変態診療〜匂い立つ彼女たち〜
体験版2
「あはは、たっぷり出たねぇ……♥」
安達は腋から塩野の顔を解放し、楽しそうに笑った。たぷたぷと精液の溜まったストッキングを弄びつつ、絶頂に達して呆けた面を浮かべる塩野を見つめる。彼を腋の臭いで以て射精に至らしめたことに充足感を覚えているようだった。
「はぁ……はぁ……♥」
一方で、塩野は甘い倦怠感に浸りながら息を軽く荒らげていた。今だ鼻に残る強烈な腋の香りに心を癒される。すっかり彼は安達の悪臭に夢中になっていた。強烈な絶頂によって一時的に性的興奮が去って尚、彼女の臭いを嗅ぎたいと思った。
同時に安達も似たような衝動に駆られていた。塩野にもっと強烈な臭いを嗅がせて支配してしまいたい。この可愛らしい純粋な少年を変態色に染め上げてしまいたい。彼女はそのような変態的欲求に苛まれていた。そして、それに逆らうことなどできなかった。
次はどんな臭いを嗅がせようか……。
そう思った時、まるで図ったかのようなタイミングで、安達は催した。
「……んふぅっ♥」
扇情的な笑い声を漏らし、安達は豊満な尻に手を回した。そして、催したソレを音もなく放出し、自分の手の平に充填させた。
「塩野クン、ちょっとい〜い?」
壮絶な絶頂で惚けている塩野に、安達は話しかける。そして、彼がこちらに意識を向けたその時、彼の眼前で手の平に溜めた強烈なソレ――すなわち、オナラを解き放った。
モワァァ〜〜〜〜ン
「ふぐっ!? むぅぅ〜〜〜〜〜っ!!」
あまりに強烈な臭気に、塩野は思わず呻いてしまった。安達の屁は凄まじく臭かった。肉類を腐らせ発酵させたような脂っこい悪臭と腐った卵のような濃厚な硫黄臭が混ざった、強烈無比なオナラ臭であった。にぎりっ屁であるにもかかわらず、腋の臭いよりも圧倒的に悲惨な臭いだ。彼女の腸内環境の劣悪さを物語る臭さであった。
「あはっ、どうだった? 私のオナラの臭いは。とってもとってもクサくて濃ゆい臭いだったでしょう? 看護師ってオナラする暇がないくらいずっと忙しくてね、だから濃厚なガスがすっごく溜まってるの。ほら、まだまだ出るよ。たくさん嗅がせてあげる♥」
安達は再び尻に手を当てた。そして、
プッスゥ〜〜プススゥゥ〜〜〜〜ッ
布の擦れ合うような微かな音で放屁し、手の中に再びオナラを充満させた。そして、恥ずかしげもなく塩野の顔面に黄土色の臭気を浴びせた。
「んぐっ、くぅぅ……くさぁ…………」
涙目になりながら、塩野はそう漏らした。強烈な腋の臭いを嬉々として嗅いだ彼であったが、オナラの臭いはそうもいかなかった。彼女の屁は意識が朦朧とするほどの強烈な臭いを放っていた。失神してしまいそうな臭さだった。
しかし、内包されたフェロモンも同様に濃厚で、塩野の肉体は浅ましくも反応してしまう。精液を放ったばかりであるにもかかわらず、彼のペニスは力強くそそり立ち、ストッキングの中で再び剛直と化した。当人の苦悶などお構いなしである。
固くなったペニスを手の平で感じて、安達は嬉しくなる。塩野は自分のオナラでさえ興奮材料として受け止めてくれるのだ。臭くて臭くて堪らないはずのオナラで興奮して、チンチンをガチガチにするなんて――鼻元に漂ってくる屁臭を嗅ぎ、彼女は悦に浸る。女性として失格なほどの強烈な臭さが誇らしくも思える。
「うふふ、オナラの臭いで勃起って、この年でマニアックな性癖芽生えちゃったね。ゴメンねぇ、お姉さんのオナラがクサくって。ちょっとフェロモンが濃厚過ぎたみたい」
そう言って、安達は塩野のペニスを優しく扱き始める。二度の射精で彼の亀頭が敏感になっていることも憂慮し、ゆっくりと手を前後に動かして彼に快楽を注ぎ込む。
「あ、あぁん……♥ んっうぅ…………♥♥」
ペニスの刺激と共に官能のスイッチがオンになる。鼻腔に充満する安達のオナラによって耐え難い苦痛を強いられているというのに、性的興奮を誘引されてしまう。塩野は激しく鼻を鳴らしてオナラを嗅ぐ。嘔吐きそうになるほどの濃厚な屁臭。しかし、嗅がずにはいられないのだ。
「だんだん気持ち良くなってきたみたいね♥ もっともっと鼻を鳴らして、好きなだけクンクン嗅いでいいのよ? 好きでしょう、お姉さんのオ・ナ・ラ。たっぷり吸い込んで、私のクサいオナラで頭の中いっぱいにするのよ……あ、なんかお尻がムズムズする。また出ちゃうかも〜〜♥」
安達はそう言うと、今度はにぎりっ屁をせずにそのままガスを放出した。
ムッススゥゥ〜〜〜〜プスゥ〜〜〜〜〜ブズズッ!
強烈な硫黄臭を燻らせる特濃ガスであった。少しだけくぐもった音と共に放たれたオナラは瞬く間に布団の中に充満し、目に染みるほどの激臭空間を造り上げた。たった一発空に放っただけでこの威力。安達の屁の臭さは常人を遙かに超えている。
尻と顔の距離的に安達の屁が塩野の鼻を襲撃するまでにタイムラグが発生して然るべきだが、奇妙なことにそんなこともなく、安達の放屁の数秒後には、塩野の鼻元に濃厚な屁臭が漂っていた。
「うぐぐっ、う、うぅぅ…………」
安達のオナラを嗅いで呻き声を上げる塩野。下品な硫黄臭に彼は頭をクラクラとさせる。どんなに腹具合が悪かろうともこれだけの屁は出ないと思えるほどの強烈極まる臭さだった。鼻が本当にもげてしまいそうだ。
しかし、塩野の悶絶と比例するかのように、彼のペニスはより固く勃起して透明のアルカリ性粘液を漏らし始めた。様々な体液に塗れてストッキングの中は惨憺たる状態であったが、その滑りがペニスに濃厚な性的快感を与えていた。まるで本物の女性器に搾られているような感覚だった。
「うわ、くっさぁ……私のオナラ、ほんっとひどい臭いね。自分でもお鼻が曲がっちゃいそう。こんなクサいオナラが好きなんて、塩野クンはスゴいね。超超超超変態さんだね♥」
安達は自分の屁の臭さを痛感して、ちょっと恥ずかしそうに笑った。散々塩野に恥ずかしげもなく強烈なオナラを嗅がせてきたわけだが、彼女の中にも乙女としての恥じらいは残されていた。自分のオナラの臭さを認識すると、どうしても女としての矜持が揺らぐように感じる。こんなにも臭い屁を放つ自分はすでに女失格なのではないか――
しかし、目の前で屁の臭いに性的興奮を見出す塩野を見ると、もっともっと屁を嗅がせたくなる。布団の中を自分のオナラで充満させて、より強烈な性的興奮を催させなければ、と彼女は妖艶な笑みを浮かべる。
「また出るよ、塩野クン……ふぅんっ!」
ブオォッ! ブビィィ〜ッ バススッ
野太い音が布団の中に木霊した。先刻のすかしっ屁よりもさらに大量のガスが安達の肛門から噴射される。当然臭いの濃厚さもすかしっ屁以上で、腐肉臭と硫黄臭のミックス臭が布団内部を凄絶に染め上げた。屁の濃度がさらに増し、まるで彼女の劣悪な腸内で息をしているような気分になる。
下品な音を出してしまったことで、安達は羞恥に頬を染めた。音が出るのは少し恥ずかしいらしい。
「やだ、汚い音出ちゃった。布団の中だから音も篭って他の人には聞こえないと思うけど……うぅ、ちょい恥ずい……」
「……ッハァ……ハァ……ハァ……」
放屁に羞恥する安達を見て、塩野はより強い興奮に駆られた。美人看護師の安達の屁を嗅げるだけでも垂涎ものなのに、恥辱に悶える姿まで拝めるなんて……鼻を鳴らして屁の臭いを嗅ぎながら、彼は激しく息を荒らげた。胸は爆発しそうなほど高鳴っていた。
「スゴ……オチンチンすっごいピクピクしてるよ? 私のオナラ、そんなに良かったかな? あははっ。ほら、またまた出るよ。私のオナラ超クサいんだから、布団の隙間から漏れないように全部嗅ぎ尽くすんだよ? 分かったぁ?」
安達はそう言って、お腹に力を込めてガスを放った。
ブスビィッ ブリリッ! ぶすっぷぅ〜〜〜っ……むすすぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜……
完全に吹っ切れたのか、外部にまで屁の音は届かないと踏んだのか、安達は自分の部屋で催した時と同じ様に、音を出してガス抜きした。強い破裂音が二発に甲高い屁が一発、それから濃厚なすかしっ屁が一発と、遠慮のないフルコースのオナラだった。ガス量が多いだけに臭いも強烈だ。すでに布団の中は屁の香りで飽和状態なはずなのに、安達の放つ屁はそれを凌駕して布団の中で濃密な激臭を放っていた。
「あっ、尻穴アッツぅ……これ相当ヤバめかも。あはっ、でも塩野クンはクサい方が好きだもんね。お姉さんの濃厚たまごっ屁、お鼻の中がイッパイになるまで嗅いでね♥」
気持ち良く屁を放った安達は、ペニスの扱きに加えて乳首を責める。空いている方の手でくすぐるように乳首を刺激し、塩野に甘い快感を流し込む。
「うあぁ……っはぁぁ…………♥」
より強烈になった快感に、塩野は情けない喘ぎ声を漏らす。さらに充満して濃厚となった屁の臭いも彼の性的快楽を相乗させる。乳首責め、ストッキング越しの扱き、濃密な屁の香り――強烈な三重奏が彼の射精欲求を助長する。股間の疼きはますます肥大化した。
また放屁のもたらす熱のせいか、布団の中はサウナのように蒸し上げられていた。体が火照って汗が溢れ出し、濃厚な屁の臭いとも相俟って意識が朦朧とし始める。これはやっぱり夢なのではないか、と夢現の状態に陥ってしまう。
「すっごい、オナラ全ッ然止まんないよ。やっぱ仕事中もトイレでガス抜きしなきゃダメだな。こんな溜まってるなんて……ふぅぅっ!」
ブブッ! ブップゥ〜〜ッ……ぷすすっ、バビィッ! ブォォォッ! シュビビビッ……ブッ!
顔を歪めながらひたすら屁を連発する安達。色とりどりの音色が艶やかに布団の中を彩り、芳しい香りで空気を汚染する。布団の中は屁の臭さでますます籠もる。すでに常人ならば吐き気を催すほどの臭さがたっぷりと充満していた。
そんな激臭を塩野は嗅ぎ続けた。
「スゥ〜〜ッ、スゥ〜〜〜〜ッ、くふっ、ハァ……ハァ……」
時折咳き込み、軽く空嘔吐しながらも、塩野は屁の臭いを吸い込んだ。目に染みて涙が出るほどに臭い安達のオナラ。しかし、ペニスは萎えることなく勃起状態を維持し続け、どころかさらに赤黒い怒張して小刻みに脈動している。熱を滾らせた濃厚な精液が少しずつせり上がる。第三の絶頂が徐々に近づいていた。
「うっふぅ……ふふ、ねぇ塩野クン。ちょっといいかなぁ?」
ぶぅぶぅと尻を鳴らしながら安達は言う。
「私のオナラ……直接嗅ぎたくない?」
塩野を惑わすように耳元で囁いた。