服従使用人〜ご主人様の命令は絶対! 体験版

第4話

「ほら、瞳子さん。まだまだお散歩は続くんだから、ちゃんとお歩きなさい?」

幾度もの失禁行為をしでかしてしまい、綾華や理久の前で反省を強いられた日から数日後、
瞳子は綾華に付き添ってもらいながら、自転車を押したまま近所を散歩し続けていた。

別に見慣れた光景にも関わらず、どうしても普段どおりのペースで歩かない瞳子に、
思わず業を煮やしてしまった綾華は、無理矢理にでも道を歩かせようと、
しっかりと肩を押し込んで、ためらいがちな瞳子の素振りを少しも許そうとしない。

「わ、分かっています。綾華お嬢様……それでも私、こんな恥ずかしい格好で……」

瞳子は綾華に急かされるまま、自転車を押しながらの散歩を続けていたのだが、
普段から見慣れている風景を目の当たりにしても、ある理由から緊張を感じずにはいられない。

綾華から誘われるまま始めた散歩は、当然ながらただの散歩だけでは終わらず、
ある行為を綾華に仕組まれた状態だったせいで、どうしても瞳子は引け目を感じてしまう。

サワサワッ、フルンッ……
(どうして、私ってば……綾華お嬢様からブラを取り上げられたまま、
胸元がこんなに露わになるような格好で、近所を歩かされていると言うの?)

近所の散歩を続けている最中も、瞳子は思わず自分の胸元を覗き込んで、
とんでもない状況を目の当たりにさせられて、思わず顔を火照らせてしまう。

普段から豊満な乳房を携えている瞳子は、今日に限ってはブラを綾華に奪われたまま、
ブラウスの薄い生地だけで覆われただけの、とても恥ずかしい状況を強いられていたのだ。

普段もたわわに膨らんだ乳房のせいで、真っ白なブラウスの上からでも、
膨らみを強調している形状が、目の前で浮かび上がっている状況にも関わらず、
さらにはブラで護られていないせいで、乳房の丸みや尖った乳首まで、
薄い生地越しに丸出しにさせられて、あられもない状態の胸元を、
誰の目にも確かめられたくないあまりに、普段以上に周囲の状況へと気を配ってしまう。

ギチギチッ……
(それに、綾華お嬢様ってば……お外で絶対に胸元を隠さない為と言って、
私の手首までハンドルに括り付けてくるだなんて……)

ブラウスの下にブラを身に付けないまま、屋外での散歩を強いられていた瞳子は、
すぐにでも手で胸元を覆い隠して、誰にも覗かれないよう気を配りたいにも関わらず、
大人の女性としての防衛本能すらも、綾華の仕打ちによって封じられてしまった。

ずっと両手で押している自転車のハンドルと手首を、何とピアノ線で括り付けられてしまったせいで、
少しも自分の胸元を取り繕えないどころか、両手をハンドルから少しも手離せないまま、
綾華から言いつけられるまま、ひたすら自転車を押すことしか出来ないのだ。

「あら、瞳子さんってば。もしかして私の仕打ちが不服だとでも思っているのかしら?」

豊満な乳房が薄い生地から見えてしまう状況を、何度も自分で見下ろしながら、
どうしても戸惑いの表情を浮かべてしまう瞳子に対して、綾華は傍で睨みを利かせながら、
そんなに自分との散歩が嫌なのかと、意地悪な口調までぶつけ始める。

すでに成人を迎えた女性にとって、さらには豊満な乳房を抱えている身にも関わらず、
少しもブラを装着しないまま、胸元の膨らみを見せ付けている状況だけでも、
瞳子がとても恥ずかしがるはずだと思うだけで、綾華はどうしても不敵な笑みを止められない。

「い、いいえ。綾華お嬢様……お屋敷を出る前に言いつけられたことを、
しっかりと私も身に染みていますので……」

不意に綾華から投げかけられた質問を受けて、瞳子はどう返事を返せば良いかをためらいながら、
それでも自分の身に置かれた立場を、重々理解していると綾華の前で告げていく。

自分より年下の相手である綾華の前でも、はしたない失禁行為を晒してしまった自分では、
今でもお屋敷に住まわせてもらうだけでも、すっかり立場が追い込まれた後では、
どんなに理不尽な行為でも逆らうことが許されないと、瞳子は改めて思い知らされるのだ。

「そうよ、瞳子さん。少なくとも私がいる前で3回は、
大人の女性には許されない行為をしでかしたんだから。
相応しい姿に変えさせてあげてるんだから?」

しっかりと反省の気持ちを述べることが出来た瞳子に対して、
さらに綾華は言葉を続けて、たとえ胸元を覆っているブラを奪ったとしても、
自分の手で瞳子を相応しい姿に変えているだけだと、ためらいもなく言い放っていく。

自分や弟の理久でも冒さないはずの、みっともない失禁行為をしでかしてしまう瞳子には、
いくら大人の女性らしいプロポーションを保っていたとしても、大人の下着を身に付けるには、
きっと相応しくないはずだと言う、とんでもない理屈を突きつけてきた。

今日はとりあえずブラを外したまま、どんなに瞳子が恥ずかしがったとしても、
構わずに近所を散歩させてしまおうと、綾華は昨日からあられもない計画を練っていたのだ。

「それにね、瞳子さん。無理に大人の女性ぶるよりも、オシッコをお漏らしした同士として、
弟の理久を気遣ってあげる方が、きっと瞳子さんの為にもなると思うのよ」

さらに綾華からの主張は続いて、もしも大人の女性として許されない失態を冒した後でも、
理久の使用人として今でも仕えたい気持ちがあるのなら、無理に大人ぶった態度を見せるより、
本来あるべき姿を続ける方が、きっと使用人としての仕事も捗るはずだと平然と語り出す。

無理に瞳子が母親ぶった態度を見せるよりも、オシッコをお漏らしした後で、
惨めな気持ちを噛み締めたり、さらには大人の女性としての尊厳を捨て去ることが出来れば、
今でも少しだけ怯えがちな理久も、きっと瞳子に対しても親しみを抱くはずだと告げて、
瞳子への恥ずかしい仕打ちを、無理にでも正当化しようと話しを進めていく。

「あ、綾華お嬢様ってば……それでも私、恥ずかしくってたまらないです……」
フルフルフルッ……

大人の女性として恥ずべき姿を晒した以上は、少しずつ意識を変えさせようという思惑から、
綾華から押し付けられた状況を前にして、瞳子はどうしても返答に迷ってしまう。

いくら理久の気持ちを汲んであげる為とは言え、自分でも拭い去りたくてたまらない、
二人の前で冒した失禁行為の記憶を、少しも忘れさせてくれないどころか、
自分を辱めるような行為まで強いられる状況に、まるで自分が破廉恥な女にも思えてしまい、
周囲の物音や人の気配に過敏になってしまい、どうしても瞳子は身を震わせずにはいられない。

今はまだ誰の目にも触れてないとしても、もしも自分達の傍を誰かが通りがかって、
ノーブラで歩き続けている姿を、不意に気づかれてしまったらと思うだけで、
瞳子の感じた緊張はなかなか解れてはくれないのだ……

「分かってるわよ、瞳子さん……こんなに膨らんだ胸元じゃ、
さすがにブラで覆ってないと、ブラウスから目立ってしょうがないわよね?」

すぐにでも豊満な乳房を取り繕いたいのか、自転車のハンドルを握り締める最中も、
段々と肘を狭めてしまう素振りを、綾華は決して見逃さなかった。

たとえ理久の使用人として良い関係を築くためだとしても、さすがに成人を迎えた女性が、
膨らみの目立つ乳房を見せ付けた格好で、屋外を歩き回る行為に抵抗を感じているのか、
そっと綾華は尋ね始めながら、瞳子の気持ちを揺さぶり始めてくる。

「……いいえ、綾華お嬢様。昨日しでかした醜態を思えば、
これしきの仕打ちなら、今度こそしっかりと耐えきってみせますから……」

何気無く綾華からぶつけられた質問に、瞳子は今でも肌を震わせながら、
どんなに屋敷の外で恥ずかしい仕打ちを押し付けられても、
全ては自らしでかした事態が招いた結果だと、綾華からの言いつけに従い続けるしか無いのだ。

綾華や理久のいる前で失禁行為をしでかして、下半身オシッコまみれのまま、
必死の思いで頭を下げ続けることで、自分でもやっと惨めな気持ちを思い知らされて、
今でも屋敷に置いてもらえるのだから、どんなに耐え難い辱めを強いられたとしても、
二人に幻滅させられて避けられるよりは、瞳子にとっては幾分もマシだったのだ。

「ちゃんと分かってるじゃない、瞳子さん。もう少し私とお散歩を楽しみましょうね?」

しっかりと反省の気持ちを口にできた瞳子の姿に、綾華も思わず感心させられて、
屋外で豊満な乳房を揺らして、とても恥ずかしそうな素振りを続けながら、
懸命に耐え忍んでいる瞳子の姿を、さらに綾華は間近で確かめたくなってきた。

最初は年下なはずの自分の言葉を、本当に使用人の瞳子が真に受けてしまうなど、
ほんの少しだけ不安を感じるのも構わず、瞳子を従わせながら近所へと引っ張り回して、
幾らでもたわわに膨らむ瞳子の乳房を、屋外にいる誰かに見せ付けてしまおうと考え込むだけで、
これから待ち受けている展開に、思わず綾華は興奮した気持ちが湧き上がって止まらない……

「あ、綾華お嬢様……あんなに沢山の人がいる中も、
本当に進まないといけないのですか……?!」
モジモジッ……

しかし瞳子からすれば、いくら綾華から言いつけられたこととは言え、
ブラを身に付けない状態のまま、あられもない胸元を晒してしまう状況に、
どうしても激しい抵抗を感じずにはいられないのだ。

いくら綾華から構ってもらえる状況を有り難がったとしても、屋敷を出て住宅地を歩き回るだけでも、
道の向こう側からいつ誰かが姿を現すのか、どうしても不安に襲われてしまうにも関わらず、
今度は見晴らしの良い広めの公園まで向かおうとしている。

後ろにいる綾華から急かされるまま、瞳子は仕方なく自転車を押しながら歩き始めても、
マラソンを続けている人の気配が近づく度に、どうしても気持ちが怯えてしまい、
思わず身を屈めながら脚まで止めてしまう……

「決まってるでしょう、瞳子さんってば。ブラを着けないままでの生活は、
別に今日だけじゃ無いんだからね?」

どうしても胸元を覗かれるのを恥じらってしまう瞳子に対して、綾華は決して傍から離れようとせず、
無理にでもノーブラ状態のまま歩かせようと、モタモタしている様子の瞳子をすぐに叱り付けてくる。

さらに綾華は睨みつけながら、ブラの無い状態で過ごすのは今日だけではないと言い放って、
これからもブラウスの薄い生地越しに、豊満な乳房が露わになる状況を、
延々と自分達の前で無理強いさせるつもりだとまで、綾華はとんでもない言いつけまで始めてくる。

「そ、そんなぁ。綾華お嬢様ってば……まさか今日だけでなく、
明日以降もブラを着けさせて、もらえないんですか……あうぅんっ」
クイッ。

瞳子は不意に綾華から投げかけられた言葉に、どうしても激しい動揺に見舞われてしまい、
今でも胸の高鳴りが収まらないほど、恥ずかしい状況を強いられ続ける行為を、
明日以降も続けてしまうなど耐えられないと、どうしても弱音を洩らさずにはいられずに、
それでも脚を無理矢理進めさせられて、小さな悲鳴を口にし始めてしまう。

ブラで乳房を覆わないまま、いつ胸元を確かめられてもおかしくない、
恥ずかしい行為をこれからも強いられると思うだけで、ますます縮み上がってしまうにも関わらず、
綾華にずっと背中を押され続けているせいで、公園から立ち去ることすら出来ないのだ……

「ダメよ、瞳子さん。しっかりと胸を張って。ずっと猫背になってたわよ?」

目の前で視線を泳がせながら、どうしても人の気配を気に掛けてしまう、
瞳子のとても不安げな素振りに、綾華はさらに言葉を重ねながら、
しっかりと姿勢を正すべきだとまで、平然と瞳子の前で言い放っていく。

屋敷に努める使用人として、たとえ屋外を出歩く際にも、だらしなく背中を丸めてしまったら、
自分達の威厳が保てなくなると、綾華はずっと思い込んでいたのだ。

「も、申し訳ありません。綾華お嬢様……くうぅっ!」
ピチピチピチッ……

瞳子は綾華に急かされるまま、周囲の状況を確かめた後で、
無理をして胸を張った姿勢を保ちながら、意を決して公園の敷地を歩き回ることにした。

背の高い瞳子が背筋を張りつめるだけで、薄い生地からすぐにでも、
尖った乳首の輪郭が浮かびあがってしまい、遠くからなら一見は分からないとしても、
そっと横を通り過ぎただけで、すぐに瞳子がブラを身に付けてないまま、
ブラウス一枚だけで過ごしている状況を気づかれてしまう。

白い生地からすぐに確かめられそうな、はしたない胸元など本当は見せたくないのにも関わらず、
ブラウスの生地が擦れるたびに、敏感な乳首に刺激を押しつけられ、さらに先端を尖らせてしまう。

(こんなに乳房が目立った格好で……周りに他の人達だっているのに。
とっても恥ずかしくてたまらないのに……まだ綾華お嬢様はお許しになってくれないの?)

尖った乳首へとブラウスの生地が擦る感触から、恥ずかしい状況を思い知らされて、
このまま公園の敷地を進んでも良いものか、瞳子はどうしても戸惑いの表情が収まってくれない。

それでも瞳子は綾華に急かされるまま、ブラで少しも護られていない乳房が、
薄手のブラウス越しに揺れ動く状況を、たとえ人々が行き交う公園内であっても、
延々と晒しながら散歩を続けるしか、他に選択肢など無かったのだ……

カチャンッ。
「瞳子さん、ずっとお散歩を続けていたから、さすがにノドが渇いちゃったでしょう?」

ずっと公園の敷地を進んでいる最中で、屋外での緊張が続いたせいで、
ついには息まで切らし始めた瞳子に対して、綾華は公園にある自動販売機まで向かわせて、
何気なくペットボトルの水を買うと、そのまま飲むように口を差し向けてきた。

自転車を押し続けながら、ついには公園の中央付近まで辿り着いてしまった瞳子は、
今まで何人の人とすれ違って、膨らんだ乳房を覗かれてしまったか、
思い返すだけでも恥ずかしくてたまらないだろうと、綾華も少しだけ気に掛けていたのだ。

「あ、ありがとうございます。綾華お嬢様……きゃんっ!」
ビシャビシャッ。

瞳子は綾華の施しに軽くお礼を告げながら、少しずつ顔を寄せてペットボトルの口を咥えると、
綾華も合わせてペットボトルを傾けてきたので、ノドを鳴らしながら冷たい水を飲み干し始める。

それでも二人の間には圧倒的な身長差があったせいで、
綾華がペットボトルを傾ける際に、中に入った水を上手く受け止められず、
ついにはブラウスの胸元部分を濡らして、瞳子は冷たい感触に悲鳴まで洩らしてしまう。

「ごめんね、瞳子さんのお口にお水を飲ませるの、私も慣れてなくって……」

瞳子に上手く水を飲ませられずに、それどころかブラウスの薄い生地を濡らしてしまった状況に、
さすがに綾華も申し訳なく感じて、瞳子の前で形だけ謝ってみせる。

それでも綾華は目の前で慌てふためく瞳子に対して、自分達の身長差に無理があったせいで、
上手く瞳子に水を飲ませられなかったと、まるで言い訳じみた言葉まで述べ始める。

「う、うぅっ……」
ヒタヒタッ、グシュグシュッ……

瞳子は綾華からの言葉を耳にしている最中も、不慮の事故とは言え、
しっかりと濡れてしまった胸元に、思わず震えるような声を洩らしてしまい、
ますます恥ずかしい状況に置かれた胸元を抱えながら上手く綾華の言葉に答えられない。

ただでさえ薄い生地から形状が浮かんでいた乳房が、胸元に浴びせられた水のせいで、
さらに生地全体が透けてしまい、白いブラウスの上からますます、
柔らかそうな質感を保った、肌色の丸みが目立ってしまうのだ。

ブラウス一枚だけで覆い被さっている状況よりも、一層恥ずかしい状況に追い込まれた瞳子は、
自分でも見下ろしてみるだけで、乳房の形に添うように張り付きながら、
はしたなく肌色を透けさせる乳房の状況に、ますます引け目を感じてしまう……

「それでも瞳子さん、少しはお水も飲めたみたいだから、もっとお散歩を続けましょうね?」

しかし傍にいる綾華は、自分が引っかけてしまった水を、少しも悪びれる様子すら見せず、
引き続き公園内での散歩を続けようと、ためらいなく瞳子の前で迫ってくる。

瞳子が幾度も自分の胸元を覗き込みながら、豊満な乳房の膨らみ加減や尖った乳首の形状まで、
濡れて透けたブラウス越しから不安げに確かる状況を、綾華もずっと観察していた。

それでも綾華は瞳子の手を離さず、たとえ胸元が露わになった状態でも、
無理にでも屋敷までは歩かせつつ、ブラを身に付けない生活へと慣れさせるつもりだった……

「そ、そんなぁ。綾華お嬢様ってば……こんなに胸元が透けている姿など、
誰かに覗かれでもしたら大変ですっ!」
フルフルッ……

どんなに綾華から急かされたとしても、瞳子は破廉恥に透けている自らの胸元を、
これ以上誰かの前で晒したくないあまりに、どうしても脚を歩ませることが出来ない。

ただでさえ膨らみが目立つ胸元に、注目を浴びせられる機会が多かった瞳子は、
ブラすらも身に付けずに無防備な上半身を、誰かに気づかれる状況をますます恐れてしまうのだ。

「ダメよ、瞳子さん。別に胸元が透けちゃう程度なんて、
どうってことないじゃないの。このままの格好でお屋敷まで戻るのよ?」

どうしても自転車を押しながら歩くのをためらってしまう瞳子に対して、
綾華は無理にでも背中を押しながら、たとえ恥ずかしい状況のままでも、
この格好で屋敷まで戻るよう、何度も瞳子の前で言いつけてくる。

確かに大人の女性として、自らの乳房が屋外で露わになる状況など、
あまり迎えたくない状況でも、自分が瞳子のブラを全て取り上げた以上は、
どうしてもノーブラでの生活に慣れてもらう必要があったのだ……

フルンッ、フルンッ……
「あ、あうぅんっ……きゃんっ!」

綾華に引っ張られるまま、瞳子は自転車を押したまま、
両手で目立つ胸元を隠すことすら出来ずに、延々と公園の敷地内を歩き続けるしかなかった。

歩く度に揺れ動く胸元が、さらには透けたブラウス越しに覗けてしまう状況に、
ますます瞳子は震え上がってしまい、人の気配にどうしても怯えてしまうけど、
綾華に背中を押されている以上は、無理にでも公園内を歩き回るしかなかった。

しっかりと背筋を伸ばしたまま、肘を縮ませて胸元を取り繕う行為すら、
後ろにいる綾華から許してもらわず、瞳子は膨らんだ形状を通りすがりに覗かれるたびに、
自分の胸元にどんな気持ちを抱いたのかを思い知らされて、激しい顔の火照りに襲われてしまう。

「瞳子さんってば……そんな調子だと、お屋敷に戻るまで日が暮れてしまうわよ?
それに背筋だって曲がったままだし。しっかりと姿勢を保った状態で歩くのよ、いいわね?」

注意をした最初こそは、背筋を伸ばした体勢を保っているにも関わらず、
一人でも横を通り過ぎるたびに、どうしても身を縮めてしまう瞳子の素振りを、
綾華は通りすがりの人にも視線を向けながら、敏感な反応をどうしても放っておくことが出来ない。

このまま瞳子が怖じ気付いてしまったら、自分達の屋敷に戻るまで、
必要以上に時間が掛かってしまうから、透けた胸元を隠す暇があるのなら、
屋敷まで向かう脚の方を優先させるよう、綾華は瞳子に対して睨みを利かせてくるのだ。

「は、はい。分かっております。綾華お嬢様……くうぅっ!」
フルフルフルッ……

常に綾華から見張られた状態のまま、少しも恥ずかしい胸元を隠せずに、
それでも屋敷までの道のりを迫られた瞳子は、今でも透けている乳房の形状に対して、
不意に向けられる視線の他にも、段々と別のことが気がかりになってしまった。

綾華から飲むように告げられたペットボトルの水や、胸元を今でも濡らしているブラウスのせいで、
瞳子は段々と肌寒さに襲われ始めて、ついには尿意までも呼び起こしていたのだ。

それでも綾華から迫られている以上、公園のトイレに向かうことすら出来ず、
段々と押し寄せる生理現象の前では、どうしても目立ってしまう乳房を、
恥じらいの気持ちから取り繕う余裕すら与えてはくれない。

(どうしよう……また私ってば、おトイレが近くなってしまって。
すぐにお屋敷まで戻らないと、また用を足せなくなってしまいそう……)

綾華から水を飲まされただけで、すぐに尿意を呼び起こしてしまう自分自身に、
瞳子はあまりにも敏感な膀胱に対して、一種の恨みのような感情まで抱いてしまう。

少しでも自分の胸元を取り繕わないと、ますます誰かからの注目を浴びせられてしまうのに、
屋敷までの道のりをしっかりと歩かない限りは、いずれは抱え込んだ尿意に身体が屈して、
綾華の前でも痴態を演じてしまう……言わば恥じらいの板挟みに遭っている最中なのだ。

どうしても人目に自らの乳房を覗かれたくない一方、あまり胸元に気を取られていると、
なかなか屋敷まで辿り着けないまま、ついには用も足せなくなる、
恐るべき状況に追い込まれてしまうと思うだけで、瞳子の気持ちはますます焦り出してしまう……

「ひうぅんっ……!」
ピタッ。

何とか公園の敷地から逃げ出して、あとは屋敷までの道のりを歩むだけにも関わらず、
また道の向こうから通りがかりが姿を現して、今でも透けたブラウスが張り付いて、
露わになっている胸元への視線を感じると、思わず瞳子は身を固めてしまう。

本来なら自分のあられもない胸元など気にせず、すぐにでもお屋敷まで戻って、
自分を苦しめている尿意を解放するため、一刻も早く用を足したいにも関わらず、
恥ずかしい状況に追い込まれるたびに、瞳子はどうしても脚がすくんで止まらないのだ……

「瞳子さん、あと少しでお屋敷まで戻れるんだから。最後まで頑張って歩き続けるのよ?
そうすれば手首を結んでいる糸だって、解いてあげるんだから」

他人から目立つ胸元を確かめられる度に、耐え難い恥じらいに襲われてしまい、
不意に脚を止めてしまう瞳子を、さらに綾華が背後から急かし続ける。

段々と屋敷の大きな建物が見えていき、後は門構えまで自転車を押せば、
とりあえずは膨らんだ胸元を、誰かに覗かれる状況だけは避けられるのだから、
あと少しの辛抱だと言い放ちつつ、綾華は瞳子の身を震わせる行為をいくらでも楽しんでしまう……

「あ、綾華お嬢様ぁっ……きゃ、きゃうぅんっ」
カクカクカクッ……

ずっと太股の震えに襲われながら、やっとの思いでお屋敷の門まで戻ってこられた瞳子は、
激しい尿意がのた打ち回っている最中でも、すぐに屋敷の敷地へと脚を踏み入れられずに、
未だに両脚を擦り合わせながら、自分を苦しめる感覚を押さえ込むしかなかった。

自転車のハンドルに両手を括り付けられた瞳子は、どんなに尿意を持ち堪えるのが限界でも、
まずは綾華がピアノ線を解けないことには、屋敷の中に入って用を足すことすら出来ないのだ。

綾華がずっと両手を弄りながら、ハンドルを結んだピアノ線を取り除くまでの最中も、
瞳子の気持ちは落ち着いてくれるどころか、ますます焦りの気持ちに苛まれてしまい、
脚を震わせながら呻き声まで洩らして、すでに気持ちが限界まで追い詰められている……

「そんなに急かさないで、瞳子さんってば。ちょっと頑丈に結びすぎたかしらね……」

あまりにも必死にピアノ線を解いて欲しいと頼み込む瞳子の姿に、
思わず綾華の気持ちまで焦ってしまい、近くで確かめないと分からない、
ピアノ線の結び目を目で捉えるだけで精一杯だった。

本当なら綾華がハサミでも用意して、瞳子の両手を拘束しているピアノ線を、
自転車のハンドルから切ってあげれば良いにも関わらず、便利な道具など一切使わずに、
少しも解けないピアノ線に煩わしさを感じつつ、わざと焦らすような行為を押し付けるのだ……

「あ、綾華お嬢様。お許しください……うぅっ!」
ショワショワショワッ、ピチャピチャピチャッ……

綾華がやっとの思いで、ピアノ線で結んだハンドルから片手だけを解放したタイミングで、
ついに瞳子の膀胱がこじ開けられると、ずっと溜まっていたオシッコが溢れ出して、
穿いているショーツの内部へと、温かい液体を大量に撃ち放ってしまった。

やっと屋敷の門前まで辿り着けたにも関わらず、未だに激しい尿意を抱えたまま、
両手を自転車のハンドルに拘束されたまま、少しも用を足せない状態を強いられるうちに、
ついに悲鳴を上げた瞳子の下半身が、猛烈に襲いかかる衝動に屈してしまったのだ。

勢いよく股間から溢れ出したオシッコは、お尻の内部を一気に駆け巡っては、
すぐにショーツの裾からこぼれ出したり、さらには薄い生地まで突き抜けていき、
続々と瞳子の下半身を、恥ずかしい液体で濡らし始めていく……

「まったくもう、糸を解してあげるだけの時間すら、
瞳子さんが待たせてくれないだなんて……これじゃあ私だけが悪者みたいじゃないの?!」

やっと自分達の屋敷まで戻ってきたにも関わらず、
立った状態でオシッコをお漏らししてしまった瞳子の姿に、
綾華はすぐに眉を吊り上げながら、はしたない失態を叱りつけてきた。

なんとか瞳子の両手を結んだ糸を、必死の思いで解いているにも関わらず、
ついには抱え込んだ尿意に耐えきれず、またしてもオシッコをお漏らししてしまった瞳子の姿を、
女同士として見せなければいけない同情の気持ちなど、少しも綾華は向けようとはしない。

それどころか綾華は瞳子に対して、まるで自分の手際が遅かったせいで、
トイレにも向かえなかったなど絶対に喋らせないと、平然と自分の意見を押しつけてくるのだ……

「も、申し訳ございません。綾華お嬢様……あうぅっ」

傍にいた綾華から睨み付けられてしまい、思わず背筋を震わせながら、
またしても冒してしまった失禁行為に、瞳子はすぐに気持ちを落ち込ませてしまう。

いくら綾華から無理強いをさせられた行為だとしても、
最後はハンドルからピアノ線を解こうと、自分の為に頑張ってくれたにも関わらず、
結局は綾華からの施しを無駄にしてしまったと思うだけで、激しい後悔の念に苛まれる。

それでもお漏らししたオシッコのせいで、下半身の殆どを濡らし尽くしてしまった瞳子は、
未だに胸元で透けているブラウス以上に、あられもない姿を屋外で晒してしまい、
自分の恥ずかし過ぎる姿を、せめて屋外からは隠し通したい衝動に襲われるのだ……

「ダメよ、瞳子さん。こんなにオシッコで濡れた状態のまま、
お屋敷の敷居を跨ぐことが許されると、本当に思っているのかしら?」

必死の思いで縋り付く態度を見せた瞳子にも関わらず、綾華は叱りつけるような態度しか見せず、
ずっと瞳子が抱え込んでいた思いまで、ためらいなく切り捨てる素振りまで見せてくる。

いくら激しい尿意に身体が屈してしまったとしても、はしたない行為まで冒してしまい、
下半身オシッコまみれの汚れた状態では、屋敷の敷地をすぐに跨がせるわけにはいかないと、
綾華は平然と瞳子の前で言い放つと同時に、意地悪な笑みまで浮かべてみせるのだ。

「あ、綾華お嬢様ぁっ……本当に申し訳ございません。あうぅっ……!」
グシュグシュグシュッ、ポタポタポタッ……

もう片方の手が、未だにハンドルに括り付けられている状況にも関わらず、
自分の元から立ち去ってしまう綾華の姿に、瞳子は思わず震えるような悲鳴を洩らしてしまう。

またしても綾華のイタズラに屈した挙句、屋敷の外でも失禁行為をしでかした瞳子は、
もうこれ以上は耐え難い状況に追い込まれたくない為にも、
すぐに屋敷内へと自らの身を隠しておきたかったのだ。

それでも瞳子は綾華の後ろ姿を眺めながら、屋敷内へと入る許可を与えてはもらえず、
自らしでかしたみっともない失態を、いつ誰かに覗かれるか分からない状況に、
屋敷の門で立ち尽くしたまま激しい動揺に襲われて、どうしても震えるような声を洩らしてしまう……