体験版 第6話
「そろそろミーティングを始めたいのですが……先生方、着替えの方はもう済みましたでしょうか?」
「しょ、少々お待ちください……あうぅっ」
フラフラフラッ……
スポーツテストの直前、職員室でミーティングが繰り広げられることになった。
職員達に呼ばれるまま集まる詩織だけど、たどたどしい足取りを取らずにいられない。
教師としてあまりに相応しくない格好のまま、スポーツテストの監視をする羽目になってしまったのだ。
傍にいる職員達から向けられる視線を意識するあまり、ひとりでに太股を震わせてしまうのだ。
(いくら何でも、どうして生徒達みたいな格好をしたままスポーツテストに出なきゃいけないの……?)
おかしな拍子に着込む羽目になった格好に、詩織はすぐに気を取られてしまう。
生徒達が普段から着ているジャージにブルマ姿を、スポーツテストの直前に着せられてしまったのだ……生徒達の模範として体操着の着こなしを見せつける役割を、まさか職員達に押しつけられるなど思いもしなかった。
恐る恐る下半身を覗き込んだ途端、つい太股を震わせずにいられない。
女子達が体育の授業中に穿いているブルマが、想像していた以上に気恥ずかしい代物だったのだ……
「おぉ、高桐先生。想像していた以上に似合ってるじゃございませんか?」
「これなら生徒達の良い見本として通用いたしますね?」
「最近、だらしない着こなしをする女子達が多くて困っていまして……まさか、ここまで似合ってしまうなんて予想外ですな?」
困り果てている詩織の様子も構わず、周りにいる職員達は思い思いに感想を口にする。
まだ歳も若いおかげか、思っていた以上にちゃんとブルマを穿きこなしていたのだ。
ブルマ越しに浮かんでいるお尻の形状や、しっかりと揃えている太股をじっくりと見つめていく。
「やだ、先生達ってば。そんなに見ないでください……」
モジモジモジッ……
職員達から次々と浴びせられる視線に、詩織はますます困り果ててしまう。
ただでさえ生徒達と同じような格好を着ているだけでも恥ずかしいのに、まさか間近から覗いてくるなど思いもしなかった。
とっさに腰を引いている間も、つい戸惑わずにいられない。
どんなに身を捩らせても、続々と群がってくる彼らの眼差しをなかなか思うように避けられそうになかったのだ。
(私にこんな格好を着せてきちゃうなんて……もしかして、これも増野くんの差し金なの!?)
おかしな全身の火照りに苛まれる中、詩織はひたすら思い悩んでしまう。
教師である自分が体操着やブルマを穿く羽目になったのも、どうやら増野が何かを仕組んできたのが原因らしい。
とんでもない辱めを強いられて、さすがに困惑せずにいられない。
ミーティングの間ですら耐えられないのに、本当に女子達と同じような格好をしたままスポーツテストを繰り広げなければいけないか、考えるだけで憂鬱にさせられる……
フラフラフラッ……
(やっぱり、これじゃ生徒達と変わらないじゃない……本当にこんな格好、スポーツテストの間じゅうみんなの前で見せ続けなきゃいけないの!?)
そそくさとミーティングを切り上げて職員室から立ち去る間も、詩織はなかなか落ち着きを取り戻せそうになかった。
廊下を歩いている間も、ひとりでにおぼつかない足取りを取り始めてしまう。
はしたない格好などを生徒達にどう思われてしまうか、あまりに気懸かりでたまらない。
さらけ出した太股を震わせるうちに、気づいたら教室が目の前に迫ってくる……
ガラガラッ。
「みんな、もう着替えは終わった……やだっ!」
恐る恐る教室に入った途端、詩織の視界にとんでもない状況が飛び込んでくる。
スポーツテストのために体操着へ着替えているはずなのに、とんでもない格好を目の当たりにさせられていたのだ。
驚きのあまり、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
朝早くから教室の中で、あまりに破廉恥な事態が繰り広げられていたのだ。
スルスルスルッ、プルンッ。
(男の子達もいる前なのに……どうしてこの子達ってば、上まで脱いじゃってるの!?)
教室の中で繰り広げられている光景に、詩織は目を疑わずにいられなかった。
男子達のいる前なのに、女子達が次々と制服や体操シャツを脱ぎ去っていく……さらにはブラまで取り外して、平然と乳房を露わにしていたのだ。
あまりに破廉恥な彼女達の格好に、あまりに思い悩まずにいられなかった。
気づいたらブルマだけを穿いた格好のまま、平然と教室の中に佇んでいたのだ……
「あっ、高桐先生……すぐ着替えちゃいますから、ちょっと待っててください」
「男子達ってば、ずっと私達のことをいやらしい目で見てきてて困ってたんです……」
「ほら、今のうちに教室から逃げちゃおうよ……えいっ!」
タッタッタッタッ……
言葉を失っている詩織をよそに、女子達は着々と準備に取り掛かっていく。
あと少しでスポーツテストが始まるので、すぐにでも着替えを済ませるつもりでいたのだ。
上半身裸になった後も、さらけ出した胸元にいやらしい視線を浴びせられるのが気になってたまらない。
ついには男子達から向けられる視線を逃れようと、次々と廊下に飛び出す始末だった。
(やだ、この子達ってば……もしかして胸まで丸出しにしたまま、校庭に出ちゃうつもりなの!?)
思いも寄らない女子達の振る舞いに、詩織はすっかり度肝を抜かれてしまう。
異性もいる教室の中で平然と胸元をさらけ出す彼女達の行動など、どんなに考えても納得出来そうになかった。
どうやら半裸の格好を取り繕わないまま、これから校庭に並んでしまうつもりらしい。
すぐにでも彼女達を引き留めようとしても、気づいたら下駄箱の方へ立ち去った後だったのだ……
「高桐先生、もしかしてびっくりしちゃいました? スポーツテストで少しでもいい記録を出すために、体操着も脱いでもらったんです……」
茫然としている詩織の耳元に、不意に誰かが近づいてくる。
どうやら事情を飲み込めないようだと気づいて、増野がさりげなく理由を教えることにしたのだ……記録を伸ばす名目と称して、体操シャツやブラも脱がせて上半身裸のままスポーツテストを受けさせることにしたのだ。
恥じらいながらも自ら乳房をさらけ出す女子達の様子や、詩織の驚いている反応が面白くてたまらない。
「ま、増野くんってば! いくら何でもこんな格好のまま校庭に出ちゃったら大変じゃない! お願いだから、あの子達を酷い目になんて遭わせないで……!」
ヒクヒクヒクッ……
いきなり話し掛けてきた増野の存在に、詩織はすぐに慌ててしまう。
女子達が破廉恥な格好に着替えてしまったのも、どうやら増野の引き金らしいのだ。
すぐに止めさせるよう、増野に訴えるだけで精一杯だった。
いたずらに彼女達が辱められるような状況など、これ以上まともに見ていられそうにないのだ。
「高桐先生ってば。そんなに慌てないでくださいよぉ……ブルマ一枚でスポーツテストに出るようにって、結構前から決まっちゃってるんですから?」
詩織の頼みごとを平然と跳ね除けながら、増野はさらに言葉を続ける。
学校にいる生徒達や教師達も納得しているので、今さら変えられるはずがないと平然と言い放つ。
校庭で胸元をさらけ出したままスポーツテストを受け続ける女子達の姿を、これから心置きなく楽しむつもりでいたのだ。
「そ、そんな……スポーツテストの間に胸を丸出しにしたまま、平気でいられるわけないじゃない……!?」
あまりに卑劣な増野の策略に、詩織は唖然とさせられる。
教室で着替えている間も恥ずかしそうにしていたのに、もし無防備な格好のまま校庭で過ごすうちにどんな目に遭ってしまうのか、考えるだけで気懸かりでたまらなかった。
すぐにでも増野に言い返すつもりだったのに、あっけなく言葉が途切れてしまう。
言い争っている間も、次々と女子達が半裸の格好で教室から飛び出してくる始末だった。
「おや、高桐先生。こんな所にいたんですか……そろそろ集合時間も近づいてますので、校庭に来てもらえませんか?」
「わ、分かりました……うぅっ!」
ヨタヨタヨタッ。
増野に文句をぶつけていた詩織の元に、別の誰かが割り込んでくる。
あと少しでスポーツテストが始まってしまうので、すぐ校庭に来てもらいたいと担任が訴えてきたのだ。
詩織も担任に返事を返しながら、渋々教室から立ち去るしかなかった……
* * * * * *
ギュッ……
「……ねぇ、どうしよう。私達のおっぱい、男子達に見られちゃってるよ!?」
「しょうがないよ。スポーツテストの間はブルマ一枚で出るようにって決まりになっちゃってるんだもん……」
「それは分かってるけど……やっぱり恥ずかしくてたまらないよぉ!」
おかしな状況に悩んでいる詩織をよそに、校庭では学年ごとに整列を始めていた。
各クラスずつ整列したまま校庭に佇んでいる間も、女子達はすぐに縮み上がってしまう……さらけ出した胸元を男子達に見られるたびに、つい恥じらわずにいられない。
体操シャツすら着込んでいない中、とっさに両手で覆い隠すだけで精一杯だった。
何度も周囲を振り返りながら、いつまではしたない格好を続ければ良いかと相談し合っていたのだ。
「こら、そこの女子。ちゃんと姿勢を正さないか!」
女子達の話し声に気づいて、いきなり誰かが怒鳴りつけてくる。
たまたま傍を通り掛かっていた教師が、彼女達のだらしない仕草を注意してきたのだ。
まだ整列している途中なので、しっかり気をつけの姿勢を取るよう平然と言い放つ。
「ご、ごめんなさい……はうぅんっ!?」
タユンッ。
教師の言葉に驚くまま、女子達は胸元から両手を離すしかなかった。
とっさに姿勢を正している間も、つい慌てずにいられない。
手の平を遠ざけた途端、露わになった乳房がひとりでに揺れ動いてくる。
未だに恥ずかしくてたまらない中、胸の膨らみを決して取り繕えそうになかったのだ。
(やっぱり、あの子達も嫌でたまらないんだ……とりあえず、この子達が恥をかかないうちにスポーツテストを切り上げなくっちゃ!)
はしたない格好のまま整列している女子達の様子に、詩織はすぐに気を取られてしまう。
いくら学校の決まりごとだとしても、上半身をさらけ出したまま校庭に並んでしまうなど考えられない事態だった。
乳房を取り繕うことすら許されない彼女達が、あまりに気の毒でたまらない。
ずっと恥ずかしい思いをさせられている彼女達をどう庇えば良いのか、少しも思いつきそうになかったのだ……
「もう砂は均し終わった? それじゃみんな、もう跳んじゃっても大丈夫よ……?」
準備体操もこなした後、ついにスポーツテストが幕を開ける。
最初に走り幅跳びを計測しようと、続々と砂場に並び始めてきた。
しっかりと砂を均した後、詩織は並んでいる女子達へと向けて合図を送る。
彼女達があまり恥ずかしい思いをしないよう、すぐにスポーツテストを切り上げるつもりでいたのだ。
「はっ、はっ、はっ……えいっ!」
ザザーッ!
詩織の合図に合わせて、藍花は一回目の走り幅跳びへと臨んでいく。
しっかりと助走をつけるため全速力で駆け抜けて、白線で思いっ切り地面を踏み込む。
思いっ切り地面を跳ねた後、両脚を伸ばしたまま砂場へと着地していく。
「やだ、こんな記録なんて誰にも見せられないよ……はうぅっ!」
勢いが収まったのでそっと後ろを振り返った後、藍花は思わず肩を落としてしまう。
ちゃんと跳んだつもりなのに、なかなか思うように記録が伸びなかったのだ。
列に並び直そうとした矢先、つい身震いせずにいられない。
まだ二回目の計測が控えているはずなのに、とんでもない状況に苛まれてしまったのだ。
ヒクヒクヒクッ……ブルブルブルッ、ゾクゾクゾクッ。
(どうしよう、まだスポーツテストも始まったばかりなのに……もうオシッコしたくなってきちゃうなんて!?)
いきなり押し寄せてきた尿意に、藍花はあっけなく意識を奪われてしまう。
半裸のまま校庭で過ごし続けたせいか全身に肌寒さが押し寄せてきて、気づいたら下半身の欲求を呼び起こしてしまったのだ。
とっさに両脚を重ね合わせている間も、腰をくねらせずにいられない。
我慢を続けるだけで精一杯なほど、はしたない感覚の波が容赦なく打ちつけてくる……
「ねぇ、児嶋さん。一体どうしちゃったの……?」
落ち着きを失っている藍花の姿に気づいて、詩織がそっと言葉を投げ掛ける。
列に並び直したかと思えば、何度も身を捩らせていたのだ。
股間を押さえ込んでいる素振りなど、どう見ても尿意を催した以外に考えられそうになかった。
恐る恐る藍花の様子を窺っている間も、つい気懸かりでたまらない。
「高桐先生、ここは私に任せてもらえませんか……児嶋、もしかして小便でも我慢しているのか? 二回目を跳ぶ前に、溜まってるものをすぐ出してしまうんだ!」
詩織が藍花に心配を寄せていた矢先、いきなり別の誰かが割り込んでくる。
たまたま傍を通り掛かった途端、何故か弱り果てている藍花の様子が目に飛び込んできたので、とんでもない命令を下していく。
どうやら尿意を我慢しているのが原因で記録が伸びないようなので、身体を軽くするためにこの場で用を足すよう平然と言い放つ。
「そ、そんな。いくら記録を伸ばすためだって言われても、何もそこまでする必要ないじゃないですか……!」
とんでもない顧問の言い分に、詩織は思わず耳を疑ってしまう。
いくら調子を取り戻すためだとしても、排尿を迫ってくるなど考えられない事態だった。
顧問に言い返している間も、つい慌てずにいられない。
ただでさえ藍花が苦しんで大変なのに、これ以上彼女を辱めるような真似など決して受け入れられそうになかった。
「そんな甘いこと言っているから、生徒達に嘗められてしまうんです……ちなみにトイレに行っている余裕もないんだ、この場で小便をしてもらうからな?」
詩織の主張を強引に押しのけながら、顧問はさらに言葉を続ける。
このままだと二回目の計測も跳べそうにないようなので、すぐに用を足すよう藍花に言い張ってきたのだ。
スポーツテストを手際よくやり遂げるためトイレの使用も禁止にしているはずだと踏まえながら、この場で排尿するよう迫ってくる始末だった。
「私はこれでも副担任です。お願いですから、児島さんのことであまり口出ししないでください……」
「それなら私だって児嶋の部活の顧問ですよ? だらしない記録なんて残したら、他の部員達に示しがつかないでしょう……?」
顧問のとんでもない言い分に、詩織はますます翻弄させられる。
藍花にこれ以上おかしな真似など仕向けないで欲しいと何度も訴えているはずなのに、顧問は少しも耳を貸そうとしないのだ。
ついには運動部として不甲斐ない記録を残す方が致命的だとまで言い張りながら、膀胱の中を空っぽにするよう言い放つ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……も、もう駄目ぇっ!?」
カクカクカクッ、ビクビクビュクンッ!
二人が言い争う様子を見つめるうちに、藍花はあっけなく取り乱してしまう。
その場に立ち尽くしたまま身を捩らせて、ついには悲鳴を撒き散らしていたのだ。
身体の内側から押し迫ってくる衝動に、つい身悶えずにいられない。
顧問の意見を少しも跳ね除けられないうちに、とんでもない状態へと追いやられてしまったのだ。
ショワショワショワッ、グシュグシュグシュッ……
(どうしよう、勝手にお股が緩んじゃって……どんどんオシッコが出てきちゃってる!?)
股間の辺りから湧き上がってくる生温かい液体に、藍花はすっかり弱り果ててしまう。
ついに尿意を我慢出来なくなってしまい、気づいたらオシッコを漏らしてしまったのだ……はしたない液体がショーツの内側を駆け巡ってくる様子に、ついうろたえずにいられない。
慌てて両脚を重ね合わせた後も、緩んだ部分を思うように引き締められそうになかった。
ずっと無理な我慢を続けていた分、止め処なくオシッコが溢れ出してくる……
「や、やだっ! お願いだからそんなに出てこないで……あうぅんっ!?」
シュルシュルシュルッ、ジトジトジトッ……
思わぬ拍子に引き起こした失禁に困惑するあまり、藍花はさらに悲鳴を洩らしてしまう。
徐々にオシッコが漏れ出るうちに、股間だけでなくお尻の方にも濡れた感触が押し寄せてきたのだ。
ショーツの内側を縦横無尽に這い回る生温かい感触に、つい慌てずにいられない。
大事な部分がひとりでに疼いてきて、当分はオシッコの勢いを遮れそうになかったのだ。
「も、もうそれ以上は駄目なのに……お願いだから止まってってばぁ!?」
チョボチョボチョボッ、ピチャピチャピチャッ。
延々とオシッコを垂れ流すうちに、藍花はとんでもない格好へと変わり果ててしまう。
ショーツの薄い生地だけでは持ち堪えられなくなったのか、ブルマの裾からはしたない液体が零れ出してきたのだ。
太股の内側を徐々に這い回ってくる液体の存在に、つい困惑せずにいられない。
はしたない格好を少しも取り繕えないうちに、あっという間に両脚を浸してしまったのだ。
ジュワワワワッ、ポタポタポタッ。
「やだっ! 児嶋さんってば……こんな所でオシッコを漏らしちゃうなんて!?」
「どうしよう、お尻がどんどん濡れてきちゃってる……このままじゃ児嶋のお漏らし、誰かに見られちゃうよ?」
「児嶋さんの立ってる所、こんなに水溜まりが出来ちゃって……これじゃさすがに隠しきれっこないよぉ……?」
目の前で繰り広げられる藍花の粗相に、周りにいる女子達も茫然とさせられていた。
いきなり身悶えを引き起こしたかと思えば、はしたない水音を下半身から響かせていたのだ……足の付け根から足首までを無数の滴が一気に伝ってきて、靴下やスニーカーを薄黄色く染めていく。
まさか藍花がスポーツテストの途中で失禁をしでかしてしまうなど、あまりに考えられない事態だったのだ。
「ご、ごめんね。こんなおかしな格好なんて見せちゃって……あ、あうぅっ!?」
チョロチョロチョロッ、パタパタパタッ……
周りにいる女子達の反応を思い知らされている間も、藍花はなかなか失禁を止められそうになかった。
ついにはブルマの表面からオシッコが湧き上がってきて、足下へ徐々に垂れ落ちてくる。
はしたない液体によって覆われた部分を、つい震わせずにいられない。
延々と失禁を繰り返すうちに、気づいたら足下に水溜まりまで作り上げてしまったのだ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅっ!?」
ヒクヒクヒクッ、グシュシュッ。
ひたすらオシッコを垂れ流すうちに、藍花はやっとの思いで尿意を静めることが出来た。
ずっと苦しめられた感覚が収まった後も、つい縮み上がらずにいられない。
ショーツやブルマだけでなく靴下やスニーカーまで、何もかもオシッコによって台無しになってしまった。
身を捩らせている間もはしたない液体が肌の表面を這い回ってきて、とにかく不快でたまらないのだ。
「これだけ沢山、小便を漏らしたんだ。だいぶお腹も軽くなっただろう……今度こそしっかり跳んでみるんだ?」
困り果てている様子も構わず、顧問は藍花に命令を下す。
身体の準備も整ったようなので、すぐに走り幅跳びを跳んでみるよう言い放つ。
膀胱に溜まっていたオシッコを出し尽くした後、どれだけ記録が伸びてくれるかと期待せずにいられない。
「わ、分かりました……えいっ!」
タッタッタッタッ……ズザーッ!
顧問に言われるまま、藍花は二回目の計測を繰り広げていく。
先ほどと同じように思いっ切り助走をつけて、白線をしっかりと踏み込んで一気に地面から跳び上がる。
両脚をしっかりと伸ばしたまま砂場に滑り込む間も、しつこく纏わりつく液体の存在が気になってたまらない。
グチュグチュグチュッ、ボトボトボトッ。
「い、嫌っ……! こんなに砂がくっついてきちゃうなんて、これじゃオシッコを漏らしちゃったこと、絶対に噂になっちゃうよ!?」
何とか走り幅跳びをやり遂げたばかりなのに、藍花はすぐに慌ててしまう。
砂場から腰を持ち上げた途端、ものの見事に両脚やお尻が砂まみれになってしまったのだ……両脚を伝っていたオシッコの形状に合わせて張りついてくる様子など、あまりに恥ずかしくてたまらない。
恐る恐る砂場から遠ざかっていく間も、すぐに全身を火照らせてしまう。
これから他の計測もこなさなければいけないのに泥まみれのブルマ姿をどれだけ人目に晒してしまうのか、考えるだけで気が引けずにいられない……
学校の規律には 絶対に逆らえない 体験版 第5話 |
学校の規律には 絶対に逆らえない 体験版 目次 |
学校の規律には 絶対に逆らえない 体験版 第7話 |