その日、ボクはきれいな年上のお姉さんと、いつものように性行為をしていた。
「ショーくんのオチンチン、お姉さんにちょうだい♪」
美月さんはベッドの上で両脚を大きく開いた。
一糸まとわぬその姿。
遮ることなくおまんこがボクの目にさらされる。
愛液が花弁全体をたっぷりと濡らしている。いつでもボクを受け入れられる体勢だ。
そして、ボクのオチンチンは小さいながらも激しくそそり立ち、気持ちいいお姉さんの中に入りたくてたまらない状態にある。
興奮で息が切れる。
ボクは美月さんの足をつかんだ。
「い、入れるよ」
「はい、どうぞ♪」
先走り汁でとろとろの亀頭。にゅるりと美月さんの中に挿入する。
「んんっ!」
「ああっ!」
ボクら二人は同時に声を上げた。
美月さんの中は熱く、潤滑液とひだにまみれていた。
ちょっと動くだけで亀頭が刺激される。
「くうっ」
ボクは正常位のまま女体の上に倒れてしまう。
おおきな胸がボクの顔を受け止める。
美月さんは黒髪の清楚なお姉さんである。
しかし、いまは服を脱ぎ、着やせする身体でボクの性欲を受け止めてくれていた。
「お姉さんね、ショーくんの赤ちゃんほしいの」
ぎゅっと抱きしめられる。
「そのまま出してね♪」
ボクは入れたばかりなのにもう限界だった。
オチンチンがはち切れそうだ。
このままだと少し動いただけで――
びゅっ!! びゅるっ!
出てしまった。
「あっ、ショーくん、イッた♪」
ボクは暖かく柔らかい肌に埋もれながら、射精を続ける。
それは本当に気持ちのいい行為だった。
年上の大好きなお姉さんへの膣内射精。しかもボクの子種を望まれている。
男としてまさに至高の瞬間だ。
「だいぶ、オチンチンができてきたみたいだね」
射精が終わったころ……
美月さんはボクの背中をさすりながらそうささやいた。
「……え?」
ボクは聞き返す。オチンチンができるという意味がわからなかったのだ。
「ショーくん、気持ちよかった?」
「うん……」
オーガズムの残り香とお姉さんに包まれながら答える。
「ねえ知ってた、ショーくんは普通の男の子よりも感じやすくなってるんだよ」
「……そうなの?」
「そう。お姉さんたちとエッチなことをして鍛えられてそうなったの。感じやすいからすぐ出ちゃうし、しかも普通よりずっと気持ちいいんだよ」
「そう……なんだ?」
ボクはよくわからずふたつの双丘に顔をこすりつけ、乳首を口に含む。
「あうっ!」
そのわずかな動きによって肉棒が膣内でこすれ、ボクはまた感じてしまう。
「それからね。オチンチンの回復も早くなるの。ショーくん、一時間で何度もエッチできるでしょ」
美月さんは挿入されたまま身体を起こし、体位を入れ替える。
騎乗位。下からお姉さんのおおきな胸と立った乳首が見える。
「その上、精力自体がパワーアップしてるから一日に何十回もできるんだよ」
美月さんはベッドの上で身体を上下にゆすった。
胸が上下に弾み、ぬちゅるっと肉棒と膣が絡み合う。
「んほぉぉぉっ!」
あまりの気持ちよさにボクは身体をそっくり返らせた。
「つまりね」
美月さんがボクの手を握り、激しく腰を振る。
「――――!!!」
「ショーくんのオチンチンは集団妊娠用のすごいオチンチンになっちゃったの」
ボクはまたも達した。
男性器の先端からほとばしる欲望。
お姉さんの膣に精子をまき散らし、さらに溢れさせる。
「いや?」
「……いやじゃない」
ボクは顔をぐしゃぐしゃにしながら答えた。
二回連続の射精でものすごく気持ちよくなってしまった。
いやな理由なんかあるはずがない。
「それじゃあ、ショーくん、これからもお姉さんたち用のオチンチンになってくれる? 代わりにいっぱい尽くして気持ちよくしてあげるから」
「うん、もっと気持ちよくしてほしい……」
「よかった♪」
美月さんはご機嫌な顔でキスしてくれた。
「ん……」
なま暖かい舌が口内に入ってくる。
濃厚なディープキス。
「あ、それから……」
たっぷり一分はボクの中をかき回した後、美月さんは顔をあげた。
「学校の入学手続きしておいたから」
「え? あっ、うん」
ボクはなんの話か理解しうなずく。いまの学校を卒業した後、美月さんの母校に通う予定になっているのだ。
「かわいい女の子がたくさんいるよ」
「女子校じゃないの……?」
と、尋ねる。
ボクとしては学校などどこでもいいのだが、以前ちょっと調べてみたところ、美月さんの母校は私立の女子校ということになっていたのだ。
「ううん、大丈夫、ショーくんは普通に入学できるから」
「?」
このときボクは疑問に思ったがたいして気にとめなかった。ボクの見た本が間違っていたのかもしれないし、もしかしたら途中で共学に変わったのかもしれなかったからだ。
「ちょっと珍しい学校だけど驚かないでね」
「うん……?」
「それじゃ、もう一回イこうね」
美月さんはボクの手を胸に持っていき触らせる。
柔らかく重量感のある乳房……
弾力のある乳首を人差し指でくりくりする。
「んっ!」
びゅびゅびゅっ!!
おっぱいをいじって興奮したボクはまた出してしまった。
三回目でも射精の気持ちよさと勢いは衰えない。
何回も律動し、美月さんの膣内に精液を飛ばす。
そして――
入学の朝。
ボクは意外なことにうきうきしていた。
新しい学校への期待、そして制服というものをはじめて着ることになる喜び。そういったものがボクの中にあった。
「それじゃ、着替えようね」
と、わざわざ制服を用意してくれたのは、美月さんである。
「私が一年生のころに来てたお古なんだ♪」
畳んでいた制服を開いて見せてくれる。
セーラー服にスカートだ。
「ええっ!?」
ボクは驚いてそれを見た。
「美月さん、女子用の制服だよ、これ」
「さっ、早く着替えて、遅刻しちゃうよ」
笑顔でボクの服を脱がす美月さん。
「で、でも、これは……」
「大丈夫だから」
と、むりやり着せられてしまう。
「……」
ボクは大きな鏡で女装した自分の姿を眺める。
女子に見えなくもない。
ボクは童顔の女顔だし、背が低いし、身体も細いのだ。
しかし……確かに少しはごまかせるかもしれないが、男とばれるのは時間の問題だろう。
「それじゃ、いこう」
美月さんがボクの手を引く。
「ほ、本当に行くの?」
「本当だよ」
ボクはむりやり連れ出される。
▽
マンションから車で三十分ほど。
郊外の静かな学園であった。
入学式の朝である。
八分咲きほどの見事な桜。
校門の周囲は、セーラー服姿のみずみずしい新入生やそのお母さんで溢れている。
「や、やっぱり、まずいよ」
車内からそんな光景を眺めるボク。
「絶対、大丈夫だから♪」
美月さんはシートベルトを外し、運転席側のドアを開けた。
車から降ろされたボクは周囲をちらちらと眺める。
注目されている気がする。
みんながボクのことを盗み見る。
恥ずかしくてたまらなかった。
これはいったいどういうことなのだろうか。
もちろんこれまで美月さんがこんないやがらせのようなことをしたことはない。
心優しい美月さんがそんなことをするはずがないのだ。
なら、なぜ……?
「そろそろ、入学式が始まります。体育館に移動してください」
と、誘導係の上級生に呼びかけられる。
ボクはどきっとしてしまった。
男とばれないか気になったのがひとつ、そしてもうひとつはその先輩がとても美人だったからだ。
どうもこの学校は美人が多いらしい。
ボクを見ている新入生たちも可愛い子が異常に多く、ついでにお母さん方も若くてきれいな人たちばかりだ。
「それじゃ、がんばってね」
と、こちらも美人の美月さんに言われる。
ボクは周りを気にしながら、体育館へと移動した。
注目を浴びている……というのは気のせいではなかったようだ。
みんながボクのことを見る。
ちらちら見ている子たちもいれば、堂々と眺める子もいる。
やはり女装で女子校に入ってくる変態男と思われてしまっているのだろうか。
恥ずかしさでボクは小さくなってしまう。
体育館はすでに新入生の女子たちでいっぱいだった。
すぐに入学式が始まる。
校長の挨拶から始まって校歌斉唱とごくごく普通の入学式である。
この学校は教師全員が女性のようだった。校長も若い女の人だ。
校門に入ってから男の姿を一度たりとも見ていない。
やがて壇上に生徒会長があがった。
沙紀さんというらしい。
遠くからでもよくわかるきれいな人だった。
真っ黒な髪が美しい。
ただ、表情が冷たく、少し怖い感じがするかもしれない。
沙紀さんは落ち着いた声で先輩代表としての言葉を新入生たちに与える。そして最後に、
「本校初の特別奨学生を紹介します」
と言った。
このときのボクは「奨学生」という言葉の意味すらまともに理解してなかった。
しかし、彼女の次の台詞は理解せざるを得なかった……。
なんと沙紀さんは奨学生としてボクの名をあげたのである。
「ええっ!?」
その場にいた人たちが一斉にボクを見る。
「壇上にあがってください」
と、呼びかけられるが、とまどうばかりで何もできない。
沙紀さんはゆっくりとした足取りでわざわざボクのところまでやってくる。
近くで見てもやはりきれいな人だった。
ほっそりとした手と足。
しかし、豊かな胸が下からセーラー服と紺色のリボンを押し上げている。
「来なさい」
と、無表情で手を引かれる。
沙紀さんの指は細くてすべすべしていて、柔らかかった。
そのまま手を引かれ、壇上まで連れて行かれるが、ボクは抵抗しなかった。
沙紀さんがあまりに美人なのでめろめろになってしまい、それどころではなかったのである。
しかし、壇上まであがると現実に目を覚ます。
何百人もの生徒がボクのことを見つめているのだ。
なぜかみんな顔を赤くしてうっとりとしているのは気のせいだろうか?
「彼が特別奨学生です。これから卒業までみなさんの面倒を見ることになります」
そう沙紀さんが言った次の瞬間、
「キャー!」
と、黄色い歓声が上がった。まるでアイドルのコンサートだ。
ボクがアイドル扱いされている……!?
セーラー服を着ている変態女装男なのに……
まったく意味が分からない。
「ショーくん、スカートをめくりなさい」
横に立った沙紀さんが命令した。
「ええっ!?」
ボクは次から次へと襲いかかる事態に驚くしかない。
沙紀さんが後ろから抱きついてきた。
背中にあたるおおきな胸の感触。そして甘い髪の匂い。
ボクは一瞬意識がどこか遠くへ行ってしまう。
その隙にスカートをめくられた。
「男ものね。校則違反だわ」
パンツが見えるとまた生徒たちから歓声が上がる。
なぜか、今、ボクは壇上でスカートをめくられ、女子生徒たちにパンツを見せつけていた。そもそもセーラー服を着ていることが異常なんだけど……。
「大きくなっているみたいね」
沙紀さんの言うとおり、ボクのパンツは内側から盛り上がっている。こんな異常な状況なのに興奮しているのだ。そのうち半分の責任は後ろから抱きついてくる沙紀さんの体温にあっただろう。
「校則違反の下着は没収よ」
「あっ!」
沙紀さんがぐいっとボクのパンツをおろしてしまった。
つまり……
「キャー!」
これまでで最大の歓声。
ボクの勃起した息子を生徒全員に見られてしまったのだ。
「男子のオチンチンってこうなってるのね……」
沙紀さんは感心したように後ろからボクの大切な部分を見下ろす。
「ショーくん、これは興奮して勃起しているのね」
「は、はい……」
狭いパンツ内から解放された肉棒はさらに硬度を増しつつあった。
女子生徒たちがもっとよく見ようと集まってくる。
足下でひしめくセーラー服。
視線がボクの股間に集中していることがわかる。
思わずぴくっと肉棒が動いてしまう。
「動いた……」
「すごい……」
と、彼女たちは口を両手で押さえた。
「それでは射精の試験を行います」
「……え?」
「ショーくんの男性器が機能することを、生徒たちに見せて証明するためです」
沙紀さんはボクの肉棒をそっと握った。
細い指と手のひらにチンポの表面が覆われる感触。
「あああっ!」
それだけなのに気持ちよすぎてボクは声を上げた。
「これって……熱いのね」
息が耳にかかった。どうやら沙紀さんも興奮してきているようだ。
「どれくらいの強さで握ればいいの?」
「もう少し強く……」
「こうかしら……」
沙紀さんが一回手を前後させた。
包茎チンポがにゅるりと剥ける。
「ふああああっ!」
この異常な状況。それでもボクは感じていた。いつもより高まっているくらいだ。
さらにもう一回、手コキされる。
「――――!!」
ボクは腰を突きだした。
「出ちゃう……出ちゃうっ!!」
「出しなさい」
耳元で沙紀さんにささやかれる。
「出してぇ、ショーくん!」
「私たちにかけて!」
下に詰めかけたセーラー服の女の子たちが手を伸ばす。
くちゅくちゅくちゅ
沙紀さんが三回ボクのチンポをしごく。
「!!!」
どびゅびゅびゅっ!!!
ボクは解き放たれた。
生徒全員の前で。
目をつぶっていたので、精液がどれだけ飛んだのかはわからない。
だがものすごい勢いだったのは自分でわかる。
それだけのものすごい快感が跳ね返ってきたのだ。
びゅびゅっ!! びゅるるるるっ!!!
ボクは虚空に大量の精液をほとばしらせる。
「すごい! 飛んでる!」
「ショーくん、私にかけて!」
「もっと飛ばして!」
女の子たちが叫ぶ。
ボクはその声に応えるかのように飛ばした。
沙紀さんがチンポをしごき続け、それを後押しする。
何度も何度も波を繰り返し……
「……もう終わりかしら」
律動が終わってからもさらにしごかれる。
それは放出直後の敏感チンポにとって適切で気持ちいい刺激だった。
「あうう……」
ボクは背中の沙紀さんに体重をかけながら余韻を味わっていた。
よくわからないままこの学校に連れてこられ、全生徒の前で射精させられた。
みんなに恥ずかしい瞬間を見られてしまったのである。
だが、気持ちよかったことは確かだ。
生の膣内射精での快感とはべつのある種の爽快感がある。
ここまでさらけ出してしまったら、もう隠すものなどなにもない。
「すごい、ねばねばしてる」
「変な匂いだね」
女子生徒たちは手についたボクの精液をいじったり匂いをかいだりしているようだった。
「はうっ!」
ボクはうめいた。
急激に股間付近に力が入る。
射精を終えたばかりだというのに、沙紀さんにしごかれ続けていることで、またも肉棒が高まってきてしまったのだ。
「また出ちゃう……!」
「出しなさい」
命令形でささやかれる。
沙紀さんは手コキになれたのか、高速でボクのチンポをしごきまくる。
「んおおっ」
ボクは舌を出し、壇上で立ったまま身体を反らせる。
びゅるるるっ!!!
またも精液が飛び、女子生徒たちに浴びせられた。
「またイッた!」
「見て、あの顔!」
「ショーくん、こっちに飛ばして!」
オーガズムの中、ボクはそんな叫び声を聞く。
入学式のあと。
ボクは生徒会室に連れてこられた。
会議室のようなところを想像していたのだが、どちらかといえば校長室に近い部屋かもかもしれない。
立派なデスクとソファー。壁には何かの賞状が大量に張り出されている。
「ショーくんは何も話を聞いていないようね」
沙紀さんは立ったままデスクに手を置いて言った。
「美月さんから聞いていると思ったのだけど」
「美月さんを知っているんですか?」
「もちろん。彼女はここの卒業生で元生徒会長なのよ」
「そうだったんだ……」
卒業生ということは知っていたが、生徒会長だったというのは初耳だった。
「私から説明させてもらうわ。ここは美月さんたちと同じ種族が集まる学校よ」
「種族……?」
「私たちはね、普通の男性じゃ満足できないの。それに普通の男相手じゃ満足に妊娠しないし子供だって産めない」
沙紀さんはボクの頬に指を当てた。
「その点、ショーくんは合格ね。元々才能がある上、美月さんに育てられているから完璧」
至近距離から見つめられ、さらにボクはどぎまぎしてしまう。
ぷるぷるしたきれいな肌。
美人は近くで見ても美人だ。
しかし、沙紀さんはすぐにボクから離れた。
「私たちは集団生活してきちんとした性教育を受ける必要があるの。価値のない男と中途半端な性行為をして満足できずに干からびさせたりしたら大変でしょう? だからこの学校が作られたのよ」
「ここは……女子校じゃないんですか? ボ、ボクはなんのために……」
「あなたの仕事はここの生徒全員とセックスして、処女喪失させることよ。妊娠させるとなおいいわね」
「ぜ、全員と!?」
「全員と」
沙紀さんは表情も変えずにうなずく。
「うちの学校はエスカレーター式で、A等部、B等部、C等部と分かれているわ。あなたはB等部の一年生で、私はB等部の生徒会長。セックスするのは、B等部の一年生、二年生、三年生、C等部の一年生、二年生、三年生の全員。一学年の生徒がだいたい二百人だから全部で千二百人かしら」
「千二百人!?」
ボクはくらくらしてきた。
これまでいろんなお姉さんたちとエッチなことをしてきたが、それでも半年で百人ほどだ。
「処女と言っても、私たちは初体験でも痛くないから面倒はないはずよ」
「で、でも、千二百人って……」
「できるでしょう?」
「わかりません……」
「たぶん大丈夫だと思うわ」
沙紀さんはビニール袋に包まれた衣服のようなものを手に取った。ソファー前のテーブルに積み上げられていたものだ。
「ショーくんは特別奨学生なので、学費は無料。教材、食費、衣服代などもすべて学校側で用意します」
ビニールを破る。
中に入っていたのは女子用の上下の下着だった。
真っ白なパンツと胸がふくらみはじめた子が付けるようなジュニアブラだ。
「学校指定の下着よ。これでなくともいいんだけど、他にないようならこれをつけなさい」
「で、でも、これ女物ですよ!?」
「他にないから。早く着替えなさい」
こともなげに真顔で言う沙紀さん。
どうやら他に選択肢はないらしい。
その上、今のボクはパンツを没収され、スカートの下はノーパンなのだ。
「……」
ボクは女物のパンツに足を通す。
上まであげるとお尻のあたりがゆるい感じである。
しかし、オチンチンをきゅっと包まれる。
「それから上も」
「上も!?」
「校則だから」
「ひ、必要ないです!」
「いいから早く」
と、ボクはむりやり着替えさせられた。
わざわざセーラー服を脱ぎ、ブラジャーを着けたのである。
「うう……」
今のボクは女性用の下着を付け、セーラー服を着た女装野郎であった。
本当に恥ずかしくてたまらない。
だが、沙紀さんは満足したようでソファーに座って足を組んだ。
「それからショーくんには寮も用意してます」
「寮!?」
「生活の面倒は我が校が見させてもらいます。学校のすぐ裏だから近いわよ。案内するからこのまま入寮しなさい」
「で、でも、なんの用意もしてないし……」
「必要なものはこっちで用意するから、あなたの用意なんて必要ないんだけど……、まあいいわ。今日は自宅に帰って、明日から寮に入りなさい」
「わ、わかりました……」
と、ボクは答えるが、いつのまにか寮に入ることになってしまった事実に驚く。もっとも、家からこの学校までは遠いから便利と言えば便利かもしれないけど……。
「ショーくん、座って」
と、促され、ボクは沙紀さんの横に腰を落とす。
「この学校は全国から生徒が集まるから寮が必要なの。生徒の七割が寮生活しているのよ」
沙紀さんは太ももをもじもじとすりあわせ、ボクのセーラー服の中に手を突っ込んでくる。
「私は地元だから自宅から通っているけどね」
沙紀さんの指がジュニアブラの中に潜った。
「はうっ!」
乳首に触られた。
人差し指と親指がこりこりとボクの乳首を刺激する。
「んんっ……!」
男なのに感じてしまう。
パンツの中でオチンチンがぴくぴくする。
「すごい、乳首で感じるのね。さすが美月さん……」
いつのまにか沙紀さんの頬が染まってきていた。
「もう我慢できないわ」
沙紀さんの小さい顔が近づいてきた。
潤んだ瞳に、赤い唇。
口をふさがれる。
次の瞬間には舌を入れられていた。
沙紀さんは激しくボクを求める。
「んっ! んっ!」
乳首をいじられながらのディープキス。それもこんなきれいな年上の先輩にしてもらっている。
シチュエーションに興奮し、愛撫で感じる。
女物パンツの中の逸物はすぐにも充血していく。
「ぷは……」
さんざんボクの口内を蹂躙したあと、沙紀さんはようやく離れた。
唾液の糸が引く。
沙紀さんの顔は真っ赤になっていた。
自分では見えないが、おそらくはボクもそうなっているのだろう。
もう抵抗などできない状態だ。
「これまで男の子に興味なんてなかったんだけど……、もう我慢できないわ」
沙紀さんは自らのセーラー服をめくりあげた。
真っ白なブラジャーは彼女にふさわしい清楚さと豪華さだった。
ボクのつけているブラと違って、カップとその中身が大きい。
「これまでこんなになることなんてなかったのに……」
肩ひもをずらし、カップをめくる。
あらわれる大きな乳房とその先端に小さなつぼみ。
彼女にふさわしい美乳だ。
いまその乳首はびんびんに立っている。
「こっちも大変なことになってるわ」
スカートをめくり、ボクに純白パンツを見せつける。
「ほら、さわりなさい」
極上のボディを目の前に触りたくてたまらなかったボクはその言葉に飛びついた。
右手で太ももをなで回し、左手で乳房をつかむ。
やわらかくてすべすべしている肌。
ボクは乳首に吸い付いた。
「あっ……!」
沙紀さんがか細い声をあげた。
乳首を舌で転がしながら、股間に触れる。
「きゃうん!」
これまでに聞いたことのないような声。
顔をあげると、無表情のはずの沙紀さんが眉をゆがめていた。
ボクは布の上から割れ目をなで回し、口では両乳首をしゃぶりまくる。
「んん……!」
沙紀さんがボクの愛撫で悶える。こんな美人の身体に触っていることが信じられない。
「も、もう我慢できないわ……」
沙紀さんは軽く腰を上げて下着をおろした。
スカートをたくしあげ、ソファの上で両脚を広げる。
「どう?」
沙紀さんのおまんこは開き、中身を少し見せていた。本当に美味しそうだ。見ているだけでも中までぐしょぐしょになっていることがわかる。
ボクは何も言わずしゃぶりついてしまう。
「あーーーっ!」
舌をつけると、沙紀さんが身をよじって叫んだ。
ぬるぬるとかきまわし、クリトリスに触れる。
「んんっ!」
頭をすごい力でつかまれる。
沙紀さんのおまんこはしょっぱかった。
だがそんなものは気にならない。
ぺろぺろと本能の赴くまま舌を上下に動かすと……
「――――――――!!!!」
すぐにソファーの上で沙紀さんがのけぞった。
びくんびくんとほとんどはね回る。
力のこもった表情。
それが一気に開放される。
「ふああああ……」
深いため息。
身体の力が抜けていることがわかる。
沙紀さんはオーガズムに達したのだ。
「私、イッたのね……」
潤んだ瞳がボクを見下ろす。
もう一度大きなため息。
「はじめてよ、イッたのは……。こんなに興奮して、こんなに全身が気持ちよくなるものなのね」
と、微笑らしきものを浮かべる。
顔だけでなく、身体全体が赤くなっている。まるで湯気が出そうなほどに見える。
「でもこれだけじゃ足りない」
沙紀さんはボクのパンツを引っ張り、膝までおろす。
ぷるるんとあらわれるボクの息子。
当然、がちがちに勃起している。
「生徒会の特権よ」
沙紀さんがボクにまたがった。
股間を覗き込む。
互いの性器の位置を確認し……
ぬるぬるになったおまんこの入り口にボクの亀頭が触れる。
「んんっ!!」
粘膜と粘液の感触にボクはうめく。
「んっ」
沙紀さんは腰を落とす。
おまんこが開き、ボクを受け入れる。
「んくっ!」
一度イッた女性器はよだれまみれだ。
わずかな抵抗の後でボクは生徒会長の中に侵入した。
奥までぐっちょりとしているその感触。
「ふああっ!」
ボクはソファーに背中をつけて大きくあえぐ。
「ふふふ、入ってしまったわ」
高揚している沙紀さん。
「私、これでもう処女じゃないのね。でもそれだけじゃ駄目。私の膣内に射精するのよ」
大きく腰を上下させる。
「ああああっ!!」
ボクは叫ぶ。
おまんこが激しくボクの敏感な肉棒を責め立てた。
沙紀さんは髪を振り乱し、胸を揺らし、座位ではじめてのセックスを行う。
だが、それもすぐに終わりそうだ。
興奮しきっていたボクはすでに発射の寸前だったのである。
「出ちゃうっ!」
「出しなさい!!」
膣内射精を命令される。
だからボクは次の一往復で放出した。
「…………!!」
びゅるびゅるっ!!
子宮に向けて精液を浴びせる。
「あっ、出てる……」
うわずったような声。
彼女はいま何をされているのかわかっているらしい。
「私の初体験なんだから、たくさん出すのよ。気持ちよくならないと承知しないわ」
腰をぐりぐり動かしながら、またもキスしてくる。
ボクは言われた通りにたっぷりと放出した。
射精しながらのキスは気持ちいい。
「んんっ……」
沙紀さんになされるがまま、ボクは最高の快楽に酔いしれる。
ようやく解放されたのは、放出が終わってからしばらくあと。
唇を唾液まみれにされてからだった。
「最高よ、ショーくん」
沙紀さんはスカートをつまみ上げ、ボクの上からどく。
立つと膣から白濁した粘液が流れだし、太ももを伝っていく。
「わっ、すごい。こんなに出たのね……」
沙紀さんはいとおしげな目でボクの精液を見つめる。
汗のせいか彼女の顔はつやつやとしている。
「入学おめでとう、ショーくん。これから六年間、こうやって全員の膣内に射精するのよ」
それが生徒会長の挨拶だった。
第六話に続く