ガタン・・・ゴトン・・・
「俺は、一応卒業するつもりなんだけどなぁ・・・」
吊革を両手で持ちながら、シゲがぼやく。
午前の授業が終わるや否や、シゲは興奮気味の武に
無理やり連れられ、イカない女が乗るという電車に来ていた。
「大学なんてなんとかなる。それより、先にイカされたら
それこそもう取り返しがつかんぜ?
成功したら、TKOの四天王にでもしてやるからよ!!」
「本当か〜?でも、こんな時間帯にその女はくるのかよ」
「いや、まだこないだろうな。スーさんの情報によれば、
相手は女子校生らしいからな。まだ学校が終わってないだろう」
「じゃあ何しに来てるんだ?」
「アレだよ、アイツをヤろうとおもってなぁ」
武の目線の先には、やけに派手でミニスカ、スタイルの良い女性が立っていた。
周りの女性に比べると、一目見ただけでオーラが違う。
「アイツ・・・、見たことあんなぁ」
「そう、アンナ、ギャル雑誌の読者モデルだ。
どうりで雌のイヤラシイ臭いがすると思ったら、
まさかこんな電車に乗っているとはよぉ」
武はニヤリと黒い笑顔を見せた。
すでに指をワキワキと動かし、戦闘態勢に入っている。
「ちょ、待てよ。電車での痴漢は訳が違うんだぞ?
昼間のまばらな混み具合で・・・やるのか?」
「ああ、ヤる。それに、言うだろう。
一流選手ほどウォーミングアップをしっかりやるってなぁ」
武はシゲの質問に即答した。
2代目痴漢王本田勝彦により、痴漢の危険性が世間に認知され始め、
3代目痴漢王寺田武による佐山事件で、世は大痴漢時代へと突入した。
そのため、特に痴漢の多い電車には、見えない防犯カメラがあるとも言われ、
鉄道警察の動きも活発である。
3人以下の痴漢は満員で無い限りは自殺行為と言える時代なのである。
「大丈夫、お前はとりあえずアイツの後ろにたっているだけでいい。
ブラインド役をやってくれれば、あとはこっちのもんだ」
「しょうがないな。俺は大学クビになりたくないんだけどなぁ・・・」
シゲは渋々了承した。
今まで、何度も武と行動してきたが、武の成功するかどうかの眼力は確かだった。
UFOキャッチャーでさえ、アームの強さ・ヌイグルミの形・場所を一瞬で判断し、
絶対にとれないゲームはやらない人間だ。
痴漢に関しても、できはしない痴漢はやらない、それが一流と二流の差を分けるのである。
シゲは人の間を通り抜け、アンナの後ろにポジションをとる。
周りの人間に見えにくく、かつ武が触りやすい・ブラインドになる場所である。
シゲ自信、技術はまだまだだが、コンビとなれば武を100%活かせる
最強のパートナーである。
キン肉マンで言えば、単体では地味だがタッグでは輝くテリーマンのようなものか。
(さすがシゲ。愛してんぜー。さて、さっさとヤらせてもらうぜ・・・)
武も自然に、そして緩やかに絶好のポジションにつく。
シゲのさらに斜め後ろ、常人ではとどかないが武は2m近くのかなりの長身、
人1人挟んでも、ゆうに痴漢をできる長さの手を持っている。
さらに強靭な肉体で膝をまげ、身長の高さを隠し、人ゴミに混ざっていた。
ガタンゴトン!ガタンゴトン!
電車が揺れ、電車の中の人々もバランスを崩し触れ合う。
まずはファーストタッチ、揺れにあわせて軽く武は太股を撫で上げた。
ピクン!とアンナの体が震える。
(やっ・・・だから電車は嫌だわ・・・)
アンナは軽く捲れてしまったスカートをサッと戻した。
(へぇ、ピンクでテカテカしてら。かなり淫乱女と見たね・・・。
しかも、太股擦っただけでこの反応、逃がさねぇぞ・・・)
普通の生活をしていれば、中々他人に太股や臀部を
撫で上げられることは無い。
そのため、人間は嫌でも反応をしてしまう。
武は、その反応の仕方だけで、
感度の度合いを見極めることができるのだ。
(さあて、いくぜ・・・)
武は段々とギアを上げ、大胆に触っていく。
長い指を存分に使い、くすぐったいと勘違いさせ、
いつの間にか性感を高めていく。
そしてついには、黒くキュッと締まった臀部を
武は撫で始めてきていた。
(武・・・今日は絶好調だなぁ・・・。
黒い尻がいやらしく武の指で歪んでいるぜ・・・。
でも、こんなにどんどんと事を進めたら
相手の我慢も限界になるぞ・・・)
ブラインドになっているシゲには全て丸見えであった。
そのため、適格に状況が判断できる。
シゲが思っていたように、アンナの肩は怒りで震えだしてきていた。
(ちょっとぉ。何なの?いくら何でも大胆すぎない?)
アンナがそう思うのも当然である。
痴漢は責めの時間が大切なのである。
早く事を進めてもすぐにターゲットが怒ってしまい、
遅すぎてダラダラやっても同じである。
つまり、ほどよい流れでいかに快楽を与えるかが必要なのだが・・・。
ついにアンナの怒りが頂点に達してしまった。
臀部を触っている武の手を掴み、
その手を周りの乗客にも見えるように、上に上げようとした。
(こいつはもう駄目だぁ!!)
「この・・・」
シゲはとっさに目を覆った。
しかし・・・。
「ヒィ・・・クゥン・・・」
アンナの声は失速し、それどころか全く黙ってしまったのだ。
シゲが恐る恐る現状を確認した。
(何て奴だ・・・)
シゲが目の前を見ると、掴まれた手の反対、つまり左手が
いつの間にかアンナの秘部に伸び、
ぬっぽりと指が下着の間から差し込まれていたのだった。
武はそのまま、クチュクチュと愛撫を続ける。
(アァァァ・・ゥゥン!!ダ・・・ダメ・・・声をだそうとすると・・・
声が震えて・・・カンジテルォアッィィ・・・・バレチャアアァゥゥアアア・・・・)
そう、武はいつでも声を出されても、大丈夫という自信があった。
いくら声を出そうとしても、秘部を愛撫されながら
平常の声を出せる女性は稀だろう。
つまり、感じているのがバレてもいいなら、痴漢を突き出せる・・・と言う訳だ。
痴漢やレイブ、泣き寝入りする人が多いのは、
自分の体裁がとりあえず一番にあるのだ。
もちろん、それが普通の人間というものだろうが・・・。
クチュクチュクチュ!
いきなりの秘部への責めで、アンナの平常心は、
秘部と同じくどんどんとかき回されて行く。
(油断してたわ・・アァァア・・・コイツ・・・下手糞な大胆な痴漢じゃ・・・
アァヒィィアア・・・なかったわ。いつでも・・・私のオマンコ・・・キモチアッァァ
よくできたから・・・ソンナニ・・アアァッァアアアダメェェアアアアア!!)
武が指をクイックイッと動かすたび、ビクッビクッとアンナの尻が震えを見せる。
溢れるばかりの愛液で、モデルの美脚には溶けたアイスクリームの用に
ツツーッと線が引かれていく。
「アッ・・・ウクゥゥ」
(もう声をガマアァァン・・・デキナイィィィ・・・・。アッツアアッツアアア・・・キモチィィ!!
デンシャナノニィィィ・・・イキタイ・・・・オモイキリ・・・イキタィィィィ!!)
アンナは声を堪えるのも出来ないくらい、感じていた。
床には漏れ出した愛液がポタポタと水溜りを作り始めてきていた。
(さて、そろそろ限界か・・・仕上げだな)
武はそろそろピークと感じ、シゲに合図を出し、アンナの口を塞がせた。
そして、耳元で囁いた。
「イキたいか・・・?気持ちよくなりたいか・・・?」
その言葉を聞いたアンナの目は見開き、鼻はプクッと開き、
さらに秘部からは更なる愛液がドップと溢れた。
もう足はガクガクと震え、立っているのがやっとでいた。
(ヒィィィィ・・・アァァァヒィィィ・・・・コンナキモチイィィィの・・・モウ・・・デモ・・・・イッチャゥゥ・・・。
アァ・・・イヤラシィィ・・・アアァァ・・・デモアアアァ・・・イカセテェェェ・アアァァア)
アンナは返答を返すように尻を思い切り突き出し、
より指が奥に届くように足を開く。
武はそれを見て満足げに笑みをこぼした。
そして、電マを再現するかのような振動を起こしながら、
3本の指をアンナの秘部に突きたて、思いっきり抜き差しを繰り返した。
「ウッツアッツグググゥゥゥゥゥゥ・・・アッゥゥアッァ・・・・」
(アッアア!!イィ・・アヘアァアァアァァ・・・イクイグイグアゥアァァァァァァァア!!!!!)
ビクッビクビクビク!!!!
激しく尻が痙攣でシェイクする。
アンナはそのままシゲに寄りかかり、気を失いった。
武たちはそのまま座席に座らせ、電車を後にした。