悪堕ち女幹部・ブルマダム 体験版
第12話
ポタポタポタッ、ジュクジュクジュクッ……
「あ、あうぅっ……!」
立て続けに触手から押し迫られた行為に、ラヴィッシュ・ガールズはすっかり弱り果ててしまう。
不意な拍子に武器を奪われたかと思えば、全身に触手に縛られた衣装を引き剥がされて、ついには先端からオシッコまで浴びせられていたのだ。
やっと液体の液体が治まった後も、つい声を震わせずにいられない。
何度もやっつけたはずの触手に、自分達があっけなく敗れ去るなど、あまりに気持ちが受け入れられそうにないのだ。
トクンッ、トクンッ、トクンッ……
(やったわ……ついに私、凛々夢ちゃんと一緒にラヴィッシュ・ガールズを倒しちゃったのね? これで茜鐘も、私の手で取り戻せるはずなんだから……)
震え上がる二人の様子を見つめながら、紅美はひとりでに興奮を漲らせていた。
凛々夢に言われるまま触手を操って、ラヴィッシュ・ガールズをついに打ち負かすことができたのだ。
ずっと募らせていた思いを、凛々夢とともに叶えられたのが嬉しくてたまらない。
肌のほとんどをさらけ出した上に、全身にオシッコを滴らせる二人の姿をじっくりと見据えながら、このまま茜鐘を自らの手で躾けるつもりでいたのだ。
「んんっ……えいっ!」
ギュッ。
紅美がおかしな優越感へと浸っている隙に、ラヴィッシュ・プティングが思わぬ行動を取っていた。
オシッコまみれの全身を何度も捩らせながら、身体中に絡みつく触手を振り解いて、すぐ傍にあった武器を取り戻す。
奪い返した武器を握り締めた後、さらに全身を揺らしながら触手を払い退けていたのだ。
「そんな、どうして勝手に触手から抜け出しちゃうのよ!? また武器を奪われたら大変だし、また掴まえなくっちゃ!?」
シュルシュルシュルッ。
あまりに意外なプティングの行動に、紅美はあっけなく驚かされてしまう。
ほんの僅かな隙を突いて、まさか触手を振り払うなど思いもしなかった。
勝手に逃げ出そうとするプティングを捉えようと、すぐに触手を向かわせる。
もし先ほどのように武器を振るわれてしまえば、またしても凛々夢の身体を傷つけられてしまうかも分からないのだ。
「もう二度と同じ手になんて引っかからないんだから……てやぁ!」
ビュンッ……!
続々と襲い掛かる触手を、プティングは次々と切り刻む。
いきなり弓を振り払ったかと思えば、節の部分を使って触手を真っ二つにしていたのだ。
近づいてきた触手を打ち破った後、未だに掴まっているラズベリーを助け出そうと、行く手を阻む触手を相手に、武器を振るいながら次々と引きちぎる。
ブシャッ、ビチビチビチッ……!
『きゃあっ……!?』
プティングの手によって次々と触手を切り刻まれるたびに、凛々夢は思わず悲鳴を上げてしまう。
身体の一部を次々と引き裂かれるたびに、耐え難い痛みが次々と走るのだ。
引きちぎられた部分を何度も蠢かせながら、つい触手を縮ませずにいられない。
「凛々夢ちゃん、ごめんなさい。私が油断しちゃったせいで……!」
あまりに悲痛な凛々夢の叫び声を思い知られて、紅美は思わず困り果ててしまう。
ほんの少しだけ油断をしたせいで、あっけなく反撃を食らうなど思いもしなかった。
何度も頭の中へと響いてくる、凛々夢が泣き叫ぶ声を耳にするたびに、あまりに申し訳なくてたまらない。
切り刻まれた部分が悶える様子を見つめるだけで、つい焦らずにいられないのだ。
「わ、私だって……ママを助けないといけないんだからっ!」
ミシミシミシッ……ギュッ。
プティングに倣うように、ラズベリーも身を捩らせながら、すぐ傍にぶら下がっていた武器を取り戻していた。
しっかりと武器を握り締めた後、身体中に絡みつく部分を次々と切り刻んで、すぐに触手の元から抜け出してしまう。
群がる触手からついに脱した後、光る剣をしっかりと構えたまま、未だに掴まっている紅美を救い出そうと向かい出す。
(やだ、どうして……あんな格好のままで、凛々夢ちゃんを退治しようとするのよ!?)
思いも寄らない二人の姿に、紅美は思わず圧倒させられる。
まさかプティングだけでなく、ラズベリーまで触手から逃げ出してしまうなど考えられない事態だった。
すでに衣装も剥ぎ取った後、はしたない格好を晒すのも構わず、自分を助けに向かうため、胸元やお尻を揺らしながら平然と近寄る二人の姿など困惑せずにいられない。
思いもしない反撃に戸惑う中、このまま二人の手によって凛々夢から引き剥がされようとしていたのだ……
『ママは私のものよ! いくら本物が相手だからって負けないんだから!?』
ニュルニュルニュルッ……!
紅美の元へと駆け寄ろうとするラヴィッシュ・ガールズを相手に、凛々夢は身を挺して立ち向かっていた。
二人の行く手を阻もうと、次々と触手を向かわせる。
たとえ身体の一部を切り裂かれたせいで弱り果てていても、未だに動揺している紅美を、このまま二人によって奪われるような事態など見過ごせそうにないのだ。
ザシュザシュッ!
「ていっ……!」
続々と押し迫る触手を、ラヴィッシュ・ガールズは見事に打ち破っていた。
握り締めた武器を何度も振るいながら、襲い来る触手を次々と切り刻んでみせる。
あと少しで紅美の元まで辿り着けるはずなのに、まるで自分達の邪魔をするように突き出される触手を、何としても追い払わないといけないのだ。
「大丈夫でしたか? とりあえずここから離れましょう?」
「ママ……うぅん。おばさん、すぐ助けてあげるからね!」
ギュッ。
ついに紅美の傍へと駆け寄った後、全身に絡みつく触手の元から一気に引きずり出してみせる。
ずっと磔にさせられたせいか、何故かスカートや衣服の内側にも纏わりついていたのに気づいて、次々と触手を切り刻みながら、紅美の身体を引っ張っていたのだ。
触手の元から無事に抜け出した後、紅美の身体を持ち上げながら、遠く離れた場所へと向かわせる。
ズリュズリュズリュッ……!
(どうして、私と凛々夢ちゃんを引き離そうとするのよ……!?)
ラヴィッシュ・ガールズに両手を掴まれるまま触手から遠ざかる間も、紅美はすっかり茫然とさせられてしまう。
次々と触手を切り刻まれるだけでなく、強引に凛々夢から引き離されるなど、あまりに気持ちが受け入れられそうになかった。
続々と身体から零れ落ちる、全身に纏わりついていた触手の様子を見つめるだけで物寂しくてたまらない。
根元から切り裂かれた部分が、まるで屍骸のように少しも動こうとしないのだ。
『嫌ぁっ……!』
ザシュザシュッ、ビチビチビチッ……!
紅美を遠くまで避難させると、ラヴィッシュ・ガールズは触手の退治へと向かっていた。
触手から無事に紅美を引き離した後、残っていた根元部分へと武器を振り回しながら、全身を続々と切り刻んでしまう。
二人の容赦ない攻撃を浴びせられるまま、全身を激しく震わせながら、ついには紅美へと向けて激しい悲鳴まで上げるのだ。
「きゃんっ……!?」
凛々夢が敗れ去る瞬間を目の当たりにしながら、紅美は思わず悲鳴を洩らしてしまう。
ラヴィッシュ・ガールズの攻撃を食らった瞬間、痛々しい悲鳴を叫びながら触手を蠢かせる凛々夢の様子に気づいて、つい気持ちが揺さぶられずにいられない。
ずっと自分に尽くしてくれた存在が、憎き相手に打ち破られる姿など、見ているだけで気持ちが耐えられそうにないのだ……
* * * * * *
「お、おばさん……もう大丈夫ですよ?」
「ラズベリー、私達もすぐ戻らなくっちゃ……」
すっかり動かなくなった触手の様子を見届けた後、ラヴィッシュ・ガールズは紅美へと言葉を投げ掛ける。
何とか触手の退治をやり遂げたので、すぐにこの場を立ち去るつもりでいたのだ。
触手を打ち破った後も、未だに裸体を晒したままの格好に気づいて、つい恥ずかしくてたまらないのだ。
「あ、あうぅっ……」
フルフルフルッ……
その場から遠ざかる二人の背中を見つめながら、紅美は思わず言葉を失ってしまう。
気づいたらラヴィッシュ・ガールズの手によって、触手と化した凛々夢をあっけなく打ち破られていたのだ。
思わぬ事態を目の当たりにさせられて、つい茫然とさせられずにいられない。
横たわった触手の様子をどんなに見つめても、凛々夢が少しも声を届けてくれないのだ。
「ママ、大丈夫だった?」
「茜鐘ちゃんと一緒にラヴィッシュ・ガールズを呼んでたんです。すぐにここから離れましょう?」
思い悩む紅美の元へと、すぐに茜鐘が駆け寄ってくる。
菜乃葉とともに姿を現しながら、無事に触手から抜け出せて良かったと言葉を交わす。
また触手に絡まれないよう、一緒に帰ろうと誘い出すのだ。
「茜鐘ちゃん……それに、菜乃葉ちゃんだったわよね。ちょっと腰が抜けちゃったみたいだから、先に戻っててくれるかしら……?」
二人の方を振り向きながら、紅美は恐る恐る返事を返していた。
買い物袋を茜鐘へと手渡した後、先に帰るよう二人へと言い渡す。
ものの見事に敗れ去った凛々夢の屍骸から、少しも離れられそうになかった。
体調を崩してしまったと言い訳をこぼす間も、つい声を震わせずにいられない。
「ママ、ホントに一人で平気なの?」
「きっとおばさまも驚いているのよ。もう触手もやっつけたし、先に戻りましょう……?」
紅美に言われるまま、二人はその場から遠ざかっていた。
無事に触手から抜け出した後も肩を落としたまま、未だに立ち上がろうとしない紅美の様子を心配する茜鐘を、菜乃葉がそっと慰めてみせる。
触手の退治もやり遂げた後、すぐにお家へと戻ってくれるはずだと口にしながら、そっと茜鐘の背中を押して、一緒にその場から立ち去っていたのだ。
(どうしてなの……!? ずっと私と一緒にいてくれた凛々夢ちゃんが、こうも簡単にラヴィッシュ・ガールズなんかに……!)
段々と遠ざかる二人の背中を見送った後も、紅美はすっかり気持ちが落ち込んでしまう。
まさかラヴィッシュ・ガールズの手によって、触手と化した凛々夢が脆くも敗れ去るなど考えられない事態だった
根元を無残にも切り刻まれた触手の屍骸を見つめたまま、つい茫然とさせられずにいられない。
ずっと寄り添ってきた凛々夢と、もう二度と触れ合えないなど、未だに気持ちが受け入れられそうにないのだ。
「凛々夢ちゃん、お願いだから何か言ってよ。こんなお別れなんて絶対に嫌なんだから……!」
ワナワナワナッ……
触手の跡を見つめたまま、紅美は恐る恐る身を寄せる。
何度も特訓を繰り広げながら、自分のために尽くしてくれた凛々夢と別れる羽目になってしまったなど、あまりに辛くてたまらなかった。
耐え難い悲しみに暮れるまま、つい全身を震わせずにいられない。
横たわる触手の元へと寄り添ったまま、これからどうすれば良いか、どんなに考えても一人だけでは思いつきそうにないのだ……
ピクピクピクンッ……
「……り、凛々夢ちゃん!?」
触手の屍骸を見下ろしながら落胆させられていた矢先、紅美は思いも寄らないものを見つけ出す。
ラヴィッシュ・ガールズによって退治させられたと思っていた触手が、ほんの僅かだけ動いていたのだ。
横たわった触手が表面を脈打たせる様子に、つい驚かずにいられない。
気づいたら動いている部分へと、自ら身を寄せていたのだ。
ギュッ。
「凛々夢ちゃん、もしかして……まだ生きてるの!?」
まだ動いている触手の一部を両手で持ち上げながら、紅美は必死の思いで言葉を投げ掛けていた。
たとえラヴィッシュ・ガールズに打ち破られた後でも、もしかしたら凛々夢が呼びかけに応えてくれるかもしれないのだ。
夢中になって言葉をぶつけながら、しっかりと触手を抱き締める。
たとえ全身を切り刻まれた後でも、ずっと触れ合ってきた凛々夢の存在が恋しくてたまらない。
『ごめんなさい、ママ。こんなに簡単にラヴィッシュ・ガールズなんかに負けちゃうなんて思わなかったわ……こんな姿だけど、私と一緒になってくれるかな?』
熱心に話し掛ける紅美へと、凛々夢はそっと返事を返す。
ラヴィッシュ・ガールズに敗れ去った自分の代わりに敵を取って欲しいと、か細い声で紅美へと訴える。
全身を切り刻まれた後、まともに身動きなど取れそうにないので、身体の一部である触手を身体へと受け入れて欲しいとまで頼み込むのだ。
「凛々夢ちゃん、分かったわ……これで良いの?」
スルスルスルッ、グイッ。
凛々夢に頼まれるまま、紅美は触手を受け入れる準備へと取り掛かっていた。
屋外にも関わらずスカートを脱ぎ去って、さらには穿いていたブルマやショーツまで下ろしてみせる。
そっと腰を下ろしたまま、露わにした股間を触手の方へと差し向ける。
ラヴィッシュ・ガールズにあっけなく打ち破られた凛々夢の一部分を、自らの下半身で受け入れるつもりでいたのだ。
『ありがとう、ママ。さっきみたいに……ママと一緒になってみるね?』
ヌリュヌリュヌリュッ。
下半身を晒したまま待ち構える紅美へと向けて、凛々夢は触手の全体をうねらせながら先端を続々と向かわせる。
懸命に触手を伸ばして、すぐ傍へと差し出された紅美の股間やお尻へ次々と絡みつく。
何度も先端を蠢かせながら、露わになった下半身の奥へと入り込むつもりでいたのだ。
「り、凛々夢ちゃんってば……あはぁんっ!?」
ゾクゾクゾクッ、ヒクヒクヒクッ。
次々と体内へ潜り込みながら蠢く触手の感触に、紅美は思わず喘いでしまう。
僅かに表面を動かすだけで精一杯だったはずなのに、股間の内側で全体をくねらせながら、身体の奥底へ次々と入り込んでくるのだ。
身体の内側から突き上げるような感覚を受けるたびに、つい身悶えずにいられない。
もっと体内で凛々夢の感触を身に受けたいあまりに、しっかりと触手を掴んだまま、さらに奥まで押し込んでしまう。
「も、もっと奥まで入っても構わないわよ……きゃふぅんっ!?」
カクカクカクッ、プシャアアアァァァ……!
凛々夢の一部を体内へと受け入れるうちに、紅美はますます声を張り上げてしまう。
大事な部分へと捻じ込んだ触手が、身体の内側で暴れ回るたびに、甘い痺れが全身を駆け巡ってくる。
太い触手を掴んだまま、膣の中へ次々と押し込むうちに、あっけなく絶頂を引き起こしてしまった。
背筋を思いっ切り跳ね上がらせるだけでなく、ついには緩んだ股間から続々とオシッコまで垂れ流してしまう。
チョボチョボチョボッ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……ごめんなさい、こんなに感じちゃって。もっと私、凛々夢ちゃんを受け入れないといけないんだから……」
はしたない排尿を繰り広げながら、紅美は思わず息を切らしてしまう。
まさか凛々夢の一部を体内へと受け入れながら、激しい勢いで絶頂へと達してしまうなど思いもしなかった。
生温かい感触を両脚へと受けながら、下半身へと押しつけていた触手にもオシッコを浴びせてしまったのに気づいて、つい恥じらわずにいられない。
すっかり下半身を浸してしまった後も、うねり続ける触手を股間へと押し当てたまま、オシッコを延々と垂れ流すのを少しも止められそうになかった……どれだけ身体が緩んでしまっても、まだ動ける触手のすべてを取り込まないといけないのだ。
「よいしょ、っと……くふうぅんっ」
グイグイッ、ヌチュヌチュヌチュッ。
地面へと垂れ落としたオシッコも構わず、紅美は掴み取った触手へと身を預けていた。
まだ動いている触手を抱き抱えたまま、先端を胸元へと押しつけてみせる。
股間や尻穴がすでに埋め尽くされた後も、できる限り凛々夢の一部を受け入れるつもりでいたのだ。
胸元へと引き寄せた途端、すぐに触手が蠢きながら、乳首や乳房へと絡みつくたびに、つい艶めかしい声を洩らさずにいられない。
先ほどと同じように、敏感な部分へ次々と刺激を与えてきたのだ……思いも寄らない拍子に浴びせたオシッコのおかげか、またしても表面を激しくくねらせる様子が嬉しくてたまらなかった。
スルスルスルッ、ギュッ。
「これで大丈夫ね。凛々夢ちゃん、もっと私の大事なところに潜っても構わないからね……?」
まだ息のある触手のすべてを全身へと絡ませた後、紅美はすぐに身支度を始めていた。
もし誰かが通り掛かって、おかしな格好などを気づかれても困るので、どれだけ名残惜しくても、すぐに触手の跡から立ち去らないといけないのだ。
身体中に絡みつく触手が零れ落ちないよう、ブルマや体操着の中へ次々と入れ込んでみせる。
凛々夢の一部を受け入れるのに夢中になるあまり、屋外で延々と裸体を晒し続けていた事実を思い知らされずにいられない。
『ありがとう、ママ。残っている力すべてをママにプレゼントしてあげるから、私の願いを一緒に叶えようね……?』
モゾモゾモゾッ、ズリュズリュズリュッ。
まだ動ける部分を大事そうに持ち帰る紅美へと、凛々夢はそっと返事を返す。
ラヴィッシュ・ガールズに打ち破られた跡も、 頼んだとおりに身体の一部を受け入れてくれた紅美の厚意が嬉しくてたまらない。
段々と身体が弱り果てる中、ひたむきに全身をくねらせながら紅美の身体を這い回って、膣や肛門の中へ次々と先端を忍ばせる……完全に身動きが取れなくならないうちに、段々と紅美と一緒になるつもりでいたのだ。
秘めていた理力を託すために、股間や尻穴をさらにこじ開けて、身体の奥底を目指して触手を向かわせる間も、何度も紅美へと向けて言葉を囁いてみせる。
「分かってるわ、凛々夢ちゃん。今度こそラヴィッシュ・ガールズを倒して、あの子から茜鐘を取り返して……はふぅんっ」
モジモジモジッ。
凛々夢の言葉へと耳を傾けながら、紅美は熱い感情を続々と漲らせていた。
しっかりと身を取り繕った後、触手の屍骸から立ち去る間もつい身悶えずにいられない。
自らに課せられた役割を、凛々夢とともにやり遂げるつもりでいたのだ……ラヴィッシュ・ガールズへの敵討ちを果たした上で、愛しい娘である茜鐘を、憎き相手である菜乃葉の手から取り戻さないといけないのだ。
おかしな決意を胸に秘めたまま、お家までの道のりを歩く間も、何度も脚を止めたまま、おかしな喘ぎ声を響かせてしまう。
コリュコリュコリュッ、ゾクゾクゾクッ……
(これからも、凛々夢ちゃんと一緒にいられるんですもの……ちゃんと役目を果たしてみせるからね?)
大事な部分へ続々と押し寄せる刺激に、紅美はひとりでに胸を躍らせてしまう。
自ら身を捧げながら触手を受け入れた後、膣や尻穴へ次々と入り込みながら、凛々夢の一部が身体へと馴染んでくる感覚にすっかり意識を奪われていたのだ。
太い形状が続々と這い回りながら、子宮の辺りへと向かおうとする圧迫感が嬉しくてたまらない……凛々夢の亡骸を膣や尻穴へと押し込むたび、いつまでも触れ合えるような感覚をありありと気づかされる。
大事な部分を何度も弄り回しながら、体内へと侵入する触手の感触を身に受けるたびに、思わず全身をくねらせてしまう。
ひとりでに両脚が震え上がるのも構わず、激しい快感へと身を委ねながら、凛々夢と一緒になれる感覚をじっくりと噛み締める……
* * * * * *
「待ちなさい、あなた達がラヴィッシュ・ガールズね? もうあなた達みたいな小娘なんかの好きにはさせないわよ?」
姿を見せたラヴィッシュ・ガールズの前へと、紅美は特別な衣装を身に纏いながら立ちはだかっていた。
生意気にも触手を退治しようと現れた二人を相手へと向けて、感情のままに言葉を浴びせてみせる。
数日前に凛々夢を打ち破った仕返しのために、二人を虐げるつもりでいたのだ。
凛々夢とともに繰り広げた特訓の成果を、これから二人を相手に振るえるのが楽しみでたまらない。
「ヤダっ、あなたは一体何者なの!?」
不意に姿を見せた女性の姿に、二人はすっかり茫然とさせられてしまう。
またしても街中へと出現した触手を退治するつもりでいたのに、まさか別の誰かに行く手を阻まれるなど思いもしなかった。
おかしな格好に身を包んだ相手の姿に戸惑いながら、恐る恐る質問をぶつける。
「一度しか言わないから覚えておきなさい? 私は女幹部『ブルマダム』と言う者よ。可愛い触手ちゃん達を痛めつける悪い子には、たっぷりお仕置きしてあげるんだから……!」
身構えるラヴィッシュ・ガールズへと向けて、紅美は自らの素性を教え込む。
自らを『ブルマダム』と言う女幹部だと名乗った上で、特別な衣装に身を包んだ姿を、ありありと二人の前へと見せつける……体操着とブルマの上から、特殊なボンテージ衣装を着込んでいたのだ。
胸元をさらけ出したボレロ状の衣装や帯状のオープンバストブラによって体操着越しに際立たせた、豊満な乳房の形状を揺らしてみせたり、洋酒を思わせる臙脂色のブルマ越しに浮かぶ巨尻の形状に、バックルや編み上げが所々に施されたハイヒールのニーハイブーツを合わせた、妖艶で悩ましげな肉体美まで、平然と二人の前へさらけ出してみせる。
目元の部分を覆い隠す真紅の仮面を装着したまま、自分に尽くしてくれた凛々夢の敵を取るため、憎き菜乃葉や麗菜を虐げるため、さらには愛しい茜鐘を自分の手に取り返すため、紅美は『女幹部・ブルマダム』として振る舞いながら、ラヴィッシュ・ガールズと対峙するつもりでいたのだ……
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