白黒ギャルを服従(おと)しめろ! 体験版

『白』第2話

「ほら、ちゃんと自分の脚で歩きなさい? モタモタしてると誰かに見つかっちゃうわよ?」

 詩子が失禁行為をしでかした後、咲恵は別の場所へと脚を向かわせる。
 金網への拘束を解いた後も、咲恵は詩子の手首を掴んだまま、さらに別の行為を押しつけるつもりでいた。
 はしたない醜態を冒した直後で、すっかり気持ちが震えている様子の詩子も構わず、さらなる反省を促してもらおうと咲恵は目論んでいく。

グシュグシュグシュッ。
「お、お願いだから離してよぉっ! こんなにオシッコで濡れて、すっごく気持ち悪いのにい……」

 咲恵に手を引かれながら、詩子はひたすら慌てふためくことしか出来ない。
 はしたない失禁行為をしでかした後、詩子は未だにオシッコまみれの下半身を抱えたまま、さらに別の場所へと連れられようとしていた。
 女の子として許されない瞬間を確かめられた後、さらなる辱めを咲恵から強いられると思うだけで、詩子は嫌でたまらない……殆どが濡れ尽くした下半身を抱えたまま、延々と校舎裏を歩き回るだけでも、いつ誰かにみっともない姿を覗かれるか分からないまま、詩子の気持ちは怯えずにいられないのだ……

(いくら何でも考えられないよぉっ……! いくら学校の風紀を守るためって言っても、こんなヒドいことまでしてくるなんて……!)

 咲恵から別の仕打ちを押しつけられようとしていた状況なのに、詩子はどうしても逃げられない状況を強いられていた。
 金網から磔にされる状態から抜け出せたものの、詩子は今でも両手に手錠を掛けられていたのだ。
 さらには咲恵から手錠を引かれるまま、どこかしらの場所へと向かう最中、詩子は少しも離れられないのだ。
 本来なら下半身からオシッコの滴を拭ったり、台無しにしたショーツを脱いでしまいたいのに、今でもはしたなく濡れ続ける下半身を抱えたまま、詩子はひたすら歩き続けることしか出来ない……

「さっきお漏らしした証拠も、しっかり押さえてるんだから。ちゃんと私の言うことを聞きなさい?」

 一人で歩こうとしない詩子へと向けて、咲恵は強い口調で言葉を投げかける。
 どんなに嫌でたまらないとしても、当分は自分に付き従うよう、咲恵はさりげなく詩子へと切り出していく。
 昨日に汚物入れから引き上げたショーツ、床に撒き散らしたオシッコの写真、さらには先ほどしでかした失禁行為の証拠も、全て取り押さえていることを踏まえながら、自分へと服従を誓うよう咲恵が迫り出す。

ヒタヒタヒタッ。
「う、うぅっ……わ、分かりました」

 咲恵からぶつけられた言葉に、詩子は思わず肩をすくませてしまう。
 オシッコまみれの下半身を抱えながら、いつ誰かから失禁姿を覗かれるかも分からないので、本当はすぐにでも自分の身を取り繕いたかった……それでも今の詩子は、咲恵の言葉にただ従うことしか出来ないのだ。
 何度も周囲を振り返って、誰かに見られないか確かめながら、詩子は恐る恐る校舎裏を歩き続ける……

フルフルフルッ。
(すぐ傍で部活もやってるのに……一体どこまで私を連れてくつもりなんだろう。こんな恥ずかしい格好、もし誰かに見つかったら大変なのに……)

 オシッコで濡れた下半身を抱えていた詩子には、何よりも人目につくのが怖かった。
 校舎の向こう側から聞こえる物音に肩を震わせながら、いつ他の生徒達が姿を現すか……そう思うだけで、詩子は居心地の悪さを感じずにいられない。
 今でも校庭では午後の部活練習が繰り広げられる中、詩子は必死に身を縮ませながら、はしたない姿を誰にも見られずに済むよう願い続ける……

「その調子よ、白練さん。ちゃんと私の後をついてくるのよ?」

 今でも頬を震わせながら、自分に付き従う素振りを見せる詩子へと、咲恵は怪しげな笑みを向け始める。
 オシッコまみれの下半身を抱えながら、みっともない醜態を目の前で晒す詩子の姿に、咲恵の気持ちがひとりでに盛り上がってくるのだ。
 すっかり怯えている詩子を好き勝手に出来る――そう思うだけで、詩子は優越感を抱かずにいられない。
 自分達の歩いた後を振り返りながら、地面に点々とはしたない痕跡を残す詩子の姿が、今でも咲恵には面白くてたまらないのだ……

      *      *      *      *      *      *

「ほら、無事に着いたんだから。白練さんも早く入りなさい?」

 オシッコまみれの詩子を引き連れて、咲恵はやっと目的地に辿り着くことが出来た。
 周囲に誰もいないのを確かめた後、咲恵は重い扉を少しずつこじ開ける……二人が向かった場所は、誰も使わなくなった体育倉庫だった。
 自分達が通れる分だけ扉を開いた後、咲恵が手首を引っ張る形で、詩子を薄暗い場所へと歩かせていく。

「ちょ、ちょっと。無理に引っ張らないでよぉっ……きゃんっ!」
グイッ。

 ついに体育倉庫へと連れ込まれた後、詩子はさらなる状況を強いられてしまう。
 校舎裏を歩かせる時と同じく、咲恵の手で不意に手錠を引っ張られて、気づいたら詩子は両腕を持ち上げられていたのだ。
 手錠に括りつけた紐を咲恵が引っ張るたびに、勝手に両腕が持ち上がって、詩子は少しも下ろせない状況を続々と強いられる。
 気づいたらバンザイの姿勢を取らされたまま、詩子は体育倉庫の中でも拘束させられてしまった。

ギュルギュルギュルッ。
「大人しくしててね、白練さん。もっと反省してもらうために、色々と準備が必要なんだから?」

 詩子の両腕が上がり切ったところで、さらに咲恵は括りつけた紐を固定し始める。
 これから詩子には校舎裏だけでなく、体育倉庫を舞台にしても反省を促してもらおうと咲恵は考えていた……そのためには詩子が逃げ出さないよう、しっかりと拘束する必要があったのだ。
 今でも表情を引きつらせながら、両手を持ち上げたまま下ろせない状況を押しつけた後、咲恵はさらなる準備へと取り掛かる。

ガサガサッ。
「あうんんっ……!」

 体育倉庫の中で両手を吊された格好を強いられた後、詩子はさらに別の仕打ちを押しつけられる。
 ただでさえ薄暗い体育倉庫の中で、周囲の状況を上手く確かめられないのに、気づいたら何かしらの袋を被せられ、完全に視界を遮られてしまった。
 咲恵の手で視界を封じられた後も、詩子は震えるような声を洩らすしかない……続々と強いられる状況の数々に、詩子の気持ちはすっかり追いやられていたのだ。

(今度は体育倉庫に閉じ込められたまま、どんなことをされちゃうの……?!)

 咲恵から次々に押しつけられる仕打ちに、詩子はただ震え上がることしか出来ない。
 両手を持ち上げたまま拘束された後、さらに頭に紙袋を被せられるなど、詩子には考えられない事態だった。
 誰もいない体育倉庫の中に閉じ込められた上、両手の自由や視界まで奪われた後、これから咲恵の手でどんな目に遭わされるのか……想像するだけで、詩子は背筋を震わせずにいられないのだ。

「お、お願い! もう許してよぉっ! こんなヒドいことされるの、イヤでたまらないのにぃっ……!」

 気づいたら詩子は咲恵へと向けて、必死の思いで悲鳴を上げ始めていた。
 これ以上の事態を迎えたくなければ、惨い仕打ちを押しつけないよう、詩子は何としても咲恵に訴えなければいけなかった。
 顔全体を紙袋で覆われた後、傍にいるはずの咲恵を追い求めて、詩子は何度も声を張り上げる……たとえ弱みを握られていても、さらなる仕打ちを強いられる事態だけは、何が何でも避けたかったのだ。

「もう、すぐに暴れちゃうんだから。白練さんってば……まだまだ反省が足りないってこと、もっと知ってもらわないとね。もう準備も出来たし、もう入っても構わないわよ?」

 必死に大声を上げる詩子へと向けて、咲恵はとんでもない行為を押しつける。
 一回失禁行為をしでかした程度では、まだ詩子も反省が足りないと踏まえた上で、咲恵は体育倉庫の外へと向けて声を投げかける。
 さらに詩子を窮地へ追い込むために、咲恵は何と自分以外の誰かを呼び始めたのだ。

コツッ、コツッ、コツッ……
(ウソっ……風紀委員長ってば。一体誰を呼び始めたって言うの?!)

 咲恵の声に従うまま、続々と誰かが体育倉庫へと入り込む様子に、詩子は思わず身をこわばらせてしまう。
 続々と聞こえる物音が周囲へと集まる状況に、詩子の気持ちはどうしても震え上がらずにいられない。
 自分へと課せられたお仕置きを、まさか咲恵以外の誰かが参加するなど、詩子にはあまりにも考えられない事態だった。

コツッ。
「周りが見えない白練さんのために説明してあげるけど、今みんなを呼んで周りを取り囲んでる状態なの。お漏らしした姿も色んなところから丸見えになってるんだから?」

 肩をすくませる詩子へと向けて、咲恵はさらに言葉を投げかける。
 周囲を確かめられない詩子のために、咲恵は目の前で繰り広げられる状況を教え込む……自分の他にも数人の生徒達が入り込んできて、詩子の周囲を取り囲んでいる状態だと咲恵は明かすことにした。
 両腕を持ち上げられたまま、今でもはしたなくオシッコを垂れ落とす状態までも、周りからすぐ確かめられると咲恵は付け加える。

フルフルフルッ……
「そ、そんなぁ。こんな恥ずかしい姿なんて。もう誰にも見られたくなかったって言うのに……?!」

 咲恵から告げられた状況を思い知らされて、詩子は思わず慌てふためいてしまう。
 自らしでかした失禁行為を、咲恵だけに覗かれるだけでも恥ずかしいのに、ついには他の生徒達にも確かめられる事態など、詩子が何よりも恐れていた事態だった。
 今でもショーツの内側からはオシッコの滴が滴り落ちて、脚の内側に続々と伝い続ける状態だった……周囲にいる誰かからどう映って見えるのか、詩子はどうしても気に掛けずにいられない。
 どんなに否定したくても、確かに詩子の周囲で足音が止んだ後、はしたない液体で濡れ続ける下半身へ、続々と視線が突き刺さってくるのは確かだった。

(風紀委員長ってば……これからホントに何を始めるつもりなの?! それに、周りに集まってる相手って、一体何物なの……?!)

 たとえ視界が遮られた状態でも、誰かしらの気配を感じて、詩子はますます気持ちを震え上がらせてしまう。
 最初は昨日の粗相を咲恵の手によって暴かれた後、今日も同じような失禁行為をしでかして、さらに今は体育倉庫に連れ込まれるまま、見ず知らずの誰かに醜態を覗かれているのだ。
 これからどんな行為が執り行われようとしていたのか、詩子はどうしても気に掛けずにいられない……

「うわぁ……本当に風紀委員長さんが言ってたとおり。白練さんってばこんなにオシッコまみれなのね?」
「今日もおトイレを我慢出来なかったの? みっともな〜い」

 詩子が不安を抱えているのも構わず、周囲にいる誰かは続々と言葉を発してきた。
 体育倉庫の真ん中で身動きが取れないまま、オシッコで下半身を濡らす詩子の姿を、周りに集まった生徒達は続々と覗き込んでみせる。
 さらには肌を震わせる詩子へと向けて、彼女達は続々と蔑むような言葉をぶつける……思春期を迎えた年頃にも関わらず、学校内ではしたなく失禁行為をしでかすなど、決して自分達には考えられない状況だった。
 それでも現にオシッコを垂れ流していた詩子へと向けて、正体不明の誰かは続々と言葉を浴びせるのだ。

モジモジモジッ……
(どうしよう……ついに私のお漏らし姿、委員長以外の誰かに見られちゃってるんだ! こっちは相手の顔も見れないって言うのに……!)

 周囲からぶつけられる言葉の数々に、詩子の気持ちは着々と追い込まれてしまう。
 ついに咲恵以外の誰かにも失禁行為を確かめられた事実を、詩子は否応なしに思い知らされる。
 今でも脚の内側から液体が滴って、足元に続々と零れ落ちるオシッコの滴や、裏地にも滲み出しながら下半身に張り付くスカートなど、全てを確かめられていると思うだけで、詩子はすぐさま背筋を震わせてしまう。
 周囲に何人いるのか、相手がどんな顔をしてるのか、何としても探りたかった詩子だけど、頭に被せられた紙袋にあっけなく阻まれる。
 誰にも見られたくない失禁姿を覗き込んでいる相手の姿を、自分は少しも確かめられない状況が、今の詩子には何よりもじれったくてたまらないのだ……

「普段はすっごく生意気なのに、こんなにお股が緩いなんてね……ホントに考えられないよね?」
「本当よね。教室では我が物顔で威張り続けてるのに……ふふっ? まるで子供みたいね?」

 詩子の気持ちが追いやられているのも構わず、周囲にいる誰かは調子づいたまま、率直な感想を続々とぶつけてくる。
 小さな子供ならまだ許されるとしても、すでに思春期を迎えた身で粗相をしでかすなど、同世代として到底考えられないと彼女達は告げてくる。
 さらには公共の場所である学校内で、トイレにも行かずに失禁行為をしでかして、詩子自身は反省する気がないのかとまで言い放つ。
 詩子が普段から学校内で取り続ける態度も絡めながら、一人が口を開くたびに、周りにいる誰かが寄ってたかって陰口を叩く状況が繰り広げられる。

ワナワナワナッ……
(私のこと、全部知られちゃってる……それじゃあ私の周りにいる誰か、全員この学校の生徒達だって言うの?!)

 続々と周囲から浴びせられる言葉に、詩子は気持ちを震え上がらせてしまう。
 周囲にいる誰か正体が、実は学校内の生徒達だと言う事実を、詩子は改めて思い知らされていた。
 たとえ自分からは探れなくても、相手は自分のことを知っている上、さらには学校内での態度まで責め立てる状況に、詩子の気持ちはますます追い詰められてしまう。
 見ず知らずの相手から延々と罵られる状況を受けて、詩子はどうしても悲鳴を上げずにいられない……

「お、お願いよぉっ! もう私をここから出してよぉっ……!」

 ついに詩子は周囲へと向けて、抑えられない気持ちを訴え始めていた。
 被せられた紙袋も構わず、何度も周囲を振り向いて、異常な事態から解き放って欲しいと詩子は口にする。
 体育倉庫の中で閉じ込められて、身体を拘束された上に視界まで遮られて、さらには周囲から罵倒されるような状況など、今の詩子には耐えられない仕打ちだった。

「ダメよ、白練さん。普段から学校で威張ってる分、これからみんなの前で反省してもらうつもりなんだから?」

 そんな詩子の訴えを、咲恵が無情にも遮ってしまう。
 どんなに詩子が悲鳴を張り上げても、周囲にいる誰も手を差し伸べるつもりはないと、咲恵はありありと言い放ってみせる。
 自分が体育倉庫へと招いた生徒達は、詩子の傲慢な態度に業を煮やしていた者ばかりだから、決して助けの手を差し伸べることもないはずだから、思う存分彼女達の本音を思い知るよう突きつける。

「今なら白練さんも身動きが取れないし、反撃されることもないわよ? みんなで好きなだけ、普段のウップンをぶつけてしまいましょう?」

 咲恵が投げかけた言葉に、周囲にいる誰かはすぐさま賛同を始める。
 詩子が自分達に対して、どれだけ不遜な態度で振る舞って迷惑を被ってきたのか、この際だから思い思いにぶつけてしまおうと目論んでいく。
 紙袋を頭から被ったまま、今なら自分達の正体を気づかれずに済むはずだと踏まえて、普段から抱えていた苛立ちをぶつけてしまおうと彼女達は思い込んでいたのだ。

「そうね、白練さんってばホントに生意気だから。ずっと気に食わなかったのよね? この際だからさ……私達で白練さんの弱み、握っちゃおうよ?」

 誰かが告げた言葉のまま、周囲にいる全員が気持ちを寄せていき、すっかり弱り果てている詩子を、さらに自分達の手で屈服させてしまおうと目論んでいく。
 普段から傲慢な態度を取り続けていた詩子が、はしたなくオシッコを垂れ流す姿を垣間見るだけでも、彼女達はどうしても優越感に浸らずにいられない。
 さらには詩子の失態を目の当たりにした後、自分達の手でしっかりと弱みを握ってしまおうと目論んでいく……徹底的な証拠を握れば、二度と学校内で傲慢な態度も取れないはずだと彼女達は思い込んでいたのだ。

グシュグシュッ……
「い、イヤぁんっ……!」

 不意に誰かから手を触れられて、詩子は思わず悲鳴を上げてしまう。
 ずっと肌に張り付いていたスカートを、傍にいる誰かに持ち上げられ始めた……不快な感触を押しつけられるせいで、詩子はどうしても太股を震わせずにいられない。
 それでも傍にいる誰かは、濡れたスカートを腰まで持ち上げた後、決して詩子から身を離そうとしないのだ。
 続々と視線を向けられるたびに、詩子のしでかした失禁姿を確かめられて、そのたびに立場が貶められることだけは確かだった。

ポタポタポタッ。
「うわ、こんなに濡れちゃってる。これ全部、白練さんがお漏らししたオシッコなの?!」
「まだオシッコが垂れてきてるよ。本当にみっともな〜い……それじゃあみんな、準備は出来たかしら?」

 目の前で露わになった詩子の下着に、周囲にいる誰かは騒ぎを始めてしまう。
 詩子の下半身を今でも包む、下着の股間からお尻辺りにも染みが行き渡って、さらには内部からオシッコが滴り落ちてくるのだ。
 詩子が腰を震わせるたびに、はしたなく零れ落ちる薄黄色い滴を目の当たりにして、彼女達はどうしても声をぶつけずにいられない。
 想像以上だった粗相の被害を確かめた後で、周囲にいる生徒達は声を揃えながら、言い逃れの出来ない証拠を自分達で押さえてしまおうとけしかける……今でもオシッコまみれのショーツを穿いている詩子の姿など、格好の光景だったのだ。

カシャカシャッ。ピロリロ〜ン。
「あ、あうぅんっ……! そんな恥ずかしいところなんて、撮らないでよぉっ!」

 周囲から聞こえてきた電子音に、詩子は思わず頬を震わせてしまう。
 オシッコで濡れたショーツを続々と覗かれて、さらには携帯で撮影されていたのだ。
 下半身に入り込んでくる冷たい空気や、さらに周囲から伝わる熱気のせいで、自分がどんな状況に置かれているか、詩子は否応なしに思い知らされる。
 もしこの場から解放されたとしても、自分の弱みを誰かに握られた状況を強いられて、詩子はどうしても気持ちを震わせずにいられない。

「ふふっ。こんなにお尻をアップで撮っちゃった? こんなにオシッコの染みを広げちゃって。ホントに恥ずかしいんだから?」
「顔も一緒に撮れないのは残念だけど、ここにいるみんなが証人になるから平気だよね?」

 各々で撮影会を執り行った後、周囲にいる生徒達は互いに携帯の画面を見せ合う。
 丸みを帯びたお尻に濡れたショーツが張り付きながら、オシッコではしたなく透けている様子、さらには下半身全体に滴るオシッコの具合なども、彼女達は夢中になってカメラへと収めていた。
 さすがに頭を覆う紙袋は取り除けないので、詩子の惨めな顔を収められない事実を惜しみながら、自分達でしっかりと弱みを握り締めた事実に、周りにいる生徒達は興奮を隠せない。
 もし詩子が今日の出来事を忘れて、今までどおり傲慢に振る舞おうとしたら、手にした証拠を使って脅してしまおうと自分達で思い込んでいく。

「も、もうお願いだから。これ以上恥ずかしいところなんて……きゃうぅんっ!」
バシンッ!

 周囲にいる誰かから仕向けられた行為に、恐る恐る訴えを始めた詩子だけど、不意に肌へと走る衝撃に、思わず背筋を震わせてしまう。
 はしたない痴態を携帯に収めるだけでは飽き足らず、ついに誰かがお尻まで叩き始めたのだ。
 オシッコが張り付いてベタつくお尻に、容赦なく平手を打ちつけられるたびに、詩子はどうしても悲鳴を上げずにいられない。
 どんなに言葉を続けても、自らの失態を無理にでも探られようとする状況に、詩子の気持ちはすっかり追いやられていく。

「もう、すぐ私達に逆らっちゃうんだから。ちょっとだけお仕置きが必要かもしれないわね?」

 ついに詩子のお尻まで叩き始めた生徒達は、身勝手な思いを次々にぶつけてくる。
 どんなにこれ以上探らないで欲しいと詩子から訴えたとしても、すんなりと聞き入れる気になどなれない……それほど、詩子が晒し続ける致命的な姿を、彼女達は何としても取り押さえておきたかった。
 普段から威張り続ける詩子にお灸を据えるため、実は咲恵がお尻叩きを始めていたのだ――それでも自らは何も声を発しないまま、周囲にいる誰かに言葉をぶつけるよう仕向けていたのだ。
 二度と立てつかなくするため、さらなる辱めを押しつけてしまおうと、生徒達は咲恵と調子を合わせてくる。
 叩いたばかりの平手が濡れる不快感を差し引いても、詩子の身体を直に痛めつけられる状況が、今の彼女達には嬉しくてたまらないのだ。

バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「あ、あうぅんっ! どうして私のお尻まで、叩いてくるのよぉっ……ひうぅんっ!」

 さらに激しい勢いで平手を打ちつけられるたびに、詩子の気持ちはますます震え上がってしまう。
 思春期を迎えた年頃なのに、お尻叩きまで身に受けるなど、今の詩子にはあまりにも屈辱的な状況だった。
 はしたなく失禁行為をしでかした自分には、まるで小さな子供のような扱いがお似合いだと言うかのように、平手が容赦なく押しつけられては、濡れたショーツ越しに何度も当てつけられる。
 単純に身体を痛めつけられるだけで、まるで自分の気持ちも辱められるような行為に、詩子も弱々しい悲鳴を洩らさずにいられない。

バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシンッ!
「決まってるでしょ、白練さんがまだ……私達の前でちゃんと、反省出来てないせいなんだから?」

 情けない声を上げ始める詩子も構わず、傍にいる誰かはさらに平手を打ちつける。
 最初は詩子の訴えを遮るために始めたお尻叩きが、想像以上の効き目を示してくれた事実に、彼女達も興奮の色を隠せなくなっていた。
 一人が下半身に身を寄せながら、熱心にお尻を痛めつける間、周囲にいる誰かは携帯を構えながら、段々と赤く腫れ上がるお尻も収めていく。
 今まで傲慢な態度を取り続けていた詩子が、自分達の前であっけなく屈してしまう、徹底的な瞬間をどうしても確かめておきたかった。
 あまりにも惨めなお仕置きを受ける詩子を取り囲みながら、彼女達は次々に噂話を始めながら、さらに面白半分に携帯を差し向けては、みっともない下半身の様子を覗き込んでくるのだ……

「そ、そんなぁ……こんなにイヤだって言ってるのにぃ……あうぅんっ」
カクカクカクッ……

 あまりにも考えられない状況を強いられるうち、ついに詩子の気持ちが折れ掛かってしまった。
 何度も痛めつけられたお尻の表面が疼くまま、詩子はひとりでに太股を震わせて、それでも気持ちが収まらずにいると、何かしらの感覚が内から続々と押し寄せる。
 オシッコまみれのショーツ、熱を帯びながら腫れ上がるお尻、さらには周囲から聞こえる携帯の音や話声……どれも今の詩子には耐えられない状況だった。
 自分でも気づかぬうちに悲鳴を洩らしながら、詩子はさらに下半身を震わせて、少しも自分の手で止められそうにないのだ……

シュルシュルシュルッ、グシュグシュグシュッ……
(どうしよう……私ったらまた、オシッコなんてお漏らししちゃってるよぉっ!)

 正体不明の誰かが集まる中、またしても詩子は粗相をしでかしてしまった。
 あまりにも考えられない状況を強いられて、今まで味わったこともないほど気持ちが追い詰められた挙げ句、詩子は再びの失禁行為を始めていたのだ。
 先ほども大量に溢れさせたばかりなのに、股間から生温かい液体が続々と噴き出して、股間の周りだけでなく、表面が疼くお尻にも行き渡る……それでも下半身の震えが収まらないまま、股間から続々とオシッコが湧き上がってくる。
 脚の内側を続々と伝いながら、太股から足首までを一気に濡らして、ついには床の上に垂れ落ちながら、はしたない水音を周囲に響かせてしまう……肌に残る生温かさも、詩子の気持ちをさらに辱めてくるのだ。
 お尻叩きを散々見に受けた後、ついには膀胱を緩めてしまう自分自身のだらしなさを、詩子は否応なしに思い知らされる。
 あまりに考えられない状況を次々と押しつけられた挙げ句、詩子はさらなる恥の上塗りをしでかしてしまう。

ピチャピチャピチャッ、チョボチョボチョボッ……
「ねぇ、見てみてよ。また白練さんがお漏らししちゃってるよ?」
「うわぁ……もしかしてお尻ペンペンされるの、耐え切れなかったのかな?」
「こんなに徹底的なシーンを見せられちゃって。私達もちゃんと証拠を撮っておかなくっちゃ?」

 またしても詩子がオシッコを垂れ流し始めた様子に、周囲にいる生徒達はますます興奮を漲らせる。
 ついには再びの粗相をしでかすほど、詩子を自分達の手で貶めた事実が、今の彼女達には何よりも嬉しくてたまらない。
 ショーツの股間部分から続々とオシッコが溢れ出して、さらには脚全体を濡らし尽くしていた……詩子が垂れ流したオシッコの量だけ、惨めな状況が繰り広げられているのだ。
 今でも紙袋で頭を覆ったまま、きっと涙をこぼしているに違いないと思い込みながら、生徒達は面白がって携帯を構えた後、目の前で露わになった失態をさらに撮影し続ける。
 情けなく突き出した格好のまま、股間から続々とオシッコを垂れ落として、その場に立ち尽くすことしか出来ない、とても情けない詩子の姿など、決して逃したくはなかったのだ。
 紙袋越しに響きわたる詩子の悲鳴が、より惨めさをかき立ててくるので、生徒達はなかなか興奮を収められそうにない……

カシャッ、ピロリロ〜ン……
「も、もう撮らないでよぉっ。私の恥ずかしいお漏らしなんて……うぅっ!」

 さらに聞こえる携帯の音に、詩子はますます情けない声を洩らしてしまう。
 表面が腫れながら疼くお尻に、新たなオシッコが続々と張り付いて、はしたない滴を足首まで伝わせながら、下半身全体にベタベタと纏わりつく……たとえ自分の目で確認出来ないとしても、どれだけ惨めな醜態を晒し続けているのか、誰よりも詩子自身が思い知らされていたのだ。
 声がひとりでに震えるのも構わず、これ以上恥ずかしい姿を覗かないで欲しいと訴える詩子だけど、周囲の熱気は収まる気配を見せてくれない。
 今でも両手を拘束されたまま、はしたない失禁姿を取り繕うことも出来ない状況に、詩子はますます惨めな気持ちにかられてしまう……

      *      *      *      *      *      *

ガサガサガサッ、カチャッ。
「あ、あうぅんっ……!」

 人の気配が続々と薄れた矢先、詩子は久々に視界を取り戻すことが出来た。
 ついに詩子は咲恵の手によって、やっと拘束状態を解いてもらえたのだ。
 頭に被された紙袋を取り外してもらい、さらには両手を拘束していた手錠も外してもらえた詩子だけど、久々に垣間見た咲恵の姿を前に、震えた声を洩らすことしか出来ない。
 自分の肌ですでに思い知っていたほど、下半身がオシッコまみれになっていた上、周囲で辱めの言葉をぶつけていた、周囲にいた生徒達がどこにも見当たらないのだ。

「もうあの子達も帰ったし。少しは白練さんも反省出来たかしら?」

 周囲を振り返りながら、自分以外の存在を探ろうとする詩子へと向けて、咲恵は無情な言葉を口にする。
 先ほどまで詩子のあられもない痴態を眺めていた彼女達は、すでに体育倉庫から立ち去った後だと、咲恵はわざとらしく詩子へと教え込む。
 もしも生徒達の正体を知ってしまえば、詩子がどんな報復を始めるかも分からないので、彼女達の素性を明かさないよう咲恵が気を配っていたのだ。
 今でも周囲を振り返りながら落ち着かない詩子へと向けて、少しは反省が出来たか、咲恵は不敵な笑みとともに言葉をぶつけてくる。

フルフルフルッ……
(私、ホントはあんなに嫌われてたなんて……それに恥ずかしいお漏らしまで撮られちゃって。一体どうしたら良いって言うの?!)

 咲恵から告げられた言葉に、詩子は茫然とさせられてしまう。
 自分でもはしたなく感じる痴態を、正体不明の誰かに散々覗き込まれた後、相手が分からないうちに立ち去ってしまったのだ。
 今でも下半身に作り上げられている、惨めな醜態を何人もの生徒達に確かめられた上、自らの弱みとして握られている事態に、詩子も居心地の悪さを感じずにいられない。
 何よりも正体不明の相手から……少なくとも、この学校内に通っている誰かから、どれだけ自分が嫌われているかを思い知らされた後で、詩子の気持ちはすっかり震え上がってしまう。
 今まで傲慢な態度で振る舞い続けたツケを、詩子は一気に思い知らされる羽目になってしまった。

「さすがに今日は反省出来たみたいだけど……これから白練さんには、もっと反省してもらうつもりなんだから。ちゃんと私の言うことを聞くのよ?」

 頬を震わせる詩子へと向けて、咲恵はさらに言葉を投げかける。
 たった一回のお仕置き程度では、まだ詩子も反省し足りないはずだと踏まえて、これからも惨い仕打ちを与えようと咲恵は考えていたのだ。
 激しくうろたえる表情を見せるほど、詩子の気持ちが震え上がっていても、咲恵は風紀委員の役目として、さらなる更正を施してしまおうと目論んでいく。
 たとえ自分に逆らおうとしても、自分だけでなく数人が証拠を押さえた後で、詩子がしでかした失禁行為の噂を学園中に流すことも簡単だと、咲恵はわざとらしく言いつける。

ワナワナワナッ……
「は、はい。これからもお願い、します……」

 咲恵から突きつけられた事実を、詩子は否応なく思い知らされてしまう。
 震え上がった気持ちを抱えながら、詩子は恐る恐る頭を下げて、咲恵への服従を誓うしかなかった。
 今でも咲恵に付き従う状況が、いかに屈辱的かを思い知らされる詩子だけど、嫌々ながらも咲恵に屈することしか出来ない。

(私、これから……どんな目に遭わされちゃうんだろう?)

 咲恵から受けた仕打ちの数々は、詩子を圧倒するには十分過ぎるほどだった。
 思春期の年頃にも関わらず、はしたない失禁行為をしでかし、さらには咲恵を含む数人の誰かに、オシッコまみれの下半身を覗かれていたのだ。
 これから自分がどんな目に遭わされるのか、考えるだけで怯えずにいられない詩子だけど、今でも睨みを利かせる咲恵の目論見など、どんなに考えを巡らせても理解出来そうにないのだ……