私は身体を下方に向けた。
とりあえず足を床面に降ろして、じっくりウイルスを探してやろうと思ったのだ。
ソイツが現れたのは、もう足が血管壁床面に届こうかという時。
何もいないと思っていた場所から突然伸びた触手に私は両足首をつかまれた。
「っ!」
カメレオンのように体表の模様を変えて周りに溶け込んでいたウイルスが私に牙を剥いた。
「し、しまった! お母さん、聞こえる?」
「ミオナ、大丈夫? どうしたの?」
「何かに両足を?まれて身動きが取れないの!」
「まぁ、ドジねぇ。もうちょっと思慮深く行動しなさいって普段からあれほど言ってるのに」
「ちょ、ちょっと〜。今、そんなコト言ってる場合?」
「オッケー、お陰でウイルス解析プログラムが作動出来てよ、ミオナ。
ちょっと待ってくれる?」
「あ〜ん、早くしてよ〜」
触手がクリスタル・オーバー・レイヤーを突き破ったせいで
ウイルス特定プログラムは作動出来たみたいだけど・・・
う〜、早くなんとかして欲しいなぁ。
だけど、なんだか身体の火照りがいっそう激しくなってきたみたい・・・
そうか、触手に掴まれている箇所の痛みが、快感に変換されているんだわ。
あ、じわじわと心地よい感覚が私の敏感な箇所を刺激してくるの。いや〜ん。
「ん・・・分かったわ。ウイルス種、判明。種名、レザボア・ドッグね。
だけど・・・亜種かしら、配列が微妙に違う。新抗体作成の必要性が確認されたわ。
ミオナ、悪いけどちょっと一人で頑張っていてくれるかしら?
もうちょっと時間が掛かりそうなの」
「え〜っ! 時間って・・・どれくらい? もう、早くしてってばぁ〜」
「ごめんごめん、ちょっと解析ルームに行ってくるわ。
大丈夫、そんなに凶暴性はないタイプよ、ソイツ」
「そーゆーコトじゃなくってさぁ・・・」
快感はだんだん大きくなってくる・・・ちょっと、いきなりピンチじゃないの〜、私ってば!
「い、いや〜ん」
私の両足首を掴んだレザボア・ドッグの触手が、ゆっくりと左右に開き始めた。
私の両足を、すごい力で広げていく。
懸命にこらえるのだけど、徐々に脚は開かされてしまうの。
「くっ」
ウイルスの背甲側から伸びた別の触手が、私の周りを値踏みするように徘徊する。
獲物が何かを見究めようとしているのかしら。
でも、目は付いていないみたいだから熱量や呼吸をチェックしているのかも・・・
私は息をひそめながら、それでもこれ以上開かされないよう、懸命に足先に力を入れる。
力を入れるたびに足首にまとわりついた触手からなんとも言えない快感が
私に押し寄せるの・・・ダメ、踏ん張れない。
ジリジリと開脚幅が広げられていく・・・
強化型レオタードの股間部の布がせり上がり、私のアソコにグイグイと喰い込んでくる。
私のもっとも敏感な部分をいやおうもなく刺激してくるの。
正直、私はまだ処女だし、そんな自分でオナニーとかもしたコトはないのにぃ。
まぁ、中学生の頃はソレなりに興味あって
雑誌とかでそのテの記事を読んだコトはあるけどさぁ。
あ、あぁん、剥き出しになったクリトリスを布地がゴリゴリと擦り上げてる・・・
全身が小刻みに震えてきちゃう。
固くなった乳首にも快感が走ってるの。もうダメぇ〜。