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第二話 催眠処女喪失(体験版)



 翌日の昼休みもぼくは彼女たちを呼び出した。
 性格の悪い最低お嬢様の二人組。
 金髪で、派手で、サディストの楓。
 和風な黒髪でクールに見えてマゾヒストの百合子。
 二人の共通点は、美人であること、処女であること、催眠アプリの力でぼくの言いなりになっていることだった。
「どうだ、気分は?」
 ひとけのない学校の階段下。
 椅子に座ったぼくは二人に尋ねる。
「なんでキモオタの言うことなんか聞かないとならないのよ……」
「最低な気分に決まってます」
 楓と百合子は答える。
 しかし、彼女たちはキモオタと馬鹿にしてるぼくの命令を聞くためにやってきたのである。
 催眠アプリの不思議な力には逆らえない。
「よし、スカートをめくってみろ」
「…………」
 楓と百合子は制服のスカートをめくった。
 パンツが惜しげもなくぼくの眼前に晒される。
 楓の方は派手な印象と裏腹な薄い水色。百合子の方はいつもの白であった。
 例によって、スマートフォンで撮影しておく。
 昨日の放課後はオナニーショーをさせたがどうするか。
 いや、ここは直接……
「ひあっ!?」
 楓が顔に似合わぬかわいい悲鳴を上げた。
 ぼくに股間を触られたのである。
「騒ぐな。人が来るだろ」
 誰も来ないような学校の外れの階段下とはいえ、本当に誰も来ないわけではない。
 さするように指を動かす。
「んっ……」
 手に口を重ね、声を抑える楓。
「はあ……」
 百合子は目を閉じ、甘んじてぼくの愛撫を受けている。だらしなく膝を緩め、なされるがままだ。
 下着の上から女の股ぐらをいじくる。
 こんなことをするのはもちろん初めてだった。
 おまんこというのはやわらかいものらしい。
 筋に沿って指を上下させる。
 強く押して、指を埋没させる。
「んんっ……!」
 楓は強すぎる刺激にあらがってるようだ。
「あっ、イキます……」
 目を半開きにしたまま、百合子はささやく。
 派手なようで未開発な楓と違って、オナニー好きマゾの百合子はイキやすいのかもしれない。
「あっ、イク。イク……」
 目と口を閉じ、済ました顔で百合子は達する。
「んっ……」
 太ももを閉じてぼくの指を締め付ける。
 膝ががくがくと震える。
「はう……」
 ぼくにもたれかかって、身体を支える。
 耳に吐息がかかる。
「んふう……」
 満足したようなため息。
「イッたのか?」
「はい、イキました」
「気持ちよかったのか?」
「最低の気分ですが、気持ちは良かったです」
 荒くなった息を聞いている分では本当に気持ちよさそうだ。
「楓はどうだ? イクか?」
「わ、わからないわよ」
 ほとんど歯を食いしばりながら楓は言った。
「楓はイッたことあるのか?」
「ないに決まってるでしょ」
 処女の上にオナニーもしない楓は、外見の印象と違う清純派であった。
 性的に未熟ではどうしようもない。
 百合子の方はたまたまマゾの変態女だからイッただけで、こいつをイかせるのは難しそうだ。
「二人ともパンツを脱いでみろ」
「はあ!?」
「早く」
「ぐっ……」
 唇を噛んだ楓はパンツを親指に引っかけて、膝のあたりまで下ろす。
 百合子もするするっと脱いで、手の中に白い布の固まりを納めた。
「パンツをぼくに見せろ」
 二人は指でパンツを広げた。
 水色と白。
「違う内側だ」
「内側!?」
「こうですか?」
 あやとりのようにクロッチをぼくに向ける百合子。
 そうそうおまんこにべったりとくっつく部分が見たかったのである。
 百合子のパンツの内側は液体で染みが広がっていた。
「濡れてるぞ」
「あんなに触られたら当然です」
 まるで平然としている百合子。
 さて、楓の方は……
「……汚れてるな」
 おしっこの跡なのか、黄色い染みがついている。洗濯しても取れないような汚れというのがなんとなくわかる。
「ぱんつが汚れててなにが悪いのよ!?」
 もっともな話だった。
「汚いので、これは没収しておく」
 ぼくは二人からパンツをひったくり、くんくんと匂いをかいでみる。想像以上に臭くて夢が壊れてしまう。
「ちょっと待ってよ。パンツなくなったらどうするのよ!?」
「スカートがあるんだから大丈夫だろ」
「ダメに決まってるじゃない!」
「そのままクラスに戻れ」
「うぐぐぐ……」
 きびすを返す楓と百合子。
 スカートの裾が一瞬広がる。
 百合子はともかく、楓のほうはスカートが特に短い。
 不自然に内股で小幅になっている。
 スカートを抑えてはちらちらと周りを見回す。
 一方の楓は堂々としているようだが、やはり歩き方がぎこちない。
 そんな二人を後ろから観察し続ける。

 授業中。
 楓と百合子は足をぴったりと閉じて、スカートを太ももに巻き付けるように座っている。きわめて不自然な姿勢であった。
「あ」
 楓が間抜けにも消しゴムを机から落とした。
 スカートを死守したまま、必死に手を伸ばす。
 むろんそんな格好では手が届くはずはない。
 椅子から落ちそうになっている。
 それを見ていた横の女子がひょいと拾って渡した。
 性格の悪い楓はお礼も言わず、授業に戻る。
 くそっ、余計なことをしやがって。
 ぼくは手元のスマートフォンに目を落とした。
 無残に割れた画面。
 これは楓に割られたものだった。
 しかし、そのときに謎の「催眠アプリ」がインストールされていたのである。


  楓(金髪)
  サド 5 [国を代表するサディスト]
  愛情 -5 [唾棄すべき存在]
  従順 3 [抵抗のある命令でも聞く]

  百合子(黒髪)
  マゾ 3 [いじめられるのが好き]
  愛情 -5 [唾棄すべき存在]
  従順 3 [抵抗のある命令でも聞く]


 これが現在のデータであった。
 サドの楓とマゾの百合子。
 両名ともにぼくのことを蛇蝎のごとく嫌っている。
 元から嫌われていた上に、エッチな悪戯をしてさらに嫌われてしまった。
 それでもいいのだ。
 こっちだって、性格の悪い二人のことが嫌いだから。
 今では、催眠のアプリを使って、楓と百合子にお仕置きが出来るので満足している。
「ん……?」
 ぼくは気づく。
 アプリのデータは昨日とまったく変わっていない。
 しかし操作できる項目があった。
 愛情をマイナス5からプラス1まで上げられるではないか。愛情プラス1だと、「好感を持っている」程度にはなるらしい。まあ、嫌われている状態のほうが面白いので、しばらくは元のままでいいだろう。
 もうひとつ、サド・マゾの項目を変えられるようだ。
 プラスマイナス0から5まで自由。
 ただし、サドをマゾに、マゾをサドには出来ない。
 楓のサディスト5を0にしたら普通の人になるが、そんなことをしても面白くはない。
 百合子をマゾ最大限の5にしてみよう。
 ただでさえ、冴えないキモオタに手マンされてイッてしまうような変態女だ。もっと面白いことになるかもしれない。

 ……そして放課後である。
 ぼくはいつもの階段下ではなく、校舎裏に二人を呼び出す。
 このあたりは本当に人がいないところだった。
 部活や委員会の生徒たちもこんなところまではやって来ないだろう。
「ぱ、ぱんつ返してよ」
 内股になった楓は手を伸ばして要求する。
「まだ駄目だ」
 ぼくは拒否し、二人の下半身を眺める。
「どうだ、昼休みからノーパンで過ごして」
「最悪に決まってるでしょ」
 短い裾で太ももを隠す楓。
「百合子はどうだ」
「興奮するかと思いましたが、見られたら人生終わると思って気が気ではありませんでした」
 マゾとはいえ、興奮するシチュエーションではなかったらしい。
「でも、ばれてしまった時のことを考えると、股が濡れてきてしまって……」
 いつになくもじもじする百合子。
 アプリでマゾの数値を最大にした効果だろうか。
「よし、じゃあ、パンツを返してやろう。だけど、その前にやることがある」
「……なによ」
「ここでおしっこをしてからだ」
「こんなところで!?」
 驚愕する楓。
「人が来るじゃない!」
「だからいいんだろ」
 実際には人は来ないだろうが、来るかもしれないというのがいいのだ。
「わ、わかりました」
 百合子は心なしか頬を紅潮させているようだった。アブノーマルな状況に興奮しているのかもしれない。
 二人が木の陰に隠れる。
 膝を開いてしゃがむ。
 ぼくのほうも興奮してズボンの前がふくれる。
「…………」
 しかし、待っていても何も始まらない。
「ほら、早く出せ」
「そんなに早く出るわけが……!」
「あっ……」
 楓が怒った瞬間に百合子の股の間から何かが飛び出た。
 じょろろろろろろ……
 放物線を描いた尿が地面を叩いた。
 百合子がぼくの前でおしっこしている。
「んっ」
 楓もまた放尿を始めた。
 二人での同時おしっこ。
 地面に水がたまりしみこんでいく。
 それを見ていたぼくはたまらず、チャックから固くなった逸物を取り出す。
「ほ、ほらしゃぶれ」
「ん〜」
 ぼくのチンポを口に含む楓。百合子はタマのあたりに舌を這わせる。
 放尿しながらのフェラチオだ。
 ぼくはこの二人に屈辱的な真似をさせていることに興奮しているらしい。
 木に背をもたれかけ、チンポに奉仕させる。
 そのあいだも、二人は放尿を続ける。
 ちょろっ……ちょろっ
 尿の勢いはようやく落ちてくる。
 放物線が勢いを失い、女性器の下に垂れるようになる。
「…………!!!」
 びゅびゅびゅっ!
 ぼくは早くも発射した。
「んっ!」
 しゃぶっている楓の口の中に射精。
 頭を両手で抱えて、どくどくと精子を送り込む。
「はうう……」
 たっぷりと出してやった。
 性器から液体を出すという点では、射精も放尿も大してかわりはない。
 三人ともすっきりしたということである。
「よし、ぼくの精子をシェアして飲むんだ」
 ぼくは二人に命ずる。
 楓はディープキスのような形で、百合子の口内にぼくの白濁液を送り込む。
 とろりと絡み合い、流れるスペルマ。
 二人の唇と舌が光っている。
 それを見ていると、また興奮してしまいそうだ。
「も、もういいでしょ、ぱんつかえせ!」
 ティッシュで股間を拭いた楓は立ち上がり言った。
「……まあいいだろう」
 ぼくはパンツを二人に手渡す。
 本当はずっと持っていたかったのだが、こんなものを人に見つかったら思わぬ騒ぎを引き起こすことになってしまうだろう。
「ただし家に帰るまでそのパンツを履いちゃダメだぞ」
 顔を青くする楓。
 顔を赤くする百合子。
 パンツをひったくって鞄にしまった二人は校門の方へと向かう。
 ぼくはその後をつける。
 楓は不自然なまでにスカートのお尻の方を押さえつけて、アヒルのようにひょこひょこと歩いていた。
 一方の百合子は見えてしまってもいいと言う風に堂々と街を行く。むしろアクシデントを望んでいる風すらある。
 どうも彼女は新しい楽しみを見つけてしまったらしい。
 残念ながら、二人はすぐバスに乗って行ってしまった。
 ぼくの家とは反対の方向である。
 だが、いいんだ。
 催眠アプリさえあれば、いつでも好きなことが出来るのだから……

 さて、翌日は少し違った遊びをすることにした。
「…………」
 放課後、いつもの階段下にやってくるなり、うんざりした顔の楓。本当はとんでもないサディストなのに、嫌いなキモオタに玩具にされているのだから、こんな顔になるのも当然だろう。
 一転して、百合子のほうはクールなのでわかりづらいが、心なしか期待の表情をのぞかせているような気がする。本当に気のせいかもしれないが。
「よし、二人とも服を脱げ」
 楓は抵抗する気力もないようで、ブレザーの制服を脱ぎ始める。
「いいか、全部だぞ」
 すとんと落ちるスカート。下ろされるパンツ。
 二人は丸裸になった。
 豊満でしっかりした体つきの楓。
 スレンダーのようで出るところが出ている百合子。
 ぼくは舐めるように見回す。
 全部脱げと言ったのに、靴下と上履きはそのままだ。
 まあいいか。
「よし、行くぞ」
「ちょ、ちょっと、どこに行くのよ」
 楓は手で胸と股間を隠しながら尋ねる。
「散歩だよ」
 放課後の校舎である。
 ぶらぶらと廊下を歩く。
 このあたりは、使われてない教室や準備室が並んでいる。
 生徒も教師も本当に誰も来ない。
「ほ、本気なの!?」
 全裸で小走りについてくる楓。
「み、見られたら大変なことになってしまいます」
 百合子はそう言うのだが、なんだか見られることを期待しているかのように顔を上気させている。
 しかし、人のいないところで遊んでいても面白くはない。
「クラスに行ってみるか……」
「なっ!?」
 さすがの楓も顔を引き攣らせる。
「大丈夫だよ。この時間ならみんな下校してるし、見つかってもぼくは関係ないふりをするから」
「全然大丈夫じゃない!」
 アホな楓は目立ちたくないはずなのに騒いでしまう。
「ほら階段を上がれ」
 楓と百合子は角から顔だけ出し、耳を澄ませて誰もいないか確認。
 白くて大きいお尻を振りながら、こそこそと進んでいく。
 ぼくはそれを追いかける。
 階段を上がった先。廊下にはだれもいなかった。
 しかし、先の教室に電気がともっているのがわかる。生徒が何人か残っているのだ。
「ほら行けよ」
 幸か不幸か、教室のドアは閉まっていた。
 二人はかがんで、ドアの窓から姿が見えないようにする。
 隠れながら進むゲームだった。
 どうにかこれをクリア。
 隣の教室は電気が消えていて無人。
 次に進もうかというところで、背後から教室のドアが開く音。
 残っていた先ほどの生徒たちが出てきたのだ。
 隠れるところなどない。
 いや。
 楓と百合子は機転を利かせて誰もいない横の教室に飛び込んだ。
「あれ?」
 不審そうにこちらを振り返る三人の生徒。
 しかし、そこにいるのは、廊下にたたずむぼくだけである。
 興味を失ったようで、三人は話しながら行ってしまう。
「いまのは危なかったな」
 ぼくはどきどきしていた。
 校内で全裸なんてところを見られたら、二人はどうなってしまうのだろう。
「うぐぐっ」
 羞恥と焦りに顔をゆがめながら、楓が暗い教室から出てくる。
「ほら、あともう少しだぞ」
 ぼくたちのクラスは隣の隣であった。
 きょろきょろしながら、二人は進み、誰にも会わずゴールした。
 やはりクラスは真っ暗でだれもいない。
 窓の外には部活動に励む生徒たちが見える。
 全裸の女子二人と放課後の教室にいるという異常なシチュエーションだった。
「はあ……」
 ぐったりとしている楓。
「なんとか見つかりませんでしたね」
 百合子はうっとりと目を潤ませている。
「おまえ、興奮しているのか?」
「あっ!?」
 乳首をつまんでやると、百合子は腰を引いた。
「はい、濡れています……」
 最大級のマゾヒストだけあってこの状況に悦んでいるらしい。
「楓は興奮してるか?」
「してるわけないでしょ!」
 と、背中を叩かれる。
 ぼくはといえば、当然興奮している。
 この二人の命運を握っているのだ。
 股間が大きくなってしまい歩きづらいくらいだが、ここで抜くわけにはいかない。
 これは明日のために取っておくのだ。
 ぼくはそういう風に決めていた。
「よし、戻るぞ」
 教室から顔を出すと誰もいない。
 いや、ぼくがこんな隠れる必要はなかったな。
 堂々と廊下を歩く。
 おびえたような楓と、恍惚となった百合子がついてくる。
 残念ながら、誰ともすれ違うことはなかった。



 その後、確認してみると、アプリのデータが更新されていた。


  楓(金髪)
  サド 5 [国を代表するサディスト]
  愛情 -5 [唾棄すべき存在]
  従順 4 [どんな命令でも聞く]

  百合子(黒髪)
  マゾ 5 [国を代表するマゾヒスト]
  愛情 -5 [唾棄すべき存在]
  従順 4 [どんな命令でも聞く]


 従順の項目がさらにパワーアップしている。
 二人はどんな命令でも聞いてしまうらしい。
 全裸で校舎内をうろつくような命令でも聞いてしまうのに、さらになんでも聞くわけか……
 これはすごい。
 どんな命令をしてやろうか、ぼくは股間を膨らませながらわくわくする。



 さて、翌日のことである。
 授業が終わると、友達のいないぼくは一人でクラスを出る。
 後ろから、何気なくといった雰囲気で、楓と百合子がついてくる。なぜなら、そのように命令していたからだ。
 学校を出てしばらく進むと、二人は後ろにぴったりとつく。
 三人で固まって移動。
 目的地については、画面の割れたスマートフォンであらかじめ調べていた。
 裏通りにある怪しげな建物。
 ブティックホテル。いわゆるラブホテルである。
「ま、まさかここ!?」
 楓が愕然とする。
「階段下だとゆっくりと遊べないからな」
 ネットの情報によると、このホテルはフロントが無人で、複数人でも制服のままでも利用可能ということになっている。
 中に入ると、無人のフロントがある。パネルで部屋を自由に選べるシステムになっていた。
「どこがいい?」
「知らないわよ!」
 どこもたいしてわからないように見えた。三人なので出来るだけ広そうな部屋を選ぶ。
 入り口付近の自販機で色々買えるようだがこれは無視。
 部屋に移動する。
「ふーん、こうなってるんだ」
 入ってみると、意外と普通の客室であった。
 大きなテレビと大きなベッド。風呂場も広いようだ。
 これならたっぷり楽しめる。
「いいか、おまえら二人はここでぼくに処女を捧げるんだ」
「や、やっぱり……」
 がっくりと肩を落とす楓。
「さ、最低です……それなのに身体が……」
 もじもじしている百合子。
 ぼくは二人のスカートの中に手を入れ、やわらかい土手をもてあそぶ。
 これはぼくのおまんこだ。


本編に続く

※この体験版で全体の1/5ほどの分量があります。


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