「さてと、邪魔な孫もいなくなったことじゃ。
良い尻をした女子はおらんかのぉ・・・」
権ジイは監視の目が無くなったことを良い事に、
トイレの付近で物色を開始し始めていた。
(それにしても、まだ下校の時間じゃないのかのぉ・・・
年増の女しか見えんわい・・・ん・・・?)
物色していた権ジイの目に、1人の女性の臀部が目に付いた。
40近いだろうが中々のプロポーション、
カールのかかったパーマと、少し厚めの化粧と
ぷっくりとした唇が色気を引き起こす。
そしてタイトスカートがムッチリとした臀部を強調させている。
美人と言うよりは、ヤりたくなる女性では間違いなく今日一番であった。
権ジイは女性がトイレに急いで入るのを見ると、
すぐさま後を追って入り、個室に入る瞬間に思い切り羽交い絞めにした。
「キャァ・・イヤァ・・・何?」
女性は強い力でいきなり羽交い絞めにされたため、パニックになっていた。
権ジイは、魚屋が魚をさばくが如く、小型カッターであっという間に
スカートを縦に切り裂き、ちょうどお尻のワレメが現れるようにした。
「ちょっ、何してんのよ!?」
「おーっと、黙った方が良いのう。人が入ってきたら、どう言い訳するつもりじゃ?
アンタ、市の議員さんじゃろう?紋田明美、痴漢に襲われたという事実だけで、
傷が付くんじゃないかのう?」
「くっ」
強気だった紋田は、権ジイの言葉にたちまち口をつぐんでしまった。
痴漢犯罪が大きく取り上げられ始めて20年程経つ。
今では、大犯罪として扱われるようになっている。
つまり、それだけ痴漢されるということは、
キャリアに傷が付くということであるのだ。
今、叫んで人を呼んでしまう、または破れたスカートで逃げ出す、
ということは、疑惑を生んでしまうのだ。
「それでいいんじゃ。武はおさわりは止めろと言っとったが、
これでもまだまだ現役じゃ。お主、駅での路上ライブやら
パフォーマンスをきつく取り締まろうとしているらしいの」
「な、何よ?そうだけど・・・」
いきなりのまともな話に、戸惑いながらも、紋田は権ジイの言葉に答えた。
「けしからん!!」
「はうぅぅぅ!!」
ヌチヤァ!!
イヤラシイ音が響いた。
権ジイは、怒りにまかせて、パックリとあいたお尻のワレメの中心、
つまりアナルに指を突き立てたのだ。
「あっ・・アァ・・ナ・・まさか・・・ナニヲ・・・アァ・・ヤメテェ・・・グリグリ・・アアア・・・」
(おっ・・・お尻にぃぃぃ・・・指がぁ・・・ソンナァァア・・・アァ・・・ヤ・・メテェ・・・アアァ・・)
ヌリッグリッグリグリュンチュビュ!!
権ジイは紋田の言葉を無視し、言葉を続けた。
「若者たちの溢れる精神を押さえ込もうなど、そんなことはあってはならんのじゃ!!
今オリンピックをしとるが、その中でいくつの種目をやったことがあるのじゃ!?
カーリング?スケルトン?リュージュ?ジャンプ?
ワシは雪国に居ながらまーったくやったことがないわい!!
つまり、それだけ挑戦する機会が無くなったらのう・・・・」
グリグリグリグリグリ!!
「アアァァァァァァ!!クゥゥゥン・・・」
(ダ・・・ダメ・・・コエガァ・・・モレチャウゥゥ・・・バレチャゥゥ・・・デモア・・・アァァァ・・・)
紋田は必死で声を堪えるも、初めてのアナルへの責めで、
体はどんどんと性欲が書き立てられていく。
権ジイの指から逃れようと、プルプルと振る臀部がなんともイヤラシイ。
「可能性が削られてしまうんじゃ!!っとおおう・・・、やりすぎたかのぅ。
初めてじゃったかの?この穴は」
「ウゥゥ・・ンアァァァ・・・ダ・・アァァ・・ダメェア・・ア」
権ジイは冷静さを取り戻し、今度はいっぺん優しく責めたてていく。
紋田はあまりの快楽で頭をかかえながら、臀部をブルンブルンと振り乱していた。
「さてと、そろそろ、いつもの穴に戻りたい頃かのう?」
「っっぐぅぅ・・・だ・・・だれが・・・」
(ハァッツアハァ・・・やっと終わった・・・このジジイ、いい加減にしてもらわないと・・・
クルッチャウワァ・・・。私は・・・市議会委員なんだから・・・)
プライドか、それともキャリアへの執念か、紋田はギリギリの所で
理性を保っていた。
「指が欲しくないのかのう?」
「あったりまぇ・・でしょ・・・いい加減に・・・あっ・・ハアァァ・・・」
ニュッチュ!
不意に、権ジイの指が秘部に一突きされ、すぐに外に抜き出された。
(キ・・・キモチィィ・・・!!!)
カッと紋田の目が大きく見開く。
「本当にいらないのかのぅ?」
「ふーふっーあ・・・あたりまえ・・・でしょう・・・」
(あぁぁ・・・ナンテコト・・・アァ・・・マケソウ・・・でも・・・あぁ、
もう・・・毅然とすれば・・・きっと・・・あきらめるでしょう)
紋田はアナルにより引き出された性欲と、
焦らされながらの責めにも屈せず、何とか権ジイに答えた。
しかし、鼻息は荒く、下半身もビクッビクッと震えていた。
(ほほぅ、そそられるのぉ・・・我慢するのぉ・・・これがええんじゃわい!!)
権ジイはニヤリとほくそ笑んだ。
「そうか。それじゃしょうがないのぅ。
痴漢師のテクニックですると、ものすごくキモチイイんじゃがのぅ」
キモチイイ、その言葉にピクッと紋田の臀部が反応し、ピクッと動く。
(キモチイイ・・・ノ?いや・・・違う・・・あまりの変態行為に頭が
おかしくなっているんだわ・・・これでようやく終わりのようね・・・)
性欲を掻き立てられ、快楽を求めようとしていた自分の体に
少々戸惑いながらも、紋田は一時の痴漢の終焉に
ホッと胸を撫で下ろした。
「じゃぁ、これで・・・アアァァ・・・」
(な・・・ナニィ・・・アアァァイキガァァ・・・)
権ジイが残念そうに言葉を漏らした後、溜息をついていたのだが、
その息が紋田の秘部を捉えていたのだ。
「アァ・・・アア・・」
消えかけた火種が、再びチリチリと熱を帯び始める。
(かかったのぉ・・・。終わりだと油断した瞬間に、
媚薬ハッカ飴を食べて置いたのじゃ。
冷たくて即効性の媚息が秘部にかかる。
これだけエロイ女には、これで十分じゃぁ!!)
再び快楽との葛藤をしないように、
権ジイは今度はスグに激しい指ピストンを始めた。
ブチュグチュヌチュブチャァ!!
「アッツアアァアアッァァァ・・・イィィ・・・アァァ・・・・アァァ!!!!」
(ダメェェッェエ!!!コンナニラアァァァ・・・カキマワサレタラァ・・・!!
ト・・・・トマラナィィィィ!!!!!)
紋田は性欲に、脳を支配された。
一心不乱に腰を振り、権ジイの指を貪欲に迎えにいく。
グチュグッチュニュリュンニュリュン!!
権ジイも、指に回転を加え、秘部を右往左往に掻き回し、
最高の快楽を紋田に与え続けた。
「ィィィィィイイイ!!チカン・・イィッィ!!!」
「そうじゃろう!!もっと若者の可能性も見たほうが良いのぉ!!
「ミルゥゥゥゥ!!アァァ・・・モットワカイノォォォ・・・・ホシィィィノォォォ」
(アァア・・・モット・・・アァ・・・モット・・ハゲシノモォォ!!!)
淫乱な女性は皆言う。
全ては、1人のテクニシャンとの出会いが、
自分の体をそうさせたと。
「アァァ・・・モット・・・キモチィィィノォォォ・・・シリタイアァァ・・・・イイイイイ!!!」
「そいつはのぅ、路上の若者に・・・してもらうんじゃの!!」
権ジイは出来る限りの手技で、紋田を追い詰めていった。
そして、思い切り指を突きたて、上へと突き上げた。
「アァァコンナノォォ・アァァアハジメテェェェl!!アアァァァァイクゥゥゥイクイクアァァア!!!!」
ブシャァァァア!!
「アァアゥゥゥ・・・」
激しく潮を噴出し、紋田はその場に倒れこんだ。
(これまた激しくイッたのぅ・・・。女性はこうじゃないとの。
何歳になっても、目覚める可能性はあるんじゃから・・・)
権ジイは周りを確かめると、そそくさとトイレから出て行った。
紋田はその後、議員を辞職、伝説の路上アゲマンとして
後に語られることになったとかなら無かったとか・・・。
「ここら辺も、路上ミュージシャンが減ってきたな。
ま、痴漢やらなんやらでそういう活動も規制されてきたらしいしな。
それにしても、ここにくると思い出す。
何て言ったっけな。凄いナンパ師がいるって言うんで、
俺と伊藤でスカウトに来たんだっけ」
もう20年も前になる。
寺田は復讐の為に痴漢の技を習得した後、
とにかく仲間探しに奔走していた。
伊藤と出会い、まだ拓とゴリには会っていない頃、
東京で有名だった名高いナンパ師が秋田に転勤になったと聞き、
わざわざ秋田まで探しに来たことがあったのである。
「あの時は、残念ながら断られたっけ」
寺田はそんなこともあったなぁとフフフ、と思い出し笑いを浮かべた。
その時だった。
「待て、この野郎!!」
「うるせーよー!!」
騒がしい2人組が寺田の前を通り過ぎる。
一人は髪型や服装から察すると、どうやらホストらしい。
そして、もう一人はオッサンだが、どうやらナンパ師のようだ。
ナンパ師がナンパをすることによってホストが声をかけても、
反応が悪くなることがある。
つまり、ホストにとってナンパ師とは害虫に過ぎない。
例外なく、ホストにナンパ師がボコボコにされるということは
各地であるようだ。
「元気だなぁ。俺ももう40過ぎるが、あそこまでは頑張れねぇか」
寺田はそんな2人を他所に、フォーラスに足を運んだ。