シスター・コンプレックス 妹ご主人・姉玩具 体験版

第2話

「ただいま、お姉ちゃん。今日は久しぶりに激しい試合だったから、さすがに疲れちゃったよ」

私はラクロス部の部活動を終えた後、制服へと着替えた後は挨拶もそこそこに、
すぐにお家へと戻っていった後で、私の姉がいる部屋を訪れる。

『TOMOE』とローマ字で刻まれた、可愛らしい文字飾りのあるドアを、
私はノックもせずに開けて、すぐに姉の様子を確かめていく。

「おかえり、亜香梨……」

姉の智依は遠慮無しに開けられるドアの音に、すぐに反応を示して、
モゾモゾとベッドから上半身だけを起こすけど、未だに姉は元気を取り戻せていないらしい。

普段ならすぐにでも制服に着替えるよう、私に急かす方だったはずの姉が、
今日に限っては学校を休みたいと洩らしながら、少しもベッドから起き上がらないせいで、
大急ぎで制服へと着替えた後、危うく私は遅刻しそうになりかけたのだ。

「もうっ、お姉ちゃんってば。まだ着替えてなかったの? もう夕方になっちゃうって言うのに……」

そんな私のピンチにも関わらず、姉は朝に見た時と同じ、
寝巻き姿から少しも着替えてなかったので、普段なら姉が絶対に見せないような、
とてもだらしない姿を見せられて、つい私は妹として文句を告げてしまう。

本来なら文句を言われるのは、妹である私の方が圧倒的に多いのに、
今日はノックもせずに部屋へと入り込んだ事も注意出来ないほど、気持ちが落ち込んでいるらしい。

「今日はずっとお部屋の中で過ごしてたから。
別にもう外に出る用事だって無いし、このままで良いかなって……」

少しでも姉に元気になって欲しくて、私は自分でも慣れてない注意を始めるけど、
目の前にいる姉はか細い声のまま、ぼそっと返事を呟く程度にしか言葉を返してこない。

本来なら寝巻き姿で一日中過ごすなど、年頃の女の子としては少しみっともない筈なのに、
当の姉は別に病気でもないのに、ネグリジェ姿から少しも着替える気持ちすら無く、
どうやら今日一日中は本気で、ベッドの上で寝込んで過ごすつもりらしい。

「お姉ちゃんってば……さすがに服をちゃんと着ていないと、だらしなく思われちゃうよ?」

自分でもだらしないところがある事を棚に上げながら、
少しでも身なりを整えていないと、もし玄関に来客があったら恥ずかしいだろうと、
よく自分が言われている言葉をそのまま使いながら、だらしない素振りの姉を問い詰めていく。

よく私が休日の日に、姉の智依から注意された言葉を、
そのまま言い放っただけだけど、今の姉には充分当てはまる言葉だと思う。

「亜香梨……でも良いの。もう今の私はどう思われちゃっても……」

それでも姉はネグリジェ姿のまま、少しも自分からは着替える素振りすら見せずに、
少し物憂げな様子のまま、溜め息交じりに言葉を囁くばかりだ。

姉が言うには、今の自分がどう見られてしまっても、別に構わないらしい。

「お姉ちゃんってば……」

私は姉の智依から幾度も聞かされた、
普段らしくない言動の数々を耳にするだけでも、つい思い悩まされるばかりだ。

朝から一緒に学校へと向かおうと誘っても、ネグリジェ姿から着替えるように告げても、
目の前にいる姉は、少しも行動に移してくれないほど、
今までの姉からは絶対に考えられないほど、すっかり気持ちが打ちひしがれているらしい。

ギュッ。
「お姉ちゃん、少しはベッドから身体を起こしたら? 別に身体はおかしいわけじゃないんでしょ?」

思わず私は姉の方へと身を寄せていき、一体今日に限ってはどうして、
妹の私でも不安になるくらいに、気持ちが落ち込んでいるのか、
どうしても聞き出したい気持ちに駆られていた。

姉が昨日に学校から戻ってきた頃から、今のように塞ぎこんだ状況で、
今朝は学校まで休んでしまった状況が、私も妹として心配になってしまい、
学校で過ごしている間も、少しもクラスメート達とのお喋りに集中出来なかったのだ。

「い、イヤっ! お願いだから離してよぉっ!」

ベッドから掛け布団を取り除こうとすると、すぐに姉は嫌そうな表情を浮かべながら、
すぐに掛け布団の裾を握り締めて、無理矢理に私から取り返してしまう、
どうやら姉の体調自体は、そこまで悪いわけでは無いらしい。

それでもベッドから身を起こすだけでも、
必要以上に嫌がる素振りを見せる姉の様子は、明らかに普段の姉では無いのは確かだ。

「ダメだよ、お姉ちゃん。このままじゃヒキコモリになっちゃうよ?」

私は姉から掛け布団を奪うのを諦める代わりに、
ますます姉の方に身を寄せながら、間近で姉に対しての注意を促す事にした。

今まで自分よりもしっかりしていた姉が、昨晩から明らかに態度がおかしかったので、
きっと今まで真面目に過ごしてきた分の反動で、
このまま姉の智依がヒキコモリになってしまうような、とてもイヤな予感がしたのだ。

「亜香梨もお願いだから、放っておいてよぉっ!
もう私は学校に行けなくなっちゃったんだからっ……!」

どんなに私が励ましの言葉を掛けても、目の前にいる姉は私の言葉を拒み続けて、
もう二度と学校に行かないと、私の前で吐き捨てるばかりだ。

どうして姉の智依が、学校に行かない決意を固めてしまったのか……
いや、学校に『行けない』理由を、すでに私は掴んでいた。

「お姉ちゃんも随分、強情なんだから……別にあれっぽっちのコトなんて、
気にする必要なんて無いじゃない?」

少しでも姉への慰めに使えると思って、私はそっと耳元へと顔を寄せながら、
姉の抱えている悩みがちっぽけな事を、そっと姉に対して教えてあげる事にした。

私も今日知ったばかりだけど、何と姉は部活動の最中にオシッコをお漏らししてしまい、
挙句の果てにテニス部員達にも、恥ずかしい瞬間を覗かれてしまったらしい。

学校内で失禁行為をしでかした上に、他の誰かに恥ずかしい瞬間を確かめられたら、
さすがの姉でも落ち込んで当たり前かもしれないけど、私はそれでも立ち直って欲しかったのだ。

「あ、亜香梨……もしかして、私が学校に行かないわけを知っちゃってるの?!」

私が発した言葉を受けて、傍にいる姉はすぐに肩を震わせながら、
どうして恥ずかしい秘密を知り尽くしているのかと、激しい動揺を見せてしまう。

小さな頃ならともかく、学校に通ってからのお漏らし行為など、
きっと妹の私にも知られたくは無かったのだろう……
私の前で怯えきった表情を見せながら、段々と身を仰け反らせているけど、
ベッドの上に寝転んでいる以上、私の前からは絶対に逃れられない。

「そうだよ、お姉ちゃん。私もクラスのみんなに教えられて、ビックリしちゃったんだから……
学校に行きたがらない理由って、オシッコをお漏らししちゃったせいなんだよね?」

さらに私は姉の前で話を続けていき、確かにオシッコをお漏らしした事件を引き起こしても、
学校を休む必要までは無いはずだと、さらに言葉で姉を問い詰めていく。

姉が学校内でしでかした失禁行為は、下級生の私にも伝わってくるほど、
学校中の噂として広まっているなんて、さすがにこの場では告げられなかったけど、
もしも姉がベッドから身を起こして、再び学校に向かう決意を固めてくれれば、
たとえ学校の誰かにお漏らしをからかわれても、私が妹として庇うつもりでいた。

「う、うぅっ……」

姉は私の言葉を耳にした後で、きっと返す言葉を思いつかなかったのだろう……
ベッドの上で身を縮めながら、小さな呻き声まで洩らし始めた。

掛け布団を両手で握り締めながら、少しずつ上半身を倒していき、段々と顔まで俯かせながら、
姉の智依が今にも泣き出しそうな状態まで、惜しげもなく私の前で見せつけてくる。

(やっぱり、図星だったんだ……でも勉強もテニスのカンペキなお姉ちゃんが、
こんなに弱々しくなっちゃうなんて、私も妹として初めて見たから、とっても驚いてるんだからね?)

姉が学校でしでかしたお漏らし行為は、相当姉には堪えてしまったらしい。

テニス部の選手に選ばれなかったショックで気が動転してしまい、校舎裏で失禁行為を冒して、
挙句の果てにテニス部員達にまで、オシッコまみれの姿を見られてしまったのだ……
今まで勉強や部活動だって、人一倍励んでいた姉にとっては、絶対に拭えない汚点になるだろう。

「別に一度くらいのお漏らし、平気だって。だから明日は一緒に学校に行こうよ?」

姉から少しも離れようとせずに、別に一度くらいのお漏らしなど、
気にしなくても良いはずだと踏まえながら、引き続き学校に向かうように誘い続ける事にした。

確かに年頃の女の子としては致命的な状況かもしれないけど、
普段なら見せない弱々しい姉の姿を眺めていると、私も妹として心配になっていたのだ。

それでも、今までカンペキだった姉が私の前で泣き崩れる姿が、とても珍しかったから……
もっと今の落ち込んだ姉を眺めていたい気持ちも抱えているけど。

「い、イヤっ! だって私……もう県大会だって出してもらえないし、
オシッコなんてお漏らししちゃって、みんなに合わせる顔なんて無いよぉっ……」

しかし目の前にいる姉は、私の差し伸べた手を払い退けながら、
またしても私の前で取り乱し始めて、ずっと抱え込んでいた気持ちを私の前にさらけ出してきた。

全ての真相を知り尽くしている私に、もはや隠し事など出来ないと姉も悟ったのだろう……
いかに上級生として県大会に出られないのが惨めなのか、
さらには自らしでかした失禁行為のせいで、他のテニス部員達を相手に、
どれ程の辱めを強いられてきたのかを、震える口調で私に押し付けてくる。

「お姉ちゃん……」

私は切実な姉の訴えを間近で受け止めて、
相当なショックに感じてしまったらしい事実を、改めて思い知らされるばかりだ。

今までの姉は、学校ではあまり友達を作らない方だったけど、
それでも勉強や部活動に勤しんだり、妹の私が関心を寄せるほどの頑張り屋だった。

「うぅっ……えうぅっ、ぐすっ」

きっとベッドの上で過ごしている間も、ずっと惨めな気持ちに苛まれていたのだろう……
ついに姉は私がいる前で呻き声を上げながら、さらには涙まで流してしまった。

顔を両手で覆い隠しながら、それでも瞳から涙が溢れるのを止められないようで、
何度も目の辺りを拭っては、頬に涙の跡を浮かべている。

たった一度の挫折だけで、こうも気持ちが折れかかっている状況に、
ますます姉の智依を放っておけなくなるばかりだ。

「お姉ちゃん……別に大丈夫だから。ね?」

姉が私の前でも見せてきた、延々とすすり泣く様子に、
私はつい気まずさを感じてしまうけど、それでも私は今の姉を一人ぼっちにはさせられない。

何度も姉の背中を擦ってあげながら、少しずつ気持ちをなだめながら、
慰めの言葉を何度でも囁いてあげるけど、なかなかベッドに横たわっている姉が、
元気を取り戻してくれない以上は、私もずっと部屋の中で居座り続けるしか無いのだ。

「お姉ちゃん。少しは気持ち、落ち着いてくれた?」

私が姉の気持ちを慰めてから、一体どれくらい時間が経っていただろうか……
やっと姉は泣き止んでくれて、ほんの僅かだけ落ち着きを取り戻してくれたようだ。

やはり今の姉にとって、学校内でしでかしたお漏らし行為は禁句だったらしく、
つい姉を学校に向かわせたいばかりに、必死に忘れようとしていたコトを、
無理に突きつけたのは良くなかったと、私も妹なりに反省させられている。

「う、うん。ありがとう……こんな私でも亜香梨、ちゃんと傍にいてくれるんだね?」

それでも傍にいる姉は、まるで私を頼りにするかのように、少しずつお礼の言葉まで呟いてくる。

どうやら姉も学校を休んで、ずっとベッドの上で寝込んでいる最中に、
寂しい気持ちを抱え込んでいたのかもしれない。

「当たり前じゃない、私はお姉ちゃんの妹なんだから」

私はそんな姉に対して、妹の私がいくらでも、
落ち込んだ気持ちを慰めてあげると、しっかりとした口調で姉に教え込んでいく。

学校での交友関係も少ない姉にとっては、学校との関係を断絶している以上、
妹の私が相談に乗ってあげられる、唯一の存在に違いないはずなので、
私がお家にいる間はいくらでも、姉の気持ちを慰めてあげるつもりだ。

スッ……
「ねぇ、お姉ちゃん……一体どこに行こうとしてるの?」

さらに私は姉の動向を傍で見守ろうと思い込んでいたけれど、
姉は何故かベッドから身を起こして、何処かに向かおうとしていた。

私はすぐに姉の頼りない後ろ姿を追いかけながら、
これからどこに向かおうとしているのか、何気無く尋ねてみる。

「ちょっと、トイレまで……ずっとベッドで寝込んでいたから」

姉はすぐに私の言葉に反応し始めて、元気の無さそうな声のまま、
自分が行こうとしている場所を、恐る恐る私の前でも明かしていく。

どうやら姉は朝からベッドの上で過ごし続けながら、ずっとオシッコを我慢していたらしく、
トイレに向かおうとしていたらしいけど、ベッドで一日中寝込んでいたこともあって、
どことなく足取りがフラフラしていて、本当に一人で用を足せるかも心配になってくる。

「もし良かったら、私も一緒に付き合ってあげよっか?」

そこで私は姉の傍まで駆け寄っていき、もしトイレに向かうなら、
私が一緒に付き添ってあげようと申し出る事にした。

今の姉は朝から一人ぼっちで塞ぎ込んでいて、いつもなら私の方が姉に頼っているところを、
今だけは逆に私が姉を支えられるのが、本当はとても嬉しくてたまらないと感じながら、
私の手で姉の智依を慰めたい気持ちだけで無く、段々と別の熱い気持ちまで沸いてくる。

「平気だよ、トイレくらい一人でいけるから……」

そんな私の思いをぶつけた後、姉はそっけない態度を見せながら、
トイレまで一緒に向かうのを拒んでしまう。

別にトイレくらいなら一緒に付き合っても何も問題だって無いはずなのに、
姉はずっと俯き加減のまま、私の前から立ち去ろうとしている。

(やっぱりお姉ちゃん、すっかり元気を無くしちゃってるなぁ。
でも今のお姉ちゃんなら、きっと私の手にも届く筈だよね……)

姉が私とすれ違っていく最中、すっかり肩を落としている弱々しい姿に、
すぐに私の気持ちが揺り動かされえていく。

今までの姉は勉強や部活動に励んでいて、しっかり者な姿しか妹の私には見せなかったのに、
たった一度の過ちですっかり気持ちが弱っている姉の姿に、
私は今まで感じた事の無かった、姉に対しての親近感を抱いていた。

ギュッ。
「きゃんっ……あ、亜香梨?! 一体どうして私の腕なんて掴んじゃうの?!」

気づいたら私は姉の身体へと両手を伸ばして、しっかりと掴んでは自分の方へと引き寄せ、
絶対に自分の元から離れられないようにして、これからトイレに向かおうとする姉の邪魔をしていた。

ずっとお家の中で落ち込んでいる姉を、本来なら私は妹として慰めないといけない立場なのに、
ベッドから起きだしてトイレに向かうまでの、ほんの僅かな一瞬が、
私が秘かに抱え込んでいた、大事な気持ちを姉にぶつける、絶好のチャンスだと考えていた。

まさか私が急に抱き付いてくるとは思ってなかったのだろう……
姉はすぐに慌てた素振りを見せながら、私の両手を必死に振り解こうとして、
すぐにでも身体を離して欲しいと、必死の思いで私に訴えてくる。

「えへへ、お姉ちゃん。ずっとベッドで寝込んでいた分、私と一緒に運動しようよ?」

そんな姉の言葉を少しも聞き入れずに、私は両手でしっかりと姉を抱き締めたまま、
絶対にトイレに行かせないように仕向けようと言う、とてもイジワルな気持ちが沸き上がってくる。

本来なら気持ちが萎えている今の姉に、イタズラ心のままに変なちょっかいを出すのは、
あまり良くないコトだって言うのは、頭のどこかでは分かってたけど、
朝からすっかり気持ちが落ち込んでいる、とても惨めそうな姉の姿を見ているだけで、
どうしても今の私は、自分の手で姉をどうにかしたい気持ちで一杯だったのだ。

「お、お願いだから……本当に今おトイレに行かないと、大変なの。
だから亜香梨、冗談はよしてっ……」

用を足す為にトイレに向かおうとしていた矢先に、私が身体を取り押さえると言う、
予想だにしない行為を強いられた姉は当然、必死の思いで私の両手を振り解こうと試みる。

何度も身をよじらせながら、ずっと身体を捕まえている私の手を、
無理矢理に振り解こうとして、必死に悶え続ける姉の様子を眺めるだけで、
ほんの少しだけ可哀想にも思えるけど、やっぱり一度始めイタズラだけは止められそうにない。

「ふふっ、お姉ちゃんったら。私だけが学校で過ごしてる間に、
一体どれくらいおトイレに行ってなかったのかな?」

さらに私は身体をしっかりと捕まえた状態で、どれくらいまで姉が尿意を抱えているのかと言う、
フツーなら答えるのも恥ずかしいような、あまりにもイジワルな質問まで姉の前で突きつけていった。

弱々しい素振りを見せる姉の珍しい姿に、きっと私は気持ちが惹かれていたのだろう……
目の前で幾度も慌てふためく素振りや、膝を重ねながらクネクネと踊る姿を見ていると、
ますます私は姉に対するイタズラに夢中になって、少しも熱い気持ちが抑えられない。

モジモジモジッ……
「くうぅっ……亜香梨、もう手を離してよぉっ……このままじゃ私の身体、持たなくなっちゃうから……」

私も姉に負けじと、必死に両手でしがみ付いているせいか、段々と姉も根負けし始めて、
身をよじらせる行為を段々と緩めながら、代わりに私を説得しようと試みてきた。

どうやら姉は朝からベッドの中で過ごし続けていたせいで、相当の尿意を抱え込んでいて、
すぐにでもトイレに向かわないと、オシッコが我慢出来なくなるから、
何としても身体を離して、トイレに向かわせて欲しいと、とても必死そうに私の前で訴えてきた。

「そこまでおトイレに行きたくてたまらないなんて、お姉ちゃんってばすっごく必死なんだね?」

本来の姉から考えれば、とても恥ずかしい告白だったにも関わらず、
学校で失禁行為をしでかした事から、姉の切実な思いがひしひしと伝わってくる。

確かについ最近まで、学校内でみっともない失禁行為をしでかした身としては、
すぐにでもトイレに駆け込みたい状況のまま、二度と同じ失敗などは冒したくないだろう。

(今の弱ってるお姉ちゃんだけじゃなくって、もっと別の……とっても恥ずかしい、
お姉ちゃんの姿も、私の前で見せて欲しいなぁ)

それでも私は目の前にいる姉が、このままトイレに向かう事が出来なければ、
きっと昨日のようにオシッコをお漏らししてしまう姿を、拝むことも出来ると言う衝動に駆られていた。

今まで勉強も部活動もカンペキにこなしていた姉が、思春期を迎えた女の子として、
絶対に人前では見せられないはずの行為を、寄りにも寄って学校内で冒したと聞かされた時から、
どうしても私は妹として、この目で姉の恥ずかしい瞬間を確かめておきたかったのだ……

グイッ。
「もうっ、お姉ちゃんってば……そんなに暴れないでよ? 私が上手く捕まえられないじゃない?」

さらに私は腕に力を入れて、必死にもがき続ける姉を、
無理にでも部屋の中で足止めさせて、絶対にトイレまで向かわせないように仕組んでいく。

浮き足立つ腰をしっかりと取り押さえていき、さらに全体重を掛けて、
姉の身体にのしかかっていき、このまま私の前でもお漏らし姿を拝ませて欲しいと、
私は普通なら考えられない思いを、思いっきり姉に対してぶつけてみる。

「あ、亜香梨ってば……本当にもう、オシッコが我慢が出来そうにないのっ!
お願いだから私をすぐに、おトイレに行かせてよぉっ……!」

私がしっかりと抱き締めているせいで、姉はどんなにトイレに向かいたくても、
一歩も部屋から逃れられない状況に陥っているせいで、
すぐに部屋の中で騒ぎ立てながら、さらに必死の思いでトイレに向かいたいと訴え続ける。

本来なら姉もトイレとかオシッコとか言う単語を、あまり人前では口にしないような性格だけど、
二度と失禁行為を冒したくない気持ちを、ずっと強く抱え込んでいたせいで、
私の前でもあられもない言葉を平気で述べてしまう……
それほど今の姉は、トイレに向かいたい気持ちで必死なのだろう。

それまでに今の姉は、着実に追い込まれている証拠なのだろう……
姉のそんな気持ちに気づかされた私は、ますます興奮が止まらなくなってしまって、
今まで姉の智依が見せたコトなんて無かった、少しもガマンが出来なくなって、
オシッコをお漏らししてしまう瞬間、どうしても拝んでみたかったのだ。

コチョコチョコチョッ。
「ひゃんっ!」

そんな姉をさらに追い込むために、私はしっかりと姉の身体を抱え込んだ状態で、
少しずつ私の手を下の方に向けて、そっとわき腹の辺りで指を蠢かせてみせた。

キツく抱き締めている状況から、不意に私のくすぐり責めを受けた姉の身体は、
面白いほどの反応をすぐに見せてきて、背筋をすぐに震わせながら、
身体全体をくねらせ続けて、さらには口からも悲鳴を洩らし始める。

クニュクニュクニュッ。
「だ、ダメってばぁ……ひゃははっ! そんなトコロまで、くすぐっちゃ……くふぅんっ!
力が入らなくなっちゃうからぁっ……!」

姉がくすぐり責めに屈し始めた様子から、さらに私は調子付いていき、
身体を取り押さえる手を緩める代わりに、姉の身体をさらにくすぐっていく。

わき腹だけで無く脇にも手を伸ばして、爪の先でそっと撫でたり、
逆に指先で思いっきりかき回したりを繰り返すと、私のくすぐり責めが相当効いているせいか、
姉は私の前で笑い転げながら、まるで私の手で操っているみたいに、全身を激しく震わせ続ける。

「ふふっ、今のお姉ちゃんならイタズラし放題みたいだから、私の前でも見せてみてよ……
お姉ちゃんが私の前で……学校みたいにオシッコをお漏らししちゃうトコロ?」

さらに私は耳元に息を吹きかけて、姉の身体を幾度も弄り回しながら、
ついに自分の胸に秘めていた思いも、そのまま姉に対してぶつけてしまう。

どうしても姉のみっともない瞬間を、私にも拝ませて欲しいから、私が身体をくすぐっている間に、
このままオシッコをお漏らしして欲しいと、とんでもない要求を姉に対してぶつけていく。

「そ、そんな事なんて……あふふっ! 出来るわけ、ないじゃないの……ひゃふふっ!」
クシュクシュクシュッ。

姉は私のくすぐり責めに激しく身悶えながら、
それでも妹の私がいる前で、二度も失態を冒したくないのだろう、
必死の思いで両膝を摺り寄せながら、抱えている尿意を堪え続けている。

それでも私があと一押しだけ頑張れば、ずっと私が拝んでみたいと思い込んでいた、
姉のあられもない失禁姿を、私の前でも演じてくれるはずだったので、
私はさらに指先を蠢かせながら、姉の神経を無理矢理かき回していく……

フルフルフルッ、ポタポタポタッ……
「ひゃ、ひゃうぅんっ……」

私が指を激しく動かす度に、姉が笑い声を響かせたり、
激しく身悶えを繰り返すうちに、やっと姉の身体にある異変が訪れた。

姉が今までに無く可愛げな悲鳴を洩らすと、ずっと重ね合わせている脚を震わせながら、
何かしらの液体がネグリジェの裾から伝っていき、ついには床の上へと垂れ落ちてきたのだ。

「あれ、お姉ちゃん。脚から何かが垂れてきちゃってるよ?」

ネグリジェの裾から湧き上がる水の流れは、段々と勢いを増していき、
姉の立っている場所には幾滴もの滴りが垂れ落ちては、足下を続々と濡らし続けていく。

ついに姉が私のくすぐり責めに屈して、
抱えている尿意を堪えきれなくなった挙句、オシッコをお漏らしし始めたのだ。

私は姉のあられもない痴態を、わざわざ覗きこむようにして眺めながら、
太股から膝までをオシッコが伝う様子や、足下に幾度も垂れ落ちるオシッコによって、
ついには水溜まりが出来上がっている様子に、私も思わず身を乗り出しながら、
姉の智依が失禁行為を冒してしまった状況に、ますます興奮を抑えられない。

「い、イヤぁっ……お願いだから止まってよぉっ! ネグリジェとお部屋が汚れちゃうのにぃっ……」
シュルシュルシュルッ……

一度決壊を招いてしまった身体では、どうやら姉自身も尿意を抑えられないらしく、
私が指先を蠢かす必要すら無いまま、さらに姉の下半身はオシッコまみれになってしまう。

間近でピチャピチャと水を落とす音を立てながら、さらにオシッコの勢いは増していき、
恥ずかしいお漏らしの証拠が見事な程に、姉の太股から足首までで小川を作り上げていった。

ネグリジェの奥から延々と湧き上がるオシッコによって、
ついにはネグリジェにも濡れたような染みが拡がり、滴を幾滴も垂れ落とさせると同時に、
かかとからもオシッコのせせらぎが波打っていて、足下の水溜まりをさらに広げていくばかりだ。

「うわぁ……お姉ちゃんのオシッコ、どんどん広がってきてる。
こうやって学校でもオシッコ、お漏らししちゃってたんだね?」

最初は興味本位に拝んでみたかっただけの、私のくすぐり責めに屈しながら、
姉がオシッコをお漏らしする瞬間を、ついに間近で垣間見ることが出来た私は、
わざと姉に言い聞かせるようにして、恥ずかしい行為を耳元で突きつけていく。

あっけなく私の前に屈してしまった姉が、股間から幾度もオシッコを溢れさせながら、
下半身をあっと言う間に濡らしている最中も、ずっと慌てふためいてしまう様子に、
胸の鼓動が激しく鳴り響きながら、ますます私の気持ちは惹かれていくばかりだ。

「あ、亜香梨……お願いだから、見ないでよぉっ……グスッ!」

姉は今でも自らしでかしたお漏らし行為を恥じて、
必死の思いで私から向けられる視線を避けようとするけど、
それでも私は身を乗り出しながら、姉のみっともない姿をさらに確かめていく。

太股から幾度もオシッコを伝わせながら、足下に水溜まりを広げて、
さらに白いネグリジェにも染みを広げてしまい、どんなに姉自身が頑張っても、
失禁行為を取り繕う事すら出来ずに、ついには涙ぐむ様子まで見せてくれる。

「お姉ちゃんってば、こんなにオシッコを広げちゃって。
やっぱり子供じゃないのにお漏らしなんて、みっともないよ……」

下半身をオシッコまみれにしたまま、今でも部屋の上で立ちすくみながら、
すっかり気持ちが打ちひしがれてしまった姉に対して、さらに私は追い討ちの一言をぶつけていく。

いくら私のくすぐり責めを受けたとしても、学校だけで無くお家の中でも、
まるで小さな頃のようにオシッコをお漏らししてしまうのは、
やはり私達にとっては惨めで恥ずかしい行為には変わりが無い。

(でも今のお姉ちゃん、とっても素敵だよ?
オシッコをお漏らししちゃうトコロも、私の前で泣いちゃうトコロだって……)

それでも私は姉のみっともない姿から、少しも視線を逸らす気になれず、
姉の露わにしている惨めな姿を、しっかりと瞳に焼き付けていた。

ついには力無く床に崩れ落ちながら涙を流す姉の失禁姿に、
私は気持ちをえぐるような言葉までぶつけながら、もっと自分の手で弱っている姉を、
激しく弄り回しながら屈服させてしまいたい……そんな衝動で胸の中が一気に満たされていく。