フロンティアW−01
妹が僕の事を完全に忘れてしまってから、数ヶ月・・・。
その間、毎日あの二人の公開セックスショーを見せ付けられた。
そして今日もまた、いつもと同じように
リィズとあの男が僕の前に立っている。
相変わらず、僕に見せ付ける様に仲良くイチャつきながら・・・。
唯一、以前と変わった事といえば・・・・・

「キャッ!今、動いたぁ!ウフフッ!お兄ちゃんの
赤ちゃん、凄いワンパクさんだよぉ!」
「ククク・・・私とリィズ・・どちらに似てるかな!フハハハ・・・!」
リィズのお腹に新しい命が宿っている、という事。
それもあいつの・・・
「リィズ!いい加減目を覚ますんだっ!俺がお前のお兄ちゃんだ!」
もう何百回と口にしたセリフだ。
「ウフフッ、ねぇ、お兄ちゃんっ!アイツ、まだバカな事言ってるよぉ!
私のお兄ちゃんは、世界一素敵なカロッゾお兄ちゃんだけなのにね!
見てっ、あーんな情けない顔して!クスクス・・・アイツ、きっと童貞だよぉ」
「フハハハハッ!まぁ、間違いなく童貞だろうな!しかし、リィズ・・・
あ奴のイカレた記憶を元に戻して、テロ組織の情報を
聞き出すという目的・・・忘れてはならんぞ」
「うんっ! わかっているよっ、お兄ちゃん!そのために今日も、
アイツの前でいーっぱい、愛し合うんだよね!」
「その通りだよ、フフフ。リィズは賢いな!互いの体液を飲み交わし、
性器と性器をこすり合わせる私達の生の交わりをあの童貞男に
思う存分見せ付けてやろう!フハハハハ−ッ!」
こうして今日もまた、二人のまぐわいが始まった。
いつもの様に、観客は僕一人だ。
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