監督「それであなたたちは何者なの?」

ケイ「だ、だから、ただオーディションに来ただけよ」

ユリ「お願いだから勘弁して……」

 弱気になったもののあくまで否定する。監督はその反応を予測済みだったとばかりに、ニヤリと笑みを浮かべた。

監督「じゃあまだ続けないとね


 するとマジックハンドは今度は2人の足元へと近づいた。足首を拘束している手と器用に共同して、ブーツを脱がしてします。

ユリ「い、いやあ!!」

 次なる狙いを悟り悲鳴を上げるが容赦はされない。今度は無防備な足の裏に襲いかかる。

ケイ「ひいっひっひっひ!!く、くすぐったいー!!」

監督「あら、足の裏の方が効くみたいね」

ユリ「だ、だめええ!!あは、ああーっはっはっは!!


 足の指を折り曲げ少しでもマジックハンドから逃れようとするものの所詮は無駄なあがき、剥きだしの足裏にさわさわとした刺激が送り込まれると、笑いを我慢できない。土踏まずのあたりを集中的に責める。

ユリ「きゃあっはっはっは!」

ケイ「も、もうう、あひゃひゃひゃひゃ!!」

 ほとんど動けない2人は、身体をブルブル揺さぶり顔を横に振るくらいが精いっぱいであった。やがて体力も尽き、足裏に力を入れることもできなくなる。すると開いた足の指を、今度はマジックハンドが攻撃する。

ユリ「そこ、そこおだめへぇ!!」



 一旦入りこんだ機械の指は、2人の足指とその間を器用に蹂躙する。感覚神経の最も集中している指を、コチョコチョをくすぐる。

ケイ「ちょ、ほ、ほんと、あひゃあぁぁ!? やばい、あひゃ、あひゃひゃひゃひゃ!」

監督「ふふ、涎と鼻水が出てきたわね、台無しよ。まあでもそういうのが好きってマニアも多いけどね」

ユリ「み、見ない、あはははは!みない、でぇぇえっはっはっは!!」

ケイ「く、苦しいいぃぃ!!」

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ケイ「っく、はははは!はあ、はぁん!?」

 くすぐり地獄の中最初は気付かなかったものの、だんだんと股間の心地よさに気付く。さきほどよりも思い切り擦りつけているせいで、快感もまた一段上だ。一度意識してしまと身体がもっと貪り出す。

ケイ「あぁぁぁ…、あはああん!!」

 笑い声よりも喘ぎ声の方が強くなってくる。

ユリ「きゃはあぁあ、あ、いやぁん……」

 笑いつつイヤラシイ声を漏らす。こうなってくると、くすぐったさと気持ちよさのダブルの刺激で責められ、脳がオーバーヒートを起こしてしまう。もはやくすぐりさえも快感となり、股間の快感さえもくすぐったさに変わっていた。

ケイ「く、くしゅぐった、ひいぃぃ!!き、気持ちいい!!」

ユリ「か、感じちゃう、あひゃひゃひゃひゃひゃ!?」



 笑いながらヨガリ、ヨガリながら笑う。鼻水と涎と汗と、股間からのイヤラシイおつゆにまみれて、2人の美しい戦士の精神は徐々に崩壊へと向かっていった。

ケイ(こ、これひじょうはだめへぇぇ!!)

ユリ(ひ、ひんじゃうぅぅ!!)

 限界に達した2人はついに正体を白状した。

ケイ「あ、あたし達、WWWAのエージェントよぉぉ!!」

ユリ「こ、こ、コード、ひいぃぃ! コードネームは、ラブリーエンゼル!! お、お願い、止めてへぇぇ!!」
本編に続く