幼馴染が異世界の帝国で悪堕ち洗脳するまで 体験版

体験版 エピソード02

「智美、こっちに顔を向けてみるんだ……ふふ。そんなに鞭で叩かれるのが怖くてたまらないのか?」
グイッ。

 智美の顔を掴んだまま、拷問士はさりげなく言葉を切り出す。
 さっきまであれほど強気だったはずなのに、たった一撃でみるみるうちに弱り果てていたのだ……ずっと俯いたまま、少しも視線を合わせようとしないのがとにかく面白くてたまらない。
 瞳を潤ませながら頬を小刻みに震わせている様子など、どう考えても怯えている以外に考えられそうになかった。
 拘束具に括りつけたまま、みっちりと智美を痛めつけてやるつもりでいたのだ。

「も、もうお願いだから。そんな物騒なものなんていちいちぶつけてこないで……?」
ブルブルブルッ……

 拷問士から浴びせられる視線に、智美はますます困り果ててしまう。
 鞭をぶつけられた部分が未だに疼いているのに、どんなに頑張っても拷問士の元から逃げられそうになかったのだ。
 とっさに文句をこぼそうとした矢先、すぐに言葉が途切れてしまう……視線を逸らした途端、相手が握り締めている鞭が視界に飛び込んでくる。
 まともな身動きすら取れそうにない中、相手の機嫌をなるべく損ねないよう気を配るだけで精一杯だった。

「残念だな、小娘よ。そんなに震えちゃってるってことは……どうやら本心では、俺の鞭が欲しくてたまらないんだろう?」

 智美の反応をじっと見据えながら、拷問士はおかしな主張を始める。
 口では嫌がっていても、心の奥底では拷問を喜んでいるはずだと言い張ってきたのだ。
 少女の返事を少しも待たないうちに、わざとらしく鞭を突き出していく。
 どんな風に智美を痛めつけてしまおうか、考えているだけでとにかく面白くてたまらなかった。

「そ、そんなこと絶対にあり得ないってば! もう勘弁してって何度も言ってるはずなのに……ひぐぅっ!?」
ヒュルンッ、ビシィッ!

 拷問士に少しも言い返せないまま、智美はすぐに悲鳴を洩らしてしまう。
 いきなり鞭を振り回してきて、あっけなく浴びせられていたのだ。
 鞭の先端がぶつかった途端、猛烈な痛みが一気に押し寄せてくる……全身に刺激が響き渡ってきて、肌が張り裂けてしまいそうな錯覚にも襲われる。
 小気味良い物音に合わせて、ひとりでに背筋を跳ね上がらせてしまうのだ。

「や、やだっ! もうお願いだから……あぐぅうっ! もう鞭でぶってこないでぇ……ひぎぃっ!?」
バシィッ! ビシィッ! バシィッ! ビシィッ!

 拷問士の鞭によって、智美はますます弱り果てていく。
 おかしな拷問などいたずらに迫らないで欲しいと懇願している間も、立て続けに鞭を浴びせられていたのだ。
 ひたすら訴えている間も、あっけなく悲鳴へと変わり果てていく……身体中を鞭で痛めつけられるたびに、あまりに辛くてたまらない。
 どんなに相手を説得しようとしても、鞭を振るうのを少しも止めようとしなかったのだ。

「ひぃっ、ひぃっ、ひぃっ……!?」
モゾモゾモゾッ、ヒクヒクヒクッ。

 鞭の勢いが一旦止んだ後、智美はすぐに息を切らしてしまう。
 立て続けに鞭を浴びせられるうちに、全身に堪え難い刺激が押し寄せてくる……手首を天井に括りつけられたまま、つい背筋をくねらせずにいられない。
 相手の様子を窺っている間も、言い表しようのない不安へと苛まれてしまう。
 もしこれ以上身体を痛めつけられてしまえば、いつ気持ちが途切れてしまうかも分からない勢いだったのだ。

「まさか、もう音を上げしまったって言うつもりか? まだこっちは満足できてないんだ。下らん戯言なんて絶対に言わせないからな……ふんっ!」
ヒュルンッ、バチィッ!

 弱っている智美の様子をじっくりと眺めながら、拷問士は再び鞭を振り回す。
 どうやら相当衰弱し切っているようなので、止めを刺してやることにしたのだ。
 しっかりと狙いを済まして、鞭を思いっ切りしならせる。
 少女の肌にぶつかった途端、小気味良い物音が辺りに響き渡っていく。

「そ、そんな……も、もう駄目ぇっ!?」
ガクガクガクッ、プシャアアアァァァッ!

 最後の一発を浴びせられた途端、智美はとんでもない状態へと陥ってしまう。
 感情に任せて悲鳴を撒き散らすうちに、気づいたら股間まで緩み切ってしまったのだ……生温かい液体が一気に溢れ出してきて、ショーツの内側へ徐々に広がっていく。
 おかしな拍子にしでかした失禁に、つい唖然とせずにいられない。
 お尻の辺りを駆け巡っていたオシッコが、裾の部分から一気に零れ出してくる。

チョボチョボチョボッ、ビチビチビチィッ。
「おいおい、まさか小便なんか漏らしてしまったのか? ちょっと本気を出してやった程度で、何と情けない……」

 智美の下半身をじっくりと観察しながら、拷問士は率直な感想をぶつける。
 まだ数分も経ってないのに、ここまであっけなく音を上げてしまうなどさすがに思いもしなかった。
 下半身の辺りから薄黄色い液体が止め処なく溢れ出してきて、両脚の内側を一気に伝っていく。
 延々とオシッコを垂れ流すうちに、足元に水溜まりまで広げていく始末だった。

「や、やだっ! お願いだから、そんないやらしい目で見ないでぇっ……!?」
チョロチョロチョロッ、ジュワジュワジュワッ。

 間近から浴びせられる視線に気づいて、智美はさらに慌ててしまう。
 全身を鞭で痛めつけられた挙げ句、ついには失禁を引き起こしてしまった……生温かい感触が両脚に行き渡ってきて、とにかく情けなくてたまらない。
 どんなに身を捩らせても、オシッコの勢いを少しも止められそうになかった。
 目の前にいる相手に見られないよう腰を引っ込めている間も、はしたない液体が続々と零れ落ちてくる。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!?」
ポタポタポタッ、ジトォッ……

 オシッコを出し尽くした後、智美はすぐに俯いてしまう。
 決して誰にも見せられないような姿などを、まんまと人目にさらけ出してしまったのだ。
 呼吸を整えている間も、つい身悶えずにいられない……下半身に張りついた液体が肌に染みて、とにかく痛くてたまらなかった。
 堪え難い気まずさに苛まれるあまり、ずっと目を瞑ったまま少しも周囲の様子を振り返れそうにないのだ。

(さて、そろそろ頃合いみたいだな。さっさと、この小娘を手中に収めてしまわないとな……?)

 智美の様子をじっくりと観察しながら、拷問士は次の準備に取り掛かる。
 金属製のサークレットを握り締めると、智美の頭へと近づけていく……数日後に帝国の支配を脅かすであろう勇者を退治するため、異世界からやってきた少女を差し向けるつもりでいたのだ。
 まさか予言どおりに、異国の少女が帝国の領地に迷い込んでくるなどさすがに予想外だった。
 サークレットの呪いによって相手を好き放題に服従させられると思うだけで、つい期待せずにいられない……

「……きゃんっ!?」
バチンッ!

 呪いのサークレットを智美に装着させようとした途端、予想外の事態に出くわしてしまう。
 悲鳴とともに、あっけなくサークレットが弾け飛んでしまったのだ。
 拷問によって弱り果てている隙を狙ったはずなのに、思わぬ邪魔させられてしまうなどさすがに思いもしなかった。
 床に落ちたサークレットを拾い上げている間も、さすがに驚かずにいられない。

グシュグシュグシュッ、ポチャポチャポチャッ……
(やだ、何か頭に押しつけてきたみたいだけど……身体中が痛くてたまらないのに、まだ私をおかしな目に遭わせちゃうつもりだったの……!?)

 戸惑っている拷問士の様子に気づいて、智美はひたすら思い悩んでしまう。
 ずっと鞭で全身を叩かれたばかりなのに、またしても何かを仕掛けてきたみたいなのだ。
 恐る恐る床を見つめると、足元にサークレットが落ちている……どうやら自分でも気づかないうちに、サークレットを押しつけようとしていたらしい。
 相手が何を企んでいたのか、どんなに思い悩んでも理由を少しも掴めそうになかった。

「ふん、さすがに一筋縄じゃいかないみたいだな……ちゃんと下僕になるまで、じっくりと可愛がってやらないといけないようだな?」

 怯え切っている智美をよそに、拷問士は悔し紛れに言葉をぶつける。
 どうやら理力によって、洗脳をまんまと阻まれてしまったらしい……異世界からやってきた少女を洗脳させるため、もっと精神を弱らせる必要があるのは間違いなかった。
 あと少しだったはずなのに、思わぬ形で計画を台無しにさせられたのがあまりに悔しくてたまらない。
 さらに智美を追い詰めるため、拷問の内容をこれからじっくり練り上げなければいけなかった……