白黒ギャルを服従(おと)しめろ! 体験版

『白』第3話

「え〜っ、あの先生って、そんな趣味があったんだぁ」
「私も驚いちゃったよ。ちょっとありえないよね〜」

 お昼休みを迎えて、トイレ内では普段どおりに女子達で賑わっていた。
 単に用を足すだけでなく、他愛もないお喋りをトイレ内で繰り広げるのが彼女達の習慣と化していたのだ。
 今は午前中に授業を執り行った先生の話題で花を咲かせていた……男性教師が入れない場所だからこそ、お喋りも普段以上の盛り上がりを見せる。

「うぅっ……」
フルフルフルッ。

 噂話が続々と展開される女子トイレの中で、詩子は一人だけで震え上がっていた。
 トイレの壁一枚を挟んだ個室内に詩子は佇んでいた……外側から聞こえる声に、じれったい思いをどうしても募らせずにいられない。
 普段なら用を足す場所のトイレ内で、詩子は今日もとんでもない状況を押しつけられていたのだ。

ギチギチギチッ……
(普通なら考えられないよ……いくら反省してもらうためだって言っても、こんな場所にずっと閉じ込めるなんて……)

 詩子は咲恵に呼び出されるまま、何とトイレの個室内で拘束させられていた。
 一人だけで逃げ出さないよう、スカートだけを剥ぎ取られた状態にさせられ、さらには口枷や目隠しまで施された状態で、詩子はずっと放置され続けていたのだ。
 ブラウスにショーツだけの格好と言う格好のまま、さらには冷たい便座の上に腰掛けられて、少しも身動きが取れないどころか、声を発することも出来ない状況など、詩子にはあまりにも耐え難い状況だった。
 せめて楽な体勢を取ろうとして、必死の思いで身を捩らせる詩子だけど、身体じゅうに巻き付けられた紐のせいで、身体の自由をどうしても取り戻せそうにない……

      *      *      *      *      *      *

グイッ、ギチギチッ。
『お、お願いっ! こんなヒドいことなんてしないでよぉっ! もし誰かに怪しまれたら大変なのにぃっ!』

 詩子は個室内であがき続けながら、朝早くから咲恵に仕向けられた状況を振り返る。
 すでにスカートを奪われた後、便座に腰掛けるよう命じられた詩子は、気づいたら肌に紐まで押しつけられる状況に、どうしても慌てふためかずにいられない。
 咲恵から明かされたお仕置きの内容――朝からずっとトイレ内で過ごし続けると言う行為に、詩子は必死の思いで抵抗を試みたけど、気づいたら便座の上に拘束されたまま、少しも身動きが取れなくなってしまった。
 お仕置きの準備が執り行われる間も、いくら何でもトイレの個室内で過ごし続けるなど、学校内にいる誰かが怪しんでも当たり前だと、詩子は必死に咲恵へと訴えかける。

『よく白練さんは授業をサボっちゃうんでしょ? きっと教室にいなくても誰も気に留めないはずよ?』

 詩子から告げられた言葉に、咲恵は自信ありげに返事を返していく。
 普段から早退や遅刻を繰り返して、授業をサボりがちな詩子なら、別に席が空いたままでも誰も気に留めないはずだと、咲恵はわざとらしく言いつける。
 必死に文句をぶつける詩子も構わず、咲恵は布を口に咬ませながら、発する言葉まで封じ込める。
 便座の上で少しも身動きが取れない詩子の姿を確かめた後、やっとお仕置きを執り行えると口にしながら、咲恵はそのまま個室から立ち去ってしまう。
 最後にドアの閉まる音が聞こえて以来、詩子は物静かなトイレに籠もったまま、延々と一人で過ごし続けていたのだ……

      *      *      *      *      *      *

ワナワナワナッ……
(まさか、委員長の言うとおりに……ホントに誰にも気づいてもらえないんだ。こんな大変な目に遭っちゃってるのに……)

 気づいたらトイレ内に拘束されたまま、お昼休みまで回っていた事実を、詩子はどうしても意識させられる……ドアの外側から聞こえる、楽しそうな話し声を耳にするたびに、詩子はじれったい思いに苛まれてしまう。
 たとえ声が出せないとしても、同じトイレが延々と塞がっている事実や、何よりも自分の席が空いていることから、自分の身に引き起こされた事態に、きっと誰かが気づいてくれると詩子は思い込んでいた……にも関わらず、誰も自分の存在を気に留めない事態を、詩子は改めて思い知らされる。
 同じトイレ内に延々と閉じ込められただけでなく、咲恵から告げられたとおり、実際に誰からの心配も掛けてもらえない状況に、詩子はどうしても惨めに感じずにいられない。
 誰とも顔を合わせない状態のまま、トイレの個室内で物寂しく過ごし続ける孤独感だけでも、今の詩子にはあまりに辛い状況だった……

ギチギチッ、グイッ……
(せめて、この縄さえ解くことが出来れば……こんなトイレから抜け出せるかもしれないんだから)

 密室内で耐え難い孤独感に見舞われる詩子だけど、このまま何の抵抗もしないわけにはいかなかった。
 咲恵の言いなりになる状況が、今の詩子には悔しくてたまらない。
 同じ場所に延々と閉じ込められる不快感を思い知らされた後、詩子は少しでも体勢を整えようと試みる。
 紐できつく縛られる状況にも関わらず、詩子は必死に身を捩らせて、少しでも拘束から逃れようとしていた。
 無理なあがきを続けるたびに、身体中に巻き付けられた紐が食い込む痛さのせいで、詩子は思わず表情を歪め始める。

「あ、あむぅっ……!」

 なかなかほどけない紐のせいで、詩子はついに声を洩らしてしまう。
 タオルで口を塞がれた状態で、まともな言葉を発することの出来ない詩子は、震えるような呻き声しか上げることが出来ない。
 本来なら誰かに助けを求めたいのに、思うようにいかない状況に、詩子はますます苛立ちを募らせる……

「ねぇ、あそこのトイレって故障中のはずだよね。もしかして誰かいるのかな?」
「昨日は壊れてなかったはずだよ。ねぇ、ちょっと怪しいと思わない……?」

 詩子が声を発した瞬間、すぐ傍にいた生徒達は、ずっと閉ざされている個室内の様子を気に掛け始める。
 故障中だったはずのトイレから、何故か物音がする状況に、どうしても不信感を抱かずにいられない。
 もしかしたら不審人物がトイレ内に潜んだまま、良からぬ行為を目論んでいる可能性も考えられるのだ……

コツッ、コツッ、コツッ……
(どうしよう……ヘンな声なんて洩らしちゃったせいで。こんな格好の私、このまま気づかれちゃうかも……!)

 少しずつ聞こえてくる足音に、詩子は思わず緊張を走らせてしまう。
 誰かに助けを求めたいと思い込んでいた詩子だけど、いざ自分の元に誰かが近づく状況に、詩子はどうしても引け目を感じずにいられない。
 一人でトイレの個室を占拠している上、身体じゅうを紐で縛り上げられたまま、便座の上に腰掛けた状態から身動きが取れない……今置かれている状況を、傍に近づく相手にどう説明すれば良いのか、詩子は上手く考えられずにいたのだ。
 さらには近づいてくる誰かが、もし自分の弱みを握っている相手なら、さらなる痴態を覗かれて証拠を掴まれるかも分からない。
 一枚のドア挟まれた向こう側の状況を気に掛けながら、詩子はどうしても緊張を走らずにいられない……

「そこのトイレはあまり覗かない方が良いわよ? 朝に確かめたんだけど、とっても大変なことになってるんだから?」

 ドアの方へと近づく足音は、不意な声によって見事に遮られる。
 故障中のトイレに近づこうとした生徒達へと向けて、咲恵がすぐさま注意を始めたのだ。
 不思議そうにトイレの様子を眺める生徒達へと向けて、内部がどれだけ凄惨な状況を迎えているかも、さらに咲恵は付け加えてみせる。
 いたずらに故障中のトイレを覗こうとする生徒達を、咲恵は風紀委員長として見過ごせそうにないのだ。

「はーい……ちぇっ。ちょっと故障中のトイレが気になっただけなのに」
「風紀委員さんに叱られちゃうわよ? そろそろ私達も教室に戻らなくっちゃ?」

 咲恵からの注意を受けて、生徒達はそそくさとトイレから立ち去っていく。
 すでに用足しも済んだ後なのに、いつまでもトイレの中で過ごし続けていたことまで咲恵に突きつけられて、生徒達は仕方なしにトイレを後にするしかなかった。
 風紀委員である咲恵の存在に、彼女達も居心地の悪さを感じずにいられない……楽しいお喋りの時間を取りやめた後、生徒達はすぐさまトイレを後にする。

ガチャッ。
「良かったわね、白練さん? あの子達に見つかったら、今頃大騒ぎになってたかも」

 トイレで二人っきりになったのを良いことに、咲恵はためらいもなく個室のドアを開ける。
 お昼休みに校舎内の見回りを続けるついでに、咲恵はどうしても詩子の様子を確かめておきたかったのだ。
 今でも便座に腰掛けたまま、少しも身動きが取れない詩子を咲恵は見下ろしていく……一人でトイレから逃げ出さないよう、スカートを奪い去った後で、ショーツだけを穿いた状態で拘束を受けたまま、だらしなく股を開き続ける詩子の姿に、咲恵も笑みをこぼさずにいられない。

スルスルッ……
「ぷはぁっ! い、委員長……!」

 不意に個室内へと入り込んできた咲恵の姿に、詩子は思わず身をこわばらせてしまう。
 それでも後頭部に手を回しながら、口をずっと塞いでいたタオルを、詩子はやっとの思いで外してもらえた。
 口だけは解放してもらえた詩子だけど、どうしても咲恵から顔を背けずにいられない……やっと自分の元に訪れた相手が、惨い仕打ちを押しつけた張本人だと言う事実に、詩子は苦々しさを感じさせられる。
 お昼休みに再び出くわした咲恵の姿を見つめながら、これからも拷問のような仕打ちが続けられる事実を、詩子はありありと思い知らされてしまう……

「あら、折角口だけは解いてあげたのに。何か不服なのかしら?」

 折角口枷を外してあげたにも関わらず、お礼の言葉を少しも告げようとしない詩子の様子を、咲恵はすぐさま気に掛けてくる。
 ずっとタオルを咬んだ状態で過ごさせても、詩子がきっと可哀想だと感じて、仕方なしに口だけは解き放ってあげたのに、どうやら自分の掛けた容赦が気に食わないらしい。
 目隠しで覆われながらも顔を背けてくる詩子に向けて、何か訴えたいことでもあるのかと咲恵は切り出す。
 たとえ過酷な状況に置かれたとしても、詩子にはトイレに拘束した状態を、放課後まで続けさせてしまおうと詩子は考えていたのだ。

「お、お願い……いい加減私をトイレから出してよ。ホントにすっごく辛いんだから……」

 今でも傍にいる咲恵に向けて、詩子は恐る恐る訴えを始める。
 咲恵から押しつけられたお仕置きの内容が、あまりにも辛い状況だと踏まえた上で、今すぐにでもトイレから逃がして欲しいと、詩子はどうしても咲恵に頼みたかった。
 便座に腰掛けた格好のまま、どんなに身を捩らせても紐が解けず、今までずっと拘束状態を強いられていた詩子は、すでに身体も気持ちも疲れ切っていたのだ。
 風通しの悪い個室内のせいで、じっとりとした空気を何度も肌に感じて、そのたびに詩子は惨めな自分自身を思い知らされる。
 身体に食い込む紐がどれだけ苦痛なのか、少しでも咲恵に分かってもらいたいと詩子は思い込んでいた。

「あら、そんなことをずっと私に言いたかったの? もっと白練さんに反省してもらう予定なのに……」

 何としてもお仕置きから逃れたいと洩らす詩子へと向けて、咲恵はすぐさま返事を返していく。
 どんなに詩子が訴えても、放課後まではお仕置きを身に受けてもらいたいと咲恵は口にしてくるのだ。
 もし身体にきつく縛りつけた紐を解いてしまえば、すぐに詩子がトイレから逃げ出した後、どんな行動に出るかも分からない……様々な弱みをすでに握った上、一人では勝手に抜け出さないよう、一応はスカートを脱がした後でも、まだ油断することは出来ない。
 反省の気持ちを促すより前に、トイレ内での拘束状態を解いてもらいたいと口にするほど、まだ詩子の気持ちが屈してないはずだと咲恵も踏んでいたのだ。
 誰もいないのを良いことに、詩子のあられもない格好を眺めるのも一興だと咲恵は思い込んでいく……

「ほ、ホントにこのままじゃ私のカラダが……くうぅっ!」
フルフルフルッ……

 タオルだけしか外してくれない咲恵へと向けて、詩子は焦りの表情を浮かべてしまう。
 トイレの中で長時間、同じ体勢を強いられていた詩子には、口枷を解いてもらうだけでは足りず、どうしても全身の拘束を解いてもらう必要があったのだ。
 朝からずっと無防備な格好のままトイレ内で過ごして、どれほどの窮地に立たされているのか、詩子はどうしても咲恵に訴えたかったけど、途中で思わず声を震わせてしまう。
 咲恵のあらぬ気配を感じて、詩子は便座に腰掛けた格好のまま、はしたなく開いた太股を震わせる……

(どうしよう、ずっとトイレ閉じ込められたままだから……さっきからオシッコがしたくてたまらないよぉっ!)

 詩子が陥った窮地の正体……それは今でも下半身に着々と押し寄せていた。
 朝からトイレの個室内に押し込められて、同じ体勢を無理強いさせられた詩子は、ついには尿意を催し始めていたのだ。
 便座に腰掛けている状態にも関わらず、催した生理現象のまま用を足すことも出来ない状況に、詩子は焦りの気持ちを抱えずにいられない。
 お尻を包むショーツを少しも脱げないまま、下半身の欲求を必死に堪え続けていた詩子だけど、お昼休みを迎えた今、いつ限界を迎えてもおかしくない状況に陥っていた。
 冷たい空気のトイレ内で延々と肌を晒し続けたことや、さらには尿意を堪えるのが難しい体勢を強いられていたことも、詩子の下半身に抑え難い欲求を募らせる結果を招いていたのだ。
 すぐにでも拘束を解いて欲しいと、必死の思いで口にする詩子だけど、下半身に抱えたあられもない事情だけは、口にするのもためらってしまう……

「ねぇ、もしかして白練さん。用を足したくなっちゃったのかしら?」

 詩子の苦しげな様子を見つめながら、咲恵はわざとらしく真意を窺い始める。
 目の前に晒されている太股や両膝が震えている様子から、詩子が尿意を堪えている状況を、咲恵はすぐさま掴んでしまう。
 どうして拘束を解いて欲しいか、深刻な理由を知り尽くした咲恵だけど、少しも手を差し伸べようとせず、詩子の苦しむ姿を見下ろし続ける。
 耐えるのも辛い窮地に立たされながら、詩子が抱えている尿意を恥じらうあまりに、直には理由を明かそうとしない様子など、咲恵から見れば面白くてたまらない。
 今でも顔を赤らめる詩子の気持ちを、自分の気が済むまで弄んでしまおうと咲恵は思い込んでいたのだ。

「あ、当たり前じゃない。パンツを脱げないままじゃ、オシッコなんて出来やしないんだから……」
モジモジモジッ。

 咲恵から突きつけられた言葉に、詩子はすぐさま慌てふためいてしまう。
 抱え込んでいた尿意を咲恵に気づかれた状況に、詩子はどうしても恥じらいの気持ちを抱えずにいられない……何度か粗相の瞬間を覗かれた咲恵を相手に、これ以上恥の上塗りなどしたくなかった。
 火照った顔を抱えたまま、せめて用を足させて欲しいと、詩子は咲恵の前で少しずつ告げていく。
 たとえ便座に腰掛けていても、ショーツも脱げない状況では用を足すことも出来ないと詩子は考えていた。

「もう、白練さんってば。今は一人だけでトイレを占拠しちゃってるんだし。そのままお小水を出してしまえば良いのに?」

 必死に訴えを続ける詩子に対して、咲恵はとんでもない行為を切り出してくる。
 今はちょうど便座に腰掛けているのだから、たとえショーツを穿いたままでも構わず、苦しめている尿意を解放するよう、咲恵は詩子の前で言いつけた。
 朝早くにトイレ内で拘束した時から、この瞬間が訪れることも想定していた咲恵は、詩子がショーツを少しも脱がないまま、だらしなくオシッコを垂れ流す瞬間も垣間見てしまおうと目論んでいたのだ。
 今でも便座の上に腰を落としたまま、露わにした肌を小刻みに震わせて、どんなに尿意を堪えたくても両脚を閉ざせない、哀れな詩子の姿を咲恵はじっと見つめていく。
 何度も自分の前で見せつけたとおりに、緩いお股を抱える詩子では、尿意を堪え切れずに粗相をしでかしても仕方のないはずだと、咲恵はわざとらしく同情まで向けてくる。

「そ、そんなぁ。これ以上私に恥をかかせる気なの……ひうぅんっ!」
フルフルフルッ……

 考えられない咲恵の言葉に、詩子は思わずうろたえながら、戸惑いの気持ちを抱えずにいられない。
 いくら自分に課せられた仕打ちだとしても、またしても咲恵の前で失禁行為をしでかすなど、詩子には何が何でも避けたい状況だった。
 数日前に暴かれた粗相から始まり、咲恵の手で失禁行為をしでかす事態に見舞われるまま、何度も弱みを握られる状況を詩子は恐れていた……たとえ学校内の誰かに証拠を掴まれて手遅れな状態でも、これ以上の辱めを見に受けたくなかったのだ。
 今でも目の前にいる咲恵へと向けて、せめてショーツだけでも下ろして欲しいと訴えようとした矢先、不意な感触を押しつけられて、詩子は声を震わせずにいられない。
 口にするのも恥じらう生理現象に見舞われた詩子は、咲恵の手でさらなる窮地へと立たされてしまう。

スベスベッ、ツツーッ。
「ふふっ、こんなに震えちゃって。朝からずっとトイレに過ごしてるのに、どうして用足しをしてくれないのかしらね?」

 詩子が言葉を遮られた原因……それは咲恵が仕向けた行為に原因があった。
 トイレ内での拘束を解かないかわりに、何と咲恵は詩子の太股を軽く撫で回し始めてきたのだ。
 今でも表面が震え出す様子を眺めるだけで、さらなる仕打ちを押しつけてしまおうと咲恵は目論んでいく……目の前で苦しげな表情を浮かべながら、詩子が恐る恐る太股を震わせる仕草に、ひとりでに咲恵の気持ちがそそられた結果だった。
 今でも尿意に苦しめられる詩子の気持ちを揺さぶるかのように、肌に触れるか触れないかの距離で、そっと太股の表面を撫で続ける。
 指先を続々と滑らせるたびに、面白いほど詩子が肩を震わせるので、これから迎えようとする展開に、咲恵はますます期待を寄せていく。
 あまり持ち堪えられそうもない詩子の股間を、このままこじ開けてしまおうと咲恵は目論んでいたのだ……

「も、もうこれ以上……はしたない格好なんて見せられないのに。あ、あふぅっ……!」
ワナワナワナッ……

 咲恵の手でこそばゆい感触を押しつけられるたびに、詩子は声を震わせてしまう。
 すでに激しい欲求の波に襲われていた詩子は、はしたない瞬間を迎えたくないあまり、必死の思いで身をこわばらせ続けていたけど、今まで続けていた頑張りを、容赦なく咲恵の手つきが奪い去ってくるのだ。
 あまりにも優しい咲恵の手つきを思い知らされながら、それでも詩子は身を捩らせて、必死の思いで尿意を堪えてみせる。
 もしも咲恵の前で失禁行為をしでかしてしまえば、さらに自分の立場が陥ってしまうはずだと詩子は思い込んでいたのだ。
 これ以上自らの立場を貶めたくないと、必死に耐え続ける詩子だけど、咲恵の柔らかな手つきに、どうしても意識を吸い寄せられてしまう……

キュンッ……
(そんなぁ……このまま太股を弄られたら。ホントにオシッコが出てきちゃいそう。このままじゃ私、みっともない格好を見せちゃうかもしれないのに……!)

 必死に身を固めながら、咲恵に執拗な責めを耐え続けていた詩子だけど、必死の決意とは裏腹に、下半身では続々と生理現象が呼び起こされる。
 咲恵の指先がそっと太股に触れたかと思えば、膝から脚の付け根へ少しずつ滑ってきて、こそばゆい感触に反応するかのように、内側から続々とはしたない欲求が湧き起こる――視覚を奪われた状態も、詩子の肌に過敏な反応を起こさせていた。
 あまりにも執拗な咲恵の手つきに、いつ自分の身体が屈してしまうか……ずっとこわばらせていた下半身が緩むたびに、詩子は無理な立て直しを強いられてしまう。
 刻々と強まる尿意の波が、咲恵の妖しい手つきによって昂ぶってくるのを、詩子は身をこわばらせる行為でしか堪えることが許されないのだ。

スベスベッ、コシュコシュッ。
「ふふっ、この場所が白練さんの弱点かしらね? さっきからずっと震えてて。そんなに私の手つきが待ち遠しいのかしら?」

 今でも必死に身をこわばらせながら、指先の感触を耐え続けようとしていた詩子に向けて、咲恵はそっと耳打ちまで始める。
 優しげな口振りで話し掛けながら、そっと耳元に息を吹きかけて、同時に太股を撫でる行為も忘れない。
 なかなか待ち望んでいた瞬間を迎えそうにない詩子に、咲恵はじれったい気持ちを募らせながら、それでも下半身への責めを延々と続けていく……すでに両膝が震え出す様子から、いつ詩子の下半身が崩壊を迎えてもおかしくない状態だった。
 指先を滑らせる動きに合わせて、詩子が頬を震わせる姿に、咲恵はますます興奮を募らせる。
 お昼休みのうちに詩子のはしたない失態を拝めるはずだと、咲恵は思い込んでいたのだ……

「い、イヤぁっ。もう私、耐えられなくなっちゃう……ひゃうぅんっ!」
カクカクカクッ、ショワショワショワッ……

 咲恵から押しつけられた仕打ちのせいで、詩子はあられもない局面を迎えてしまった。
 延々と下半身に触れていた咲恵の指先が、ついには太股の内側へと向かい始めたのを引き金にして、詩子はどうしても身震いが押さえられなくなっていた……嫌な予感に苛まれながら、股間から生温かい液体を溢れさせた瞬間、詩子はどうしても悲鳴を上げずにいられない。
 必死の我慢も叶わず、詩子はついに失禁行為をしでかしていたのだ。
 ずっと穿いていたショーツの内部が、股間から噴き出したオシッコによって暖められる瞬間を、詩子は否応なしに思い知らされる。
 一度でも崩壊した股間を、詩子はすでに立て直すことが出来なくなっていたのだ。

シュルシュルシュルッ、グシュグシュグシュッ……
(どうしよう……私、またお漏らししちゃったんだ! ほんのちょっと身体を撫でられただけで、すぐガマン出来なくなっちゃうなんて……!)

 尿意の限界を迎えてしまった詩子は、股間から溢れ出したオシッコを少しも止められなくなっていた。
 ひとたび緩んだ股間から、続々と生温かい液体が噴き上げたかと思えば、ショーツの内部を続々と滑りながら、股間だけでなくお尻の方まで濡らし続けていく。
 さらにはショーツの内側で収まらなくなったオシッコは、続々と脚の付け根から垂れ落ちたり、あるいは薄い生地の表面を突き抜けながら、腰掛けている便座内へ続々と滴り落ちてくる。
 ついにしでかしたお漏らし行為に、耐え難い恥じらいの気持ちをかき立てられるまま、詩子はただ悲鳴を洩らすことしか出来ない……

チョボボボボッ、ジュワジュワワッ。
「あらあら。ついにお小水を我慢出来なくなったのね、白練さんってば……こんなにパンツも濡らしちゃって」

 ついに目の前で露わになった詩子の失禁姿を、咲恵は夢中になって覗き込んでいく。
 朝早くからトイレ内で拘束させた時から、今までずっと尿意を堪え続けていた分、はしたない液体をすぐには止められないはずだと咲恵は踏んでいた。
 今まで乾いていたショーツが、大事な部分から溢れ出るオシッコによって続々と濡れていく様子に、咲恵は少しも目が離せそうにない……薄手の生地が咲恵の肌に張り付きながら、薄黄色い液体を延々と滴らせるうちに、陰毛まで透けさせる詩子のはしたない姿に、咲恵は言い表しようのない優越感へと浸っていく。
 お尻の方にも達したオシッコの染みに、咲恵はますます熱い視線を注いでみせる。

ピチャピチャピチャッ、ヒタヒタヒタッ……
「い、イヤぁっ……! もう私にみっともないことなんて、しないでよぉっ!」

 咲恵から投げかけられる言葉や、肌に突き刺さる視線に、詩子はどうしても気持ちを震わせずにいられない。
 はしたない失禁行為をしでかしてから数分後、ずっと自分を苦しめていた尿意が少しずつ収まるのと引き替えに、穿いているショーツの殆どが濡れてしまった事実など、詩子はどうしても省みたくなかった。
 それでもショーツの内側を延々と這い回った挙げ句、聞き障りのする水音を響かせながら、続々と便座内に収まるオシッコを、詩子は否応なく思い知らされる。
 またしても咲恵に仕向けられるまま、誰にも明かせないような醜態を晒した事実に、詩子の気持ちはあっけなく震え上がってしまう。

「そんなこと言われても、絶対に見逃せないわよ? お尻の方まで濡らしちゃって……うふふっ。白練さんにとってもお似合いの姿よ?」

 今でも表情を引きつらせる詩子も構わず、咲恵は目の前で繰り広げられた失禁行為の感想を述べてくる。
 詩子が穿いていたショーツが続々と濡れていき、はしたない色合いに染まり続ける瞬間など、どうしても咲恵は見逃せそうになかった。
 さらには腰掛けた便座内に、大量に溢れさせたオシッコが溜まって、鼻をくすぐるようなニオイを漂わせる状況も、咲恵には微笑ましく感じられる……本来なら同い年にも関わらず、はしたない粗相を繰り返してしまう詩子の姿が、段々と可愛くさえ思えてきたのだ。
 どんなに意地を張り続けても、いとも簡単にだらしなくオシッコを垂れ流す詩子を、さらに自分の手で弄んでしまいたい気分にさせられる。

ポタポタポタッ……グシュシュッ。
「白練さんも無事にオシッコが出来たみたいだし。放課後までそのまま反省を続けるのよ?」

 詩子のはしたない粗相を眺めた後、咲恵は無情な言葉を言い残しながら立ち去ることにした。
 失禁行為をしでかした後、すでに拘束を解く理由もなくなったのだから、当分はトイレ内で過ごすようにと詩子へ言いつけていく。
 今でもオシッコまみれのショーツを穿いたまま、はしたない滴をこぼす詩子の様子を眺めたかったけど、あと少しでお昼休みが終わりそうだったので、名残惜しさを感じながらも咲恵は戻るしかないのだ。

ガチャッ。
「ま、待ってよ。委員長ってば……あうぅっ」

 咲恵の気配が遠ざかった後、不安な気持ちに苛まれる詩子だけど、ドアが閉まる音を最後に、またトイレの中が静まり返ってしまった。
 どんなに声を上げても、誰も反応を返してくれない状況から、本当に咲恵が立ち去った事実を、詩子は否応なく思い知らされる。
 ショーツの殆どをオシッコで濡らしたまま、このまま放課後まで耐え続けないといけないのか……そう思うだけで、詩子はどうしても顔を震わせずにいられない。

キーンンコーンカーンコーン……
(もうお昼休みが終わっちゃった。いつもなら学食で食事したり、誰かと喋ってる時間のはずなのに……)

 トイレ内に何の物音も立たなくなった直後、遠くから授業の始まるチャイムが鳴り響く……お昼休みが終わって、午後の授業が始まる合図だった。
 咲恵から押しつけられるまま、今までずっとトイレ内で過ごし続けていた事実を詩子は思い知らされる。
 午前中に引き続けて、午後も過酷な状況を強いられる事実に、詩子の気持ちは打ちひしがれてしまう。

グシュグシュッ、ヒタヒタッ。
(オシッコで濡れてて……とっても気持ち悪い。ホントにこんな格好のまま、放課後まで耐えないといけないって言うの?!)

 力なく便座の上に腰掛けたまま、詩子は一人だけで物思いに耽っていく。
 今の詩子には何よりも、誰からの助けも借りられない状況が辛くてたまらなかった。
 自分一人だけがトイレに閉じ込められたまま、今でも身体を縛りつける紐の感触と、何よりもオシッコで濡れたショーツによる不快な感触も耐え忍ばないのか、考えるだけで詩子の気持ちは震え上がってしまう。
 ショーツの内側ではしたない滴が這い回る感触を身に受けるたびに、詩子はさらに惨めな気持ちへと駆られずにいられない。

ムワッ……!
「……うぅっ! こんなに私のオシッコがにおってくるなんて。このままじゃ私のカラダに染み着いちゃうよぉっ……!」

 さらには鼻を突くニオイに見舞われて、詩子はすぐさま顔をしかめてしまう……先ほどの失禁行為によって、便座内に溜まったオシッコが原因だった。
 便座から発せられる異臭にもひたすら耐え続けないといけない事実を思い知らされて、詩子はますます困り果ててしまう。
 いつまでも自らを辱めるお漏らしの痕跡に、激しい嫌悪感を抱く詩子だけど、トイレから解放される約束の放課後まで、まだ当分は掛かる事実を思い知らされる……
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