ。」
「うわっ!ゆ、橙葉ちゃんっ!」

休み時間にも関わらず、一人だけクラスメート達の輪から外れて、
ずっとケータイの画面を覗き込んでいる綾芽の背後に、
不意に別のクラスメートが姿を現してきました。

何気無く綾芽の傍に近づいてきた女生徒は、
橙葉(ゆずは)と言う、綾芽とは親友の間柄だったのです。

親友の橙葉はずっと綾芽の様子を確かめていて、
休み時間にも関わらず自分の席から立ち上がろうとせずに、
ケータイの画面をずっと見つめながら、一人だけで落ち込んでいる様子に、
一体何に思い悩んでいるのかと、どうしても声を掛けずにはいられなかったのです。

しかし綾芽は、不意に親友の橙葉から声を掛けられた事で、
思わず肩を震わせながら、少し大げさなリアクションを取ってしまいます…

「もうっ、そんなに驚かなくても良いでしょう?なんか今日の綾芽が憂鬱そうだったから、
わざわざ親友の私がこうして声を掛けてあげてるのに…」
「そ、それは私も嬉しいんだけど…」
「ねぇ…さっきから綾芽ちゃんってば、ケータイの画面ばっかり覗き込んでいているじゃない?
一体綾芽ちゃんは、何をずっと気にしているのかな?」

必要以上に驚きの表情を見せる綾芽に、思わず橙葉も慌てたような表情を見せながら、
それでも綾芽が何かを隠している様子だったので、橙葉は綾芽の傍から離れようとしません。

それどころか橙葉は、普段とは明らかに様子の違う綾芽に対して、
一体何があって今日は元気の無さそうな様子を見せてしまうのか、
ずっと綾芽の前で尋ね続けるばかりです。

普段なら休み時間になると、クラスメート達に交ざりながら、
他愛も無いお喋りを続ける筈の綾芽が、今日に限っては背中を丸めながら、
すっかり肩を落としている綾芽の様子が、どうしても橙葉は気になって仕方が無かったのです…

カチッ。
「べ、別に何でもないよっ。」
「あれあれ?綾芽ちゃんってば…急にケータイなんてしまっちゃって。
何か私に知られたくない事でも、あるのかしら?」
「だ、だからぁっ。本当に何でも無いんだってばっ!」

(もうっ…橙葉ちゃんも本当は私がケータイで…『モカモカ』を覗いてたのを知ってる癖にっ!)

しかし綾芽は、傍に親友の橙葉が姿を現したのを確かめながら、
自分の秘密を悟られたくないあまりに、そっと片手でケータイの画面を閉ざしてしまいました。

いくら親友の橙葉を相手にしても、今まで自分が『モカモカ』の画面を覗き込んでは、
自分の排泄時間が押し迫っている事実に、憂鬱な気持ちを感じていたなどと、
口が裂けても言う事など出来なかったのです。

それでも橙葉は顔を覗かせながら、綾芽が自分の前から隠そうとしていたケータイの存在を、
少しも逃さずに目で追い続けていたので、何としても自分の恥ずかしい事情を、
たとえ親友の橙葉を相手にしても知られたくないあまりに、今でもケータイを両手で包み隠しながら、
思わず綾芽は傍にいる橙葉の存在を、つい疎ましく感じるばかりです…

ギュッ…
(それにもし、私がウンチしたいって事を橙葉ちゃんにも知られちゃったら、
とっても恥ずかしいし…これ以上恥をかかない為に、頑張らなくっちゃ。)

親友の橙葉が自分の様子を気遣ってくれるのは、本来なら綾芽にとっても、
嬉しい出来事の筈なのですが、今回ばかりは親友の橙葉に対しても、
下腹部の中に抱えている秘密を告げる事など出来ません。

年頃の女の子にとって、自分が便意を抱えている事実だけでも恥ずかしいのですが、
これから自分が便意のままに排泄行為を冒してしまうかもしれない、
そんな事柄など今の綾芽には、到底誰の前でも打ち明ける事など出来ない程に、
恥じらいの気持ちを抱えてしまう事柄だったのです。

そして綾芽は、再び両手で自分の下腹部を押さえ続けながら、
少し張っているお腹の膨らみを思い知らされながらも、
これから必死に便意を耐え忍ぶ為の気持ちを、少しずつ整えていくのです…

「例えば、分数の割り算を使う場合に、分母と分子を逆さまにした後で…」
「うぅっ、くふぅっ…」
ギュッ…

休み時間が終わると、すぐに担任の先生が教室内に姿を現して、すぐに算数の授業が始まります。

黒板にチョークを走らせながら、あっと言う間に分数の問題が刻まれていく様子を眺めながらも、
今の綾芽には目の前で繰り広げられている授業に、少しも集中など出来ません。

今の綾芽は教科書を机に立てたまま、両手でお腹をしっかりと押さえつつ、
身体の奥底から少しずつ催し始める便意の衝動に、ずっと耐え忍ぶ事で精一杯だったのです…

モジモジモジッ…

(どう、しよう…あと一時間で学校の授業も終わる筈、なのに…
さっきからお腹がパンパンになってきて、おトイレを我慢するのも辛く、なってきたよぉっ…)

先程休み時間に確かめた『モカモカ』の画面によると、
綾芽はこれから放課後を迎える頃に、排便時間を迎える予定となっていたのです。

今日最後の授業である算数の時間を済ませて、帰りのホームルームを終えた後で、
綾芽は身体に抱えている便意のままに、排泄行為を冒してしまう運命だった為に、
続々と強くなっていく便意の波に襲われてしまい、綾芽は少しも落ち着きを無くしてしまいます。

席の上に腰掛けながら身をよじらせ続けて、重ね合わせた膝を幾度も擦り合わせて、
お腹を抱えながら前屈みになる様子は、傍から見れば明らかに苦しげな様子そのものでした。

そんな格好のまま、必死の思いで算数の授業をやり過ごす綾芽なのですが、
両手で抱え込んでいる下腹部の内部では着々と、体内に溜まっている排泄物が、
時間とともに着実に溜まっていき、少しずつ綾芽の腸内を這い回り続けて、
その度に綾芽自身に着々と、激しい便意の波をもたらし続けるばかりです…

「それじゃあ綾芽ちゃん、一緒に帰ろうよ?」
「い、いぃよ、橙葉ちゃん…先に橙葉ちゃんだけで帰ってよ?」
「何を言ってるのよ、綾芽ちゃんったら。いつも私達、一緒に帰ってるでしょう?」

それでも綾芽は便意を耐え忍びながら、なんとか帰りのホームルームも、
やり過ごす事が出来たのですが、続々とクラスメート達がカバンを背負いながら、
放課後を迎えた教室を立ち去ろうとする中も、綾芽は未だに重たいお腹を抱えながら、
自分の席から立ち上がる事すら難しい状態だったのです。

ずっとお腹を抱え続けながら、席の上でうずくまる姿勢しか取れない綾芽に対して、
親友の橙葉がすぐに姿を現しては、一緒に帰ろうと促していきます。

普段なら綾芽は放課後を迎えると、親友の橙葉と一緒に、
学校から帰るのが習慣と化していたのですが、今日に限っては強い便意に襲われていて、
自分だけの力では、腰掛けている席から立ち上がる事すら出来ない状態だったのです。

そんな弱々しい様子を見せる綾芽を、橙葉はまるで自分の手を用いながら、
綾芽の抱えている悩みを救い上げるかのように、何気無く綾芽の前で手を差し伸べてきたので、
思わず綾芽も橙葉の姿を見上げながら、恐る恐る自分の席から立ち上がり始めます…

ググッ…
「くぅっ…!」

「ねぇ、綾芽ちゃん…さっきからずっと、どうしたのよ?
帰りのホームルームでもずっと、お腹を押さえ続けてたわよね?」
「う、うんっ…あうぅっ!」

親友の橙葉に促されるまま、綾芽は少しずつ自分の席から立ち上がって、
身支度を済ませた後に、カバンを背負いながら教室から立ち去る事が出来ました。

しかし綾芽は、橙葉と一緒に廊下を歩く際も脚をフラフラとさせながら、
どうしても両手でお腹を押さえずにはいられず、ついには小さな呻き声まで洩らしてしまいます。

『モカモカ』で確かめた排泄時間が押し迫った今では、
綾芽が身体に抱え続けている便意も、強烈なものへと変化している状態で、
両手でお腹を抱え込む姿勢を取らないと、目の前の廊下を歩く事すら難しく、
今すぐにでも便意に屈してしまいそうな状態だったのです。

明らかに苦しそうな様子を見せる綾芽に対して、
隣にいる橙葉は綾芽の身に起きている事実を少しずつ確かめるように、
そっと言葉を掛けていくのですが、自分が教室内で過ごしている間にも、
激しい便意に襲われている事実が、少しも隠し通せていない事実を思い知らされた綾芽は、
思わず橙葉に対して相槌を打ちながら、ますます苦悶の表情を露わにしてしまいます…

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
「もうっ、綾芽ちゃんったら…本当はお家に戻る前に、アッチに寄った方が良いんじゃないの?」
「ゆ、橙葉ちゃんも、もしかして…気づいちゃった?」

どんなに自分が激しい便意を取り繕えない事実を思い知らされながら、
それでも綾芽は橙葉を前にしても、自分を苦しめ続けている衝動を、
少しも自分の口からは打ち明ける事すら出来ずに、たどたどしい足取りのままで、
静まり返っている廊下を歩き続けて、ついには下駄箱の近くにまで辿り着いてしまいました。

ずっと肌を震わせ続けながら、とても苦しげな様子を露わにしてしまう綾芽の姿に、
思わず橙葉は下駄箱の前で綾芽を立ち止まらせてしまいます。

さらに橙葉は綾芽の事情を汲んであげて、このままお家まで帰るよりも先に、
ずとお腹に抱えている便意を解消する為に、学校のトイレに入って用を足すようにと促してきたので、
思わず綾芽も橙葉の指差す方向を見つめながら、自分でも校舎内にあるトイレを見つめては、
ずっとひた隠しにしていた事実を、震える唇で言葉を発し始めます…

「当たり前だよ、だって綾芽ちゃんったら。ずっと青い顔をしたまんまだし。
もしかしてトイレでも我慢してるのかなって、私も心配だったんだから。」
「あ、ありがとう…橙葉ちゃん。」
「だからさ、綾芽ちゃん。お家に向かう前に、学校のおトイレを使っちゃおうよ?」

ずっと苦しげな表情を浮かべ続けながら、それでも恥じらいの気持ちから、
便意を抱えている事実を告げる事も出来ない綾芽に、
思わず橙葉も自分の抱えていた気持ちを、すぐに綾芽の前で告げてしまいます。

教室内でもケータイの画面を気にしながら、ずっと席の上で身を縮ませては、
苦しげな表情を浮かべて、それでも自分の身に引き起こされた状況を、
少しも自分からは相談してくれない程に、恥じらいの気持ちから口を閉ざしてしまう、
そんな綾芽の様子を前に、段々と橙葉もじれったさを感じ始めていたのです。

そして橙葉は傍にいる綾芽がこのまま、お家までの長い道のりを歩き続けるまでの間に、
抱え続けている便意に耐え忍ぶのも、もしかしたら難しい状態だろうと考えて、
とりあえず学校のトイレで用を足した方が良いと、何度も綾芽の前で言い聞かせていきます。

ケータイの画面で『モカモカ』を開き、自分の気持ちを憂鬱にさせてしまう、
自らの排便時間を幾度も確かめながら、それでも恥ずかしい事実を打ち明けられずに、
ずっと一人だけで耐え忍んでしまう綾芽の姿に、ずっと橙葉も心配を寄せるばかりです…

「だ、ダメ…学校のおトイレは、絶対に…くふぅっ。」
フルフルフルッ…

「もうっ、綾芽ちゃんったら…あんまり我慢ばっかりしてると、お腹を壊しちゃうよ?」

しかし綾芽は、親友の橙葉が折角学校のトイレで用を足すように促していったにも関わらず、
すぐに下駄箱の方へと振り返ってしまい、校舎の外へと出て行ってしまいます。

膨らみがちのお腹を抱えながら、下駄箱の中に入った靴へと履き替える為に、
少し身を屈める姿勢を取るだけでも、腸内に溜まり続けている排泄物のせいで、
膨らんでいる下腹部に負担が掛かるせいで、つい肌を震わせてしまう綾芽だったのですが、
それでも綾芽はどんなに身震いを起こしても、学校のトイレを利用するのを頑なに拒み続けます。

橙葉は思わず、綾芽の不意な行動に驚かされながら、
それでも激しい便意に襲われ続けている綾芽を放っておけないと、
橙葉はすぐに綾芽の姿を追っていきます。

激しい便意に身体が襲われている状況のは、傍から見ても明らかにも関わらず、
さらには綾芽の抱えて理鵜事情を察して、折角学校のトイレで用を足すのを、
わざわざ薦めてあげたにも関わらず、どうしても目の前にいる綾芽は、
学校のトイレを使うのを拒んでしまう様子を見せるばかりなので、
思わず橙葉も、綾芽の思いも寄らぬ行動に驚かされながら、
それでも綾芽の震える後ろ姿を、ずっと追いかけ続ける事しか出来ません…

ギュッ…
「…ごめんね、橙葉ちゃん。それでも私…学校のおトイレは絶対に、使えないの…」
「あ、綾芽ちゃんってば…」
「本当は私だって、お腹がすっごく苦しくってたまらないんだけど…
それでも私、お家まで我慢しなくっちゃ。」

自分の身体に襲い掛かる強烈な便意の波に、いつ屈してしまうかもしれない状況にも関わらず、
それでも綾芽は両手でお腹を押さえ続けながら、
必死の思うで自宅までの道のりを目指して歩き続けます。

どんなに自分の排便時間が押し迫っていると言っても、
今の綾芽にとっては自宅のトイレ以外の場所で用を足す事が出来ない、
とある事情を綾芽は抱えていたので、どれ程下腹部に激しい衝動を強いられてしまい、
今すぐにでも屈してしまいそうな状況でも、綾芽は自分を苦しめる便意を、
自宅まで必死の思いで耐え忍ぶ事しか、今の綾芽には選択肢が残されてなかったのです。

学校の校舎を後にしてから、ずっと綾芽は両手でお腹を抱えて、
前屈みの姿勢を保ちつつ、フラフラとした足取りでは家路を急ぐ事すら出来ず、
それでも逸る気持ちのままに、一心不乱に自宅までの道のりを目指すばかりです…

「はぁっ…はぁっ…くはぁんっ!」
カクカクカクッ…

「どうしよう…もう今からじゃ学校まで引き返せないし…綾芽ちゃん?」

しかし橙葉は、傍でずっと苦しげな表情を浮かべつつ、それでも学校のトイレを利用せずに、
自宅までの道のりを、必死の思いで目指し続ける綾芽の様子を、
傍でずっと眺めるだけで、もう綾芽の姿を見ていられないと、ますます心配に駆られるばかりです。

額に脂汗を滲ませながら、時折苦しげに身をよじらせて、
身体を揺さぶり続ける便意に耐えられないのか、不意に道端で脚を止めては、
激しく背筋を震わせてしまう様子から、本当に今の綾芽が帰り道を歩き続けながら、
まだ遠い場所にある自宅に辿り着くまで、抱え続けている便意を耐え忍ぶ事が出来るのかと、
傍で綾芽の様子を眺めている橙葉も、思わず不安げな表情を露わにし始めます。

それでも橙葉は、今まで歩いてきた道を思わず振り返りながら、
もう自分達が校舎からもだいぶ離れてしまい、
今さら引き返す事も難しい距離まで辿り付いてしまった事実に、
改めて綾芽は気づかされてしまうと同時に、つい茫然としてしまいます…

ギュルギュルギュルッ、ソワソワソワッ…
「あ、あうぅっ…や、ヤダぁっ。」

「あ…綾芽、ちゃん」

そんな橙葉の心配どおりに、段々と帰り道を歩く事すら難しくなってしまった綾芽は、
今ではすっかり脚を動かす事すら出来ずに、小さな呻き声を洩らしてしまいます。

綾芽の小さな身体の中では、今まで腸内を駆け巡っていた便意の波によって、
身体の内側から揺り動かされる衝動に、綾芽はますます生理現象をかき立てられてしまい、
段々と気持ちが耐え切れない程に、すっかり未熟な身体が追い詰められていたのです。

それでも綾芽は、年頃の女の子として恥ずかしい瞬間を迎えない為に、
学校のトイレで用を足す事も拒んでしまい、ますます自分を耐え難い状況へと追い込みつつ、
まだ遠くにある自宅のトイレまでの道のりを、必死の思いで目指していたのですが、
それでも綾芽は激しい便意の波に屈してしまい、少しでも油断をしてしまったら、
今すぐにでも迎えたくない瞬間を、すぐにでも迎えてしまうような状況だったのです。

肩を激しく震わせながら、うずくまる姿勢を取り続けて、
少しも自分からは身動きの取れずにいる綾芽の様子に、
橙葉は恐る恐る身を寄せながら、心配そうに声を掛けていきます…

「はうぅんっ!」
フルフルフルッ、ミチッ…

(ダメぇっ…!勝手にお尻の穴が開き始めて…ここはトイレなんかじゃないのに…!)

しかし綾芽は必死な願いも実らないまま、年頃の女の子にも関わらず、
自分の気持ちとは裏腹に、あまりにも恥ずかし過ぎる瞬間を、
寄りにも寄ってトイレ以外の、橙葉も傍にいる帰り道で迎えてしまったのです。

すでに綾芽の体内では、長い時間を掛けて溜まりに溜まったウンチが、
幾度も腸内を駆け巡り続けては、お尻の穴を無理にでもこじ開けて、
恥ずかしい衝動を幾度も綾芽の小さな身体に押し付けている状態だったのです。

帰りのホームルームから強いられ続けていた、あまりにも耐え難い衝動に、
ついに綾芽の気持ちが屈してしまい、ついにはお尻の穴を押し広げられてしまいました。

自分でもおぞましく感じてしまい、排泄物の感触をこれ以上押し付けられたくないあまりに、
思わず お尻を突き出すような、少し間の抜けた格好までも晒してしまい、
綾芽は両手でお腹を押さえ続ける姿勢のまま、さらに激しい衝動へと陥ってしまうばかりです…

ミチミチッ…グチュッ!
「あ、あうぅぅっ…!」

(どうしよう…ついに私ったら、ウンチなんてお漏らししちゃって…
少しもウンチがお尻から溢れてくるの、止められないよぉっ…!)

ついに自分の身体が激しい便意に耐え切れなくなってしまった、
あられもない事実を思い知らされてしまった綾芽は、それでも年頃の女の子として、
恥ずかしい行為を冒したくないあまりに、帰り道の途中で必死に身をよじらせ続けていました。

しかし綾芽は、激しく腸内で蠢き続けるウンチのせいで、あっけなくお尻の穴を押し広げられると、
パンツを穿いた状態にも関わらず、そのままウンチを排泄し始めてしまいます。

綾芽が今までどれ程便意を堪え続けていたのかを現すかのように、
腸内で溜まり続けていたウンチが続々と、お尻の穴からひり出される度に、
穿いているパンツの内部では、おぞましい暖かみや泥が潰れるような感触が、
幾度も綾芽の下半身を這い回り続けては、おぞましい感触を幾度も綾芽に押し付けるばかりです…

ムチュムチュッ、グチュッ…!
「ひゃんっ…!うあぁあぁっ…!」

「あ、綾芽ちゃん…もしかして、我慢出来なく…なっちゃった?」

道端で脚を止めたまま、お腹を押さえ込み続けては、段々と腰を落としていきながら、
表情を引きつらせてしまう綾芽の姿に、思わず橙葉も視線を泳がせてしまいます。

僅かに肌を震わせながら、ますます弱々しく身を縮ませていき、
震える唇から小さな悲鳴を洩らして、段々と表情を崩してしまう綾芽の様子は、
ついに便意に耐え切れなくなってしまい、恥ずかしい排泄行為に及んでいると言う、
年頃の女の子として迎えてはいけない、徹底的な瞬間に直面している様子そのものだったのです。

段々と瞳を潤ませながら、今すぐにでも泣き出してしまいそうな綾芽の様子に、
橙葉も思わず脚を止めながら、少しも綾芽の様子から目が離せなくなってしまうばかりです…

フルフルッ…ビチビチビチッ!
「あ、あうぅっ…ダメ、ちゃんとおトイレまで、我慢しないと…はうぅんっ!」
「や、ヤダっ!綾芽ちゃんってば…!」

本当は今でも綾芽は、体内を思い思いに駆け巡り続ける激しい便意を、
何としても自宅のトイレで解放したい気持ちで一杯だったのですが、そんな気持ちとは裏腹に、
すでに激しい便意に屈してしまい、今では恥ずかしい行為をしでかしてしまった後なのです。

ついに耐え切れなくなったお尻の穴から、続々とウンチがお尻の穴からひり出されては、
穿いているパンツの内部へと溢れ返っていき、まだ暖かみを感じさせてしまう表面からは、
おぞましい感触を幾度も綾芽の肌へと押し付けながら、綾芽の気持ちまで責め立て続けます。

本当は綾芽自身も、これ以上ウンチをお漏らしする行為を止めたい気持ちで一杯なのですが、
それでも綾芽はお尻から一度ひり出したウンチを、少しも自分の手では止める事すら出来ずに、
抱えている便意が完全に収まるまでの間、続々とパンツの内部を重たく膨らませては、
自分でも忌み嫌ってしまう感触から逃れたいあまりに、思わず腰を落とし続けるばかりです…

ミチミチミチッ、ムリュリュリュッ…!
(ダメっ…!ここはまだ帰り道の途中なのに…それに柚葉だって傍にいるのに…
お漏らししたウンチが止まらなくって、どんどんお尻が重たくなっちゃうよぉっ!)

『モカモカ』で表示された排泄時間を迎えると、背負わされた運命のとおりに、
ついに学校からの帰り道でも、恥ずかしい運命に抗えずにウンチを排泄してしまった綾芽は、
たとえ自分の今いる場所が学校のトイレで無くとも、激しい便意の波に襲われるままに、
恥ずかしい排泄行為をしでかしてしまう自分自身に、思わず恨めしい気持ちを抱いてしまいます。

確かに『モカモカ』で示された時間は、綾芽が放課後を迎えてからお家に戻るまで、
本当にギリギリの時間だったのですが、それでも綾芽は年頃の女の子として、
絶対に恥ずかしい瞬間を迎えたくない為に、激しい排泄衝動によって幾度も、
自分の身体が激しく揺さぶられても、必死の思いで身をこわばらせながら堪え続けていたのです。

しかし綾芽は激しい便意に屈した事で、現にパンツを穿いたままでウンチをお漏らししてしまい、
まさか自分が便意を堪え切る事すら出来ずに、恥ずかしい行為を冒してしまうとは思わず、
続々と重たくなる下半身を抱えながら、ますます気持ちを取り乱してしまうばかりです…

「綾芽ちゃん…私がお家までずっと、付き添っていてあげるからね?」
「あ、あうぅっ…ぐすっ。橙葉ちゃんっ…くはぁっ!」

ムチュムチュッ、グチュグチュヌチュッ…

(もうお願い…これ以上私を恥ずかしい目になんて、遭わせないでよぉっ!)

綾芽が帰り道を歩く最中に、ついにウンチをお漏らししてしまうと言う、
本来なら年頃の女の子としてはばかられて当然な、
あまりにも恥ずかしい瞬間に出くわしてしまった橙葉は、
目の前でわんわんと泣き叫びながら、惨めな気持ちへと浸ってしまう綾芽に、
どうやって声を掛ければ良いか分からず、思わず戸惑いの表情を露わにしてしまいます。

それでも橙葉は、お尻を突き出した不恰好な姿勢を保ち続けながら、
スカートの上からでも分かる程に、みっともない膨らみを生じてみせたり、
排泄物のニオイまでも周囲に溢れさせながら、恥じらいの気持ちに耐えられないあまりに、
目の前で泣き崩れてしまう綾芽の姿を、このまま道端で放っておく事も出来ずに、
このまま自宅まで付き添ってあげようと、今の綾芽を気遣うようにして言葉を掛けていきます。

綾芽は橙葉の言葉を受けながら、ここまで惨めな醜態を晒してしまった自分に、
今でも気遣ってくれる橙葉の存在に、一種の嬉しい気持ちを感じ続けていたのですが、
それでも綾芽は今でも、激しい便意のままにウンチをひり出す事しか出来ません。

ひとりでに蠢き続けるお尻の穴から、続々と溢れ出すウンチを、
少しも自分の手では止める事すら出来ずに、綾芽は帰り道の上で立ち尽くしたまま、
ずっと見動きが取れない状態だったのですが、それでも橙葉は腕を引っ張られり続ける形で、
やっと綾芽は重たい下半身を抱えながらも、再び帰り道を歩く事の出来る状態だったのです。

脚を少しずつ動かす度に、穿いているパンツの中に続々と溜まり続けては、
出したてでウンチが幾度も形を崩しながら、敏感なお尻に押し付けられる状況に、
ますます綾芽は自宅までの道のりを歩きながら、惨めな気持ちを強いられるばかりです…