心拍のリズムに追いつき、同期して、快感を見る見るうちに膨張させる。
【冬真】 「うああっ! んひっ! ひぐぅぅっ……! そんなっ、そんなに押したらまたあぁぁっ!」
頭が真っ白になり心臓が激しく脈打ち、一気に押し寄せた射精への渇望は、またもや解放されなかった。
【冬真】 「ひいいっ、イケないぃっ、また、またイケないいぃぃっ!?」
【アリア】 「フフフ、そうよ、イケないの。キミはもうイケないのよ」
淫魔が満たされない絶頂感に震える前立腺を容赦なく揉み込んでくる。
【冬真】 「ふひっ!? はあっ、ぐはあぁぁっ、だだ、だめ、だめぇっ! イカせてぇ、出させてよぉぉっ!」
【アリア】 「あぁ、イイ声――イイ匂い。メチャクチャにして、精を搾り取ってあげたくなるわ」
【冬真】 「だ、だったら、だったら出させてぇえっ! なんでもするからっ、イカせてえぇぇぇっ!」
間断なく襲い、積み重なりながらも迸らない射精感に、理性が崩れてくる。
【アリア】 「だめよ。ボーヤはこれから教材になるんだもの。それにチャンスはちゃんとあげたわよね?」
【冬真】 「そ、そんなぁっ!? あのときは、こんなことになるなんてっ、あああっ!? 狂うぅっ、壊れるううぅっ!!」
【アリア】 「そうよ。前立腺を鍛えるのと同時に、ボーヤには壊れてもらうわ」
【アリア】 「教材に必要なのは、適度に気持ちよくなれば精液を出す体だけなのよ」
【冬真】 「ひぐっ! ううあっ! だ、だったらっ、こんなことしなくてもぉぉっ……!」
【アリア】 「そんなに大きい声で叫ばれたら、小さいコはビックリするでしょ?」
【アリア】 「入学したコたちに覚えてもらうのは、人間をイカせる技術。人間の心理や機微を学ぶのはその後なのよ」
【アリア】 「わかる? 教材に理性なんて必要ないし、余計なものなのよ」
ひたすら、ひたすらに、的確で激しい前立腺マッサージが行われる。
前立腺を揺さぶられてどんどん気持ちよくなる。とろけていく。でもイケない、精液が出ない。
【冬真】 「もう、ゆ、許してぇっ! ふひっ、んひいぃぃっ! い、い、イカせてよおぉぉっ!」 【アリア】 「だいじょうぶよ、きっともうすぐイケるわ。フフ、お尻でだけどね?」
【冬真】 「んううっ、っ……!? あ、あ、あっ、なにコレっ!? な、何か、お尻の中で、膨らんで――っ!?」
淫気を撒き散らす尻尾に犯され続ける直腸の中で、何かが膨張していく。
疼いている射精感とは異なりながらも、等しく激しい爆発の予感に、僕は喘ぎ首を振りたくった。
【アリア】 「その調子よ。そうやってオンナみたいに喘いでイケばいいわ。ほらトドメを刺してあげるわね?」
尻尾がドリルのように回転して前立腺を深々と抉り抜いてきた。
肺が押し潰されたかのように息が詰まり、その果てに――前立腺が強烈な痙攣を起こす。
【冬真】 「うっはああああぁぁぁぁぁぁっ――!?」
視界が明滅し、四肢が震え、汗が噴き出す。
射精よりも明確に狂おしい絶頂感に、僕は訳もわからず喚き散らしていた。
【アリア】 「――イったのね?」
【冬真】 「はひいぃっ、ひいぃっ、い、イったぁ……お尻でイっちゃったぁぁっ」
【アリア】 「ウフフ、どう? オチ×チン触らずに前立腺でイった気分は。格別でしょ? なにしろ――イっても治まらないから」
淫魔が尻尾による按摩をさらにねじ込んでくる。
【冬真】 「はーっ、はーっ! あっ、え、ふええっ!?」
射精したら急降下するのに、アナル絶頂を迎えた快感は高い水位をキープしたまま。
すぐに次のアクメへと盛り上がり切羽詰まっていく。
【冬真】 「やあああっ、また、また来るっ、またイク、イクぅぅっ!? ふああああぁぁぁんっ!!」
前立腺が壊れたかと思うほどに痙攣し、視界が真っ白に染まる。
時間の感覚が消え失せて。僕はただただ未知の快楽に喘ぎ、体を震わせる。
【アリア】 「またイったわね。そうよ、何回でも何十回でもイキなさい。そうやって前立腺でイキまくる悦びを知って――オトコは壊れていくのよ」
【冬真】 「ひいっ、そんな、そんなあぁっ! いひっ!? い、イクッ、イっクううぅぅぅぅっ!!」
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