【冬真】
「お、はっ……!?」

 その違和感に、僕は結合部を凝視する。

 自分の意志とは関係なく始まったのは、小便をするのにも似た放出感だった。

 溜まったモノを痛痒感混じりに吐き出していく感覚――。

【ミウ】
「んああっ……? やだ、なにこれ、おいしいっ。すっごく濃厚〜っ」

【冬真】
「うあっ、精気が……す、吸われ……っ?」

【ミウ】
「吸われるの、ん……気持ちいいんでしょ?」

【冬真】
「うひっ……! あ、あはぁぁぁっ!」

 淫魔を淫魔たらしめている精気の吸収行為――それは間違いなく快感だった。

 柔らかい襞にくるまれ、精気を吸われているだけで、ジュッと染み出すように射精感が込み上げてくる。

 

 


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