【エナ】
「残念、射精は禁止だよ、トーマ」

 ペ×スの根本に何かが巻きついてきて、ぎちぎちと締めつけられた。

【冬真】
「――ふっぶぅぅっ!?」

 差し迫った射精感がぼやけて遠ざかっていく。

【ユリカ】
「そうそうー、精気がもったいないもんねっ」

【エナ】
「男の精液には精気がたくさん詰まってるけど、あたしたちインキュバスは吸収できないの」

【ユリカ】
「アタシたちはこうやってさ、人間の体内をチ×ポで掻き回して、精気を吸収するんだよっ」

【冬真】
「むうううっ!? ごぶっ、ぶふぅぅっ……!?」

【冬真】
(うああっ、これ、なんで……っ!? お、お尻っ……めちゃくちゃ、気持ち、いいっ……!?)

 精気を吸収されながら受ける抽迭は、さっきまでとはまるで違うものだった。

 精気の射出によがらされているためか、剛棒に深々と抉られる腸壁が明確な快感を脳に伝えてくる。

【ユリカ】
「だからさー、わかるよねトーマ? ムダ打ちなんて許さないから――トーマがケツマ×コで、どんなに感じてたとしてもねっ!」

【冬真】
「むうううっ!? んふっ……んむむぅっ!?」

 嵐のように苛烈で苦悶しか生まなかった肛門陵辱が、今や快楽の坩堝と化していた。

 巨大ペ×スを引き抜かれ、ねじ込まれるたびに快感が加速し、前立腺が狂ったように脈動する。

 射精感が巻き起こっては薄れて。僕はただ悶えていることしかできない。

【エナ】
「トーマ――よがってないで、しゃぶって?」

【冬真】
「ふむううっ、んーっ……んんっ!?」

【エナ】
「フェラチオって知ってるよね、トーマ? あたしのおち×ちん、舐めたり吸ったりしてよ」

【冬真】
(んふうっ……な、舐めろなんて……そんなっ?)

【エナ】
「痺れててもそれくらいできるよね? できないなら、喉まで突っ込んで勝手に愉しませてもらうけど……どう?」

 喉に押し入ってきそうな圧力を感じた僕は、慌てて淫魔のペ×スに舌を押しつけた。

 

 


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