白濁少年少女・体験版
第2話
「お、おはよう。みんな……」
モジモジモジッ。
教室に脚を踏み入れた後、琴織はぎこちない素振りのまま女子達へと挨拶を交わす。
普段どおりに振る舞っているはずなのに、彼女達の様子を見つめるだけで、おかしな気まずさに苛まれてしまう。
顔を合わせた矢先、つい背筋をこわばらせずにいられない。
とんでもない下半身の秘密を抱えていたせいで、気づいたら女子達から距離を離してしまうのだ。
スリッ、スリッ、スリッ……フルンッ。
(どうしよう、先生に触られちゃったせいかな……お股、こんなに大きくなっちゃってる!)
そそくさと席に向かう間も、琴織は昨日に保健室の中で引き起こされた出来事を思い悩まずにいられない。
身体検査を受けるため、放課後に保健室へと立ち寄った矢先に、股間から生え伸びた男性器を保健教師に暴かれてしまったのだ。
決して取り繕えない下半身に観念させられた上、はしたない部分を弄られるまま、ついには精通まで果たした事実など、振り返るだけで落ち着きを失ってしまう。
教室の中を歩く間も、ますます膨らみを増した部分の先端がショーツの内側で揺れ動いて、耐え難い恥じらいを否応なく思い知らされるのだ……
「んんっ……!」
ヒクヒクヒクンッ……
やっとの思いで席に辿り着いた後も、琴織はおかしな素振りを取ってしまう。
そっと椅子に腰掛けた矢先、あっけなく身震いを引き起こしていたのだ。
両脚の間に挟んだ男性器の先端が、気づいたらスカートの裏地へと擦れてしまった。
周りに悟られないよう、情けない声を洩らしながら、股間に存在する代物にすっかり意識を奪われてしまう。
「おはよう、琴織ちゃん。そう言えば昨日、身体検査を受けてきたんだよね?」
「先生に呼ばれてたみたいだけど、どんな感じだった?」
身を捩らせる琴織へと、不意に誰かが話しかけてくる。
そそくさと席に座った琴織の傍へ、女子達が何気なく身を寄せてきたのだ。
自分達が済ませた身体検査を、琴織がちゃんと受けたのかを気にせずにいられない。
「う、うん。昨日ちゃんと済ませてきたから……」
フルフルフルッ……
傍に寄り添う女子達へと、琴織は恐る恐る返事を返す。
無事に身体検査を乗り切ったと明かす間も、つい彼女達の様子を窺わずにいられない。
なるべく平静を保っているつもりなのに、気づいたら背筋が震え上がってしまう。
普段どおりの振る舞いを続ける間も、おかしな焦燥感に苛まれていたのだ。
ギュッ。
(……まさか先生にお股を弄られて、おかしなお漏らしをしちゃったなんて言えないよね? こんなお股なんて、絶対にみんなには見せられないんだから……!)
女子達へと言葉を交わしながら、琴織は自然と両膝を重ね合わせてしまう。
股間に存在する代物が何かの拍子に膨らまないよう、まだ柔らかいうちに両脚でしっかりと挟み込む。
スカートの内側に抱え込んだ秘密を、何としても彼女達の前では取り繕わないといけないのだ。
もし下半身の状態を知られてしまえば、女子達から幻滅されてしまうかもしれない……おかしな身体の変化に思い悩む、何よりも大切な原因だった。
おかしな素振りを女子達に怪しまれないよう、大人しく席に腰掛けたまま授業をやり過ごして、放課後まで乗り切らないといけないのだ……
* * * * * *
キーンコーンカーンコーン……
「ねぇ、琴織ちゃんも一緒に着替えようよ」
「ちゃんと男子達も追い払ったし、今なら平気だよ?」
下半身への悩みを抱えたまま教室の中で過ごすうちに、気づいたら体育の授業が近づいていた。
体操着へと着替えるため、次々と制服を脱ぎ去る間も、女子達は不意に琴織へと話しかけてくる。
すでに男子達を教室から追い出した後なのに、未だに席へ腰掛けたままの琴織を気にしていたのだ。
「う、うん。ちょっと待って……くうぅっ!」
スルスルスルッ、クイッ。
女子達に返事を返しながら、そそくさと体操着へ着替える間も、琴織は思わずうろたえてしまう。
体育の授業に遅れないよう、すぐ体操着を着込まないといけないのを分かっているのに、つい手元を震わせずにいられない。
周りにいる女子達が次々と制服を脱ぎ去る様子を見つめる間も、おかしな緊張に苛まれてしまう。
ブルマへと両脚を通して、しっかりと穿き込んだ後も、彼女達のようになかなかスカートを取り外せそうにないのだ……
ヒクヒクヒクッ……
(こんなにお股が盛り上がっちゃってるのに……やっぱりスカートを脱がないといけないの?)
ブルマを腰まで持ち上げた後も、琴織は下半身をスカートの生地で覆ったまま、すっかり手元をこわばらせてしまう。
はしたなく膨らんだ器官による股間の膨らみを、ちゃんと隠せているかを気にせずにいられない。
もしスカートを取り外した後、厚い生地越しに股間が盛り上がる様子を女子達に知られてしまえば、とんでもない事態を招くはずだった……ずっと恐れている事態を振り返るだけで、つい気持ちが怯え切ってしまう。
スカートの内側に手を突っ込んだまま、ブルマの裾をなぞりながら股間の様子を確かめた後も、なかなか不安な気持ちが拭えそうにないのだ……
モジモジモジッ……シュルシュルッ。
「は、はうぅっ……!」
おかしな焦燥感に駆られるまま、琴織は恐る恐るスカートを脱ぎ去っていた。
何度もブルマの表面を確かめて、男性器による膨らみが目立ってないのを幾度も確かめた上で、やっと下半身を覆っていたスカートを取り払えるのだ。
しっかりと穿き込んだ紺色のブルマが露わになる間も、股間の様子を見つめたまま、つい震え上がらずにいられない。
どんなに指先で探ったとしても、はしたない代物による膨らみを隠せているか、なかなか自信を抱けそうにないのだ。
プルンッ。
(どうしよう、こんなにお股が目立っちゃってる。もし誰かに見られちゃったら大変なのに……!)
恐る恐る下半身を覗き込んだ後、琴織はあっけなく身をこわばらせてしまう。
濃紺の生地越しに、真ん中の部分が僅かに盛り上がっていたのだ……たとえ遠目から見れば気づかれないとしても、誰かが目を凝らせば下半身への違和感を気づかれるかも分からない。
耐え難い不安に苛まれるあまり、つい周囲を振り返らずにいられない。
もし股間の盛り上がりなどを見られてしまえば、周りにいる彼女達に騒がれてしまい、体育の授業を受けるどころではなくなってしまうのだ……
(……まだ、誰も気づいてないよね? はしたないお股なんて誰にも知られたくないし、無理にでも隠さなくっちゃ!)
何度も周囲を振り返りながら、琴織はすっかり落ち着きを失ってしまう。
無事にブルマへと着替えを済ませた後も、異様に膨らんだ股間の形状を、いつ何かの拍子に暴かれるかも分からないのだ。
周りで女子達が着替えを続ける間も、つい視線を追わずにいられない。
教室の中を何度も見渡して、どうやら誰も視線を向けてこないのを調べ尽くした後、やっと胸を撫で下ろせそうなのだ。
トクン、トクン、トクン……
(うわぁ……もうブラなんて着けちゃってるんだ。確かこの前はキャミソールだけだったのに、もしかしたら胸が膨らんできちゃったのかな?)
少しでも気持ちを落ち着かせようと、琴織は体操着へと着替える女子達の様子を眺めていた。
おかしな緊張に苛まれたせいか、激しい胸の鼓動がなかなか静まりそうにないのだ。
何気なく女子達の様子を見つめるうちに、目に飛び込んできた姿へと意識を吸い寄せられる。
男子達がいないのを良いことに、次々とブラウスやスカートを取り払って、教室の中で平然と下着姿を露わにしているのだ……リボンやフリルが施されたパステルカラーの下着越しに、まだ控えめなお尻の膨らみや、お尻の膨らみをありありと浮かばせていたのだ。
「……きゃんっ!?」
フルフルフルッ。
女子達が着替える様子を見つめるうちに、琴織はおかしな素振りを取ってしまう。
体操着への着替えをやり遂げたばかりなのに、おかしな現象を引き起こしていたのだ。
下半身から次々と押し寄せる感覚のせいで、思わず呻き声を洩らしてしまう。
嫌な予感に苛まれるまま、とっさに腰を引いた後も、些細なことで反応する器官の状態を思い悩まずにいられない。
ムクムクムクッ、ピュクンッ。
(ヤダっ、どうしてお股が……こんな急に大きくなっちゃうの!?)
ひとりでに膨れ上がった男性器に、琴織はすっかり焦り出してしまう。
女子達が目の前で露わにする下着姿を眺めるうちに、気づいたら勃起を引き起こしてしまった……股間の真ん中で、はしたない形状をすっかりと盛り上げていたのだ。
ショーツやブルマの生地を押しのけて、ありありとした膨らみを作り上げる股間の様子など気にせずにいられない。
あと少しで体育の授業が迫っているのに、はしたない突起物による強烈な存在感にすっかり意識を奪われていたのだ……
ギュッ……
「くうぅっ……!」
はしたない下半身の状態を取り繕うため、琴織は両手でとっさに下半身を押さえ込む。
周りにいる女子達に気づかれないよう、ブルマの真ん中部分を押し上げる股間の膨らみを覆い尽くす間も、おかしな居心地の悪さに苛まれてしまう。
まさか彼女達の下着姿を目にするうちに、あっけなく股間を膨らませるなど考えられない事態だった。
ずっと手を添えているわけにもいかないと気づかされて、ブルマから体操着の裾を取り出して、下半身の辺りまで引き伸ばした後も、おかしな格好を誰かに見られてないかが不安なあまり、つい彼女達の様子を気にせずにいられない。
ヒクヒクヒクンッ。
(お願いだから、元に戻ってよぉ。こんなお股なんて、もし誰かに見られたら……きっと私、男の子だって誤解されちゃうのに!)
体操着の裾によって下半身を覆い尽くした後も、琴織はますます落ち着きを失っていた。
必死に股間を押さえ込む間も、しっかりと起き上がった先端が薄い生地越しに浮かび上がってしまう。
ついには腰ゴムまで持ち上げて、ショーツの外にも先端がはみ出してしまった。
まるで朝に目覚めた時のように、教室の中でもはしたない部分が起き上がっていたのだ……保健教師から聞かされたばかりの『勃起』と言う言葉が頭の中をよぎるたびに、耐え難い恥じらいを否応なく思い知らされる。
男性が女性に対して、いやらしい気持ちを抱いた時に引き起こす現象を同じようにしでかした事実など、考えるのもためらわずにいられない。
おかしな本能の赴くまま作り上げた股間の状態など、決して女子達には気づかれたくないのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あうぅんっ」
フラフラフラッ。
気づいたら陥った状況に困惑するあまり、琴織は恐る恐る脚を持ち上げる。
周りにいる女子達に下半身の状態を暴かれないうちに、そそくさと教室から立ち去ることにしたのだ。
ほんの僅かな距離を目指す間も、気づいたらたどたどしい足取りを取ってしまう。
脚を動かすたびに、ショーツの内側で男性器が揺れ動きながら、膨らみ切った先端に何度も擦れて、気づいたら膝が震え上がってしまうのだ……
「……あれ、琴織ちゃん。ちょっと待って?」
廊下に出ようとする琴織を、女子達が何気なく言葉を投げ掛ける。
着替えを済ませた後、そそくさと教室から立ち去ろうとする琴織の様子に気づいて、すぐに呼び止めていたのだ。
これから体育の授業が控えているのに、琴織のおかしな格好を気にせずにいられない。
ワナワナワナッ。
「ひうぅんっ!? ……い、一体どうしたの?」
不意に女子達からぶつけられた言葉に、琴織はすっかり慌ててしまう。
その場に脚を止めたまま恐る恐る返事を返す間も、気づいたら声が震え上がってしまう。
女子達の言葉を待ち受ける間も、つい背筋を張り詰めずにいられない。
もしかしたら体操着の裾で下半身を覆い隠す前に、ブルマ越しに盛り上がった股間などを彼女達に見られてしまったかもしれないのだ……
「体操着の裾が出ちゃってるみたい。早く入れちゃおうよ?」
「もし先生に見られたら叱られちゃうし、今のうちに直した方がいいよ……」
頬を震わせる琴織へと、女子達はさらに言葉を続ける。
何故か体操着の裾を引き伸ばしているのに気づいて、すぐブルマの中に仕舞うよう言い放つ……だらしない格好など、つい見過ごせそうになかった。
もし体操着の着こなしを乱したまま授業に向かってしまえば、先生に叱られるかも分からないのだ。
「う、うん。そうだね……」
モジモジモジッ。
女子達に注意されるまま、琴織は恐る恐る体操着の着こなしを正すしかなかった。
体操着の裾をブルマの中へ仕舞う間も、何気なく向けられる視線の行方が気になってしまう。
未だに起き上がったままの股間を、いつ何かの拍子に気づかれてしまえば、大変な事態を招くはずだった。
体操着の内側から露わになった濃紺の生地を目の当たりにして、つい腰が引けずにいられないのだ……
* * * * * *
「ほら、琴織ちゃん。もうすぐだから急ごうよ?」
ギュッ。
無事に体操着へと着替えた琴織とともに、女子達は校庭の方へと向かい出す。
教室で着替える間も女の子同士でお喋りを楽しむ間に、あと少しで体育の授業が始まりそうだったのだ。
一緒に下駄箱を目指す間も、なかなか速く歩こうとしない琴織の様子を気にせずにいられない。
「そ、そんなに急かさないで……は、はうぅんっ!?」
フラフラフラッ……
女子達に手を引かれるまま校庭へ向かう間も、琴織はつい両脚を震わせてしまう。
一緒に廊下を歩き続ける間も、気づいたら頼りない足取りを取らずにいられない。
ブルマ越しに股間を、本当に誰かが気づいていないか不安でたまらないのだ。
彼女達の視線を追いながら、気づいたら腰をくねらせてしまう。
ムクムクムクッ、ギチギチギチッ。
(どうしてなの……お股が全然小さくならないなんて。このままだと本当に、みんなに気づかれちゃうかも分からないのに……)
恐る恐る下半身を見下ろしながら、紺色の生地越しに作り上げた盛り上がりに意識を奪われてしまう。
女子達に手を握られたせいなのか、着替えの時に感じた興奮が収まらないどころか、さらに胸の中を揺さぶってくるのだ。
なかなか抑え切れない気持ちの昂ぶりに、ますます気持ちが震え上がってしまう。
おかしな素振りを彼女達に疑われないよう、ひたむきに脚を持ち上げる間も、ショーツの内側で擦れる股間の先端にうろたえずにいられない。
少しも収まらない股間を抱えたまま、無事に体育の授業を乗り切れるか、どんなに考えても分かりそうにないのだ……
ギュッ。
「んんっ……!」
無事に校庭へ整列した後も、琴織はすっかり困り果ててしまう。
ついに体育の授業が始まったのに、未だに下半身の勃起が収まりそうになかった。
先生の号令に合わせて、両手を脇に揃えた姿勢を保つ間も気まずくてたまらない。
すぐ下半身を取り繕わないといけない中、体操着の裾で下半身を隠すどころか、両手で股間を覆うことすらできそうにないのだ……
トクンッ、トクンッ、トクンッ……
(はしたないお股をみんなに見られないよう、ちゃんと隠さないといけないのに……どうして私ったら、みんなのお胸やお尻が気になっちゃうの?)
おかしな胸の揺さぶりに思い悩まされる間も、琴織はあっけなく肌を火照らせてしまう。
下半身への心配を募らせる中、気づいたら周りで整列する女子達の姿を意識させられていたのだ。
何気なく彼女達の様子を窺う間も、つい胸を躍らせずにいられない。
小声で会話を交わす可愛らしい声や息遣い、体操着越しに膨らんだ胸元や、ブルマ越しに浮かぶお尻の丸みへと夢中にさせられていたのだ。
はしたない部分がひとりでに疼くたびに、ブルマの厚い裏地へと先端が押しつけられて表面が擦られる刺激のせいで、当分は勃起を止められそうにないのだ……
「……ほら、琴織ちゃんの番だよ?」
悶々とした気分に耽っている琴織へと、女子達はさりげなく言葉を交わす。
順番がやってきたにも関わらず、なかなか向かおうとしない琴織を鉄棒へと向かわせるつもりでいたのだ。
その場に座り込んだまま、なかなか立とうとしない様子を気にせずにいられない。
「あ、ありがとう。すぐ終わらせちゃうから……」
ギュッ。
女子達に迫られるまま、琴織はそそくさと鉄棒の方へ向かい出す。
おかしな衝動に駆られるあまりに、まさか鉄棒を回る順番が巡ってきたなど思いもしなかった。
少しでも授業に意識を向けようと、両手で鉄棒を掴む間も手元を震わせずにいられない。
後ろで並んでいる彼女達に、おかしな素振りを疑われないかが気になっていたのだ。
グルンッ、ガクガクガクッ……
「ひ、ひぐうぅんっ……!」
はしたない気持ちを紛らわせようと、思いっ切り鉄棒を回った矢先、琴織はおかしな行動を取ってしまう。
鉄棒に身体を押しつけたまま、前に身体を傾けた途端、あっけなく体勢を崩し始めていたのだ。
ひとりでに腰をくねらせながら手元を震わせて、おかしな喘ぎ声を洩らさずにいられない。
体育の授業中にも関わらず、とんでもない事態を招いていたのだ……
グリグリグリッ、ビュクビュクビュクンッ!
(ヤダっ、お股がまた痺れてきちゃって……このまま、何かが出てきちゃうよぉ!?)
ショーツの内側に繰り広げられる状況に、琴織はすっかり困り果ててしまう。
鉄棒を回る間に、敏感な股間を擦りつけられた拍子に、あっけなく射精を引き起こしていたのだ。
堅い棒による激しい摩擦に耐え切れず、先端から続々と吐き出される精液にうろたえずにいられない。
はしたなく膨れ上がった部分が震え上がるまま、熱い液体を次々と噴き出して、ショーツの内側に着々と絡ませてしまう。
何の前触れもなく引き起こされた事態のせいで、下半身に押し寄せる熱い液体の感触や、敏感な部分へと走る刺激にあっけなく意識を奪われていたのだ……
「あ、あうぅんっ……!」
フラフラフラッ……
おかしな姿勢のまま鉄棒から下りた後も、琴織はなかなか起き上がれそうになかった。
気づいたらしでかした事態のせいで、すっかり腰が砕けていたのだ。
恐る恐る身体を持ち上げた後も膝が震え上がって、あっけなく足元がふらついてしまう。
体勢を立て直す間も、ショーツの内側で着々と繰り広げられる事態を否応なく思い知らされる。
まともに脚を動かすのも大変な状態が、気づかぬ間に引き起こされていたのだ。
ビュルビュルビュルッ、ヌチュヌチュッ。
(どうしよう、お股から勝手にお汁が出てきちゃって……いくら何でも授業中なのに、お漏らししちゃうなんて絶対にありえないよぉ!?)
やっと立ち上がった後も、琴織は思わず腰をくねらせてしまう。
先ほど引き起こした射精のせいで、ショーツの内側がすっかり精液まみれになっていたのだ……段々と小さくなる男性器へ、しつこく纏わりつく肌触りが不快でたまらない。
ただ鉄棒を回っただけで、体育の途中で射精を引き起こすなどありえない事態だった。
腰を引いた格好のまま、過敏になった器官の先端から、未だに次々と精液が溢れ出してくるのだ。
おかしな感覚に苛まれるまま噴き出す、粘りつくような液体の感触などを思い悩まずにいられない。
「ねぇ、琴織ちゃん。一体どうしちゃったの?」
「もし調子が悪いなら、保健室まで一緒に付き合ってあげよっか?」
おかしな身悶えを引き起こす琴織へと、女子達が次々と心配を寄せる。
鉄棒を回り切った後、不安定な体勢のままぶら下がって、なかなか立ち上がろうとしないのを気にせずにいられない。
もしかしたら体調でも崩したのかと、琴織へ次々と言葉を投げ掛ける。
ヒクヒクヒクッ、ワナワナワナッ。
「ご、ごめんね。一人だけで行けるから……」
女子達へ返事を返す間も、琴織はあっけなく声を震わせてしまう。
ショーツの内側に引き起こされた事態のせいで、彼女達へすっかり引け目を抱いていたのだ。
恐る恐る断りを入れながら、たどたどしい足取りのまま保健室へ向かう間も、気づいたら両脚が震え上がってしまう。
なるべく彼女達から離れないといけないのに、下半身に次々と押し寄せる感触のせいで、なかなか歩けないのがじれったくてたまらない……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あくうぅんっ!?」
フラフラフラッ……ギュッ。
保健室を目指す間も、琴織はあっけなくうろたえてしまう。
鉄棒から遠ざかった後も、傍にいる女子達から向けられる視線に気づいて、つい背筋をこわばらせてしまう。
授業中にも関わらず、おかしな素振りを取ってしまったのを悔やまずにいられない。
はしたない下半身を取り繕わないといけないのを分かっているのに、たどたどしい足取りのまま、なかなか女子達から距離を離せそうにないのだ。
背中越しに彼女達の気配を思い知らされるたびに、おかしな焦りに苛まれてしまう……
ビュチュッ、グチュッ、ネチョネチョッ。
(私のお股、また変になっちゃったよ……こんな格好、みんなには絶対に見せたくなかったのに!)
授業中にしでかした粗相の事実に、琴織はあっけなく胸の中を揺さぶられてしまう。
まさか女子達への興奮を募らせるまま勃起を引き起こすだけでなく、鉄棒を回った矢先に射精まで引き起こすなど思いもしなかった。
あまりに見せられない下半身を取り繕うため、精液まみれの股間を抱えたまま校庭から立ち去る間も、ショーツの内側に作り上げた状態をすっかり思い悩んでしまう。
脚を持ち上げるのに合わせて、縮み上がった器官が震え上がるまま、未だに激しい拍動を続けていたのだ。
熱い飛沫を立てながら、糊みたいに広がる液体の感触を思い知らされるたびに、彼女達のいる前でしでかした事態を悔やまずにいられない……
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