「イジメ・・・ですか」
ちょうど蝉が鳴き始めた日差しの強い午後、
雌豚教育委員会の集会解散後に、会長である寺田は呼び止められ、
リストファッカー潤の話を聞いていた。
どうやら、○学2年になる息子がイジメに合っているらしい。
今やイジメも痴漢と共に社会の不況で悪化傾向にあり、
担任も自分の評価を守るため黙認しているということであった。
「なるほどな、して・・・その女教師は何歳じゃ?」
横から興味本位に権ジイが話しかけてくる。
「えっ、たしか30そこそこだったような・・・。
それに、人気があるんですよ・・・父兄には。
何度も訴えたのですが、色仕掛けか何か、
そのイジメをしている家庭は丸め込まれてしまいまして、
まともに取り合ってくれないのです」
「なるほどな。どうじゃ武、コイツは懲らしめてやらねばならんと
思うんじゃがのう・・・」
「ジジイ、ただ痴漢したいだけだろ?
それはともかく、イジメを認めさせるように懲らしめてやらんとな」
潤は寺田の言葉に顔をパアッと明るくし、深々と頭を垂れた。
肩にかかった重荷がとれたのだろう、目には涙も浮かんでいる。
よほど悩んでいたに違いなかった。
「本当ですか?ありがとうございます!!
今度の金曜に参観日があるんですよ。
そこで、私の替わりに忍び込んでいただければと」
「なるほど。参観日なら難なく接触できるな。
だったら、授業中が良い。親も子も皆いる前で、
その教師に認めさせてやらないとな。
潤さん、息子も借りますよ。
彼も戦わないことには、イジメの真の解決もできない」
「分かりました。寺田さん、あなたに段取りはお任せします」
こうして、寺田はイジメを黙認すべく女教師を懲らしめるため、
準備を始めたのであった。
参観日
「スーツなんて久しぶりだな。ネクタイって面倒くさいぜ。
良く、サラリーマンはこんなん着て仕事をしているもんだ」
寺田はこまめにネクタイの位置を調整しつつ、
鏡の自分に向けてボヤいていた。
「痴漢師の正装なんぞ地味で目立たず動きやすい、
それに限るんじゃがのぅ・・・」
その脇で権ジイも同じようにスーツに着替えていた。
その姿を見て、寺田はギロッと睨んだ。
「いいか権ジイ、今日はあくまで潤さんの息子さんが主役だ。
俺たちはサポートし、イジメを認めさせることが目的だからな。
学校で変な行動をとるんじゃないぞ!!」
「なんじゃ、安心せい!ワシかてそれくらいわきまえとるわい!!」
寺田の忠告に、権ジイは半ギレ気味に答えた。
「で、どうするんじゃ。イジメを認めさせつつ懲らしめる、
そんなうまくいくもんかのう?」
「さぁてな。出たとこ勝負さ。とりあえず、俺の読みが間違いなければ、
後は作戦通りに事を進めれば良い」
寺田はニヤリと怪しい笑みを浮かべた。
小学校
年に一度の参観日と合って、教師も父兄もそれなりに立派な格好をしている。
女教師はここぞとばかり綺麗目のスカートを履き、イヤラシイ足を露出する。
「やはりな」
寺田は女教師の足を眺めつつ、そう呟いた。
寺田の読みは当たった。
そんなに年齢がいっていない女性、そして小学校は特に教師に制服は無い
場合が多い。更に、イジメを黙認するような学校の女教師が、
ピッチリとしたスーツを着るはずも無いと踏んでいたのだ。
緩いスカートであれば、容易に秘部へと進入することができる。
「どいつもこいつも、緩いスカート履いているぜ。
権ジイ、念のため潤さんの息子の担任の服装を確認しに行こう」
「分かった、武!2手に別れて探そうではないか。
その方が効率が良い!!」
「あ、ああ・・・」
寺田は権ジイの気合に気圧され、返事しか出来なかった。
そして、返事を返したときには、権ジイはもう遠くへと走り去っていた。
(何だ、何だかんだ会員の事を考えているんじゃないか・・・)
いつもは私利私欲に走り気味の権ジイだが、
今度ばかりはやってくれる!そう寺田は感じていた。
しかし、見事にその思いを権ジイは裏切るのであった。
女子更衣室
(あーあ、全く聞いてないわよ。教育実習なのに、プールの時間があるなんて・・・)
教育実習でこの小学校へ来ていた浅海玲於奈は、
少し不満げな表情を浮かべ、濡れた髪を拭いていた。
「しかも、水着忘れたからって、小学生の一番大きいの渡すなんて。でも・・・。」
玲於奈はボヤキながらピチピチしてくい込む水着を直した。
玲於奈は女性の中でも背が小さく、150cmに満たない。
そのため、小学生用の大きい水着を渡されたのだ。
だが、胸や臀部までは小学生と同じと言う訳にはいかず、
胸は強調され、臀部には水着がくい込み、
やや尻肉がはみ出してきている。
そして、秘部を思い切り刺激しているのであった。
「は・・・あぁ・・・」
秘部に軽くくい込んだ水着部分、プールの水かそれとも他の液体か、
ジットリと濡れているのが分かる。
玲於奈は誰もいないことを確認すると、くい込んだ部分を
前後にシュッシュッと擦り始めた。
「くっ・・うう・・・ん・・・。あぁ・・・体を動かした後は・・・特に・・・いいわぁ・・・」
水で濡れ、体を動かし十分に緩んだ筋肉。
秘部も同じ、十分にほぐされ、受け入れる体制が出来ていた。
「アッアッアァ・・・ハァ・・ン・・・イィ・・・アァ・・・」
どんどんと擦る速さが上がり、リズムに乗っていく。
玲於奈は完全に自分の世界へと入ってしまっていた。
「アァ・・・アアア」
(あぁ・・・学校なのにぃ・・・アァ・・ハ・・・アアァ・・・興奮するぅ・・・)
分かっているけれども、もう手は止まらない。
どんどんと目は潤んで行き、マン土手をぐいぐいと突き出していく。
バタン!!ガチャ!
「えっ?」
いきなり更衣室のドアが開き、鍵が閉まる。
思わず玲於奈は自慰を止めると、一人の男が玲於奈の前に立っていた。
とりあえず乱れた水着を直そうとするが、もう遅かった。
「学び舎でこんな行為をするとは・・・腐っとるのぉ教育現場は。
これは、見逃すことはできん!!」
更衣室に入ってきた男の正体は、権ジイであった。
権ジイは寺田に従うフリをしつつ、単独行動を取れる好機を伺っていたのだ。
そして、寺田と別れた瞬間に獲物探しを始め、今に至る。
「きゃぁ!!」
玲於奈が叫び声を上げて逃げようとするが、未だ現役の痴漢師、
権ジイはすぐさま玲於奈の後ろに回り、全ての指に装着している
フィンガーローターで、玲於奈の胸を思い切り刺激した。
ブブ・・・ブブブブブ!
「アァァア!!イ・・・イヤァアァァ!!ア・アァァ・・ヤアアヤメテェェ・・・・。
は・・・離してぇよぉ!!」
(キ・・・キモチィィ・・・ダメェ・・・このままじゃ・・・犯される・・・アァァ・・・)
快楽に持っていかれそうだった意識を辛うじて引き戻し、
玲於奈は権ジイの手を振りほどこうと抵抗する。
「くっ・・・往生際が悪いのぉ・・・。そんなことしても・・・無駄じゃあ!!」
ブブブブブ!!
「ア・・・アァ?・・・ダ・・・ダメェ・・・ソコハァア・・・ワアアアァァァァ」
権ジイは、水着を突き破ろうとする突起を見逃さなかった。
両方の勃起した乳頭をローターで挟み、思い切り刺激したのだ。
「クゥン!!アァ・・ヒィァア・・・・ブル・ブル・・シナイデェ・ア・ア・・アアァア!!」
(イ・・イィ・・・キモチィィ・・・アァァ・・・キチャゥゥ・・・トメラレレナイィア・・・。
ダメナニィィ・・・アァ・・・チ・・力ラガァ・・・・ハイラナイ・・・・ウゥゥアァァッァ)
抵抗していた玲於奈の力が、快楽に負けどんどんと抜け始める。
刺激を受けた乳頭はこれでもかというほどビンビンに突き上がり、
股間は大洪水で黒く滲んで行く。
「ヒィ!!ヒグゥ!!アァァ!!」
玲於奈は頭を左右に振り乱し、感じていることを否定するが、
もうすでに体は権ジイを受け入れていた。
ブブブブジュジュジュ!!
「ヒィァァァァァ!!」
そして、トドメを指すかのように、権ジイはグジュグジュに濡れた
秘部に、ローターの1つを潜り込ませたのだった。
「アンアンアァン!!キモチィィ!!オマンコモ・・・オッパイモォ・・・!!
ドッチモ・・・アァァ・・・リョウホウナンテ・・・アァァ・・・クルッチャゥゥッゥアァァ!!」
自慰で火照った体には、ローターを押し付けるだけで十分だった。
玲於奈の体は、ビクッビクッと痙攣を始め、目はどんどんと濁り、
上下の口はだらしなく開いて涎を垂らし続けていた。
「これからは、学校で不用意に自慰はやめるんじゃな。
教育者として、正しく生きることを進めるのぅ。
でないと、変態教師に犯されてしまうからのぅ!!」
権ジイの言葉は玲於奈にはもう届いていなかった。
ブブブュブブブビュブ!!
愛液とローターが淫靡なハーモニーを奏でる。
「イィィアッハァァァ!!ダメェ・・・イクゥ・・・アア・ア・・・イッチャゥゥ!!
アァァ・・・モウ・・・・ダメェェェェェェア・・・・アァァァァァァイィィッィィクゥゥゥゥ!!!!!」
ビクビクビクビク!!
激しい痙攣が玲於奈を襲い、快感が全身を駆け巡った。
権ジイは満足そうに笑い、更衣室を後にした。
プルルルル!
権ジイが更衣室を出ると、寺田から電話がかかってきた。
「おう、武か。どうじゃ?」
「ああ、担任が見つかった。思ったとおり、スカートを履いていた。
これで、後は作戦を実行に移すだけだ」
「おお・・・そうか。ワシも色々探したんじゃが、先を越されてしまったのぅ」
権ジイの言葉に、寺田はしばらく沈黙した。
そして・・・。
「そうか・・・。わざわざ更衣室も探してくれるとは・・・。やる気満々だよなぁ・・・ジジイ!!」
権ジイが後ろを振り向くと、寺田が立っていた。
そう、権ジイが更衣室から出てきたのを見ていたのであった。
「武・・・これには・・・訳が・・・。あるわけないじゃろ!!バーカ!!
ワシはもう今日の仕事は終わりじゃ!!」
「おい、待てコラ!!」
権ジイは開き直り、捨て台詞を吐いて学校を後にした。
「ちっ、しょうがない。俺一人で作戦に移るか・・・」
2年A組 教室
寺田が教室につくと、続々と父兄の面々が教室の後ろの方に立っていた。
授業開始まで後5分、すでに担任の鈴木京香も教壇に立っている。
(5分前か・・・、まだ生徒も全員集まっていない。やるなら今しかないな。)
時計に目をやり、寺田は作戦を実行することにした。
寺田は、すでに待機させていたリストファッカー潤の息子、
イジメを受けている当本人、流星に作戦開始のメールを送った。
(―流星、これから作戦を開始する。お前は、昨日俺が言ったことを実行すれば良い。
後は俺が何とかする。流星、お前が勇気を出せば、未来は・・・切り開ける!!―)
寺田のメールを見て、待機していた流星は決意を固めた。
彼は今、教壇の机の下にいる。
教壇にある机は、前からは見えず、後ろは棚や引き出しになっているタイプだ。
○学生くらいの男子なら、何とか隠れることができる。
また、痴漢等の犯罪増加により、情報保護の為、机にはカーテンが義務図けられていたのだ。
つまり、後ろから見ても、誰かが潜んでいても気づくことは無い。
(5分前か、まだ生徒が揃っていないわね・・・。それにしても、良い男もいるじゃない。
この胸元の開いた服で、迫ったらイチコロね・・・。
男なんて所詮、女の欲を満たす棒を持っているだけの存在だわ)
京香は、何も知らずに父兄を吟味していた。
流星は恐る恐るカーテンを軽く開き、スカートの下に潜り、
寺田に渡された、痴漢師が開発した下着カッターで下着を切った。
京香の下着がハラリと落ち、秘部が露になる。
夏の暑さで蒸れた秘部は、もうヌルヌルとしていた。
(寺田のおじちゃん、僕・・・頑張る。僕も、戦いたいんだ!!)
流星はグッと拳を握り、寺田に言われた言葉を思い出していた。
(―いいか、流星。お前の父ちゃんはな、リストファッカー潤と言われている
立派な痴漢師なんだ。その拳で、何人もの悪い女を倒してきたんだ。
流星、お前もそんな父ちゃんの息子、その担任教師の・・・―)
「アソコにパンチをいれてやれ!!」
流星は露になった京香の秘部に、自分の拳を突き入れた!!
クチャァ!!
「ンァ!!」
いきなり入ってきた拳に、思わず京香は叫んでしまった。
父兄からはザワザワと声が上がる。
京香は何とか咳払いで誤魔化した。
(アァ・・ク・・・・・・ナニ・・・ナニカ下に・・・いるぅ・・・あ・・ダレが・・・・。
アァ・・・ダメェ・・・ココで・・オサエテ・・・も・・・ヌレタノ・・・バレタアァァラ・・・)
快楽と疑問で混乱し始めていた京香を見て、ついに寺田が動き出した。
「すいません先生!!授業が入る前に1つ、言っておきたいことがある。
このクラスには、イジメがあるそうですが、それは事実ですか!?」
再び、父兄たちがザワザワと騒ぎ出す。
(な・・アァ・・コンナトキィアアァ・・・でも、ヘンナ・・・ウゴキシタラ・・・
気づかれアァァ・・・チャルカも・・・ア・・・ココワ・・・レイ・・・セイ・・・ニ)
京香はどんどんとピストンされる拳に何とか耐えながら、寺田に答えた。
「ソ・・・んなぁ・・・事実はありません!!このクラスにカギッ・・・ってぁ・・うぅ」
「そうですか?本当に無いんですね?」
「ほんとウゥ・・・です!!」
「そうですか?イジメは・・・認めることが大切だと思います。
認めないと・・・・止まりませんよ?」
「な・・・くあぁ!!」
(な・・・激しく・・・まさか・・・コノオトコモァァァ・・・ヒィィ)
「ああ、すみません、イジメが止まらないと言うことです」
寺田はニヤリと笑みをこぼした。
(な・・・なんてこと・・・イジメォ・・・ミトメサセルタメニィアアァァ・・・
こんなことを・・・シクンダッテイウノォ・・・ゥゥゥ・・・アアァァ・・・)
京香は全て悟った。全て仕組まれたことだと。
寺田の作戦は、父兄のいる前で痴漢することであった。
そうすれば、イクかイジメを認めるかの2択しかできない。
十中八九イジメを認めると踏んだのだ。
そして、その痴漢を自ら流星に行わせることで、
自尊心を取り戻させる意味もあった。
更に、万が一にも○学生が逮捕されることは無い。
「いじめっぁぁ・・・ハ・ァァ・・・無い!!」
「そうですか?じゃあイクとこイッても・・・あぁ、間違えました。
出るところ出てもいいんですよ!!」
「ナニガァ・・・アァァ・・・クゥゥ・・・」
(ダメェ・・・コノママデハ・・・ミンナノォアァァ・・・マエデェイッチャゥ。
イッチャゥヨォォ・・キモッチ・・・イィ・・・。コンナ・・・キモチイィナンテ・・・。
でもダメェ、認めたら・・・・私の教師生活が・・・アァァ)
京香の頭の中で、葛藤が始まる。
教師として終わるか、人間として終わるか。
しかし、京香の選んだ答えは・・・。
(どっちも・・・イヤァ!!)
京香は快楽を必死で押さえ込み、膣内に力を入れて
流星のリストファックを強引に止めた。
流星がリストを動かそうとするが、ビクともしない。
「イジメは・・・ありません!!くだらないことを言うようなら、
出てって貰います。さぁ、参観しますか、退場しますか?」
「しょうがないですね・・・」
寺田は黙り込んでしまった。
(勝った・・・。あの痴漢野郎を黙らせた)
京香は勝ち誇った表情を寺田に向けた。
「そうですか・・・。しょうがないですね。
出て行きますかね・・・あなたが出すもの出したらね・・・」
「何・・・あぁ・・・・」
京香の顔が真っ赤に染まる。
(アァ・・・何・・・この感覚・・・カラダガ・・・・ゾクゾクスル・・・。
アァ・・・ホテッチャゥゥアァァァァ・・・)
ジュブジュブッジュブ!!
再び流星のリストファックが始まる。
「さぁ、どうしますか?出すものだしますか・・・。
ああ、もちろん証拠を出すかと言うことでしてね」
「ア・・・ヒィ・・・」
(アァ・アァァァァ・・・キモチィィ・・・モット・・・ハゲシクキテェ・・・アァァ
でも・・・アァダメ・・・モウ・・・ホシィ・・・キモチヨクナレタラ・・・ドウデモィィ。
アァァァァ・・・・アァァァァ・・・アアアアアアアアアアアア!!)
京香は自ら腰を降り始めた。
もう、性欲を満たすことで頭は一杯だった。
流星の手には実は、媚薬が塗りこまれていたのだ。
万が一、力負けをした場合に備えてのことであった。
これが痴漢王、百戦錬磨の痴漢師の読みである。
「先生。もう認めてしまいな!!イジメて欲しい・・・じゃないや、
イジメは存在したと!!全て吐き出してスッキリしてしまいな!!
じゃないと、スッキリできないぜ・・・」
流星は寺田の打ち合わせどおり、ピストンを止めた。
すでに、京香には選択肢は存在しなかった。
「アァ・・・スッキリシタァィ!!いじめは・・・アッタ・・・・アァァ・・・!!
イジメはありましたぁ・・・モウ・・・アァァァ・・・ダカラァ・・・!!アァァ!!」
京香がイジメを認めた。その瞬間、流星のピストンが再開された。
ブチュグチュチュプブチュ!!
すでに、教室内に響き渡る淫靡な音色。
父兄たちも、イジメの事実も申ことながらその淫靡な姿に、
注目するしかなかった。
「アァァ・・・モウイクゥ!!アァァァァァァイクイクイクゥゥッゥ!!!」
ブチャァ!!
流星が拳を抜くと、激しく愛液が噴出した。
京香はそのまま机に倒れこんだ。
「おじちゃん、やったよ!!」
流星はピョコッと顔を出し、愛液で濡れた拳を高々と誇らしげに突き上げた。
寺田もそれに答え、拳を突き上げた。
その後、鈴木京香はイジメ問題、そして父兄の前でイクという前代未聞の出来事で、
教員免許を剥奪され、この地から出て行くことを余儀なくされた。
イジメの事実は学校が全面的に認め、
流星も同級生に教師を倒したと認められ、
今ではクラスの人気者となり、笑顔を取り戻した。
「寺田のおじちゃん、ありがとう。僕も、立派な痴漢王になるよ!!」
「ハハッ、そうか?でも痴漢師なんて立派でも何でも無いよ。
でも、気持ちよかったなぁ。俺もイジメられたことがあってな。
担任は何もしてくれないし、その親もまさか自分の子供がイジメなんて
するはず無い!!って、まともに取り合ってくれなかったんだ」
「そうだったんだね。でもそのときはどうしたの?」
「とにかく、今回の流星みたい戦った。自分から行動したんだ。
だから、未来が切り開けた」
「そっか・・・。おじちゃん、ありがとう。僕、これからはどんなことがあっても、
逃げないで頑張って行けそうだよ」
「そいつは良かった。じゃあな・・・」
流星は満面の笑顔で帰っていった。
後に、彼はこの事件をきっかけに痴漢王になることとなる。
「イジメか・・・。俺の息子も逞しく、イジメに負けない子に育って欲しいな」
夕暮れを背に、寺田は息子のことを思いながら家路についた。