白濁少年少女・体験版

第1話

「それじゃあ茶園原さん。すぐ身体検査を始めようね?」

 放課後に保健室へ立ち寄った女生徒へと、保健教師はさりげなく言葉を交わす。
 数日前に繰り広げられた身体検査を、彼女一人だけ休んでしまったので、放課後に再び受けさせるつもりでいたのだ。
 長い髪をお嬢様結びにしている女生徒を見つめる間も、肩をこわばらせる様子に気づいて、つい心配せずにいられない。

「は、はい……」
モジモジモジッ。

 保健教師が招かれるまま保健室へ辿り着いた後も、茶園原さぞのはら 琴織ことりはぎこちない素振りを取っていた。
 これから控える身体検査を前に、おかしな緊張に苛まれていたのだ。
 思春期を迎えた身として、体型を探られるのが恥ずかしくてたまらない……さらには身体に抱え込んだ秘密に気が引けずにいられない。
 とんでもない秘密を保健教師に気づかれることなく、これから身に受ける身体検査を無事に乗り切れるか、考えるだけで憂鬱でたまらないのだ……

「どうしたの、茶園原さん。すぐ準備してもらえないと、身体検査も始められないわよ?」

 何故か肩をこわばらせる琴織へと、保健教師はさらに言葉を続ける。
 すでに準備も整っていたので、何としても身体検査を受けさせるつもりでいたのだ。
 すぐ制服を脱ぐよう言い寄る間も、多感な年頃を迎えた彼女の心境を気にせずにいられない。
 自分の体型が気になるあまり、人前で下着姿を露わにするのに抵抗を抱く女生徒も多いのを踏まえた上でも、彼女の素振りが異常に思えたのだ。

「あの、先生。本当に身体検査を受けるために……制服を脱がないといけないんですか?」
ヒクヒクヒクッ……

 保健教師から迫られた行為を、琴織はとっさに拒んでしまう。
 これから身体検査を受けないといけないのを分かっているのに、なかなか制服を脱げそうにないのだ。
 抱え込んだ身体の秘密を知られたくない中、人前で下着姿になるなどためらわずにいられない行為だった。
 どんなに睨まれても、ブラウスのボタンにすら手を掛けられそうにないのだ……

「もう、茶園原ってば。このままだと、いつまで経っても帰れないわよ? 今は私達だけなんだし、そんなに恥ずかしがらないの!」

 手元を震わせたまま、なかなか制服を脱ごうとしない琴織の様子に、保健教師はつい頭を捻ってしまう。
 いくら琴織が嫌がっても、まさか制服を着たまま身体検査など執り行えないので、すぐ下着姿になるよう言い放つ。
 どうして同性同士にも関わらず、肌を見せることすらためらうのかを疑わずにいられない……たとえ第二次性徴を迎えたせいで、着々と変化する身体に引け目を抱いてしまっても、身体検査を見逃すわけにはいかなかったのだ。

「ご、ごめんなさい。それでも私、どうしても……きゃんっ!?」
プチプチッ、スルスルスルッ。

 不意に保健教師から迫られた行為に、琴織はすっかり震え上がってしまう。
 その場に立ち尽くしたまま、必死に気持ちを訴えているにも関わらず、気づいたら両手を差し向けるまま、着込んでいた制服を次々と引き嵌がされていたのだ。
 あっけなく外されるブラウスのボタンに気づいて、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
 どんなに身を捩らせても、遠慮なく絡んでくる保健教師の手を上手く払い除けられそうにないのだ。

ヒクヒクヒクッ、フルフルフルッ……
「ど、どうして勝手に……制服を脱がせちゃったんですか!?」

 あっけなく奪われた制服を見つめながら、琴織はすっかり落ち着きを失ってしまう。
 いくら身体検査のためだとしても、まさか強引に制服を脱がされるなど思いもしなかった。
 ブラウスを引き嵌がされるだけでなく、吊りスカートのホックまで外されて、一気に両脚から引き抜かれていたのだ。
 膝まで無理に持ち上げられるまま、保健教師のいる前で無理に晒された下着姿に、つい震え上がらずにいられない。

「そんなに驚かないでよ、茶園原さん。みんな同じ格好で身体検査を受けたんだから。まずは体重を量りましょう……あら?」

 露わになった肌を震わせる琴織も構わず、保健教師は身体検査を受けるよう押し迫る。
 すっかり震え上がった琴織を相手に、すぐ姿勢を正して体重計に乗るよう言い放つ。
 たとえ琴織が恥ずかしがり屋だとしても、なかなか体重計の方に脚を踏み出さない様子など、見ているだけでじれったくてたまらない。
 下着姿にさせた後も全身をこわばらせたまま、何故か両手で股間を覆い隠したまま、少しも脚を向かわせようとしないのだ。

ヒクヒクヒクッ。
(茶園原さんのお股……どうして、ここだけ盛り上がってるのかしら?)

 琴織のおかしな振る舞いが気になるあまり、保健教師は気づいたら下半身へと身を乗り出していた。
 必死に両手を重ね合わせた向こう側に、あまりに予想外な代物を目の当たりにさせられて、思わず視線を奪われてしまう。
 下半身を覆っている白いショーツの表面から、何故か異様な股間の膨らみを浮かばせていたのだ。
 薄手の生地をしっかりと押し上げている、明らかにおかしな突起の正体に興味をそそられずにいられない。

「きゃ、きゃんっ!?」
ギュッ……

 保健教師がからぶつけられる視線に、琴織はますます震え上がってしまう。
 おかしな下半身の状態を気づかれないよう、とっさに両手を揃えたまま股間を包んだ後も、保健教師が少しも身を遠ざけようとしないのだ。
 ショーツ越しに出来上がった股間の膨らみなど、あまりに気まずくてたまらない。
 下半身の様子を疑い始めた保健教師に、どんな言い訳をすれば良いかも分からず、つい言葉を詰まらせてしまう。

「……ねぇ、茶園原さん。身体検査のついでに、少しだけお股を見せてもらえるかしら?」

 頬を震わせる琴織へと、保健教師はさらに詰め寄ってくる。
 両手をしっかりと添えたまま、股間からなかなか遠ざけようとしない素振りなど、何かとんでもない秘密が潜んでいる以外に考えられそうになかった。
 見覚えのある膨らみを見つめながら、つい好奇心をそそられずにいられない……数日前の身体検査で男子達が下着越しに盛り上げていたものと同じ形状を、何故か琴織も下半身に浮かばせていたのだ。
不意な拍子に見せられた琴織の股間を、無理にでも自らの目で確かめようと思い込む。

「お、お願いですっ! それだけは許してください……ひうぅんっ!?」
スルスルスルッ。

 さらに保健教師から迫られた行為に、琴織は思わず悲鳴を洩らしてしまう。
 下半身に押し当てた手首を掴まれたかと思えば、気づいたら肩の上まで持ち上げられて、穿いていた下着を下ろされ始めていたのだ。
 あっけなく露わにさせられた下半身に、つい震え上がらずにいられない。
 誰にも見せられないような代物を、保健教師に言い寄られるまま暴かれようとする中、つい身をこわばらせてしまうのだ……

「……ヤダっ! 茶園原さんってば。そのお股、一体どうしちゃったの?」

 ショーツの内側から露わになった琴織の下半身を見つめたまま、保健教師は思わず言葉を失ってしまう。
 女の子として考えられない器官が、何故か琴織の股間から伸びているのだ。
 琴織が身震いするのに合わせて揺れ動く様子から、つい視線が離れられそうにない。

ヒクヒクヒクッ、プルンッ。
(これって、やっぱりオチンチンよね。お股から生えてるみたいだし……一体どうしたのかしら?)

 まるで男性器を思わせる部分の正体を、保健教師はつい考え込んでしまう。
 思春期を迎えた男子のものを思わせる、先端だけ皮が剥けたばかりの未熟な器官が、琴織の股間から見事にぶら下がっていたのだ。
 根元が琴織の身体と繋がっている様子も確かめた後も、女の子としてありえない代物の存在に目を凝らさずにいられない……

「ねぇ。茶園原さんは……確か女の子のはずよね。どうして、こんなものが生えてしまってるのか、教えてもらえないかな?」

 その場に立ち尽くしたまま両脚を震わせる琴織へと、保健教師はそっと質問を始める。
 股間から見事に伸びている棒状の器官など、どう考えても男性器以外に考えられそうになかった……内側に血管の走る胴体だけでなく、生き物の頭を思わせる、鰓の張った先端部まで縦に割れていたのだ。
 肌を震わせるのに合わせて揺れ動く、年頃の男子と比べても立派な姿にすっかり視線を奪われてしまう。
 どうして琴織が女の子にも関わらず、まるで男の子のような下半身を抱いているのか、率直に尋ねるしかなかった。

「そ、それは……あ、あうぅっ!?」
ブルブルブルッ……

 唐突に保健教師からぶつけられた指摘に、琴織はますます落ち着きを失ってしまう。
 今まで誰にも見せなかった代物を、ついに他人の目に触れさせてしまった後、相手が驚いてもしょうがないと否応なく気づかされる……たとえ保健教師が相手でも、あまりに気まずくてたまらない。
 ついには耐え難い居心地の悪さに気持ちが耐え切れず、ついには怯えた気持ちのまま両手で顔を覆い尽くしてしまう。
 いきなり引き起こされた事態を前に、どう保健教師の前で振る舞えば良いかを考える余裕すら抱けそうにないのだ……

「ごめんなさい、茶園原さん。いきなりお股を見られちゃって、きっとビックリしちゃったのよね? もし良かったら相談に乗ってあげるから……」

 肩を震わせながら弱々しく泣き崩れる琴織の様子を見つめながら、保健教師もすっかり困り果ててしまう。
 不意に見せつけられた男性器の正体を探りたいあまりに、さらに琴織が取り乱す結果を招いてしまったのが申し訳なくてたまらない。
 夢中になって下半身へ身を乗り出していた事実を反省しながら、少しでも琴織の気持ちをなだめるため、事情を聞かせて欲しいと口にする。
 琴織の気持ちをいたずらに傷つけないために、生徒達の健康を預かる者として、しっかりと役目を果たすつもりでいたのだ。

「は、はい……うぅっ。小さい頃はこんなに大きくなかったのに、気づいたらどんどん膨らんじゃって。こんな格好、誰にも見せられないし。ずっと困ってて……えうぅっ!」
フルフルフルッ……

 保健教師から尋ねられるまま、琴織はか細い声のまま事情を明かしてしまう。
 元々は股間から少し顔を出す程度の小さかった部分が、数週間前から大きくなってしまい、気づいたら男性器のような形状へと成り果てていたのだ。
 立て続けに押し寄せた、あまりに考えられない身体の変化など、あまりに気持ちが受け入れられそうになかった。
 ショーツを穿いても押さえられない、まるで男性器を思わせるような膨らみを暴かれた後、ずっと一人だけで抱え込んでいた悩みを保健教師に打ち明けるしかないのだ。

「そうなの……別に先生は気にしないから、もうちょっとお股を調べさせてもらえるかな?」

 次々と明かされる琴織の言葉に、保健教師はしっかりと耳を傾ける。
 何度も涙を零しながら、彼女がひたむきに事情を訴える間も心配せずにいられない。
 多感な年頃にも関わらず、男性器のような代物が股間に出来上がる状況が、どれだけ不安でたまらないかを思い知らされずにいられない。
 学校で過ごす間も、どれだけ彼女が抱え込んだ秘密に思い悩んでいたか、考えるだけで気になって仕方がない……もしかしたら他の生徒達から避けられたり、教室での居場所を失う可能性すら孕んでいたのだ。
 琴織の言葉を聞き入れた後、下半身からぶら下がる器官の正体を探ろうと、さりげなく手を差し伸べる。

「せ、先生……は、はうぅんっ!?」
フルフルフルッ。

 不意に保健教師から押しつけられた手つきを身に受けた拍子に、琴織はあっけなく喘いでしまう。
 ずっと悩み続けていた事情を明かしたばかりなのに、まさか下半身から伸びた器官を探られるなど思いもしなかった。
 垂れ下がった全体を支えるように手を添えられた後、先端や胴体を撫でられるたびに、つい背筋を震わせずにいられない。
 自分でもあまり触れたことのない器官を、気づいたら保健教師の手によって弄られ始めていたのだ。

スベスベスベッ。
(どうやら、元々はクリトリスだったみたいね。こんなに飛び出しちゃって、膣の方は平気なのかしら?)

 琴織が身悶えるのも構わず、保健教師は丹念に股間を探り出していた。
 少女の股間に何故か芽吹いてしまった逸物の正体を、何としても確かめるつもりでいたのだ。
 男性器の先端を摘んだままお腹の方まで持ち上げると、股の間から姿を見せた女性器の存在をありありと思い知らされる。
 根本が膣と繋がっている様子から、どうやらクリトリスが肥大化したものだと気づいた後も、何が原因で変わり果ててしまったかが気になるあまり、なかなか琴織の下半身から離れられそうにないのだ。

「せ、先生。もうお願いだから離してぇっ……ひ、ひうぅんっ!?」
ムクムクムクッ……プルンッ。

 股間の代物に先生の指先が触れた矢先、琴織はおかしな素振りを取ってしまう。
 敏感な部分を弄られたせいで、身体の内側が疼くような感覚が押し寄せるまま、気づいたら男性器を起き上がらせていたのだ。
 朝に目覚めた時と同じように大きく膨れ上がるまま、お腹の辺りまで跳ね上がった代物の姿に震え上がらずにいられない。
 自分の意に反して、はしたない姿を作り上げる股間の形状など、眺めるだけで恥ずかしくてたまらないのだ……

「あら、茶園原さんってば。こんなに大きくさせちゃって。ちょっと触っただけなのに、まるでオチンチンみたいじゃない?」

 目の前で繰り広げられる現象に、保健教師はますます関心させられていた。
 股間の代物を探った拍子に身悶えを引き起こしたかと思えば、ついには見事な勃起を引き起こしていたのだ。
 添えていた指先を跳ね除けるほどの勢いで反り立つ、あまりに立派な姿を目の当たりにして、つい感想を洩らさずにいられない。
 たとえ元々は女性器の一部だったとしても、膨れ上がった亀頭や堅さを増した胴体部分など、どう考えても男性器そのものにしか思えそうにないのだ。

「そ、そんな恥ずかしいこと言わないでください……くうぅっ!」
モジモジモジッ、ヒクヒクヒクッ。

 保健教師からぶつけられた言葉に、琴織はすっかりうろたえてしまう。
 まさか保健教師のいる前で、はしたない部分を膨らませてしまうなど考えられない事態だった。
 しっかりと起き上がった器官に困り果てる間も、保健教師が少しも下半身を手放そうとしないので、ますます落ち着きを失ってしまう。
 はしたない状態の下半身を覆い隠すため、すぐ腰を引かないといけないのに、沸騰した何かが奥深くで煮え立つような感覚にも苛まれるまま、何故か保健教師から離れられそうにないのだ……

「ねぇ、茶園原さん。もしかして今みたいに、オチンチンを大きくさせたことがあるのかしら? もし良かったら聞かせてもらえないかな……」
スリスリスリッ、コシュコシュコシュッ。

 すっかり落ち着きを失った琴織へと、保健教師はさらに質問を浴びせる。
 今と同じように、股間の代物を膨らませた経験があるかを琴織自身に確かめるつもりでいたのだ。
 返事を待つ間も、下半身を震わせる琴織の様子を気にせずにいられない……本来なら女の子にも関わらず、あまりに立派な男性器を股間に携えた琴織の姿など、見つめるだけでに夢中にさせられてしまう。

「も、もうお願いですから。そんなに触らないで……あふうぅんっ!?」
フルフルフルッ、クネクネクネッ。

 とんでもない指摘に、琴織はますます焦り出してしまう。
 おかしな気持ちに苛まれるまま、はしたない部分を膨らませた経験などを、まさか保健教師から尋ねられるなど思いもしなかった。
 とっさに言葉を詰まらせた後も、気づいたらあっけなく喘いでしまう。
 すっかり張り詰めた部分をなぞるように、指先で丁寧に撫でられるたびに、過敏になった表面へ刺激が走って、つい身悶えずにいられないのだ。

「ダメよ、茶園原さん。これは大切なことなんだから……お股に生えている部分がどんな器官か、ちゃんと調べないといけないんだから」
ピクピクピクンッ、クリュクリュクリュッ。

 すっかり頬を赤らめる琴織へと、保健教師はさらに詰め寄ってくる。
 艶めかしい声のまま喘ぐ様子から、琴織の気持ちがどれだけ昂ぶっているのかをありありと思い知らされていたのだ。
 どんなに琴織自身が取り繕っても、すっかり起き上がった男性器から、胸の奥底を駆け巡っているはずの感情が次々と伝わってくる……片手では収まり切らないほどの長さに、つい驚かずにいられない。
 はしたない勃起を引き起こした原因を確かめさせて欲しいと言い寄りながら、少しでも琴織の興奮を静めるために、膨らみ切った部分をしっかりと握り締めたまま上下へとしごいてみせる。

ゾクゾクゾクッ、ビクビクビクッ。
(どうしよう、このままだと私……先生に弄られたせいで、お股がおかしくなっちゃうよぉっ!?)

 保健教師から迫られた行為に、琴織はますます全身を火照らせてしまう。
 自分でもあまり触れたことのない部分を、他人の手によって執拗に弄られているのだ。
 胴体の部分を掴まれるまま、全体をしごき上げられるたびに、未知なる悦楽が立て続けに押し寄せてくる。
 今まで身に受けたこともなかった、おかしな感覚が敏感な部分へと押し寄せるのに合わせて、あっけなく全身が震え上がってしまうのだ……

カクカクカクッ、モジモジモジッ。
「も、もう触っちゃダメぇっ。もう私、このまま変な気持ちになっちゃいそう……ひうぅんっ!?」

 保健教師へと気持ちを訴える間も、琴織はあっけなく身悶えてしまう。
 膨らみ切った部分を弄られるたびに、今まで感じたこともない激しい衝動が次々と湧き上がってくる……悶々と胸の奥底に留まっていた感情が、何かの拍子に弾けそうな予感に苛まれていたのだ。
 未知なる感覚に怯える間も下半身を預けたまま、つい背筋をくねらせずにいられない。
 おかしな感覚の波が押し寄せるあまり、自分の気持ちが保てなくなるのを恐れる反面、柔らかく巧みな指使いをもっと与えてもらいたいとすら思い込んでいたのだ。

シュコシュコシュコッ、コリュコリュコリュッ。
「まだ茶園原さんも分からないのかしら? ちょうど良い機会だし、このまま大事な部分を気持ち良くさせてあげるわね?」

 震え上がる琴織を相手に、保健教師は夢中になってはしたない行為を押し迫る。
 どうやら琴織自身が股間を弄った経験がないのに気づいた上で、自分の手で精通を迎えさせるつもりでいたのだ。
 脈打つ胴体部分に細い指を絡めながら、両手でしっかりと握り締めて、根本から先端までを丹念に弄ぶ。
 握り締めた部分がさらに膨らむたびに、つい手元に力を込めずにいられない。
 段々と熱を帯びながら、小刻みに震え上がる部分の様子を見つめるたびに、おかしな期待まで募らせてしまう。

「そ、そんなぁ、気持ち良くだなんて……ひぐうぅんっ!?」
ガクガクガクッ、ビクビクビュクンッ!

 保健教師に迫られるまま、琴織はとんでもない瞬間を迎えてしまう。
 敏感な部分へと押し寄せる刺激に喘ぐまま、ついに絶頂へと達していたのだ。
 背筋を思いっ切り跳ね上がらせながら、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
 全身へと刺激が走り抜けるまま、鮮烈な快感をしっかりと叩き込まれるまま、今まで感じたこともない感情の昂ぶりが、すっかり膨れ上がった器官へ次々と押し寄せるのだ……

ゾクゾクゾクッ……ビュルルッ、ビチャビチャビチャッ。
(ヤダっ!? どうして私のお股から……白いオシッコみたいなのが出てきちゃうの!?)

 激しい衝動に追いやられるまま、琴織はおかしな現象を繰り広げてしまう。
 すっかり膨れ上がった股間の先端から、大量の液体を次々と噴き上げていたのだ……オシッコとも違う、白く濁った液体の様子に震え上がらずにいられない。
 まるで糊みたいな代物が、股間の先端から開いた穴から次々と飛び出して、周囲に次々と跳び散らかっていたのだ。
 引き起こした事態を未だ飲み込めない間も、下半身全体が震え上がるのに合わせて、身体の奥底から続々と熱いものを溢れさせてしまう……

「ご、ごめんなさい。お願いだから、もう出ちゃダメぇっ……きゃふぅんっ!」
ブビュルビュルッ、ヌチャヌチャヌチャッ。

 自ら作り上げてしまった下半身の状態に、琴織はすっかり戸惑ってしまう。
 股間の代物を弄られるうちに、まさか白く濁った液体を次々と噴き上げるなど考えられない事態だった。
 しでかした粗相を謝る間も、未だに止められない射精に打ち震えずにいられない。
 本来なら少女として体験することもない現象を、保健教師の手を借りる形で、ものの見事に引き起こしていたのだ……

ドクドクドクッ、ドロドロヌチョッ。
(白いオシッコ、こんなにお漏らししちゃうなんて……お股まで痺れてきちゃって、もう止められないよぉっ!)

 なかなか勢いが収まらない射精に、琴織はすっかり震え上がってしまう。
 全身を駆け巡った刺激が段々と収まる間も、股間の代物が脈打つまま、はしたない液体を撒き散らすのを止められそうにないのだ。
 はしたない部分の先端から次々と垂れ落ちる、白く濁った液体の様子など震え上がらずにいられない。
 まだ精液や射精と言う単語こそ知らないものの、女の子としてありえない行為をしでかした事実を、ひとりでに疼き出す部分から否応なく思い知らされていたのだ……

ネチョネチョネチョッ、スベスベスベッ。
「ふふっ、茶園原さんのお股ってば……本当にオチンチンみたいなのね? こんなに沢山、はしたないお汁まで出しちゃって……」

 頬を震わせる琴織へと、保健教師はさりげなく言葉を交わす。
 張り詰めた股間を丹念に慰めるまま、琴織が見事に精通を果たす瞬間に立ち会えたのが嬉しくてたまらない……触れるだけで熱さを思い知らされる、白く濁った液体など、どう考えても精液以外には考えられなかった。
 未だに下半身をくねらせながら、まだ起き上がったままの股間から次々と精液を飛び散らかせる様子を見つめたまま、思わず笑みをこぼしてしまう。
 他の部分は女の子にも関わらず、あまりに逞しい男性器を抱く琴織に関心を寄せるまま、さらに敏感な部分を弄ぶつもりでいたのだ。
 女の子にも関わらず、男の子でしかありえない現象を引き起こす様子に興味をそそられずにいられない。
 未だに悶絶する琴織も構わず、段々と縮み出す部分にしっかりと指先を絡めたまま、激しい快感の余韻を幾度も与えてみせる……

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