白濁少年少女・体験版

第3話

ガラガラッ。
「お、お邪魔します……」

 放課後を迎えた保健室へと、柿阪かきざか 千弦ちづるは恐る恐る脚を踏み入れる。
 数日前に休んでしまった身体検査を受けるため、別の日に保健教師から呼び出されていたのだ。
 保健室へと入り込んだ後も周囲を振り返りながら、つい背筋を張り詰めずにいられない。
 これから受けることになる身体検査を前に、おかしな緊張に苛まれていたのだ。

「いらっしゃい、柿阪くん。早速だけど、身体検査の準備に取り掛かってもらえるかな?」

 ぎこちない素振りを見せる千弦を、保健教師はさりげなく招き入れる。
 あらかじめ約束を交わしたとおりに姿を見せた千弦を相手に、すぐ身体検査を繰り広げるつもりでいたのだ。
 すでに準備も整っていると踏まえた上で、すぐ準備を始めるよう誘い出す。

「あ、あの……ホントにボク、着替えないといけないんですか?」
モジモジモジッ。

 保健教師の傍へ身を寄せる間も、千弦はすっかり落ち着きを失ってしまう。
 言われるまま保健室を訪れた後なのに、これから控える身体検査が憂鬱でたまらない。
 すでに身体検査を済ませた男子達と同じく、これから保健教師のいる前で下着姿などを晒さないといけないのだ。
 おかしな引け目に苛まれるあまりに、制服を着たまま身体検査を受けられないかと尋ねずにいられない。

「当たり前よ、制服なんて着たままじゃちゃんと計れないし……そう言えば柿阪くん、そんな厚着してて暑くないの?」

 おかしな質問を投げ掛けながら、なかなか準備を整えようとしない千弦へと、保健教師はさらに言葉をぶつける。
 すぐ制服を脱ぐよう迫る間も、千弦のおかしな格好が気になってしまう……すでに季節の変わり目を迎えているのに、何故か未だに上着を着込んでいたのだ。
 他の生徒達がワイシャツやブラウス姿を見せるようになった後も、未だに暑苦しい格好を続ける千弦の姿など疑問に思わずにいられない。

「べ、別にボクは平気だから……身体検査も、このまま受けさせてもらえませんか?」
ヒクヒクヒクッ。

 保健教師に迫られるまま、仕方なく制服を脱ごうとした千弦だけど、すぐに手元を止めてしまう。
 どんなに保健教師から急かされても、身に着けていた制服を脱げそうになかった。
 いくら身体検査を受けるためだとしても、衣服を脱ぎ去るのをためらわずにいられない。
 制服の内側に抱えていた、はしたない秘密などを決して見られたくなかったのだ。

「もう、柿阪くんってば。そんなワガママなんて言わないの。お願いだからちゃんと着替えてよ……」
ギュッ。

 すっかり取り乱した千弦を相手に、保健教師は平然と押し迫る。
 どんなに言っても制服を脱ぎたがらない、あまりにおかしな千弦の素振りを気にせずにいられない。
 千弦の行動を疑いながら、無理にでも身体検査を始めようと詰め寄りながら、着込んでいた制服を強引に引き剥がすつもりでいたのだ。

「そ、そんなぁ……きゃんっ!?」
フルフルフルッ。

 不意に保健教師から迫られた行為に、千弦はあっけなく震え上がってしまう。
 気づいたら両手を差し伸べられるまま、胸元を思いっ切り抱き締められていたのだ。
 平然と身を寄せる保健教師の様子に、つい焦らずにいられない。
 身体検査の準備をためらったばかりに、まさか強引に身体の秘密を探られるなど思いもしなかったのだ……

ムニュッ。
「あら、柿阪くんったら……どうして、こんなに胸が膨らんじゃってるのかしら?」

 あまりに弱々しい千弦の様子に、保健教師はすっかり注目させられる。
 千弦の身体を抱き寄せた途端、何故か情けない悲鳴を洩らしながら身体をくねらせていたのだ。
 制服越しに身体を抱き締めた瞬間、本来ならありえない感触をありありと気づかされる。
 男の子にも関わらず、まるで女性の身体にでも触れたかのような、異様な胸元の柔らかさを制服越しに思い知らされていたのだ。

グイッ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……イヤあぁんっ!」

 保健教師の手によって胸元を触れられた後、千弦は思わずうろたえてしまう。
 不意に保健教師から抱きつかれるまま、身体に抱えていた秘密を気づかれていたのだ。
 とっさに身を遠ざけた後も制服の上から胸元を押さえたまま、つい身をこわばらせずにいられない。
 どんなに取り繕おうとしても、柔らかい代物で膨らんだ胸元を、目の前にいる保健教師に触れさせてしまった後なのだ。

「ねぇ、柿阪くん。もし良かったら私だけに……そのお胸を見せてもらえないかな? 先生、みんなには内緒にしてあげるから。ね?」

 すっかり落ち着きを失った千弦へと、保健教師はさりげなく言葉を切り出す。
 少しでも気持ちをなだめるため、もし悩み事があるなら打ち明けて欲しいと口にする。
 今なら二人っきりなので、誰にも相談ごとを聞かれずに済むはずだと踏まえた上で、胸元に携えた柔らかい感触の秘密を聞き出すつもりでいたのだ。

「ほ、ホントですか? ボク、ずっと困ってて……はうぅんっ!?」
スルスルスルッ……プルンッ。

 保健教師に言われるまま、千弦は遠慮がちに返事を返していた。
 すでに胸元を触られた後、今さら誤魔化せないと思い知らされて、恐る恐る制服を脱ぎ去ってしまう。
 これから保健教師の前で露わにしてしまう代物に、未だに気が引けずにいられない。
 上着の内側に隠していた格好を保健教師がどう感じるか、考えるだけで気持ちが焦り出してしまうのだ……

タユンッ。
「あら、ずいぶん立派なお胸じゃない。同じ学年の女の子でも、ここまで大きい子はいないはずなのに……」

 ついに露わになった千弦の胸元に、保健教師は思わず視線を吸い寄せられる。
 本来なら男の子にも関わらず、まるで女性のように膨らみ切った乳房の形状が、薄手のワイシャツ越しに姿を現したのだ。
 まるでも鞠でも詰め込んでいるような、豊満に膨らんだ乳房に圧倒せずにいられない……今にもボタンがはち切れそうな様子や、薄い生地越しに尖った乳首などを注目せずにいられない。
 第二次性徴を迎えたばかりにも関わらず、今にも弾けそうなほど張り詰めた胸元を、何故か千弦が携えていたのだ。

ヒクヒクヒクッ……
「せ、先生ぇ……えうぅんっ!?」

 保健教師の浮かべる表情を見つめたまま、千弦は思わず泣き崩れてしまう。
 ついに人前で胸元の秘密を晒した後も、すっかり落ち着きを失っていたのだ。
 膨らんだ乳房を見つめたまま驚く保健教師の様子が気になるあまり、あっけなく気持ちが震え上がってしまう。
 本来なら男の子としてありえない代物を知られた事態など、未だに悔やまずにいられないのだ。

「もう、柿阪くんってば泣かないの。ちゃんと先生が話を聞いてあげるから、お胸がどうしちゃったのか教えてもらえるかな?」
ギュッ。

 すっかり弱り果てた千弦へと、保健教師はそっと言葉を投げ掛ける。
 不意に見せつけられた乳房に戸惑うあまり、ついには千弦を泣かせてしまったのが申し訳なくてたまらない。
 少しでも落ち着いてもらうため、さりげなく千弦の身体を抱き締める間も、胸元で重たそうに揺れ動く膨らみが気になってしまう。
 千弦の身体に引き起こされた現象を確かめるため、何としても事情を聞かないといけないのだ……

      *      *      *      *      *      *

「なるほどね……柿阪くんも結構大変だったのね。もし誰かに見られちゃったら、大騒ぎになっちゃうもの」

 千弦の口から明かされた言葉の数々に、保健教師はしっかりと耳を傾ける。
 どうやら千弦が言うには、数週間前から徐々に胸元が膨らんで、気づいたら豊満な乳房が出来上がってしまったらしい。
 家族にも相談できず、ずっと一人で胸元への悩みを抱えていたと聞かされて、つい心配せずにいられない。
 本来なら男の子として不要な代物を抱えたまま、ずっと学校で過ごす間もどれだけ苦労していたか、考えるだけでも大変だったはずなのだ。

タユンッ。
(それにしても本当に……よく今まで隠し切れたものよね。まるで胸だけ先に成長しちゃったみたいじゃない)

 千弦の相談に乗る間も、保健教師は胸元へと視線を吸い寄せられてしまう。
 間近で眺めると、豊満な乳房による迫力をありありと思い知らされる……ワイシャツの上からでも丸い双つの形状を浮かばせて、重々しく垂れ下がる様子まで目の当たりにさせられていたのだ。
 上着を着込んでいただけで、今までよく隠し通せたものだと感心せずにいられない。
 あまりにも目立つ胸元の状態など、本当に誰にも見つからずに済んでいるのかと考えずにいられない。

「せ、先生。あんまり見ないでください……恥ずかしくてたまらないから、もう服を着てもいいですよね、きゃんっ!?」
ギュッ。

 保健教師に追い縋りたいあまりに、やっとの思いで本心を打ち明けた後も、千弦はすっかり落ち着きを失ってしまう。
 ずっと抱え込んでいた悩みを洩らす間も、傍にいる保健教師から浴びせられる視線に気づいて、おかしな恥じらいに苛まれていたのだ。
 本来なら男の子にも関わらず、まるで女性のように膨らんだ乳房など、たとえ大人相手でも見られたくなかった。
 おかしな焦りに苛まれるまま、必死に乳房を覆い隠そうとした矢先、思わず背筋を震わせてしまう。

「ダメよ、柿阪くん。まだ身体検査だって済ませてないし、もし身体におかしなところがあったら大変なんだから。ちょっとだけ触らせてもらうわね……」
モミュッ、モミュッ、ムニュニュッ。

 胸元を取り繕おうとする千弦を、保健教師はすぐ引き止める。
 乳房が異様に膨らんだ原因に、何かの病気が潜んでいるかもしれないから調べさせて欲しいと言い寄るのだ。
 戸惑う千弦も構わず手を差し伸べたまま、目の前に突き出された乳房を揉み解すと、ワイシャツ越しに柔らかい感触が続々と伝わってくる。
 まだブラすら身に着けてないのか、面白いほど様々な形状へと乳房が歪むのだ。

「そ、そんなぁ……は、はうぅんっ!?」
ゾクゾクゾクッ。

 不意に保健教師から迫られた行為に、千弦はあっけなく震え上がってしまう。
 おかしな胸元への相談を持ちかけた矢先に、まさか強引に乳房を揉み解されるなど思いもしなかった。
 遠慮なしに指先を沈ませる手つきを身に受けるたびに、つい喘がずにいられない。
 自分で触ることすらためらうほど敏感な部分を、寄りにも寄って誰かの手によって弄られ始めていたのだ。

ピクピクピクンッ、タユンッ。
(やっぱり本物みたいね、それにしても……男の子なのに、こんなに大きなオッパイが出来上がってるなんて、やっぱり不思議よね?)

 背筋をくねらせる千弦も構わず、保健教師は丹念に乳房を揉み続けていた。
 ブラのカップに覆われてないせいか、指を埋めるたびに柔らかい餅のように変形する様子に翻弄させられる。
 薄い生地越しに浮かび上がる、瑞々しい薄桃色の乳首が段々と尖る様子や、まるで女の子のような千弦の反応から、どれだけ乳房が敏感なのかを思い知らされずにいられない。
 男の子にも関わらず、あまりに揉み応えがある乳房の肌触りを探るうちに、おかしな気持ちに揺り動かされてしまう。
 女性としても嫉妬せずにいられないほど、豊満な乳房を抱く千弦の身体にすっかり夢中にさせられていたのだ……

フルフルフルッ……
「ひ、ひうぅんっ……! も、もうお願いだから胸なんて弄らないでよぉ!」

 保健教師の手つきを乳房に与えられるたびに、千弦はつい慌ててしまう。
 乳房に食い込む指先にうろたえながら、胸元から手を離して欲しいと訴える間も、あっけなく声を震わせてしまう。
 考えられないほど膨らみを増すだけでなく、張り詰めた乳房全体がすっかり過敏になってしまった。
 いくら検査のためだと言われても、すっかり敏感になった部分など、いたずらに弄られたくなかったのだ……

ムニュムニュッ、コリュコリュッ。
「まだ大人しくしててね。柿阪くんのオッパイ、もう少しだけ調べたいんだから……」

 戸惑う千弦も構わず、保健教師は決して乳房から手を離そうとしない。
 本来なら男の子にも関わらず、どうして千弦の胸元が女性のように膨らんでしまったのか、何としても原因を探るつもりでいたのだ。
 丹念に乳房を揉み解したり、乳首を摘んだりを繰り返すうちに、しっかりと脂肪を蓄えて柔らかくなった状態をありありと思い知らされる。
 まるで胸元だけが先に成長を遂げたような千弦の身体が、あまりに不思議でたまらない……男の子として本来なら不必要なはずの乳房を、何が原因で携えるようになってしまったのか、どんなに考えても原因を掴めそうにないのだ。

「そ、そんなぁ。このままじゃボク……は、はうぅんっ!」
ゾクゾクゾクッ、ビュクンッ!

 不意に押し寄せた感覚のせいで、千弦はますます落ち着きを失ってしまう。
 保健教師の手によって敏感な乳房を弄られるうちに、身体の内側からおかしな刺激が湧き上がってきたのだ。
 思わず訴えを始める間も、つい息を切らさずにいられない。
 ひとりでに全身をくねらせる勢いのまま、おかしな現象を引き起こし始めていたのだ……

(どうしよう、先生が胸から少しも手を離さないから……オチンチンまでおかしくなっちゃったよぉ!?)
ムクムクムクッ、ヒクヒクヒクッ。

 気づいたら起き上がった股間の様子に、千弦はすっかり困り果ててしまう。
 胸の奥底が揺れ動くのに合わせて、ブリーフの内側で段々と膨らみを増してくるのだ。
 まさか乳房を揉み解されるうちに、勃起まで引き起こすなど予想外だった……まるでエッチな気分にでも浸ったような下半身の状況など、あまりに恥ずかしくてたまらない。
 乳房を弄られるたびに全身が茹で上がって、身体の内側から狂おしい感覚が続々と押し寄せるのだ。
 未だに乳房を弄ぶ保健教師の様子も意識させて、おかしな焦りに苛まれてしまう……

「も、もうお願いだから手を離してってばぁ……きゃうぅんっ!?」
ガクガクガクッ、ビクビクビュクンッ!

 なかなか先生から身を遠ざけられず、千弦はさらなる現象を繰り広げてしまう。
 身体の内側から押し寄せる感覚の波に追いやられるまま、ついには激しい身悶えまで引き起こしてしまう。
 背筋を仰け反らせたまま、弱々しい悲鳴を張り上げずにいられない。
 敏感な乳房を揉み解されたり、乳首を捏ね回されたりを繰り返すうちに、とんでもない行為をしでかしていたのだ。
 全身が一気に火照るような感覚まで思い知らされて、つい身を捩らせる間も、乳房から走った刺激のせいで、ひとりでに下半身が震え上がってしまう……

ブビュルビュルッ、グチュグチュヌチュッ。
(どうしよう、オチンチンが勝手に震えちゃって……オシッコみたいなのがどんどん出てきちゃってる!?)

 気づいたらブリーフの内側に作り上げた状況に、千弦はすっかり思い悩んでしまう。
 すっかり張り詰めた股間の先端から、続々と熱い液体が溢れ出て、次々と肌に絡みついてくる。
 おかしな夢を見た時のような、言い表しようのない衝動にあっけなく見舞われてしまった……敏感な乳房を執拗に弄られるうちに、ついに射精を引き起こしていたのだ。
 ベッドから目覚める時にしでかしたような粗相を、保健教師に迫られるまま再現させるなど思いもしなかった。
 まだ自慰すら行ったことすらなかったのに、誰かの手を借りながら絶頂へと達してしまった事態に、すっかり気持ちが驚かされていたのだ……

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅんっ」
ヒクヒクヒクンッ……

 激しく背筋をくねらせた後、千弦は思わずその場に倒れ込んでしまう。
 激しい感覚の波が全身を駆け抜けたせいか、すっかり体勢を保てなくなっていたのだ。
 全身をぐったりさせたまま椅子に腰掛ける間も、つい腰が引けてしまう。
 過敏になった乳房を延々と揉み解されるうちに、ブリーフの内側がとんでもない状況へと陥っていたのだ。
 段々と縮み上がる股間へと纏わりつく、粘ついた液体の感触を思い知らされずにいられない。
 未だに全体を震わせながら、先端から次々と漏れ出る熱い液体の存在に気づいて、おかしな焦りへと苛まれてしまう。

「柿阪くん、今度はどうしたの? もしかして……こっちの方もおかしくなっちゃったのかしら?」

 おかしな千弦の素振りに、保健教師は思わず関心を寄せる。
 乳房を弄り回すうちに肌を火照らせたかと思えば、ついには艶めかしい喘ぎ声まで響かせて、ついには身体を前に倒したまま、すっかり呼吸を乱していたのだ。
 千弦がどんな状況を迎えたのか、つい気にせずにいられない。
 激しい身悶えを引き起こしながら、千弦が引き起こした現象を確かめようと、さりげなく股間に手を伸ばす。
 椅子に座ったまま腰を引っ込めて、まるで女の子みたいに両膝を重ね合わせる千弦の様子に気づいていたのだ。

「そ、そこも弄っちゃダメぇっ……ひうぅんっ!」
クニュクニュクニュッ、ヌチュチュッ。

 不意に下半身へと向けられる保健教師の手つきに、千弦はすっかり慌ててしまう。
 まさか乳房だけでなく、股間まで探られるなど考えられない事態だった。
 おかしな下半身の状態を暴かれないよう、すぐ先生の手を払い退けないといけないのに、すっかり縮み上がった部分への感触に打ち震えるあまり、腰を引くことすら出来そうになかった。
 ついに半ズボン越しに股間を触れられた後、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
 保健教師におかしな行為を迫られるまま、決して人前では考えられない行為をしでかしていたのだ……

ネチョネチョネチョッ、ニチャッ。
「ふふっ……もしかして柿阪くん、オッパイを揉まれただけで、気持ち良くなっちゃったのかしら?」

 戸惑う千弦も構わず、保健教師は半ズボン越しに股間の様子を探り出す。
 何かが内側で粘ついている感触を確かめるうちに、ついには半ズボンの表面に暗い染みが浮かんで、指先に糸まで絡みついてくる。
 胸元に携えた乳房と違い、年頃の男の子らしい大きさの股間を撫で回しながら、千弦の引き起こした現象を関心せずにいられない。
 どうやら乳房を揉み解した拍子に全身を震わせながら、千弦が射精を引き起こしてしまったらしい……絶頂へと達するまま、未熟な男性器の先端から精液を噴き出すまま、下着の内側へと溢れさせた様子を確かめるうちに、つい胸を躍らせてしまう。
 すっかり怯え切った千弦の表情など、見つめるだけで気持ちがそそられずにいられないのだ。

「や、ヤダっ!? 先生ってば、そんな恥ずかしいことなんて言わないでよ……あふぅんっ」
モジモジモジッ……

 不意に保健教師から向けられた視線に、千弦はすっかりうろたえてしまう。
 執拗に股間の様子を探られるまま、引き起こした現象をあっけなく暴かれるなど気まずくてたまらない。
 あまりに恥ずべき行為を、人前でものの見事にしでかしていたのだ。
 半ズボン越しに股間の周辺を弄られたびに、ブリーフの内側に溢れ出た精液が肌へと絡みついて、不快な肌触りをありありと思い知らされる。
 いやらしい気持ちを続々と募らせるまま、股間まで反応させてしまったのを悔やまずにいられない。
 これ以上の辱めなど身に受けたくないのに、未だに腰が震えるせいで、保健教師から身を離すどころか、股間を探り出す手つきすら遠ざけられそうにないのだ……

トクンッ、トクンッ、トクンッ……
(いくら何でもありえないよ……胸を弄られただけで、オチンチンまでおかしくなっちゃうなんて)

 気づいたら身体に引き起こされた現象など、千弦は未だに気持ちが飲み込めそうになかった。
 豊満に膨らんだ乳房を激しく揉まれるだけで、味わったこともない快感に襲われるまま、あっけなく射精まで引き起こすなどありえない事態だった。
 しでかした粗相を恥じらう間も、激しい快感の余韻が走るたびに、縮み上がった部分を震わせずにいられない。
 どんなに認めたくなくても、ブリーフの内側に広がった精液の存在だけは誤魔化せそうになかった……いやらしい感情を漲らせた証拠を、肌に張りつく感触から否応なく思い知らされる。
 過敏になった胸元を弄られるだけで、あっけなく射精を引き起こした事実だけは拒めそうにないのだ……

「こんなに柿阪くんのオッパイが敏感だったなんて思わなかったし、今度はもう少し優しく触ってあげなくっちゃ……?」
モミュッ、モミュッ、クリュクリュッ。

 困り果てる千弦も構わず、保健教師はさらに乳房へと手を触れる。
 まだ身体検査を済ませてないから、じっくりと身体を確かめさせて欲しいと言い寄りながら、さらに千弦のおかしな身体を探り出す。
 乳房を揉み解すだけで、直に触れてない男性器まで勃起させるまま、ついには射精まで引き起こしてしまった事実など面白くてたまらない。
 あまりに可愛らしい千弦の身体を、興味の赴くまま弄ぶつもりでいたのだ。

「そ、そんなぁ。もうお願いだから許してよぉっ……きゃ、きゃうぅんっ!?」
ゾクゾクゾクッ、ムクムクムクッ。

 さらに激しさを増す保健教師の手つきに、千弦はあっけなく喘いでしまう。
 はしたない射精をしでかしたばかりなのに、さらに恥ずかしい部分を弄られるなど思いもしなかった。
 まだ胸の高鳴りが収まらない中、しつこく乳房や股間を撫でられるせいで、おかしな身悶えを引き起こしてしまう。
 乳房を幾度も揉み解されたり、乳首を指先で摘まれたり、はしたない染みまで浮かべた半ズボン越しに、大事な部分まで弄られるたびに、縮み上がった部分をあっけなく起き上がらせてしまう。
 胸の奥底に抱え込んだ、はしたない気持ちを次々と暴かれるような状況に追いやられたせいか、つい気持ちが揺さぶられずにいられないのだ……

白濁少年少女
第2話
白濁少年少女
目次
白濁少年少女
第4話