フロンティアU−14
「ククク・・・、これでリィズと私は意識レベルで完全に繋がった。
今ならリィズの記憶・・・思考や感情も手に取るようにわかるぞ!
フフフフ、どれどれ・・・この私の前に全てをさらけ出すのだッ!」
「ヒィッ、いやぁぁぁーっ!私の頭に入って来る!駄目ェッ!
みっ、見ないでぇっ!頭の中っ・・覗かないでェーッ!」
「なっ・・リィズッ、どうしたんだっ!? まさか本当にっ・・・!」

数十秒後、鉄仮面の口から驚くべき事実が告げられた。
「ほほう・・なるほど!リィズ・・・お前は
三ヶ月前に初潮を迎えていたのか!」
「ひっ・・・!」
「なっ・・・!?」
「しかし、男である兄や父親には恥ずかしくて相談出来ずに、
汚れた下着をこっそり処分して、一人で生理用品を買いに行った・・・。
フフフ・・・やはり母親が家に居ないと、女の子は苦労するのだな」
そんな話、兄である僕も聞いたことが無かった。奴は本当に、
この短い時間でリィズの全てを知り尽くしったっていうのか!
「リ・・リィズ!それは・・・ほ、本当・・・なのか?」
「いっ、嫌ぁっ!やめてっ!そんな事・・・話さないでぇっ!」
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