私立欠損学園 体験版

体験版 第4話

フラフラフラッ……
(こんな時間に私を呼びつけるなんて……本当に失礼ったらありゃしない。一体、どんな相手なのかしら?)

 誰もいない渡り廊下を、徳大寺 美都はこっそりと歩き回っていた。
 生徒達が登校する前に多目的室へ来るよう、見ず知らずの相手に呼び出されていたのだ……自分から正体を明かさない態度など、さすがに腹を立てずにいられない。
 未だにためらわずにいられない中、おかしな約束を無視することも出来そうになかったので、仕方なく朝早くから校舎へ赴いていたのだ。
 自分の足音以外に何も聞こえない、異様に物静かな周囲の様子が何とも落ち着きそうになかった。

(あれ、誰もいないみたい。わざわざ人を呼びつけておいて、私より遅れてくるなんて。何て失礼な人間なのかしら?)

 延々と渡り廊下を歩き続けるうちに、美都は多目的室へと辿り着いていた。
 おかしな約束を申し込んできた相手の姿が、何故かどこにも見当たらなかったのだ……その場に佇んだまま、つい頭を捻らずにいられない。
 気持ちを紛らわせようと室内を歩き回っているうちに、段々と苛立ちを募らせてしまう。
 人を待たせるような失礼な行動など、あまりに見過ごせそうになかったのだ。

「おい。見てみろよ。ちゃんと美都様が来てくれたみたいだぞ?」
「どれどれ……本当だ。それじゃ逃げられないうちに、さっさと行こうぜ?」
「ちゃんと来てくれて良かったよ。昨日の夜から、ずっと待ち遠しくてたまらなかったんだよな……」
ゾロゾロゾロッ……

 美都が多目的室に顔を出してから一分も経たないうちに、いきなり騒がしくなってくる。
 あらかじめ待ち構えていた男子達が、集団になって多目的室に入り込んできたのだ。
 カールを巻いている金髪のロングヘアや、美麗で気品のある顔立ち、何よりもセーラー襟のボレロやレオタードから伸びた両脚をどうしても見逃せそうになかった。
 決してこの場から逃げられないよう、美都の周囲をしっかりと取り囲んだまま壁際へと追い込んでいたのだ。

「も、もしかして。あなた達が私をこんな場所に呼び出したの!? どう言うつもりで、こんな真似しちゃってるのよっ!」

 思いも寄らない相手の姿に、美都は思わず目を疑ってしまう。
 普段から自分の取り巻きとして付き従っているはずの男子達が、まさか多目的室に姿を見せてくるなど思いもしなかった。
 苛立ちに任せて文句をぶつける間も、ついひるまずにいられない。
 目の前にいる男子達がずっと周囲を取り囲んだまま、何故か不敵な笑みを浮かべてくるのだ。
 どうやら彼らが何かを企んでいるようだと気づいて、段々と落ち着きを失ってしまう。

「ふっふっふ……美都様、絶対に逃がしませんからね?」
「美都様、悪く思わないでくださいね……もう私達、美都の僕じゃないんですよ?」
「今まで我慢してきた分、たっぷりと美都様のはしたない姿を見せてもらうつもりなんですから……」

 美都がぶつけてきた文句をよそに、男子達はますます調子づいてくる。
 手紙で呼び出したとおりに、まさか美都が自分から多目的室に来てくれるなど思いもしなかった。
 折角の機会を何としても逃したくなかったので、自分達の手で好きなだけ美都を弄ぶつもりでいたのだ。

(こいつら……昨日まで私に服従を誓っていたはずなのに。これから一体、何を仕掛けてくるつもりだって言うの!?)

 少しも言うことを聞こうとしない男子達の態度に、美都は思わずひるんでしまう。
 昨日まで自分の美貌目当てに付き従っていたはずの連中に、いきなり追い詰められる羽目になるなどあまりに予想外だった。
 没落したとは言え、名家のお嬢様らしい立ち振る舞いを生かして普段からはべらせている相手が、どうして自分の命令もなしに多目的室に集まっているのか、これから何を仕掛けてくるつもりなのか、考えるだけで不安でたまらない。
 周囲が異様に盛り上がっている様子から、自分にとって良からぬことが待ち受けていることだけは確かなのだ……

スルスルッ、プチプチッ。
「えっ……ちょ、ちょっと。やだっ!?」

 男子達の動向を窺っていた矢先、美都は呆気に取られてしまう。
 ひとりでに動き出して、身に着けていた次々と制服を脱ぎ去り始めていたのだ。
 思い掛けない状況に出くわして、あまりに慌てずにいられない。
 どんなに身を捩らせても、ボレロの裾を握り締めている両手を少しも振り解けそうになかったのだ。

(こいつらだって傍にいるのに……どうして制服なんて脱がなきゃいけないの? それに、何で指が勝手に動いてしまってるの……!?)

 目の前で繰り広げられているおかしな現象に、美都は驚かずにいられなかった。
 自分の意思とは無関係に両手が蠢いて、次々と制服を剥ぎ取ってしまうのだ……おかしな拍子にセーラー襟のボレロを脱ぎ去った後も、つい震え上がらずにいられない。
 男子達も周りで見ているはずなのに、どうしてはしたない格好を人目に晒さなければいけないのか、どんなに考えても理由など掴めそうになかった。
 少しも言うことを聞かない手元の様子をどうすれば止められるのか、少しも術が思いつきそうにないのだ。

「そ、それ以上は駄目なのに……きゃんっ!?」
シュルシュルッ、プルンッ。

 ボレロを脱ぎ去った後も、美都はおかしな着替えを少しも止められそうになかった。
 ついには肩紐を持ち上げて、レオタードまで下ろそうとしていたのだ……手元を少しも止められないうちに、あっけなく胸元まで引きずり下ろされてしまう。
 薄い生地の内側から露わになった胸元の様子に気づいて、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
 異性のいる前にもかかわらず、自らはしたない格好をさらけ出してしまうなどあまりに考えられない事態だった。

「うはぁ……ついに美都様が裸になってくれたぞ!」
「おっぱいもこんなに膨らんじゃっるし、こんな形のお股してるんだ……ど、どうしよう。何かムラムラしてきちゃったかも?」
「ずるいぞ! 俺だって美都様がどんな裸してるのか、たっぷり拝ませてもらうつもりなんだからな……!」

 恥じらう美都の様子も構わず、男子達は思い思いに騒ぎ立てていた。
 制服越しに何度も見せつけられていた、豊満な乳房をついに生で拝むことが出来たのだ……見事な丸みを帯びている釣鐘状の曲線や、淡く色づいている尖った乳首、さらには呼吸に合わせて僅かに震える様子など、目にするだけで興奮をそそられずにいられない。
 気づいたら次々と身を乗り出しながら、美都の胸元へ注目を寄せていたのだ。

「い、嫌っ! お願いだからそれ以上近づかないで……くうぅっ!?」
フルフルフルッ……

 露わになった裸体を興奮気味に覗き込む男子達の様子に、美都は思わず言葉を失ってしまう。
 自らさらけ出した部分へと浴びせられる、突き刺さるような視線をつい意識せずにいられない。
 すぐにでも胸元を取り繕いたいのに、どうしても手元を動かせそうになかった。
 さらけ出した胸元を自ら突き出した格好のまま、顔を背けるだけで精一杯だったのだ。

(一体、どうしてしまったと言うの……こんな奴らに、まさか裸になってしまうなんて。もう誰にも見られたくないのに、少しも腕が言うことを聞かなくなっちゃって……!)

 あまりに考えられない状況に、美都は段々と弱り果ててしまう。
 どうして男子達のいる前で、はしたない格好などを人目に晒さなければいけないのか、どんなに考えても納得できそうになかった。
 自分の意志と関係なく動いてしまう手元に、さすがに気が引けずにいられない。
 いつ目の前にいる男子達に襲われるかも分からない中、ひとりでに全身が縮み上がってしまうのだ……

「ちょっと失礼するわよ……ふふっ、美都ってば。男子達のいる前で、よくそんな破廉恥な格好を見せられるものね!?」

 困り果てている美都の元へと、別の誰かが脚を踏み入れる。
 多目的室に脚を踏み入れると男子達の輪を掻き分けて、ふしだらな格好を異性の前にさらけ出している美都の姿をわざわざ覗き込む。
 学園の風紀を乱すような格好など、どうしても見過ごせそうになかったのだ。

「か、薫子……! どうして、こんな場所にあなたまでいるのよ……ひうぅっ!」
モジモジモジッ。

 いきなり姿を見せてきた女生徒の姿に、美都は思わずひるんでしまう。
 ただでさえ男子達に取り囲まれて大変な中、生徒会長として学園を取り仕切っている薫子まで姿を見せてくるなど思いもしなかった……普段から男子達をはべらせていた態度が気に食わなかったのか、何かにつけて威張ってくる、言わば宿敵のような存在だった。
 普段から敵視していた相手の出現に戸惑う間あまり、つい身を捩らせずにいられない。
 恥ずべき格好などを、寄りにも寄って忌み嫌っている相手にも見られてしまうなど思いもしなかった。
 とっさに文句をぶつけた後も決して身動きが取れないせいか、あっけなく震え上がってしまうのだ。

「ふふっ、そんなに顔を赤くしちゃって。でも本当は恥ずかしいどころか、はしたない格好をもっとみんなに見られたいみたいじゃない。美都ってば、本当に破廉恥な子なのね……冗談はここまでにして、そろそろ種明かしを教えてあげる」

 うろたえている美都の様子をじっくりと見据えながら、薫子はとんでもない事実を口走る。
 どうして身体の自由が利かないのか、そろそろ本人に教えてあげるつもりでいたのだ。
 美都の反応を待っている間も、あまりにおかしな格好を嘲笑わずにいられない……顔では必死に恥じらいながら、首から下ではまるで娼婦のような仕草まで取っている様子など、あまりに滑稽でたまらなかった。

「信じられないかもしれないけど……美都はもう、私の言いなり人形なの。どんなに嫌がっても、このリモコンにはもう逆らえないの。まだ理解できないなら、もうちょっと試してみる?」

 茫然としている美都へと、薫子は握り締めていたリモコンを見せつけながらさりげなく言葉を切り出す。
 美都がどんな事態に陥っているのか、折角なので本人に説明するつもりでいたのだ……何かにつけて楯突いていた生意気な態度を躾けるため、身体に特別な処置を施したと口にする。
 不思議そうな表情を浮かべている美都を相手に、これから準備に取り掛かってもらいたいとまで言い放つのだ。

「そ、そんな……いくら何でもあり得ないわよ! どうして私が、あなたのオモチャなんかに成り下がらなくっちゃいけないの!?」

 あまりにおかしな薫子の言い分に、美都は耳を疑ってしまう。
 自分の知らないうちに身体を作り替えたと言われても、到底信じられそうになかった。
 とっさに文句をぶつける間も、つい声を震わせずにいられない。
 おかしな拍子にはしたない格好をさらけ出してしまうほど、身体が少しも言うことを聞かない事実をありありと痛感させられていたのだ。

「そんなの決まってるじゃない。こんな男子達なんてはべらせて、学園の風紀を乱しているのがいけないのよ。少しは自分の立場をわきまえてもらわなくっちゃ……さすがにいつまでも裸のままじゃ可哀想だし、せめてこれでも着てしまいなさい?」
ヴァサッ。

 美都の意見も聞かず、薫子はさらに言葉を続ける。
 大勢の異性に取り囲まれながら、破廉恥な格好を自ら晒している様子などあまりに嘆かわしくてたまらない。
 せめて学園の生徒として相応しい格好に着替えるよう言いながら、脱ぎ去った制服のボレロを差し出すのだ。

「ど、どうしてあなたなんかの言いなりに……あ、あうぅっ!?」
スルスルスルッ……タユンッ。

 必死の思いで薫子に言い返す間も、美都は思わず呆気に取られてしまう。
 自分の気持ちとは裏腹に手元が勝手に動き出して、手渡されたボレロを勝手に受け取ってしまったのだ……普段から敵視している薫子の言いなりになってしまった事実など、あまりに悔しくてたまらなかった。
 薫子の命令など何としても跳ね除けなければいけないはずなのに、気づいたらボレロだけを着込んで、さらに自ら乳房を差し出していたのだ。
 忌み嫌っている相手に言われたとおりに、自ら破廉恥な格好を晒してしまっている事実など目を疑わずにいられなかった。

「うほぁ……まさか美都様が、ここまで俺達にサービスしてくれるなんてな?」
「薫子様の言っていたとおりだ……あの美都様が、ここまで手玉にされちゃってるなんて思わなかったぞ?」
「それにしても、本当にいい形のおっぱいだ……一体どんな揉み心地なんだろうなぁ?」

 嫌がる美都をよそに、男子達はますます夢中になって注目を寄せていた。
 薫子に言われるままセーラー襟のボレロを身に着けて、自ら乳肉を見せつけてくる仕草など見ているだけで興奮せずにいられない。
 頬を赤くする様子や、段々と尖っていく乳首、見事な曲線を描いている胸元が揺れ動く様子などを思い思いに観察していたのだ。

「や、やだっ! お願いだからすぐに私を助けなさいっ……くうぅっ!?」
ブルブルブルッ……

 いやらしい目つきで胸元を覗き込んでくる男子達に、美都は思いっ切り文句をぶつける。
 とんでもない窮地に立たされているのに、どうして自分を庇おうとしないのか、あまりに納得できそうになかった。
 恐る恐る彼らの反応を待ち構える間も、つい縮み上がらずにいられない。
 すでに周囲を取り囲まれた後、男子達の元から決して抜け出せないばかりか、豊満な乳房をさらけ出すのを決して止められそうにないのだ。

「残念ね、美都。もう私に楯突くことも出来ないのよ……あなた達ももう待ち切れないでしょう、おっぱいを触るくらいなら私が許してあげるから、思う存分美都を可愛がってあげなさい?」

 戸惑っている美都の様子をよそに、薫子はとんでもない言葉を口走る。
 今ならどんないやらしい行為を迫っても平気なので、普段から自慢げに揺らしている美都の乳房を試しに触ってみるよう、わざわざ男子達をけしかけていたのだ。
 すっかり興奮し切っている彼らの手によって、美都がどこまで辱められてしまうかが楽しみでたまらない。

「よ、よーし! まずは俺から……それじゃ美都様、いきますよ?」
「一人だけずるいぞ! 俺だってずっと楽しみにしてて眠れなかったくらいなんだから!」
「そんなに慌てるなって、美都様はもう、俺達全員のものなんだからさ……」

 薫子に言われるまま、男子達はすぐに話し合いを始める。
 ずっと憧れていた美都の一糸纏わぬ姿に触れられる絶好の機会を、何としても逃したくなかったのだ。
 相談を繰り広げている間も、目の前で揺れ動いている美都の双乳に意識を吸い寄せられずにいられない。

「や、やだっ! お願いだからそれ以上は……ひぁあんっ!?」
ムニュッ、クリュクリュッ!

 徐々に距離を詰めてくる男子達の様子に、美都はさらに困り果ててしまう。
 群がってくる彼らを少しも追い払えないうちに、情けない悲鳴までひとりでに洩れ出てしまう……差し出していた乳房を、思いっ切り鷲掴みにされていたのだ。
 胸元へと押し寄せるいやらしい手つきに、ついうろたえずにいられない。
 未だに気が引けずにいられない中、おかしな行為を迫られるなど考えられない事態だったのだ。

「そ、そんなに強く指なんて押し込まないで……はうぅんっ!?」
ヒクヒクヒクッ。

 しつこく胸元を探ってくる男子の手つきに、美都はあっけなくひるんでしまう。
 何としてもいやらしい行為を止めさせなければいけないのに、つい声を震わせずにいられない。
 敏感な部分を指先で摘ままれるたびに、ひとりでに背筋をくねらせてしまう。
 耐え難い屈辱と恥じらいを思い知らされる間も、決してこの場から逃げられそうになかったのだ。

「美都様のおっぱい、すっごく柔らかくてたまんない……ここ、やっぱり感じちゃいます?」
「それにしても面白いほど曲がるもんだな……もしかして、美都様も感じてるのか?」
「おい、そろそろ俺にも美都様のおっぱいを触らせてくれよぉ……!」

 嫌がる素振りも構わず、男子達は夢中になって美都の乳房を揉み解していた。
 指を押し込むたびに伝わってくる乳肉の弾力や柔らかさ、さらには肌の火照り具合や胸の鼓動にも思わず意識を奪われてしまう。
 高嶺の花だった美都の裸体を拝むだけでなく、好き放題に弄り回せるのがあまりに嬉しくてたまらなかったのだ。

「も、もう止めてって言ってるのに。どうして言うことを聞こうとしないの……く、くひぃんっ!?」
ゾクゾクゾクッ。

 夢中になって騒ぎ立ててくる男子達の様子に、美都は唖然とさせられる。
 どんなに注意をぶつけても、自分の気持ちを少しも聞き入れてもらえないのだ……ずっと付き従わせていた相手に、ここまで屈してしまうなど思いもしなかった。
 男子達に胸元を捧げてたまま、つい悲鳴を撒き散らさずにいられない。
 延々と乳房を揉まれるだけでも耐えられないのに、とんでもない代物まで見せつけられてしまったのだ。

ムクムクムクッ……
(やだ、ただでさえ胸を触られちゃって大変なのに。どうしてそんな物までわざわざ見せてきちゃうのよ!?)

 男子達の下半身を目の当たりにさせられて、美都はますます落ち着きを失ってしまう。
 制服のズボン越しに、しっかりとした盛り上がりを見せつけられていたのだ……どうやら興奮のあまりに、ついには勃起まで引き起こしてしまったらしい。
 破廉恥な格好を間近で見せつけられて、あまりに焦らずにいられない。
 次々と群がってくる彼らの本心を、とんでもない形で思い知らされていたのだ……

「ふふっ。それにしても美都ごときにここまで男子達が病みつきになっちゃってるなんてね……このまま我慢させても可哀想だし、さっさとズボンを脱いでみたら? 本番以外なら見逃してあげるから……」

 怖じ気づいている美都の様子も構わず、薫子はとんでもない言いつけを始める。
 本番以外ならどんな行為も許すつもりなので、興奮した気持ちを美都の身体に思う存分ぶつけるよう言い放つ。
 未だに嫌がっている美都を相手に、周りにいる男子達がどれほど欲情をぶつけてしまうのか、最後までしっかりと見届けるつもりでいたのだ。

「ほ、本当にそんなことまでしちゃってもいいんですか……よーし。美都様、ちょっと待っててくださいね?」
スルスルスルッ、プルンッ。

 薫子に言われるまま、男子の一人はとんでもない行動を引き起こす。
 張り詰めていた部分をズボンから取り出して、美都の顔へと突きつける。
 豊満な乳房を揉み解すうちにどれだけ興奮を募らせていたのか、しっかりと本人に見せつけるつもりでいたのだ。

「……きゃんっ!? いきなり、そんな下品なものなんて見せてこないでっ!」

 いきなり目の前に差し出された異性の股間に、美都はあっけなく怖じ気づいてしまう。
 別の生き物を思わせるような器官が、目と鼻の先に突然押しつけられていたのだ。
 血管が浮き出る様子や、膨らみ切った代物から漂ってくる異臭につい戸惑わずにいられない。
 とっさに文句をぶつけた後も、目の前で揺れ動いているおぞましい逸物を少しも追い払えそうにないのだ。

シュコッ、シュコッ、シュコッ……
「美都様ってば、本当に素直じゃないんですから……昨日からずっと溜めっ放しにしてたもの、美都様にたっぷりプレゼントしてあげますね……うぅっ!」

 美都の罵倒も構わず、目の前にいる男子はとんでもない行動を引き起こす。
 さらけ出した部分をしっかりと握り締めたまま、美都のいる目の前で自慰行為へと取り掛かっていたのだ。
 夢中になって逸物をしごく間も美都の表情をじっくりと見つめたまま、膨らみ切った先端を顔の前へと差し向ける。
 しっかりと狙いを定めながら、身体の内側から続々と湧き上がる興奮を何としても美都に分からせるつもりでいたのだ。

「も、もう勘弁してぇっ……ふぐぅっ!?」
ブビュルビュルッ、ビチャビチャビチャッ!

 目の前で繰り広げられた現象に、美都は思わず呆気に取られてしまう。
 太くて長い代物が蠢いたかと思えば、先端の部分から白く濁った液体が飛び出してきたのだ。
 顔に続々と纏わりついてくる液体の感触に、ついうろたえずにいられない。
 おかしな代物によって顔面が覆われているのを分かっているのに、どうしても顔を背けそうになかったのだ。

ネチョネチョネチョッ、ドロドロドロォッ……
(何なのよ、この生臭いものは。もしかして、これが男の人の精液だって言うの……!?)

 続々と顔にこびりつく代物の存在を、美都は嫌と言うほど思い知らされる。
 いやらしい感情に任せて異性の自慰行為を見せつけられるうちに、ついには精液まで浴びせられてしまったのだ……顔全体にしつこく纏わりつく肌触りや、鼻を突くような異臭につい焦らずにいられない。
 異性と付き合った経験すら持ち合わせていないのに、とんでもない形でおかしな欲情をぶつけられるなど考えられない事態だった。
 未だに気が引けずにいられない中、生臭い液体が頬を伝ううちに、ついには胸の谷間へと垂れ落ちてくるのだ……

「そんな程度でひるんでちゃ、身体も持たないわよ? みんな、美都にお熱みたいだか……ほら、今度はあなたの番よ?」

 頬を小刻みに震わせている様子も構わず、薫子は美都へ忠告を浴びせる。
 たった一回の射精程度でひるんでしまっては身が持たないはずだと踏まえた上で、後ろに並んでいる男子達の相手も果たすよう言い放つ。
 白濁液に塗れた顔をこわばらせたまま言葉を失っている様子など、傍から見ているだけで愉快でたまらない。

「わ、分かりました! 俺のものも、美都様のおっぱいにたっぷり掛けてあげますからね?」
「美都様……俺達全員の相手、最後まで引き受けてもらいますからね?」
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……美都様のためにたっぷり我慢しておいたんで、たっぷりおっぱいに浴びせてあげますね?」
スルスルスルッ、ビュクンッ!

 薫子に促されるまま、後ろに控えていた男子達が続々と美都に詰め寄ってくる。
 順番を待っている間も、顔全体に精液を張りつかせながら困り果てている美都の表情にますます興奮させられてしまった。
 次々とズボンから逸物を取り出して、思い思いに美都の前へと突きつけてくるのだ。

「も、もうお願いだから許してってば……あ、あくうぅっ!?」
ヌチュヌチュヌチュッ、ムワッ……

 続々と群がってくる取り巻き達の様子に、美都はあっけなく震え上がってしまう。
 とんでもない辱めを仕向けられたばかりなのに、立て続けに男子達の相手をさせられるなど思いもしなかった。
 どんなに顔を逸らそうとしても男子達に周囲を取り囲まれた後、下半身からそびえ立っている器官が視界に飛び込んできて、さすがに慌てずにいられない。
 精液に塗れた乳房をさらけ出したまま、どれだけ彼らのいやらしい感情を浴びせられなければいけないのか、考えるだけで途方に暮れてしまうのだ……

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