(01/05)
 はぁ、はぁ、という老人の興奮した息が部屋に響いた。
 「結婚前の初めての浮気が、ワシのような年寄りとは可哀想な女だ」
 いよいよ我慢できなくなり、老人は服を脱いだ。
 60過ぎの老人らしく骨が目立ち、腹は贅肉でたるんでいたが、年齢の割にがっしりとした体付きだった。好景気の時代を生き、手厚い年金で優雅に生きる高齢者世代特有の体付きだ。
 そしてペニスは多くの真珠を埋め込んだ巨根だった。カリが張り、太く長いペニスの皮の中の真珠がいびつな形に浮かび上がっていた。まるで太いキュウリか、異形の触手のようだった。

 老人の馬並みで異形のペニスは、経験人数が1人でしかないハナエの膣孔には太すぎたが、愛液と唾液で濡れた割れ目はぬるぬると滑りが良くなってもいた。

 いよいよ老人は、ハナエを犯す事にした。
 荷物からビデオカメラを取り出し、呆然と横たわるハナエをじっくりと撮影した。老人にとって女を犯す事は支配する事であり、その為には「決定的な証拠」が不可欠だった。虚ろな表情や豊満な乳房、あられもない格好や膣孔を克明に撮影し、カメラをテーブルに置いて行為が移るように調整し、ハナエの腰を掴んで異形のペニスを割れ目に押し付けた。

 普通ならゆっくり挿入するのだろうが、老人の欲求は違った。セックスは女を喜ばせるための行為ではなく、欲望をぶつけ女を支配する手段でしかなかった。

 「薬が効いているから痛みも感じないのが幸いでもあり、残念でもあり……。さて、どれほどの名器かたっぷり楽しませていただきますか」

 ずぶぉっ!!
 「くあぁ〜〜〜ぁぁぁ……あぁ……!」
 老人は容赦無く、馬並の真珠入りペニスを一気に根元まで突き刺した。
 生挿入された図太いペニスはハナエのへその下まで突き上げ、真珠の突起が子宮を乱暴に擦り上げ、内臓を突き上げた。

 あまりにも容赦の無い強引な挿入で、ハナエは無意識に声を漏らした。膣の中が老人のペニスで張り裂けそうだった。
 「うぉぅ……、これは凄い。こんな上物の名器は久しぶりだ……!!」
 ハナエの膣粘膜の数の子天井が、老人の真珠入りペニスにまとわり付くように吸い付き、老人は思わず歓喜の声を上げた。意識を失い弛緩している筈のハナエの膣は、その容積ぎりぎりの巨根を咥え込んで締め付けていた。

 老人はハナエの狭い膣孔の強烈な締め付けを堪能した。この処女のようにきつい膣孔を真珠入りの巨根でがばがばにしていく事を考えると、すぐにでも射精しハナエの子宮を精液で汚したいほど興奮したが、それでは色々と予定が狂う。
 「もうこの女は俺のものになったようなものだ、ここで欲張るのは素人のやる事さ……」
 とはいえ老人にとっても初めて抱く女を生挿入で犯している快楽は相当なものだった。ハナエの膣粘膜は老人のいびつなペニスに密着して締め付けている。膣孔は老人のペニスを食いちぎるかのように窮屈で、射精しにくいほどの締め付けだった。

 しかしハナエは意識が無い肉人形のままだった。
 卑劣な老人の罠にかかって貞節を汚され、婚約者である彼氏にも許した事の無い生挿入をされ、へその下まで馬並の巨根を突っ込まれているのに、ぐったりとしたままだった。

(02/05)
 老人はハナエの膣の感触を十分に堪能すると、2度3度腰を揺り動かして加減を伺い、挿入の時と同じように容赦ない激しい動きでピストン運動を始めた。

 ずぱん!ずぱん!と、ハナエと老人の腰が叩きつけられる音がラブホテルの部屋に響いた。

 ぷちっ、ぶちゅっ、と音を立ててハナエの膣孔の粘膜が破れていき、まるで処女喪失のように血が垂れ流れ始めた。ハナエに意識があれば激痛で悲鳴を上げただろうが、幸か不幸かアルコールと薬の効き目で異物感以上の痛覚を感じてはいなかった。
 真珠入りのぼこぼこといびつで巨大なペニスは、ハナエの膣が壊れそうな勢いでピストン運動を繰り返した。

 ずばん! ずばん! ずばん! ずばん! ずばん!
 ぶちっ、ぶちゅ、ぶちっ、ぶちゅっ、ぐちゅっ、じゅぶっ、じゅぶっ……
 ハナエの膣内は、まさしく「犯されている」という言葉が相応しい勢いで、巨大な真珠入りペニスに犯され続けた。

 ずばん! ずばん! ずばん! ずばん! ずばん!
 じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶっ、ぐじゅっ、ぐじゅっ、ぐちょっ、ぐちょっ……

 ハナエの柔らかい膣孔は裂け、鮮血と愛液でぐちょぐちょと濡れて、老人の馬並みの真珠入りペニスをスムーズに受け入れるようになっていった。無意識にしっぽりと濡れた数の子天井の膣粘膜は老人のペニスに吸盤のように吸い付いて締め付け、卑猥な音を立てた。ハナエは濡れやすい身体だった。

 老人は数分間激しく突き上げて、疲れると生挿入したまま休み、唇や乳首に吸い付き、休むと再び激しく犯し続けた。10数分もの間ハナエは真珠入り巨根ペニスに犯され続け、割れ目からは洪水のように愛液が垂れ流れていた。ぐちょっ、ぐちょっ、と突かれるたびに股間の奥から卑猥な音を響かせた。

 ハナエの膣は経験豊富な老人でも、このまま中に出してしまいたいと思うほどの気持ち良さだった。女が寝ているうちに孕ませるのも面白い。しかしそれでは一夜限りの関係にしかならない。これほどの名器を使い捨てるのは勿体無い。
 「ううっ、出るッ!!」
 老人はペニスを引き抜くと、ハナエの口にペニスを押し付けた。ごぼっ、と薄汚い色の濃い精液があふれ出し、ハナエの口中に流れ込んだ。
 「がふっ……がふっ……ッ!」
 気を失っているのに口の中に精液を注ぎこまれ、ハナエは息が詰まって噎(む)せ込んだ。ごぼごぼ……と泡を立て、その殆どが口から溢れ、残りを無意識に飲み込んだ。
 「へへっ、カレシの精液は飲んだ事無いだろうに、俺の精液を飲み込みやがった」

 老人はハナエの乳房を握りつぶすように鷲掴んでからベッドを降りた。
 備え付けの冷蔵庫からビールを1缶取り出して飲み干し、ビデオカメラのバッテリーを確認し、持ち込んだ荷物から自分のペニスのサイズに合うコンドームを取り出した。

 夜明けまでは時間があったし、老人の体力も余裕があった。
 そしてハナエはまだ意識が戻らないままの肉人形だった。

(03/05)
 早朝、ハナエは夢と現実の狭間から、次第に意識を取り戻していた。
 ……まるで病気にでもなったかのような倦怠感。
 腹の中が波打つ不快感で吐き気もする。
 そして意識が戻るにつれて明瞭になっていく激痛と、快感。
 どこからが、ぶりっ、ぶちゅっ、という異音が響いている。

 「どうやら意識が戻ったようだなァ……」
 そんな声が聞こえてくる。聞いた事のある声だが、思い出せない。
 視界がぼやけていて、ここが何処なのかもわからない。

 ぶちゅっ、ずぼっ、ぶりゅっ、ぶちょっ、ぶちゅっ……
 (……あぁ、私、まさか、セックスしている間に寝ちゃったのかしら?)
 思考力があればそんな筈がない事はすぐにわかるが、ハナエの意識は未だ混濁した状態だった。記憶がすっぽりと抜け落ちていて状況が理解できないのだ。

 「まだ寝惚けているみたいだな、どうれ、目を覚まさせてやるか」
 そんな声が聞こえたかと思うと、ハナエは股間に激しい快楽の刺激を感じた。だんだんと高まる快楽がクリトリスを刺激された所為だと理解すると、更に快楽が高まっていった。認識すればするほど自覚的な快楽になっていった。

 「あっ、あっ、あんっ……、ちょっ、ちょっと、止めて……」
 どうやらセックスをしている事は確かなようだが、ハナエは全てに違和感を感じていた。こんな享楽的な性行為をした事もないし、挿入されながらクリトリスを刺激された事も無かったし、誰とセックスしているのかもわからない。挿入されている一物も彼氏のそれとは別物のようにしか思えなかった。
 (じゃぁ私……誰に抱かれているの?)
 とにかく状況を理解したかった。
 しかし意識が戻れば戻るほど、子宮を突き上げられる激しい快楽の刺激に理性が飛びそうになる。

 「おぉ、締まってきた、締まってきた! すぐに終わるから、ちょっと我慢するんだぞォ」
 「待って、待っ……あひっ! ひいっ!!ひっ!ひっ!ひっ!!」
 ぶぼっ!ぶぼっ!という音に合わせて割れ目からへその下までを経験した事の無い刺激が激しくハナエの脳天に響く。
 「いや!いや! 駄目だめだめぇ〜〜っ! アヒぃ!!」
 びくん!とハナエの身体が海老反り、膣肉が挿入されている一物を締め付ける。
 「うぉッ!イクっ!!」
 その声と同時に、ハナエの腹の奥を突き上げた一物が膨れ上がった。

 ハナエは白目をむいて絶頂に達し、痙攣していた。

(04/05)
 絶頂によるしばしの意識喪失の後、ハナエは理性を取り戻した。
 ……とはいえ記憶が無いので状況が理解出来ず、茫然自失していた。

 「いやぁ、久しぶりに気持ちの良い思いをさせてもらったよ」
 そう言っているのは、食事を共にした老人だった。
 この老人とは昨晩初めて出会い、食事をしながら世間話をして……その途中から記憶が無かった。

 老人はハナエの反応をうかがっていたが、どうやら何も理解できていないという事を悟ると、出任せを言い始めた。
 「誘ったのは君のほうだから、私のような年寄りの相手は悪いとも思ったが、結婚前に他の男とも経験してみたいと君が言うから……」
 そんな話は記憶の無いハナエにも嘘だとわかった。むしろこれが本当に現実の事なのかどうかという事がわからなかった。酔い潰れるほどの酒も飲んでいない筈だし、彼氏以外の男と経験したいなどと考えた事など一度も無かった。

 未だ現実味を取り戻せないハナエは起き上がろうとして、青ざめた。
 胸や腹の上には精液がたっぷりと詰まった大きなコンドーム。傍らにはハナエの免許証。そしてまだハナエの割れ目には老人のペニスが挿入されたままだった。
 「ど、どいてください」
 なんとか発する事が出来た言葉は、それが限界だった。事実がどうであれ、この状況は受け入れられるものではなかった。しかし戸惑い混乱しているハナエにはそれ以上の言葉が出ない。

 老人はにやりと笑みを浮かべ、ゆっくりとペニスを引き抜いた。
 ぶちゅ、ぶちゅ、と音を立てながら、ハナエの身体の中から少しずつ老人のペニスが姿を現していく。ペニスはスムーズには出てこなく、幾つもの突起が膣孔に引っかかるようだった。
 引き抜かれたペニスは、ハナエが知るペニスとはかけ離れたものだった。殆ど萎えていたがそれでも呆れるほど大きく、コンドーム越しにも丸い突起が無数にある事がわかった。老人がコンドームを取ると赤黒い肉の塊のようなペニスには、ぶつぶつと真珠大の突起があり、カリの部分はエラのように大きく張っていた。
 そんな異物が入れられていたとは信じられなかったが、確かにいま目の前でハナエの割れ目から産み落とされるかのようにぬるりと出てきたのだ。ハナエの膣孔はぽっかりと口を開けたままだった。ひりひりとした痛みと、開きっぱなしの膣孔から入り込む空気の温度を感じる。
 まるで悪夢のようだった。現実味のある悪夢を見ているかのような気分だった。

 「まぁ、君も感じていたようだし、最後には気持ち良くなってもらえたようでホッとしたよ。君の彼氏は毎日イキ顔を見ているのだろうから、羨ましくなっちゃったよ」

 彼氏……その言葉にハナエは自分が結婚前の身である事を思い出した。顔が青白くなるほど血の気が失せ、貧血で目の焦点も定まらなくなっていく。

 「ワシは寂しい独り身だから後で何度でも思い出せるようにしたけれど、彼氏にはバレないように気をつけなきゃならないよなぁ。オマンコをがばがばにしちゃったから、元に窄(すぼ)まるまでの数日は彼氏とセックスしないほうが良いだろうなぁ」
 そう言って老人はビデオカメラのほうを見、それにハナエが気付いた。赤いランプが光っていた。

 茫然自失するハナエを横目に老人は帰り支度をはじめ、テーブルに1万円札を置いた。
 「帰る時にこの金を自動清算器に入れれば、そのまま誰とも会わずにラブホテルから出られるから」
 そして老人はビデオカメラをハナエに見せ付けてから鞄に入れた。
 「でも彼氏に申し訳ないなぁ。君のイキ顔を彼氏にも見せてあげたいよ、ヒヒヒ!」
 不吉な一言を残して老人は部屋を出た。
 「また逢いましょう」
 ばたん、とドアの音が響き、老人は去った。

 ……静寂。
 長い長い静かな時間が流れ、ハナエもこれが夢ではなく現実であった事を、受け入れざるを得なくなっていった。
 「うっ……うあぁぁぁぁぁーー!!」
 ラブホテルの部屋に、ハナエの絶叫が轟いた。
 全てが嘘で、全てが罠だった事を理解したハナエは、発狂したかのように絶叫した。
 ハナエがもう少し警戒していればこんな事にはならなかったかもしれない。しかし老人は周到にハナエの逃げ道を奪っていた。
 「うわあぁぁぁーー!! うわあああぁぁーーっ!!」
 ハナエは大切な何かを奪われた事に絶叫し続けた。

 最も知られたくないハナエの過ちは、狡猾で鬼畜な老人の手に握られてしまったのだ……。

(05/05)
 それから数週間に一度、ハナエは老人に呼び出されては性行為を強要されていた。

 「俺の言う事を聞くなら、彼氏には秘密にしておいてやる」
 食事の時こそ紳士的に振舞っていた老人だったが、呼び出すようになってからは本性を表し、嫌がるハナエをレイプのように犯し続けた。ハナエは老人に犯されて絶頂に達する事を必死に耐えたが、老人は経験豊富なサディストであったので、1時間から2時間ほどの猛烈な攻めの最後にはハナエの抵抗も空しく惨めな絶頂姿を晒してしまうのだった。

 そしてその姿は必ずビデオカメラに撮影されていた。「いう事を聞いていれば秘密はバラさない」と言われれば、ハナエは抗う事は出来なかった。性行為の後にはたっぷりと精液の入ったコンドームを持たされた姿を撮影されたりもした。

 老人が初めてハナエを犯した時に膣内射精しなかったのは、それで妊娠されると都合が悪かったからに過ぎない。ハナエの同意無しに膣内射精し妊娠してしまえば、もちろん老人は訴えられる。老人にとっては相手に証拠を与える事はリスクでしかなく、自分が証拠を握る事でメリットを得ようという算段だったのだ。自分が証拠を手にしているのだから訴えられる事は無いし、彼氏に秘密にする事はハナエの為ではなく老人自信の為でもあった。

 「そろそろ結婚だろ? しばらくは準備で忙しくて、こうやって逢えなくなるだろうから、きょうはたっぷり楽しませてもらわなきゃなァ!」
 「だめっ、だめっ……いくっ!イクっ!イク!イグ〜っ嫌ぁぁぁ〜ッ!!」
 ハナエの腹の中で老人の真珠入り巨根ペニスが大きく膨らみ、コンドームが破裂しそうなほど大量の精液が吹き出した。
 普段の真面目な姿からは想像できないハナエの白目をむいて呆けた絶頂顔と、その後に理性を取り戻してさめざめと涙を流す姿に、老人は満足そうな笑みを浮かべた。