マゾの系譜 体験版
第4話
「それじゃあ間宮さん、また今度ね?」
ガチャッ。
満理子へと言葉を投げ掛けながら、隣人は玄関から遠ざかる。
体調を崩していたみたいなのに、長話に付き合わせてしまったのをさすがに申し訳なく感じていたのだ。
「ふぅっ……」
モジモジモジッ。
玄関から遠ざかる隣人の後ろ姿を恐る恐る見つめたまま、満理子は思わず溜め息を洩らしてしまう。
必死の思いで下半身を取り繕ったおかげか、やっとの思いで窮地から抜け出せたのだ。
そっと胸を撫で下ろす間も、つい腰をくねらせずにいられない。
(いくら何でもこんな格好のまま玄関まで出てしまうなんて……それに、あんな近くで粗相までしちゃうなんて。はしたない格好、本当にちゃんと誤魔化せたのかしら……?)
下半身に作り上げてしまった状態に、満理子は思わず呆気に取られてしまう。
まさか紙オムツを穿いたまま顔見知りの相手がいる前まで向かって、さらには目の前で失禁まで引き起こしてしまうなどあり得ない事態だった。
恐る恐る下半身を探る間も、つい身を捩らせずにいられない。
延々と垂れ流したオシッコによって膨らんだ吸水体が、腰をくねらせるたびに肌へじっとりと張りついてくるのだ……
「ご、ご主人様。そろそろ戻りましょう……きゃんっ!?」
ヒクヒクヒクンッ。
恐る恐る玄関から離れようとした矢先、満理子はあっけなく立ち止まってしまう。
すぐにでもお家の中に引っ込みたいのに、いきなり聡留に引き留められていたのだ。
一息つく間もなく仕向けられる行為に、ついうろたえずにいられない。
ムニュッ、グチュグチュグチュッ。
「ふふっ、さすがに満理子もびっくりしちゃったはずだよね? あのオバサンがいる前でたっぷりオシッコを漏らしちゃってるんだもん……オムツもこんなに染みちゃって、すっごい格好になっちゃってるんだから?」
身を捩らせる満理子も構わず、聡留は膨らみ切ったお尻を夢中になって撫で回す。
尿意に屈するまま玄関で失禁をしでかした後、満理子の下半身がどこまで膨らんでしまったのかがずっと気になっていたのだ。
先ほどより明らかに膨らみを増している紙オムツの状態に、つい興味をそそられずにいられない。
寄りにも寄って人前で失禁をしでかす瞬間に立ち会えて良かったと、面白半分に満理子へと囁くのだ。
「ご、ご主人様! こんな場所じゃ、また誰かに気づかれちゃうかもしれないのに……はうぅんっ!?」
フルフルフルッ。
聡留へと返事を返す間も、満理子は思わず言葉を詰まらせてしまう。
思い思いに手の平を押し当てられるたびに、はしたない感触を幾度となく思い知らされていたのだ……たっぷりとオシッコを含んだ吸水体から水分が滲み出て、お尻や股間にしつこく張りついてきてたまらない。
いやらしい手つきを何度も思い知らされる間も、なかなか聡留の元から離れられそうになかった。
人前で平然とはしたない真似を繰り広げてしまう自分を、主人の手でしっかりと辱めてもらいたいとすら思い込んでいたのだ。
「ごめんね、さすがに満理子も恥ずかしくてたまんないんだよね……ねぇ、お昼ご飯を食べた後でいいからさ。もっと面白いことしてみない? だいぶ紙オムツにも慣れてきたはずだし、このままの格好で外まで歩いてみようよ!」
頬を赤くしている満理子に、聡留はさらなる言いつけを始める。
人前でオシッコを垂れ流してしまうほど、どうやら紙オムツの着用にも馴染んできたみたいなので、午後に散歩も兼ねて買い物へ出かけてみようと誘い出す。
重たく膨らみ切ったお尻を揺らしながら、満理子がどんな痴態を晒してしまうのか、すっかり感心させられていたのだ。
「ご、ご主人様ぁ……かしこまりました。あふうぅんっ」
モジモジモジッ。
聡留のとんでもない言いつけに、満理子はあっけなく頷いてしまう。
紙オムツなどを穿いたまま、玄関で応対するだけでも大変なはずなのに、主人の命令にはどうしても逆らえそうになかった。
はしたない粗相をしでかした後も、夢中になってお尻を撫でてくれる聡留の期待に最後まで応えるつもりでいたのだ。
段々と主人らしい態度を身に着ける聡留の眼差しを見つめたまま、つい胸を弾ませずにいられない……
* * * * * *
「すぐ準備いたしますから、もうちょっとだけお待ちください……んんっ!」
スルスルスルッ、グシュグシュグシュッ。
昼食を食べ終わった後、満理子は身支度へと取り掛かる。
さすがに紙オムツ姿のまま外を歩き回るわけにはいかないので、聡留の許しを得るままスカートを穿くことにしたのだ。
聡留に見守られる中、スカートを腰まで持ち上げる間もつい身を捩らせずにいられない。
スカートの生地が途中でつっかえて、なかなか思うように腰まで引き上げられそうにないのだ。
モコモコモコッ、フリフリッ。
「ふふっ、満理子のお尻がこんなに膨らんじゃって……これじゃスカートの下に紙オムツを穿いてるのが丸分かりだよ?」
膨らみを増したお尻に苦戦しながらスカートを穿こうとする満理子の様子を、聡留は興味本位に見つめていた。
薄黄色い染みが広がる生地が隠れてしまうのを惜しみながら、思いも寄らない下半身の状態に注目せずにいられない……タイトスカート越しに、不格好なお尻の形状がものの見事に浮かび上がっていたのだ。
たとえスカートを身に着けても、異様に盛り上がったお尻の形状だけは取り繕えない様子など面白くてたまらない。
「ご、ご主人様ってば。いきなり脅かさないでください……あうぅっ」
ヒクヒクヒクッ……
聡留からぶつけられた指摘に、満理子はすっかり慌ててしまう。
やっとの思いでスカートを穿けたはずなのに、膨らみ切ったお尻を少しも隠せないなど思いもしなかった。
恐る恐る玄関に向かう間も、気づいたらぎこちない足取りへと変わり果ててしまう。
脚を動かすたびに吸水体が押し潰れて、とにかく窮屈でたまらないのだ。
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……んんっ!」
フラフラフラッ、モゾモゾモゾッ。
聡留とともに道端を歩く間も、満理子はすぐに縮み上がってしまう。
スカートの内側に紙オムツを穿いたまま、ついに外へと出てしまったのだ……段々とお家が遠ざかるたびに、あまりに心細くてたまらない。
不格好に膨らんだ下半身を上手く取り繕えそうにない中、おかしな下半身の状態をいつ誰かに気づかれるかも分からなかった。
どれだけ不安な気持ちに苛まれてしまっても、何としても主人の言いつけをやり遂げなければいけなかったのだ。
(さすがに満理子も恥ずかしくてたまらないのかな……オムツなんて穿いたまま、ついにお外まで出ちゃってるんだもん。なかなか歩いてくれないのがちょっとじれったいけど、こんな調子でちゃんと買い物なんて出来るのかな……?)
たどたどしい足取りのまま歩き続ける満理子の様子を、聡留は後ろから追いかける。
脚を持ち上げるたびに、大げさなほど膨らんでいるお尻を揺らす様子や、頬を赤くしたまま周囲何度も振り返る満理子の表情が気になってたまらない。
買い物の途中でいつ大変な事態を招くかも分からない中、懸命に言いつけを守ろうとする満理子の姿に感激させられていたのだ……
* * * * * *
「ご、ご主人様……お夕飯は何がよろしいですか?」
ヒクヒクヒクッ……
無事にスーパーへ辿り着いた後、満理子は普段どおりに買い物をこなしていた。
一緒に通路を歩きながら聡留へ話し掛ける間も、気づいたら声が上擦ってしまう。
すぐ傍に客や店員がいる中、はしたない下半身を延々と晒したまま店内で過ごさないといけない状況にすっかり緊張させられていたのだ。
誰かの話し声や足音が聞こえるたびに、つい背筋をこわばらせずにいられない。
「そうだなぁ、ハンバーグを食べてみたいな……ねぇ、満理子。本当に平気なの? もし恥ずかしくてたまらないなら、首輪だけでも外した方がいいかな?」
何かに怯えている満理子の様子に気づいて、聡留はそっと言葉を交わす。
誰かがすれ違うたびに肩を震わせずにいられないほど、どうやら人の気配に怯えているらしかった。
可愛らしいペットはしたない姿を拝みたい一方、下手に騒がれても大変なので、少しでも満理子を気遣うつもりでいたのだ。
「ご主人様……そんな気になさらないでください。いくら人目が恥ずかしくても、ペットの大事な証しを外すなんて真似……絶対にペットとして許されないことなんですから、おぐぅっ!?」
カクカクカクッ……!
心配を寄せる聡留に恐る恐る返事を返していた矢先、満理子はあっけなく言葉を詰まらせてしまう。
たとえどんな状況に追いやられても、ペットとして主人の命令に従わなければいけない中、さらなる状況が迫ってきたのだ。
とっさに全身をこわばらせた後も、つい身を捩らせずにいられない。
いきなり押し寄せてきた感覚のせいで、まともな身動きすら取れそうになかったのだ。
グルグルグルッ、ゾクゾクゾクッ。
(どうしよう、やっとスーパーに入ったばかりなのに……今度はお尻の方がおかしくなっちゃうなんて!?)
続々と押し寄せる下腹部の欲求に、満理子はあっけなく意識を奪われてしまう。
極度の緊張に苛まれるうちに、気づいたら便意を催してしまった……腸内が揺さぶられるまま、お腹に溜まっていた代物が段々と下りてくるのだ。
全身をこわばらせたまま、つい焦らずにいられない。
何としても買い物をやり遂げなければいけないはずなのに、腸内への刺激を恐れるあまり、まともに脚を踏み出せそうにないのだ……
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……あ、あうぅっ!?」
クネクネクネッ……
その場に立ち尽くしたまま、満理子は思わず悲鳴を洩らしてしまう。
まさか店内でみっともない真似まで冒せそうになかったので、便意の波を何とかしてやり過ごすつもりでいたのだ。
傍にある棚に寄り掛かったまま息を切らす間も、ついうろたえずにいられない。
重苦しい便意を静めるために何としても用を足さなければいけないはずなのに、両脚がひとりでに震え上がってしまい、トイレにすら向かえそうになかったのだ。
(どうしよう……ここから離れたら、どこにも隠れられなくなっちゃう! 首輪や膨らんだお尻なんて、もし周りに気づかれちゃったらどう思われるかも分からないのに……!)
身を縮めたまま、満理子はすっかり困り果ててしまう。
下腹部の欲求まで抱え込んだ後、どうすれば窮地から脱せられるのかを少しも思いつきそうになかったのだ。
もし下手に店内で騒がれてしまえば、おかしな格好を周囲に気づかれてしまうはずだった……首に巻きつけた首輪や膨らみ切ったお尻など、もし誰かに指摘されてしまえば、もう二度と近所を歩けなくなるかも分からない。
どう立ち回れば良いかを思い悩む間もさらに腸内が揺さぶられるまま、とんでもない代物を尻穴から押し出してしまいそうなのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……うぐぅっ!?」
ギュッ……
何とかして体勢を立て直そうとした矢先、満理子はあっけなく呻き声を洩らしてしまう。
下腹部の欲求を懸命に堪えながら脚を踏み出そうとした途端、重苦しい感覚がいきなり押し寄せてきたのだ。
腸内がおかしな方向に揺さぶられる勢いのまま、いつ肛門が緩んでしまっておもおかしくなかった。
再びその場に立ち止まった後も、段々と勢いを増してくる便意の猛烈さをありありと思い知らされる。
ギュルギュルギュルッ、ヒクヒクヒクッ。
(せめて人目のつかない場所まで行かないといけないのに……このままだと本当にお腹が持たなくなっちゃうのに、一体どうすればいいの!?)
身動きを止めたまま、満理子はますます焦ってしまう。
はしたない下半身を取り繕うどころか、刻一刻と押し迫る便意を堪えるだけで精一杯だったのだ。
いつとんでもない事態を招くかも分からない中、せめて人目だけでも避けたかったのに、スーパーの外に出るどころか、少しもレジに迎えそうになかった。
周囲を行き交う人々の気配を意識するあまり、つい背筋を張り詰めずにいられない……
「ねぇ、満理子……もしかして、今度はウンチを我慢しちゃってるの? もし苦しくてたまらないから、ここでウンチを出しちゃいなよ?」
苦しげな表情を浮かべている満理子の様子を見兼ねて、聡留はとんでもない行為を押し迫る。
身を縮めたまま震え上がっている様子から、どうやら便意を催してしまったようだと気づいた上で、この場で排便を始めるよう言い放つ。
太股を小刻みに震わせる様子から、どうやら歩くことすら出来そうになさそうだったので、お腹に溜まっているものを紙オムツの中に出させてしまおうと考えていたのだ。
「そ、そんな! ご主人様ってば、いくら何でも、こんな場所でみっともない真似なんて……ひぐうぅっ!?」
ピクピクピクンッ。
思いも寄らない聡留の言葉に、満理子は思わず耳を疑ってしまう。
いくら下腹部の欲求が苦しくても、まさか店内で排便をしでかすなど考えられない事態だった。
恐る恐る聡留に返事を返す間も、つい呻かずにいられない。
たとえご主人様の命令でも、身の破滅を招くような事態などすぐには出来そうになかったのだ。
「……ホントは満理子だって分かってるはずだよね? このままじゃ買い物だって出来そうにないんだから。たとえウンチを漏らしちゃっても、ボクがずっと傍にいてあげるから……満理子、ちゃんと言うことを聞いてくれるよね?」
うろたえている満理子へと、聡留はさらに言葉を続ける。
このままだと買い物を続けるどころか、おかしな素振りを周囲に怪しまれてしまうはずなので、先に排便を済ませてしまうつもりでいたのだ。
未だにためらっている満理子の様子に気づいて、さりげなく耳元へと顔を寄せて、すぐに尻穴を緩めるよう改めて言い放つ。
「ご主人様……か、かしこまりましたぁ。あ、あひいぃんっ!?」
ガクガクガクッ……ブボボッ、ビリビリビチィッ!
恐る恐る聡留へと返事を返した後、満理子はとんでもない行為を引き起こしてしまう。
何度も腰をくねらせながら、お尻からくぐもった物音を次々と響かせていたのだ。
下半身の辺りから押し寄せてきた感触のせいで、つい身悶えずにいられない。
決して人前では許されない事態を、ついに店内で招いてしまったのだ……
ムリュムリュムリュッ、ミチミチブリュッ!
(どうしよう、こんなに沢山人がいる中なのに……もうお尻がおかしくなっちゃうなんて!?)
紙オムツの内側に繰り広げられる状況に、満理子はあっけなく意識を奪われてしまう。
聡留に命じられたとおりに、腸内に溜まっていた排泄物を次々とひり出していたのだ……尻穴がこじ開けられるのに合わせて生暖かい代物が押し出されて、お尻の谷間に続々と積み上がってくる。
肌に絡みつく感触を身に受けるたびに、つい背筋をこわばらせずにいられない。
抱え込んでいた便意に屈するまま、沢山の人達が行き交う場所で排便を引き起こしてしまった。
肌にじっとりと絡みつく粘土状の表面や耳障りな排泄音、さらには誰かの足音が聞こえるたびに耐え難い焦燥感へと苛まれてしまうのだ。
「そ、それ以上出てきちゃったら本当にはみ出ちゃう……はぐっ! もう駄目ぇっ……!?」
ゾクゾクゾクッ……モリュモリュモリュッ、ブチュヂュッ!
とんでもない下半身の状態を思い知らされるあまり、満理子はあっけなく縮み上がってしまう。
店内で引き起こした排便など、いたずらに誰にも気づかれたくなかったのだ。
両手でお腹を抱え込んだまま肩を震わせている間も、つい背筋を跳ね上がらせずにいられない。
下半身を取り繕うどころか、次々と放屁音を響かせながらますます腰をくねらせてしまうのだ。
「や、やだぁっ……ぃぐぅっ! ぐふうぅんっ!?」
ミリミリミリィッ……ニチチッ、グチュグチュヌヂュッ!
なかなか収まらない便意に、満理子はすっかり弱り果ててしまう。
いつ誰かが近づいてくるかも分からないのに、緩んだ尻穴を引き締めるどころか、腸内から押し寄せてきた排泄物を続々とひり出して、下半身を汚物によって埋め尽くしてしまったのだ。
お尻の辺りに次々と蓄えられる排泄物の存在に、つい思い悩まずにいられない……肛門の周りだけでなく股間や脚の付け根にも押し寄せてきて、おぞましい感触をしつこく擦りつけてくる。
不快な肌触りとともに、紙オムツの内側にどれだけ固形便を溜め込んでしまったかを否応なく痛感させられていたのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……えうぅっ!?」
ワナワナワナッ……
おかしな身悶えを引き起こしてから数分後、満理子は思わず息を切らしてしまう。
腸内が揺さぶられるのに任せて延々と排便を繰り返すうちに、ついに便意を静めていたのだ。
ずっと苦しめられていた感覚が収まった後も、つい背筋をこわばらせずにいられない。
下腹部が落ち着きを取り戻したのと引き替えに、とんでもない下半身の状態を作り上げてしまったのだ。
モコモコモコッ、グチョチョッ。
(どうしよう、お尻がこんなにウンチまみれになっちゃってる……こんなみっともない格好なんて、もし誰かに知られちゃったら大騒ぎになっちゃうかもしれないのに!?)
おぞましい代物の存在に、満理子はあっけなく意識を奪われてしまう。
ほんの少し腰をくねらせるだけで、紙オムツの内側にたっぷりと詰まっている固形便が揺れ動いて、執拗に肌へ擦りつけてくるのだ。
汚物によって着々と下半身が覆われる様子など、あまりに悔やまずにいられない。
いくら聡留に言いつけられたとしても、寄りにも寄って行きつけのスーパーの店内などで排便を繰り返していた自分自身の恥ずかしさをありありと痛感させられていたのだ……
「満理子、ご苦労さん。お腹に溜まってたウンチ、ちゃんと出せたみたいだね……ふふっ。お尻の形もこんなに変わっちゃってるみたいだし。どれだけ沢山ウンチを漏らしちゃったんだろうね?」
俯いている満理子の耳元に顔を寄せたまま、聡留はそっと話し掛ける。
満理子の下半身へと身を乗り出しながら、さらにますます膨らみを増した下半身の形状を目で追わずにいられない……派手な放屁音とともに、鼻を曲げるような異臭が下半身から次々と漂ってくる様子にすっかり興味をそそられていたのだ。
自分が言いつけたとおりに、店内での脱糞をやり遂げた満理子をさりげなく褒めちぎる。
不格好に歪んだお尻や鼻にこびりつく悪臭、さらには顔を赤くしている満理子の表情など、つい注目せずにいられない。
「ご、ごめんなさい……こんな汚らしい格好なんて、ご主人様の前なのに見せちゃうなんて。どうやって詫びれば良いのか……ひぐうぅんっ!?」
ブルブルブルッ……
聡留から告げられた言葉の数々に、満理子はあっけなくうろたえてしまう。
どれだけ非常識な行為を冒してしまったのか、嫌と言うほど意識させられていたのだ……下半身の状態を耳元で囁かれるたびに、あまりに気まずくてたまらない。
下半身から湧き上がる臭いをどう誤魔化せば良いかと思い悩んでいた矢先、情けない悲鳴を張り上げてしまう。
ただでさえ排泄物によって埋め尽くされている下半身に、不快な感触が次々と押し寄せてくるのだ。
スリスリスリッ、ヌチュヌチュッ。
「満理子、そんなに怖がらないで? ボクが言ったとおりにウンチを漏らしてくれただけなんだから……ふふっ、出したてのウンチがすっごく暖かくっていいニオイ。ボクが一緒に付き添ってあげるから、ちゃんと買い物を済ませちゃおうよ?」
震え上がっている満理子のお尻を、聡留は思い思いに撫で回していた。
スカートの表面から明らかに盛り上がっている部分へと手の平を添えて、満理子の下半身へと押しつける。
指を押し込むたびに固形便が押し潰れて、生暖かい感触が広がってくるのと同時に強烈な異臭がさらに漂ってくるのが面白くてたまらない。
あまりに考えられない内容だったはずなのに、しっかりと言いつけを果たした満理子の振る舞いを褒め称えた上で、これから一緒にお家へ戻ろうと誘い出す。
「ご、ご主人様……ありがとうございます。おかげ様でお腹も落ち着きましたし、もう少しだけお付き合いいただけますか……あ、あふぅんっ」
フリッ、フリッ、グチュグチュヌチュッ。
思い掛けない聡留の慰めに、満理子は思わず胸を躍らせてしまう。
みっともない排便をしでかしたはずなのに、まさか汚れ尽くしたお尻を弄ってもらえるなど思いもしなかった。
恐る恐る聡留へ返事を返した後、手を引かれるままレジへと向かい出す……汚物によって重たく膨れ上がったお尻が揺れ動くたびに、つい両脚を捩らせずにいられない。
たとえ誰かに後ろ指を差されたとしても、主人に言われたとおり、何としても買い物をやり遂げなければいけないのだ……
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