第 一 章
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「くぅうぅぅっ……こんな、格好……!」
 机の上に四つん這いに寝かせた凛子ちゃんの手足をボンデージテープで拘束すると、レギンスとパンツを引き降ろしてお尻を丸出しにさせた。
 体育の着替えなどでは肌を見せる事を気にもしない凛子ちゃんでも、お尻や陰部をこんな風に晒した状態で見られるのは恥ずかしいようだ。
「さすが凛子ちゃん。引き締まってて良いお尻だわ」
「ほぇ〜。凛子ちゃんのお尻白くてきれいだねぇ」
 小振りで張りのあるお尻は透き通るように白い。いつも屋外で活動している彼女の手足はうっすらと日に焼けているけれど、スカートとレギンス、パンツに覆われたその場所は紫外線から保護されていて生まれたままの肌の色を保っている。
「本当、綺麗ね……」
「やっ、やめろ……そんなに近くで、見るなぁっ……!」
 顔を近づけてじっくりと見つめてあげると凛子ちゃんは顔を赤くする。
 私の視線から逃れようと動いているようだけれど、テープで固定された身体はほとんど動かず腰だけがゆらゆらと揺れる。
「そんなに腰を振っちゃって。見て欲しいってアピールいるのかしら?」
「ちっ、ちがうぅぅっ……! うぅっ……うぅぅ〜!」
「うふふふふっ、堪能させて貰ったわ」
「くぅうぅぅ……」
「さてと、そろそろ始めましょうか。由衣ちゃん、ちゃんと撮れている?」
「はい、バッチリで〜すっ!」
 失神から復活した由衣ちゃんは体操服に着替え、デジタルビデオカメラを凛子ちゃんに向けている。叩かれたお尻がよっぽど痛かったのか、起きると同時に痛い痛いと泣き出してしまったのだが、慰めつつ撮影係に任命するとすぐに泣き止んだ。
 お家ではあまり電子機器を触らせて貰えないらしく、一度こういう物を使ってみたかったのだという。楽しそうに液晶パネルのファインダーを覗いている。
 由衣ちゃんに痛い思いをさせない為に凛子ちゃんがこんな格好をしているというのに。
 まぁいいでしょう。カメラはわりと頑丈に出来ているし多少落としたくらいでは壊れないはず。
 これからはしばらく凛子ちゃんの調教に集中したい所だし、由衣ちゃんには撮影班を頑張って貰いましょう。
「ではいくわよ――!」



 バチィーンッ!
「うぐっ……!? うっ、うぅうぅぅっ……!?」
 凛子ちゃんの横に立ち、剥き出しのお尻に向かって思いきり手のひらを叩き付けた。
 高く乾いた気持ちの良い音が部屋の中に響き、叩かれた少女の口からは低い呻き声が漏れる。
「くっ、う……うぅぅ……こんなの……どうって、こと……ないぞっ!」
 暫く痛みに耐えた後、凛子ちゃんはこちらを見上げてキッと睨んでくる。その反抗的な態度が私の嗜虐心を燃え上がらせるとも知らずに。
「ふふっ。いつまでそんな事を言ってられるの――かしらっ!」

 パァーンッ!
「はぐっ! う……う〜うぅぅ……全然、痛く……ないっ!」
 続けざまに二発目の手のひらを打ち下ろす。ギュッと両目を閉じて耐えた後にまた睨んでくる。
 目には涙が溜まっているけれど、零れ落ちないように必死に耐えている。
「頑張るわねぇ」

 パンッ! パァンッ! バチィッ! バチッ、バチィィンッ!
「ぐぅっ、うっ……あぁぁっ! はっ、ぎっ、ぐっ……うぐっ、うぅうぅぅっ……くぅうっ……あぁあぁぁっ……!」
 私は振り上げた手を何度も何度も凛子ちゃんのお尻の上に叩き付ける。
 白くなめらかだったお尻に赤く腫れ上がった私の手形が付いて行く。
「ふわぁ……痛そう」
 ファインダー越しに親友のお尻が叩かれる様を見つめながら、由衣ちゃんは自分も痛そうに顔をしかめている。
 でもその頬には興奮で赤みが差していて、痛撃に同情しているだけでないのが窺い知れる。興奮の度合いで言えば私の方が何倍も上なのだけれど。
「うふふふふっ。こんなのまだまだ序の口よ……と、あら?」
 手を高く振り上げた私は、その手が凛子ちゃんのお尻と同じくらい赤くなっていることに気付いた。
 同じ肌と肌で叩いているのだから私の方も腫れてしまうのも道理だ。
「手、痺れて来ちゃったわ……」
「くっ、うっ、う……あぁぁ……はぁぁぁぁ……もっ、もう終わりか、よ……?」
 打ち付ける私の手が止まった事で一息ついた凛子ちゃんが挑戦的な目で見上げて来る。
「そうね……これ以上手で叩くのは無理かしら」
「ははっ、何とも……無かった、ぜ」
 叩かれて赤くなったお尻はヒクヒクと震えているのに凛子ちゃんはそんな強がりを言う。何て可愛いんでしょう。
「あらあら。それじゃあもうちょっと叩いてあげないといけないわね」
「なに……? でも、もう手が……」
「この手で叩くのは無理かもしれない、って言っただけよ」
 そう言うと私はベッドの上に無造作に投げ出されていたスパンキングロッドを手に取る。
「あっ、それ……痛いんだよね……うぅぅ」
 私が手にした物を見た由衣ちゃんが顔をしかめて一歩後退る。さっきこれで叩かれた時の痛みが蘇ってしまったのかもしれない。
「く、ぅ……」
 叩かれて失神してしまった由衣ちゃんを間近で見ていた凛子ちゃんも表情を強ばらせる。
「さぁ、凛子ちゃん。良い声で鳴いてちょうだいねっ!」
 私は振り上げたロッドを思いきり打ち下ろす。



 ズパァアァァァンッッ!!
「ぎゃひっ!? ひっ、いぃいぃいぃぃぃいぃぃぃぃっ……!」
 黒く無骨なロッドが少女の小さなお尻へと叩き付けられ、甲高い悲鳴を上げさせる。両目からは涙がポロポロと零れ落ちて頬を濡らし、食いしばられた口の端から涎が飛び散る。
 手で叩いていた時に出ていた呻き声とは明らかに違う反応だ。
 お尻にもロッドの跡がくっきりと残っている。
「ひっ、ぐっ、うっ……うぐっ、ひっ……いぅっ、うぅうぅぅっ、うっ……!」
 強烈過ぎる衝撃からなかなか脱する事ができず、凛子ちゃんは身体を強ばらせながらブルブルと震わせている。
 我慢強い彼女は由衣ちゃんのように失神しなかったけれど、それが逆に彼女の苦しみを引き延ばしているようだ。
「うわっ……うわぁぁ……」
 由衣ちゃんまで痛そうに両目をギュッとつむって身体を震わせている。その手に持ったビデオはしっかりと凛子ちゃんに向けられているけれど。
「痛かったでしょう? 凛子ちゃん、はぁぁ……とっても良い声だったわ」
「うぐっ……く、ひっ……うぅぅっ、あっ……んくっ、う……」
 真っ赤に腫れ上がったお尻を手のひらで撫でてあげると、ヒクンヒクンと小刻みにお尻が震える。
 そんな様子を見ているだけでお腹の奥の方から熱いものが溢れて来て、パンツの中でクチュリと音を立ててしまう。
 由衣ちゃんに快楽を与えている時も同じように身体が昂ぶってしまった。一人で自分の身体を弄っていた時とは比べものに成らない程の感覚だ。快楽でも苦痛でも、私は女の子を責めている時が一番気持ち良く感じるのかもしれない。
 責められている凛子ちゃんは堪らないだろうけれど。
「そうだ。良い声を聞かせてくれたご褒美をあげましょうね」
 痛みをだけでは反発を招いてしまう。鞭を与えた後にはちゃんと飴もあげなくては。
 道具箱から取り出したおもちゃを一つ手に取ると、それを凛子ちゃんの閉じられた割れ目の上に取り付ける。ピンクローターだ。



 ヴィィッ、ヴィイィィィィンッ!
「んはぁあぁあぁぁぁぁぁぁっ……!? あぁっ、ひっ、いっ、あぁあっ、何っ、何ぃっ……!?」
 コントローラーのダイヤルを回すと、取り付けたローターがゆっくりと振動を開始する。
 凛子ちゃんは初めて受ける感覚に戸惑いながら高い声を漏らしている。
 包皮の上からの振動でも、お尻を叩かれて敏感になっている身体には十分な刺激となっているようだ。
「うふふふっ、気持ち良いでしょう? そこは女の子が一番気持ち良くなれる所なのよ」
「ふぁっ、あっ、あぁあぁぁっ、やっ……こんなの、気持ちっ、良くなんて……あぁあっ、あぁあぁっ……!」
「そんな嘘を言ってもすぐ分かっちゃうわよ。気持ち良くなっている証拠に凛子ちゃんの大事な所からエッチなおつゆが垂れて来ているんだもの」
 溢れ出した愛液がローターから糸を引いて垂れ下がっているのが凛子ちゃんからも見えるはずだ。
「あくっ、うっ、うぁあぁっ、あっ……だって、こんなっ、ふぁあっ、こんなの……知らないぃいっ……!」
「あぁそっか。凛子ちゃんは気持ち良いって事がどんな事なのかを知らなかったのね。おっぱいやここを自分で触ったことなんて無いんでしょう?」
「なっ、ないよ! そんな所、触るわけっ……ないだろっ、うっ、あっ、あぁあぁっ……!」
 性教育は受けているのだから女の子の身体がどういうものなのかは理解しているはずだけれど、それが快楽に繋がるという事を学校では教えてくれない。凛子ちゃんなんて特にそっち方面には興味が無さそうな感じがするし。
「ならここで私が教えてあげなくちゃいけないわね」
「いっ、いいよっ……そんなの知らなくてっ……ひぅっ、んっ、あぁあぁぁっ……!」
「ダメよ。もう決めたんだもの。気持ち良いって事をその身体にたっぷりと教え込んであげるわ」
 私は使命感と悪戯心の赴くままに凛子ちゃんのお尻に顔を近づけ、閉じられた割れ目を指先で軽く開く。
「ここはね、赤ちゃんを作るだけじゃないの。女の子をとっても気持ち良くしてくれる場所なのよ」
「気持ち良くなると今凛子ちゃんがなっているみたいにいっぱい愛液を溢れさせるの。愛液っていうのは、このネバネバしたエッチな匂いのするおつゆの事よ」
「あ、う……う、エッチな……はぅ、んっ……あぁっ」
「そして今ローターが当たっている場所には一番敏感で一番気持ち良くなれるクリトリスが隠れているの。指先でこするだけでもすごく気持ち良くなれるんだから。あと、お尻の穴でもね――」
 私はたっぷりと時間を掛けて、秘処とその周りを刺激されると女の子がどんな風に気持ち良くなれるのかを詳しく教えてあげた。
「うふふっ、分かったかしら?」
「ひゃぅっ、んっ、ひっ、あっ、あぁぁっ……んっ、んふぁあぁっ……!」
 私が話している間中ずっとクリトリスを刺激され続けていた凛子ちゃんの目はとろんとして快楽に浸ってしまっている。
「もう……ちゃんと聞いてないと駄目でしょう? いけない子にはお仕置きよ」
 私は再び手に取ったスパンキングロッドを振り上げ、振り下ろす。



 ズパァアァァァァンッッ!!
「ぎゃぴぃっ……!? ひっ、ぎゅっ、ひぃっ、いっ、いぃいぃいぃぃっ……!?」
 再びの衝撃に凛子ちゃんが面白い悲鳴を上げながら身体をビクンビクンと震わせた。
「あがぐっ、ひっ、いっ、いぃぃっ……あぁあぁぁっ……!?」
 そしてその衝撃が治まる前に、私はまたロッドを振り上げる。

 パァアァァァァァンッ!
「いぎぃいぃいぃいぃぃぃぃぃぃぃっ……!? いだっ、ひっ、いっ、いぃいぃっ……いだいぃいぃぃぃっ……!」
 堪らず凛子ちゃんはついに痛みを訴えた。
「そうよね、痛いわよね。うふふふふふっ、やっぱり女の子は素直なのが一番よ」

 スパァアァァァンッ! パァアァァンッ! ズパッ、ズパンッッッ!!
「ふんぎぃいぃっ……!? いっ、ぎっ、ひっ、ひぃいぃぃぃぃぃぃっ!? いぃっ、ひっ、ぐっ、ぎっ、いぃいぃいぃぃぃぃっ……!?」
 続けざまに何度も何度もお尻を叩く。興奮し切ってしまった私の手は凛子ちゃんのお尻を叩かずにはいられないのだ。
「痛いっ、いだいっ、いだぃいぃいぃぃっ……! お尻っ、もうっ、んぎっ……叩かない、でぇっ……!」
「叩かないで下さいお願いします、でしょうっ!」



 ズバァアァアァァァァンッッッ!!
「ひぎぃいぃいぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃんっ……!? ひはっ、あっ、あぁぁっ……!」
 プシッ、シャッ、シャァアァアァァァァァァァァ!
「うぁあぁっ、あっ、あぁぁっ、あぁあぁぁぁぁっ……あぁっ」
 振り抜くように思いきりお尻にロッドを叩き付けると、琥珀色の液体が凛子ちゃんの割れ目から溢れ出した。
 限界を超えた責めに堪えきれなくなった彼女はおしっこを漏らしてしまったのだ。
 おしっこは弧を描いてテーブルに落ち、周りに雫を飛ばしながら黄色い水溜まりを作り始めた。
「やだもう凛子ちゃんたらっ、んっ……はぁぁ……ここはおトイレじゃないのよ? でも……うふふっ。ひぎいなんて悲鳴、本当に出るものなのね」
「うぁっ、あっ……あぁぁ……うっ、く……うぁぁっ……うわぁあぁぁぁぁんっ!」
 こんな所でおしっこを漏らしてしまった恥ずかしさからか、限界を超えた痛みに耐えきれなくなったのか、ついに彼女は声を上げて泣き出してしまった。
 どんなに強がってみても、彼女はまだまだ小さな女の子なのだ。
「ふわぁ……私、凛子ちゃんが泣くとこ初めて見た。だっ、大丈夫だよ凛子ちゃんっ! 私もここで何度もおしっこ漏らしちゃったから……。ね、泣かないで。大丈夫だよぅ」
 さすがに泣き出した親友を放っておく事が出来なかった由衣ちゃんがビデオを置いて凛子ちゃんを慰め始めた。
「はぁっ、はぁっ……んぁ……あぁぁ……はぁぁぁぁ……」
 私は高揚感と快感に包まれながら、ただただ立ち尽くしてそんな二人を見下ろしていた。
 泣きながらおしっこを漏らす凛子ちゃんの姿に興奮は絶頂に達し、触れてもいないのにイってしまったのだ。
 凛子ちゃんのお尻を叩いている時から溢れていた愛液でパンツはぐっしょりと濡れそぼり、白いタイツも膝の辺りまで濡れてしまっていた。
 由衣ちゃんを調教していた時にも感じた事が無い程の昂ぶりだった。
 やっぱり私はサディストなのかもしれない。
 お尻を真っ赤に腫らして泣いている親友を見下ろしながら、もっともっと虐めてあげたいなんて思って口角を吊り上げてしまっているのだから。


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