秘書課実恥研羞 〜追い出し部屋よりヒドい部署〜 体験版
第5話 導尿バッグ
スルスルッ……カチッ。
「ちゃんと取り付けられたから、もう椅子から立ち上がっても大丈夫よ?」
二人の体内からオシッコを出し尽くしたのを確かめて、鞠子はおかしな準備に取り掛かっていた。
股間から伸びている尿導カテーテルの先に、用意した袋の方にある管を差し込んだ後、しっかりと固定する。
さらには袋の裏側に取り付けられたベルトを腰に巻きつけて、二人の下半身に袋を装着させていた。
すぐには外れないのを確かめた後、席から立ち上がるよう言いつける。
これから繰り広げられるサンプリング業務を、何としても二人にやり遂げさせるつもりでいたのだ。
「ほ、本当にもう……椅子から立ち上がっても平気なんですか、あうぅんっ!」
カクカクカクッ……チョロチョロッ。
今まで見たこともなかった袋の正体を気にしながら、鞠子に言いつけられるまま腰を持ち上げた矢先、理織はとんでもない状況に気づかされる。
体内がひとりでに疼くのに合わせて、またしてもオシッコが漏れ始めてきたのだ……尿導カテーテルの中を通り抜ける、生温かい液体の感触に焦ってしまう。
薄黄色い液体が管から姿を現すまま、腰に巻きつけられた袋の中へ次々と蓄えられる。
あっけなくオシッコを垂れ流す下半身に、どうしても気が引けずにいられない。
ピチャピチャピチャッ、ヌクヌクヌクッ。
(どうしよう、ちょっと動いただけなのに……勝手にオシッコが出てきちゃうなんて)
自分の意思で止められない排尿行為に、理織はすっかり困惑させられる。
腰掛けていた椅子から腰を持ち上げるだけで、あっけなくオシッコを垂れ流す下半身に怯えずにいられない。
腰を動かす仕草を続ける間も、身体の奥底まで差し込まれた尿導カテーテルを通して、着々とオシッコが溢れ出してくる……どんなに股間を閉ざしたくても、細い管に遮られるまま、少しも括約筋を締められないのだ。
さらには腰に装着したバッグ越しに、はしたない液体の色合いまで暴かれるなど、あまりに考えられない事態だった。
「あら、浅樹さんってば……もう導尿バッグを使っちゃってるのね。その調子で今日のサンプリング業務を続けましょう?」
理織の下半身に引き起こされた異変に、鞠子はすぐ気づき出す。
尿導カテーテルから溢れ出したオシッコを、腰に巻きつけた導尿バッグが受け止める様子を見つめながら、二人にモニタリング業務の内容を明かす。
延々とオシッコを垂れ流す状態のまま業務を続けながら、導尿バッグの使い心地を二人の身体で試すつもりでいたのだ。
腰をくねらせるのに合わせて、理織の装着した導尿バッグにオシッコが蓄えられる様子に注目せずにいられない。
「そんなぁ、こんな袋にオシッコを溜め込んだまま、仕事まで続けないといけないなんて……ひうぅんっ!」
カクカクカクッ、チョボチョボチョボッ。
とんでもない状況を迫られて戸惑う間も、理織の下半身ではしたない現象が引き起こされていた。
鞠子に文句をぶつけようとした矢先に、体内からさらにオシッコが溢れ出して、導尿バッグの中へと蓄えられる……生温かい感触を身に受けるだけで、あっけなく言葉を遮られてしまう。
あまりに情けない下半身の状況を恥じらうあまり、透明な袋を両手で覆い隠す間も、なかなか排尿を止められそうになかった。
まともな反論すら出来ずに、とんでもない状態に陥った下半身を思い知らされて、どうしても震え上がらずにいられない。
ヌクヌクヌクッ、タプンッ。
(どうしよう……本当にオシッコを出し続けたまま、ずっと仕事を続けないといけないなんて……)
少しも止められない排尿行為に、理織はすっかり戸惑っていた。
股間に差し入れられた尿導カテーテルのせいで、はしたない排尿行為を少しも止められそうにないのだ……膀胱に流れ込んだオシッコが細い管を通して、腰に巻きつけた導尿バッグに続々と注がれる。
はしたない液体の生温かさや重さを、ビニール製の容器越しに受けるだけで、どうしても思い悩まずにいられない。
いくらサンプリング業務のためだとしても、仕事の間も延々とオシッコを垂れ流す状況など、今でも拒みたい気持ちで一杯だった……それでも鞠子に頼まなければ、身体の奥底に差し込んだ管を取り除くことすら出来そうになかった。
腰の辺りで揺れ動く液体を目の当たりにしながら、ますます落ち着きを失ってしまう……
「い、イヤあぁんっ……」
コポコポコポッ、ピチャピチャピチャッ。
理織と同じように、沙菜も鞠子の手で導尿バッグを装着させられていた。
股間から突き出した尿導カテーテルの先端に、導尿バッグの管を差し込んだ矢先、身体の中からすぐにオシッコが溢れ出して、透明なパックへと溜まり込む。
薄黄色い色合いがありありと浮かぶ様子など、目にするだけで恥じらわずにいられない。
さらには腰に導尿バッグを巻きつけられて、生暖かい感触まで思い知らされる……
「これで出来上がりね? 二人が着けてる導尿バッグは、1000ccくらいはオシッコを溜め込める構造だから、一日中着けたまま、就業時間が終わるまでは持つはずよ?」
沙菜が慌てるのも構わず、鞠子は二人に装着させた導尿バッグの説明を始めていた。
用意した導尿バッグは1000ccもオシッコを蓄えられるから、一日中着けたまま過ごしても平気だと踏まえた上で、とんでもない言いつけを口にする。
何と導尿バッグを装着させたまま、勤務時間が終わるまで過ごし続けるよう言い放つ。
二人に課したサンプリング業務として、導尿バッグを股間に取り付けたまま、一日分のオシッコを持ち堪えられるかを見届けるつもりでいたのだ。
スルスルスルッ……
「あの、蘇方さん……本当にこんな格好のまま、業務を続けないといけないんですか?」
鞠子に命じられるまま、理織は大慌てでタイトスカートを穿き戻す。
導尿バッグを装着した後、やっと返してもらえたスカートで、すぐに下半身を覆い隠したかったのだ。
透明な袋の中に蓄えられた、はしたない液体などをこれ以上覗かれたくなかった。
スカートを穿いた後も、腰の辺りで膨らみながら揺れ動く導尿バッグの存在を気にせずにいられない。
タプンッ……
(どうしよう、いくら何でもこんな格好のまま、普段どおり業務を続けないといけないなんて……)
ほんの少し腰を動かすだけで、導尿バッグの中で液体が揺れ動く感触に気づくたび、理織はおかしな焦りに駆られてしまう。
いくらモニタリング業務のためでも、尿導カテーテルによってオシッコを垂れ流すまま、透明な袋に溜め込み続けるなど、今でもためらわずにいられない。
何の前触れもなく、管を通して生温かい液体が溢れ出る様子に、あっけなく気持ちが揺さぶられてしまう。
それでも沙菜も下半身を取り繕った後、すぐ自分の席へ腰掛けないといけないのだ……
* * * * * *
「ちゃんと一人で出来たのね。とっても偉いわよ、沙菜ちゃん?」
「えへへ、ありがとうございます……」
モジモジモジッ。
腰に導尿バッグを取り付けた格好のまま、理織と沙菜はすぐ業務に取り掛かる。
導尿バッグを装着した時の動作性も確かめる名目で、普段どおりの業務を続けるよう、鞠子に言い聞かされていたのだ。
鞠子に頼まれて作り上げた資料をチェックする間も、沙菜は両脚をくねらせている……ほんの少し腰を動かすだけで、導尿バッグに溜まったオシッコが揺れ動くのが原因だった。
おかしな感覚を思い知らされて、沙菜はどうしても顔を赤らめずにいられない。
「あの、蘇方さん。私の方も見てもらいたいんですけど……んんっ!」
フルフルフルッ……
沙菜のおかしな反応を気に掛けながら、鞠子の傍に駆け寄る理織だけど、途中で脚の動きを止めてしまう。
不意に押し寄せた感覚のせいで、まともな身動きが取れそうにないのだ。
タイトスカートの内側で着々と作り上げられる、はしたない下半身の状況をありありと思い知らされる。
沙菜と同じように、情けない格好を見せてしまうのを戸惑わずにいられない。
シュルシュルシュルッ、タプンッ。
(どうしよう、またオシッコが出て来ちゃうなんて。まだ仕事の途中だって言うのに、絶対にありえないよ……)
大事な部分から続々と溢れ出るオシッコの様子に、理織はすっかり焦り出してしまう。
身体の奥まで差し込まれた尿導カテーテルを通して、次々と生温かい液体が通り抜けたかと思えば、腰に装着した導尿バッグへと蓄えられる。
次々と生温かくなるバッグの表面や、腰の動きに合わせて揺れ動く水面の感覚を意識せずにいられない。
業務を続ける間も、少しも股間を閉ざせないまま、延々と垂れ流すオシッコを、腰に巻きつけた袋の中に溜め込んでしまう。
自分の意思で決して止められない排尿行為をしでかすたびに、どうしても気持ちが揺さぶられてしまう……
「そろそろ午前の業務が終わりそうね……二人とも、導尿バッグの様子を見せてもらえるかしら?」
午前中の業務が終わりを迎えた時間に、鞠子はさりげなく二人を呼びつける。
業務を続ける間も、二人が腰に巻きつけた導尿バッグの様子を探るつもりでいたのだ。
普段どおりの業務を続けながら、不意に背筋を震わせたり、下半身の様子を気にする二人の素振りを見届けていた……午前中の間に、どれだけのオシッコを蓄えたのかが楽しみでたまらない。
「ちょ、ちょっと待っててください……ひうぅんっ!」
チャプンッ。
鞠子に言いつけられるまま、恐る恐る席から立ち上がろうとした理織だけど、途中で思わず身動きを止めてしまう。
本当なら鞠子の傍に向かわないといけないのに、スカートの内側で出来上がった状態を思い知らされるたびに、どうしても脚を踏み出せそうになかった。
それでも沙菜とともに、鞠子の元へ向かおうとする理織だけど、どうしてもぎこちない足取りを見せずにいられない。
歩くのも大変なほど、スカートの内側でとんでもない状況が繰り広げられていたのだ……
(どうしよう、こんなにオシッコが溜まってる。仕事をしながら、こんなにオシッコを出し続けていたなんて……)
脚を動かすたびに、水面が揺れ動く感触を肌に押しつけられて、そのたびに太股が震え上がってしまう。
導尿バッグを装着してから数時間しか経ってないのに、すでに大量のオシッコを蓄えたせいで、ほんの少し身動きを摂るだけで、腰の辺りで水面が重たそうに揺れ動くのだ。
椅子から腰を持ち上げる仕草すら、どうしてもためらわずにいられない。
股間に装着させられた導尿バッグの中に、どれだけのオシッコを溜め込んでしまったか、考えるだけで困惑させられてしまう。
「二人ともありがとう。ちょっとだけ導尿バッグの様子を調べさせてね?」
スルスルスルッ。
傍に身を寄せた二人に返事を返しながら、鞠子は何気なく手を差し伸べる。
朝から二人に装着させた導尿バッグの状態を、午前中の業務が終わる頃に調べるつもりでいたのだ。
不意に理織のスカートを掴んだ後、すぐに裾の部分を持ち上げる。
タプンッ……
「い、イヤあぁんっ! 蘇方さんってば、どうしてスカートの中まで覗いてくるんですか……?!」
いきなり鞠子から迫られた行為に、理織はすっかり慌て出してしまう。
自分達を呼び寄せたかと思えば、穿いていたタイトスカートを捲り上げてきたのだ。
股間に巻きつけた導尿バッグをあっけなく探られて、どうしても焦らずにいられない。
朝から何度も排尿行為をしでかすまま、透明だった袋に薄黄色い液体が蓄えられて、お腹の辺りまで水面が押し寄せていた。
みっともない下半身の状態など、すぐ覆い隠したいのに、鞠子が少しも離れようとしないのだ。
「ちょっとだけ落ち着いてね、浅樹さん。さすがにオシッコを溜めっ放しだと大変でしょう?」
カチッ、ビチャビチャビチャッ。
下半身を探られて慌てる理織も構わず、鞠子はさらに導尿バッグを弄り出す。
午前中の業務を続ける間に、思っていた以上に溜まったオシッコに気づいて、すぐに中身を捨てることにした。
導尿バッグを腰から引き剥がした後、尿導カテーテルから引き抜いて、溜まっていたオシッコをバケツへと流し込む。
オシッコを捨て去るまで大人しくするよう告げる間も、細い管を大事な部分から突き出した下半身を晒す理織の姿を眺めずにいられない。
ジョボジョボジョボッ。
「ま、鞠子さん。ありがとうございます……」
理織と同じように、沙菜も鞠子の手で導尿バッグを取り外されていた。
午前中の業務中に排尿行為を繰り返すまま、大量に溜まったオシッコを捨てる間も大人しく立ち尽くす。
垂れ流したオシッコを確かめられるのを恥じらうあまりに、自然と頬を赤らめてしまう。
カチャッ。
「ヤダっ、まだ私達の身体を使って、サンプリング業務を続けるつもりなんですか……?!」
鞠子が不意に身を寄せたかと思えば、理織は空になった導尿バッグを再び取り付けられていた。
股間から飛び出た尿導カテーテルを管に差し込んだ後、透明な袋を腰に巻きつけられる鞠子に、思わず文句をこぼしてしまう。
午前中の業務を続けるだけでも大変なのに、午後も同じようなモニタリング業務を強いられるのをためらわずにいられない。
膀胱に溜まったオシッコを、延々と尿導カテーテルに吸い出されるまま、腰の装着した導尿バッグに蓄える状況など、何としても拒みたかったのだ……
「もう、浅樹さんってば。午後もサンプリング実習を続けないといけないんだから、どうせなら沙菜ちゃんと一緒に、買い出しに出かけてもらおうかしら?」
嫌がる素振りを見せる理織に、鞠子はすぐ注意を挟み込む。
導尿バッグのサンプリング業務を、何としても一日中続けるつもりだと踏まえた上で、とんでもない頼みごとまで始める。
何と鞠子が言うには、沙菜とともにコンビニまで買い出しに向かってもらいたいらしい。
腰に装着した導尿バッグの動作性を確かめるのに丁度良いはずだと口にしながら、近くのコンビニまで歩くよう言いつけるのだ。
* * * * * *
「そ、それじゃあ行ってきます……」
モジモジモジッ。
鞠子に迫られる形で、理織は沙菜とともに外へ向かう羽目になっていた。
腰に導尿バッグを巻きつけたまま、鞠子に頼まれたスイーツを買いに出かけないといけないのだ。
会社の近くにあるコンビニへ向かうだけの、簡単な内容の頼みごとにも関わらず、おかしな緊張に駆られるあまり、たどたどしい足取りを取ってしまう。
ミシッ、ミシッ、クシュクシュッ。
(どうしよう、ついに職場の外に出ちゃったんだ……いつオシッコが出ちゃうかも分からないって言うのに)
第二秘書室の外に飛び出した後、理織は思わず身をこわばらせてしまう。
体内に差し込まれた尿導カテーテルのせいで、股間からオシッコが垂れ流しになる状態のまま、ついに通路を歩き始めていたのだ。
さらには脚を動かすだけで、股間から突き出た管が揺れ動いて、そのたびに疼くような感覚を思い知らされる。
腰に装着した導尿バッグのせいで歩き辛いのを気にしながら、それでも鞠子に頼まれた買い出しをやり遂げないといけないのだ……
「ま、待って。浅樹さん……ひうぅんっ!」
カクカクカクッ……
理織の後を追いながら、やっと会社を抜け出した沙菜だけど、途中の道のりで思わず脚を止めてしまう。
不意に身震いを引き起こすまま、少しも身動きが取れない状況を迎えていたのだ。
続々と押し寄せる感覚に、どうしても打ち震えずにいられない。
シュルシュルシュルッ、ピチャピチャピチャッ……
(どうしよう、またオシッコが出てきちゃって……どんどん溜まってきちゃうよぉっ!)
股間の辺りに感じる、生温かい液体の感触を沙菜は思い知らされる。
会社の外を歩き続ける間に、ひとりでにオシッコが股間から溢れ出るまま、導尿バッグの中に続々と溜まり込んでいたのだ。
着々と生温かくなる袋の感触など、意識するだけで怯えずにいられない。
見た目からは分からなくても、公共の場所で平然とオシッコを垂れ流しているのだ……周りにいる人達の存在を目にするたびに、後ろめたい気持ちに駆られてしまう。
すぐに排尿行為を収めたいのに、なかなかオシッコの勢いが途切れず、はしたない液体が揺れ動く感触をありありと思い知らされる……
「ね、ねぇ。柏黄さん……もう平気なの?」
その場に脚を止めたまま、少しも歩こうとしない沙菜に、理織は恐る恐る言葉を投げ掛けていた。
沙菜に心配を寄せながら、どんな状況に陥ったのか、間近で思い知らされていた……こわばらせた両脚から、導尿バッグの中にオシッコを垂れ流す様子に気づかされる。
顔を俯かせたままの沙菜を見つめるだけで、どうしても不安に駆られずにいられない。
コンビニまでの道のりで沙菜がしでかした排尿行為を、いつ自分も同じように置かすかも分からないのだ……
モジモジモジッ。
「ごめんなさい、浅樹さん。もう大丈夫ですから……」
やっとオシッコを出し尽くした沙菜は、恐る恐る理織に返事を返していた。
導尿バッグの中に大量のオシッコを蓄えたまま、すぐ買い出しを済ませようと理織を誘い出す。
たとえ屋外で排尿行為をしでかした後も、鞠子に言いつけられた買い物をやり遂げないといけないのだ。
フルッ、フルッ、フルッ……
(柏黄さんってば、やっぱり無理してるのよね? いくら何でもオシッコを溜め込んだまま、お外を歩かせるなんて耐えられないわよ……)
一緒にコンビニを目指す間も、理織は沙菜の様子を気にせずにいられない。
その場に脚を止めた後、沙菜は明らかに歩き辛そうな仕草を見せていたのだ。
先ほど排尿行為をしでかした後、腰に装着した導尿バッグにどれだけのオシッコを蓄えているか、考えるだけで落ち着きを失ってしまう……
* * * * * *
ピロンッ。
「180円でーす」
コンビニに辿り着いた二人は、鞠子に言い渡されたスイーツを探し出して、すぐにレジへと脚を向ける。
腰に巻きつけたまま導尿バッグへと、いつオシッコを垂れ流すか分からない状況に追い込まれた二人は、すぐに買い出しをやり遂げるつもりでいたのだ。
二人がスカートの内側に抱え込んだ、とんでもない下半身の状況も知らず、店員は普段どおりに会計を始める。
「こっちは別の袋にお願いします……ひうぅんっ!」
ワナワナワナッ……
レジで会計を済ませようとした矢先に、理織はおかしな身震いを引き起こしてしまう。
店員が目の前にいる状況にも関わらず、スカートの内側ではしたない状況が繰り広げられていたのだ。
会計を待つ間も、気まずい思いに駆られずにいられない。
外見からは気づかれないとしても、決して許されないような行為を店内で繰り広げているのだ……
シュルシュルシュルッ、ピチャピチャピチャッ……
(どうしよう、ついに私まで……オシッコをしちゃうなんて。何でこんな時に、勝手にオシッコが出てきちゃうのよぉっ!)
寄りにも寄って店員の前でしでかした排尿行為を、理織はどうしても恥じらわずにいられない。
膀胱に溜まり込んだオシッコが尿導カテーテルを通り抜けて、腰に巻きつけた導尿バッグに次々と注がれる。
生温かい液体が次々と蓄えられる感触に、すっかり困り果ててしまう。
たとえ人前でも止められない排尿行為に焦りながら、思わず身悶えを起こしてしまう……はしたない液体が溜まるのに合わせて、水面を徐々に持ち上げて、お腹の辺りまで迫り出す感覚を身に受けていたのだ。
ウィーン。
「ありがとうございましたー」
それでも無事に会計を済ませた二人は、そそくさとコンビニを立ち去るしかなかった。
店員と目を合わせることすら出来ないほど、とんでもない下半身の状況が出来上がっているのを気にせずにいられない。
会社へと引き返す間も、二人ともぎこちない足取りを見せてしまう。
タプンッ、タプンッ、タプンッ……
(空にしたばかりなのに、もうこんなにオシッコが溜まっちゃってる……もし私達の素振りを、さっきの店員に怪しまれたら大変なのに)
歩くたびに腰の辺りで揺れ動く、導尿バッグに溜まったオシッコの感触に理織は悩まされていた。
人前でも平然と排尿行為をしでかすだけでなく、垂れ流したオシッコを腰にぶら下げたまま、延々と屋外を歩き続ける状況に、耐え難い居心地の悪さを思い知らされる。
いくらタイトスカートで覆い隠しても、肌に押しつけられる生暖かい感触や、揺れ動く水面を意識せずにいられない。
導尿バッグを装着したまま、本当に午後の業務も続けないといけないのか、考えるだけで憂鬱にさせられるのだ……
秘書課実恥研羞 第4話 尿導カテーテル |
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