少し前のこと。
近所のお姉さんから性教育を受けたことがある。
「教師」は同じマンションの下の階に住んでいる美月お姉さん。
そのころのボクは今より○○だった。
どれくらい○○だったかというと……まだ精通さえも来てないくらいだった。
「じゃあ、ショーくん、ばんざいしようね」
その長い黒髪のお姉さんはいつものように優しく微笑みかけてきた。
「う、うん」
ボクは言われた通りに両手を挙げる。
上に着ていた服がすっぽんと抜き取られる。
そこはお風呂場の脱衣場。
美月さんは服を脱いですでに下着姿だった。
パンツとブラジャーは彼女にふさわしい清潔で清純な白である。
美月さんは近所でも評判の美人として有名だった。
○○であるボクから見てもお姉さんは他の女の人とは全然違うきれいな人で、もちろんのことボクは美月さんに恋心を抱いていた。
「じゃあ下も脱がしまーす」
ズボンとパンツを下ろされる。
ちんまりしたボクのオチンチンがあらわになった。
それを見て、美月さんはうれしそうに笑う。
恥ずかしくて思わず隠したくなってくる。
「お姉さんも脱ぐね」
美月さんの両手が背中に回る。ぷちんとホックが外された。
巨大な乳房がこぼれ落ちる。
それはボクの手には収まらないような大きさだった。
真っ白で、そして先端部分は真っ赤で、本当に美味しそうだ。
次にお姉さんは前屈みになってパンツを脱ぐ。
胸ががゆさりと揺れて自由に形を変える。
「じゃあ、お風呂入ろうね」
美月さんはしっとりした指でボクの手を引いてくれる。
湯気でいっぱいになっているお風呂場。
だが、ボクはさっきからぷるんぷるん跳ねる乳房に目を奪われていた。
「もう、ショーくん、さっきからお姉さんの胸ばかり見て」
すねたように胸を隠してしまう美月さん。
顔を上げると、目線があう。
美月さんのほうがやや背が高い。ボクの顔はちょうど胸の上あたりだろうか。
「お姉さんのおっぱい好きなの?」
「うん……」
「じゃあ、好きなだけ触っていいよ」
美月さんはボクの手を取って、大きなふくらみに押しつけた。
指がやわらかさの中に埋もれていく。
むぎゅっと思わずつかんでしまう。
「ん」
美月さんは一瞬眉を寄せた。
「優しくしてね」
「う、うん」
手の中で乳房をもてあそぶ。
実のところ……お姉さんにおっぱいを触らせてもらうのはこれが初めてではなかった。以前も一緒にお風呂に入ったことがあり、そのときは、オチンチンの皮を剥いてもらったのである。
「吸ってみてもいい……?」
ボクは乳房をゆさゆさと上下しながら、おねだりしてみる。
「うん、いいよ。このおっぱい、ショーくんのものだから好きなようにして」
美月さんは笑顔でボクのことを受け入れてくれる。
ボクは乳房を持ちあげ、軽くうつむき、乳首にちゅうっと吸い付いた。
「んん……」
美月さんが声を漏らす。
ボクは赤ん坊のように固く尖ったそこをなめ回し、吸った。そうせずにはいられない。おっぱいというのは柔らかくて美味しくて本当に素晴らしいものだった。
「ふう……」
美月さんは深いため息をつき……
「!?」
ボクは妙な感触に身体を固くした。
美月さんにオチンチンを触られている。
「ふふっ、ショーくんのおちんちん固くなってるよ」
「オチンチンが固く……?」
当時、性の知識がなかったボクにとって、それはまったく意味がわからないことだった。
「そう。男の子はね、女の人の裸を見て興奮するとおちんちんに血が集まって、大きくなって固くなるの」
見てみると、たしかにボクのそこは立っているようだった。
自分で自分の身体の変化にびっくりしてしまう。
「ショーくん、お姉さんのこと好き?」
「え? もちろん大好き……」
「私もショーくんのこと大好きだよ」
真っ正面からそんなことを言われ、顔が熱くなってしまう。
「愛し合っている大人の男の人と女の人は裸になってエッチなことをするの」
「エッチなこと……」
ボクにとってエッチなこととは、今目の前にあるような女の人の裸のことだった。でもエッチなことをするというのは、いったいなにをするというのだろう?
「男の人の固くなったおちんちんを、女の人のここに入れるんだよ」
美月さんは椅子に座って大きく股を開いた。
そこは男にはわからない女の人の大切な部分だった。
指で左右に開いてよく見せてくれる。
そこは二重構造のようになっていた。
大きな扉の向こうに小さな扉がある。
内部は赤くてテラテラ光っていて、奥に穴のようなものが見える。
「ここに入れるんだよ」
美月さんは軽く指を入れた。
ボクはさらに顔を近づけて観察する。
「ショーくんも指入れてみて。敏感なところだからそっとね……」
「うん……」
人差し指を押し当てる。
その部分はやわらかかった。
ぬるぬるとボクの指が飲み込まれていく。
内部はまるで別の生き物のようにひくひくしており、きゅうっと締め付けてくる。
「んん……」
美月さんは目を閉じ、大きなため息をついた。
「ショーくんがもうちょっと大きくなったら、ここにおちんちんを入れるの」
「入れてどうするの?」
「お姉さんのおなかの中に赤ちゃんの素を出すんだよ」
「赤ちゃんの素?」
「もうすぐショーくんの中で作られるようになるの。白くてぬるぬるして、おしっことは全然別のものだよ。大人はそうやって子供を作るんだ」
ボクは初めて見聞きした知識ばかりでやや混乱していた。
しかし、ほとんど初めて見る女体の神秘には感動せざるを得ない。
美月さんは股を閉じて、ボクを抱き寄せた。
おっぱいの中に顔を埋めるような形になる。
「女の人はね、初めてのエッチのときは痛くて血が出るの」
「え? 大丈夫なの?」
「最初だけだから大丈夫だよ。それに私たちは最初から痛くないの」
「私たち?」
ボクの質問を美月さんはなぜか無視した。
「それでね。エッチなことにはおまけがあるの」
「おまけ?」
「うん、とっても気持ちいいんだよ」
美月さんが再びボクのチンポを握った。
「んんう……」
その慣れない感触にボクはとまどい、顔を胸に押し付けてしまう。
「どう、ショーくん」
「気持ちいい……」
それが感想だった。
いつまでもそうしてもらいたい気分になる。
「もっと、もっと、気持ちよくなるよ」
美月さんがくりくりと固くなったチンチンをこねる。
「んっ……」
身体の奥がむずむずする。
頭がぽわんとしてくる。
「好きなだけ気持ちよくなっていいからね」
「あううう」
やわらかい身体に抱きつき、なされるがまま身を任す。
それは突然やってきた。
「!!」
甘いなにかが全身を貫いた。
「――――――!!!」
オチンチンから刺激が広がり、つま先と頭のてっぺんまで達し、身体の中をぐるぐると巡る。
「ショーくん、イッたー」
弾んだ声で美月さんはボクのことを抱きしめる。
それは初めての感覚だった。
よくわからないが、とにかく気持ちいい。
頬が熱くなり、全身がびくびくと震える。
美月さんの柔らかい身体に埋もれその感触をじっくりと味わう。
まるで波のようだ。
激しく押し寄せては去っていき、またやってくる。
「やっぱり……射精はまだだね」
「……射精?」
波が去り、全身がぼーっとしているボクはゆっくりと顔をあげた。
美月さんは優しい目でボクのことを見守ってくれていた。
「男の子はおちんちんをいじると気持ちよくなるの。それでずっといじってると射精って言って、精子……赤ちゃんの素が先っちょから飛ぶんだよ。それが男の子の一番気持ちいい瞬間。これをオーガズムとかイクとか言うの」
「そうなんだ……」
乳房に発汗した顔をこすりつける。
射精という現象は起こらなかったが、確かにすごく気持ちよくなった。
少しずつ気持ちよくなって、一気に爆発したのだ。
「でも、自分でいじっちゃ駄目だよ」
「……そうなの?」
「恋人のいない男の人は自分でいじるの。でもショーくんの場合はお姉さんがしてあげるから」
「本当?」
「うん、射精出来るようになったらね」
美月さんは優しく笑った。
それからしばらくが経った。
美月さんとはよく会い、ごはんを食べさせてもらったり、たまにお風呂に入れてもらったりしていた。そのたび、おっぱいに触らせてもらい、オチンチンをいじってもらっていたのである。
そして……
ボクが身体の変化に気づいたのはある日のことである。
妙に気分が落ち着かず、全身がむずむずするのだ。
学校でも、家でも、頭にちらつくのは美月さんの優しい笑顔とおっぱいのことばかり。そんな時はいつもオチンチンが立っていた。ボクは昔から美月さんのことが好きだったのだが、これまでとはなにかが決定的に違ったのである。
その翌日のこと。
「ショーくん♪」
学校帰りにマンションの前で声をかけられる。
振り向くと、美月さんがいた。
いつものようにロングヘアで清楚なワンピース姿だ。
服を着ている時の美月さんはなぜかおっぱいが小さいように見える。でもボクはそのふくらみに目が釘付けだった。
「ショーくんもう食べ頃だね♪」
相好を崩しよくわからないことを言う美月さん。なにか楽しそうでうれしそうだ。
「明日、学校終わったらお姉さんの部屋に来てくれる?」
「明日……?」
今日、いや今すぐにでも美月さんに抱きつきたい。
「準備もあるし、こういうのは少しじらすのがいいの」
近所のお姉さんはこれまであまり見せたことのない悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ショーくん、お姉さんのこと考えてもいいけど、絶対おちんちんいじっちゃ駄目だよ。さわらないで」
妙にきつく言う。
「うん、わかった……」
ボクはエレベーターに乗り、とぼとぼと自分の部屋に帰る。
美月さんに会いたい。おっぱいを吸いたい。オチンチンをいじってもらいたい。
その夜は悶々としてしまい、なかなか寝付けなかった。
オチンチンが大きくなりっぱなしで心配になったほどだ。
そして翌日、ようやく放課後になり――
「いらっしゃーい」
鍵が開き、お姉さんの部屋に入ったボクは驚く。
美月さんはすでに下着姿になっていた。
どくんどくんと心臓が高鳴る。そして股間も膨らむ。
「お姉さん、奥の部屋で待ってるから、まずは手を洗ってうがいしてね。それからすっぽんぽんになって、奥の部屋に来て♪」
お姉さんはニコニコした顔でそうに言って、自分の部屋を指さす。
「わ、わかった」
ボクはいつものように手洗いうがいを済ませ、服を脱ぎ捨てる。
オチンチンはカチカチになっていた。天井を向いてそそり立つような勢いだ。
自分の身体がこんなことになっているのに驚く。
用意が済むと、ボクはそっと美月さんさんの部屋のドアを開けた。
「うふっ、準備できた?」
そこは寝室だった。
美月さんがベッドに腰掛けている。
全裸だ。
真っ白な身体に大きな胸……。
これを見たかったのである。
それにしても美月さんは上機嫌だった。いつも明るい人だが、興味いつにも増して笑顔だ。
「ショーくん、ベッドに仰向けに寝て♪」
「え?」
よくわからなかったが、ボクはそうした。
チンポはビンビン。一緒に天井を見る。
「それじゃあ行くね」
美月さんは立て膝でボクにまたがる。
「?」
一体なにが起こるというのだろうか。
しかし戸惑いながらもボクは本能的に手を伸ばして、下からおっぱいをつかんでしまう。
オチンチンが反応してぴくんと跳ねる。
美月さんは勝手におっぱいにさわっても怒ったりはしない。むしろ、うれしそうだ。
「これからショーくんは気持ちよくなります」
「気持ちよく?」
「うん、初めての気持ちよさだよ。それをお姉さんが味あわせてあげるの」
よくわからないがすごそうだった。
気持ちよくしてもらいたい。
「遠慮しないで、気持ちよくなってね」
真っ白な美月さんは興奮で顔を赤くしていた。
「うん、わかった……」
「それじゃあ、ショーくんの初オチンチン、いただきまーす♪」
指がオチンチンの皮を剥く。
「!」
その瞬間、ボクは激しい快感を感じていた。
敏感な亀頭が外気に触れ、次になま暖かくぬめぬめしたものに触れる。
ボクはそれが美月さんの大切なところだとわかった。
固くなったオチンチンが入り込もうとしているのだ。
「たっぷり出してね♪」
美月さんが腰を落とした。
ぬるんとボクは熱いものに飲み込まれ――
「――――――!!!!」
何かがボクのなかで爆発した。
頭が真っ白になり、思考もなにも吹き飛ぶ。
それでもボクは我慢できなかったものが解放されたのを理解した。
「!!!!」
ボクは魚のようにベッドの上で跳ねる。
それを美月さんが体重で支えてくれる。
「あはっ、ショーくん、出てる♪」
うわずった声が聞こえた。
「お姉さんの中で精子ぴゅっぴゅ出てるよ♪」
爆発は何度かに渡って続いたようだった。
熱くて激しいそれをボクは気持ちよいものとして認識するようになる。
だからといって何ができるということもなく、仰向けになってお姉さんのおっぱいをつかみながら、ただ快楽を味わう。
これまでボクは美月さんにオチンチンをいじってもらい似たような感覚を味わっていた。
だが、これまでとは違う爆発的な気持ちよさがあるのだ。
それはボクの身体と頭の理解の範疇を越えていて、全部を味わい尽くすことは難しかったかもしれない。
気がつくと……それは終わっていたようだった。
全身が熱く、汗でびっしょりになっている。
まだ身体の中を気持ちよさの名残がぐるぐる回っている。
「あう……」
ぐったりしたボクはしゃべることさえ出来ない。
「ショーくん、精通おめでとう、童貞卒業おめでとう♪」
美月さんが満面の笑みでボクを見下ろしていた。
喜んでいるのが声で伝わってくる。
「射精したんだよ、ショーくん」
「……射精?」
今のが射精というものなのだろうか。
濁った頭でははっきりと考えることが出来ない。
「初めてなのに生で中出ししちゃったね。お姉さん妊娠しちゃったかも」
と言いながら、きれいな顔が目の前に下りてきた。
「ショーくん、口を開いて目をつぶって」
「うん……」
言われた通りにする。
と、唇にやわらかいものが押しつけられた。
美月さんだ。
キスされている。
「んんん」
ぬるぬるしたものがボクの口内に侵入した。
どうやらそれはお姉さんのベロであるらしい。
ベロの先端と先端が衝突する。
それは思いがけず甘い感触だった。
美月さんの舌が美味しい。
もっとこれを味わいたい。
美月さんはボクが望んでいた通りにしてくれた。
舌を全体的に絡め合わせてくれたのだ。
こすれあうたびにその部分がぬるぬるして気持ちいい。
「ショーくんの唇も私のもの♪」
美月さんは恍惚とした顔をあげる。唇が唾液でぬらぬらと輝いている。
「お姉さん、ショーくんの初めての相手になれてうれしい」
体を起こして頬に手を当てる。
その動きでボクの固くなったオチンチンがこすれた。
「んっ、んっ!!!」
またボクは爆発した。
自動的に腰が持ち上がり、美月さんに押しつけられる。
「あん、ショーくん。またイッちゃったの? いいよ、お姉さんの中に好きなだけ出してね」
美月さんはボクの両手をしっかりと握る。
それは何秒かに一回ずつやってきて、解放される。その瞬間に気持ちよさが背筋を駆け抜けていく。
自分の身体なのにそれをコントロール出来ない。でもとにかく気持ちいい。
「お姉さんの中でたっぷり気持ちよくなってね♪」
ボクはベッドの上でそっくり返って、暴れ続けた。
最初のときと同じようにそれは段々勢いがなくなってきて……やがて来なくなってしまう。
だが、終わっても気持ちよさが消えてしまうわけでなく、残り香のようなものが漂っている。
「……出し終わった? お疲れさま、ショーくん♪ 気持ちよくなった?」
ボクはベッドに身を沈め、はあはあと息を荒げる。
「二回もショーくんに出されちゃった。赤ちゃん出来ちゃうよね、絶対」
「そうなの……?」
「うん♪」
美月さんはボクの上からどいた。
ちゅるんとオチンチンが抜ける。
「はうん」
ボクは思わず声を出してしまう。
美月さんの股の間から白くてとろとろした液体が流れ出た。
半透明でゼリーのようだ。
「これがショーくんの精液だよ。この中に小さい赤ちゃんの素がたくさん入ってるの」
「精液……」
「お姉さんの中で気持ちよかったでしょ? その気持ちいい時にこれが出てたんだよ」
「本当に?」
「じゃあ目で見て試してみようか。ベッドに座ってみて」
「うん」
ボクはぼんやりする身体を起こしてベッドに浅く腰掛けた。
その前に美月さんがひざまづく。
「まだ元気だね、ショーくん♪」
と、精液でどろどろになっているチンポを観察される。
「普通の男の子は一回射精するとしばらく休むものなんだよ」
「そうなんだ……」
「でも、元気な子とか興奮してる子は連続でたくさん出せるの。ショーくんは生まれつきオチンチンが元気な子だからたくさん出せるんだよ」
美月さんは大きな乳房を自分でつかんだ。
「えいっ」
オチンチンを挟まれる。
「あうう……」
それだけでまた気持ちよくなってしまう。
美月さんのおっぱいはひんやりしていた。
一方、ボクのオチンチンは熱く固くなっているのがわかる。
「お姉さんのおっぱいでイッてね」
ずりゅっずりゅっ
美月さんは乳房でボクのそれをしごいた。
「あああっ!!」
また例のあれがやってくるのがわかった。
「たっぷり出してね」
ひざまづいた美月さんは上目遣いにボクを見る。
何回かされたところでボクは爆発した。
びゅびゅっびゅっ!
熱いものがオチンチンからほとばしる。
それは美月さんの顔にべったりとかかった。
ボクは射精してしまったのだ。
「すごーい、ショーくん。もっと飛ばして」
おっぱいがさらに前後に動く。
ボクは言われた通り、精液を飛ばす。
びゅっ! どびゅるるっ!! びゅっびゅっびゅっ!!
射精するのが楽しい。気持ちいい。
出すごとに綺麗な美月さんの顔が汚されていく。
「ショーくん、もっとぉ」
だが、いつものように笑顔で、精液を受け止めてくれるのである。
ぬりゅっ、ぬりゅっ、ぬりゅっ
おっぱいの動きにうながされ、
びゅっ!! びゅっ!!
ボクは射精を繰り返す。
その間隔は少しずつ長いものとなっていく。
ぴゅっ…………
やがてもう飛ばなくなった。
「もう終わりかな……」
たぷんたぷんと乳房を揺らす美月さん。
「三回目なのにたっぷり出たね♪」
精子まみれの顔で小首を傾げる。
ぬるぬるした半透明の液体は粘度が高いようだった。
美月さんの唇、鼻筋、頬、髪の毛にひっつき、なかなか垂れようとはしない。
もちろんオチンチンを挟んでいたおっぱいもどろどろだ。
「これが大人の男の人と女の人がやるエッチなことだよ。気持ちよかったでしょ」
「うん……」
ボクはぐったりとした。
美月お姉さんに三回射精というのをさせてもらい、気持ちよくなった。
心地よい疲労に包まれている。
「精液は寝るとまたたくさん出るようになるんだよ。今日からお姉さんとたくさーんエッチなことしようね」
「……いいの?」
「うん、でもみんなには内緒だよ。精子たくさん出してお姉さんのこと妊娠させてね♪」
美月さんは優しい笑顔になる。
そうすると、ボクのオチンチンはまた気持ちよくしてもらいたくなってくるのだった。
その翌日。
学校が終わるとボクは家路を急いだ。
昨日の夜からもうボクの頭の中は美月さんとエッチのことでいっぱいである。
一日中、オチンチンは勃起(と言うらしい)しっぱなしで、まったく授業に身が入らなかったくらいだ。
さて、急ぎ足でマンションの手前まで来たとき……。
ボクは気配を感じて振り向く。
すると、五、六人の女の人がこちらを見ていた。
しかしすぐに物陰に隠れてしまったので顔はよく見えなかった。
「……?」
だれだろう。
ともかくボクはすぐ美月さんの部屋に向かった。
「お帰り、ショーくん♪」
ボクを玄関で出迎えてくれた美月さんは……すでに裸であった。
「待ってたんだよ」
と、抱きついてくる。
服越しでも押しつけられた胸の大きさがよくわかる。
美月さんはボクにキスしながら、ズボンを下ろす。
舌をぬるぬるさせているうちに下半身がすっぽんぽんになってしまった。
もちろんのことボクのオチンチンはすでに大きくなっている。
「それじゃ、ショーくんのおちんちんお口でおしゃぶりしてあげるね」
美月さんの舌がボクの口内から抜ける。
このベロでなめてもらう……。
想像しただけでイッてしまいそうだ。
美月さんはボクの足下にひざまづいた。
一方、ボクはまだ靴さえ脱いでもいない。
くるりとオチンチンの皮をむいてもらう。
「んう……」
ボクはそれだけで出てしまいそうになる。
「うふっ、美味しそう♪」
美月さんはチンカスまみれで汚いチンポを眺める。
「全部飲んであげるから、お姉さんのお口にたくさん出してね」
ちゅるんと吸われた。
「ふううっ!」
美月さんの口の中は暖かかった。
たっぷりの唾液を含んだ舌が亀頭をなめ回す。
「あああああっ!!」
ボクは我慢できず、美月さんの頭をつかんで叫んだ。
「んふっ」
うれしそうに美月さんは舌を動かし、唇で肉棒全体をしごく。
頭が二回ほど前後したところで、
「んんんんあああああっ!!!!」
ボクは腰を突き出す。
どびゅどびゅるっ!!
待ち望んでいた瞬間。
美月さんの口に精液をぶちまける。
すさまじい快感が突き抜け、腰が砕けてしまいそうになる。
美月さんは唇の前後運動を続け、その気持ちよさが長く続くようにしてくれた。
びゅっ! びゅるっ! びゅるるっ!
ボクは頭をつかんで何回も何回も脈打つ。
涙が出るほど気持ちいい。
いや実際に涙が出ている。ボクはこの瞬間のために生まれてきたのだと実感する。
しかし至福の瞬間はさほど長く続かない。
射精は少しずつ勢いを失っていく。
「はううううううう……」
それが終わるとボクは大きなため息をついた。
「んんんふ」
美月さんは遊ぶようにボクのチンポを口に含み、上目遣いにボクの顔を観察する。
「ああ、美味しかった♪」
ようやくオチンチンから口を離す。
どうやらボクの出したものをすべて飲んでしまったようだった。唇に残った精液をぺろりと舌でなめ回す。
「たくさん出たよ。すごいよね、ショーくんは」
と、褒められてなんだかうれしくなってしまう。
「それじゃエッチは少しお休み。お姉さんね、おやつ作ったの。食べて食べて」
立ち上がった美月さんはエプロンを羽織って、冷蔵庫に頭を突っ込む。
お尻とお股の割れ目が見えた。
出し終わったばかりのチンチンが反応し始める。
「はい、どうぞ」
と、テーブルの上にガラス製のお皿が置かれた。
最近、よく食べさせてくれるフルーツ入りゼリーのようなものだ。
ボクは靴を抜いてあがり、手を洗ってから、スプーンを手に取る。
「これ、なあに?」
寒天かゼリーのようなものをすくって口に運ぶ。
味はほとんどしない。他の果物の甘さがあるだけだ。
「強精剤みたいなものだよ」
「強精剤?」
「うん、これを食べるとショーくんの中でどんどん精子が作られるの」
「そうなんだ……」
別に不味いものではないので普通にすべて食べてしまう。
ごちそうさまを言ったころには下半身がもじもじしておチンポ射精したくてたまらなくなってくる。
「どうする? お姉さんとエッチなことする?」
「う、うん」
ボクはチンチンと一緒に立ち上がる。
「うふ、やっぱり元気だね。ちょっと待って」
美月さんはガラス皿をキッチンシンクに移す。
ぷりぷりしたお尻の割れ目が晒される。
それを見ているとたまらなくなってきた……。
ボクは後ろからお姉さんに抱きついてしまった。
「きゃっ」
美月さんは楽しそうな悲鳴をあげた。
エプロンの下のおっぱいをわしづかみにし、お尻にオチンチンを押しつけすりすりする。
まずい、それだけで射精してしまいそうだ。
「あーん、本当に元気なんだから」
困ったように、うれしそうに言う美月さん。
「ショーくん後ろから入れてみる?」
「後ろから?」
「はいどうぞ」
美月さんはテーブルに手を付いてお尻を付きだした。
大事な部分が丸見えになってしまう。
「入れてみて♪」
「う、うん」
やり方がよくわからなったが、ともかく亀頭をつまんで、そこに近づける。以前指を入れたことがあるので場所を間違えることはなかった。
押し当てると亀頭がにゅるんと飲み込まれる。
「あっ……!」
ぬるぬるした内部に敏感なところが刺激される。
「ふかーく挿入して」
「うん……」
にゅるにゅるっ
ずっぽりと入って、腰がお尻にぶつかった。
「ふあっ!」
刺激が強すぎて声が出てしまう。
自分で入れてみてわかったが、そこはやはり別の生き物のようだった。気持ちいいものが締め付け、絡みついてくるのだ。
「腰を前後に振ってごらん」
振り向いて指示を出す美月さん。
ボクはお尻をしっかりつかんで、オチンチンを出し入れしてみる。
「んくうっ」
亀頭全体がぬめぬめした何かにしごかれる。
その一回でまだ射精しなかったのが奇跡だ。
「奥まで突いてぇ、お姉さんの子宮まで飛ばしてぇ」
美月さんにこれまでにない甘えた声でおねだりされる。
ボクは軽く引き抜く。
オチンチン全体が引っ張られ、それが全部気持ちいい刺激に変わる。ぎゅっとお尻に力が入ってしまう。
もう我慢することなんて出来ない。
「ショーくん、出してぇ」
さらなるおねだり。
一番奥まで深く差し込むと同時にボクは射精した。
びゅびゅびゅっ!! びゅびゅびゅびゅびゅっ!!
「んっ! んくくっ!」
震えながら精子を飛ばす。
出すたび激しい快感に襲われる。
「もっとぉ、赤ちゃん出来るまで出してっ!」
美月さんは興奮した様子で腰をくねらせる。
びゅるっ! びゅっびゅるっ!!
膣内でオチンチンがこすられ、さらに出てしまう。
今回の射精はこれまでとはなにかが違った。
これまでは美月さんに気持ちよくしてもらっていたのだが、これは自分で射精しているという爽快感、達成感がある。
ボクは大きくなった気分で最後まで出し切った。
「ショーくん、いっぱい出してくれた?」
「うん、出た……」
美月さんとつながったまま答える。
身体に力が入らず、背中に抱きついてしまう。
「ありがとう、中に出してくれて♪」
ゆっくりとオチンチンを抜く。
お姉さんの膣からボクの白濁液が溢れる。
ねっとりと太ももを伝う精液。
それを見ていたら征服感のようなものが出てきた。
「すごーい、こんなに……」
美月さんもうれしそうだった。
「ショーくん、これからもたくさん出してね。お姉さんが精液全部受け止めてあげるから」
と、微笑まれる。
ボクとオチンチンは激しくそうしたい気分に駆られたのだった。
第二話に続く