【アリア】 「さあ、教材化を始めるわよ?」
淫魔の長い爪が僕の袴を切り裂いていく。
【冬真】 「きょ……教材……?」
【アリア】 「そうよ。ここに来た男の子はね、未熟な淫魔たちの教材になるの。ここでするのはそのための下拵え――」
僕のチ×ポが裂けた袴から飛び出した。
弛緩した体とは正反対に、すでにカチカチに勃起してしまっている。
【アリア】 「ウフ、平均より少し大きいくらいね……ちょうどいい大きさだわ」
淫魔の指がキュッとペ×スに巻きついてくる。
【冬真】 「ひぐっ……!?」
甘い痺れが電撃のように突き抜け、腰が勝手に跳ねた。
【アリア】 「童貞の選別も兼ねたワナだから……女に触れられるの、初めてよね?」
【冬真】 「うっ……うう、ぁ……」
にぎにぎと強ばりを揉み込まれ、短い喘ぎを零してしまう。
【アリア】 「ホントにおいしそうね、キミ。仕事でなければアタシが喰べちゃうのに」
【冬真】 (ううっ……こんなに、気持ちいい……なんてっ)
握られているだけだというのに、気づけば先端から先走りが染み出している。
【冬真】 (これ、これが……淫魔のっ……!)
触れているだけで快楽を与える魔性の肌。
媚薬香すら生温いほどに官能を刺激してくる淫気混じりの体臭。
淫魔の名に、偽りはない。
【アリア】 「敏感ね。敏感すぎるくらい――でも、淫魔が与える快感への耐性はありそうね?」
淫魔は垂れるカウパーを指にすくうと、亀頭に塗りつけてきた。
【冬真】 「かはっ……!?」
淫魔の指に敏感な粘膜を擦られ、視界が白熱し、ガクガクッと体が痙攣した。
膝が落ち――淫魔に身を任せることになってしまう。
【アリア】 「ウフフ、すごいすごい。普通のオトコなら、今のだけで漏らしちゃってるわよ?」
【冬真】 「あううっ……や、やめ……離し、て……っ」
【アリア】 「ホントにすごいのね、まだ理性を保っていられるなんて……」
ヌメった人差し指で面白そうに穂先を撫で回してくる。
【アリア】 「フフ、どう? 気持ちイイ?」
【冬真】 「うぅ……ああぁぁっ……」
【アリア】 「もっとしてほしいでしょ? アタシの指で精液擦り出されたいわよね?」
湧き上がる劣情を必死に押し殺し、僕は首を振る。
【アリア】 「あらあら、強情ね。いいの? これはサービスなのよ? 自分の意志で射精できる最後のチャンス、逃してもいいの?」
【冬真】 (ううっ……ど、どういう……)
【アリア】 「すぐに叫ぶことになるわよ、イカせて、射精させてって。そのときに後悔しても遅いのよ?」
ずぐんっ、と腰の深いところが射精を求めて疼く。
でも、わずかな残った退魔師としてのプライドが、僕に首を振らせた。
【アリア】 「仕方ないコね……でも、それも一興かもしれないわ」
【アリア】 「その方がきっと、激しく泣き叫んでくれると思うしね――」
甘い靄がかかる意識がその嗜虐的な声音で少し鮮明になったとき、裏筋を撫でていた指が亀頭の突端へと移動した。
細い指がくりゅくりゅっと尿道口を弄くり僕を悶えさせたかと思うと――粘膜に鋭い痛みを与えてきた。
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