

【あらすじ】
 禁断の愛……妹との恋を夢見る主人公
 勿論そんな事は現実にはあり得ない。

 兄は漫画や小説で、そのおとぎ話の世界、あり得ない世界に没頭していた。

 兄が好きな妹なんていない……。

 そう思っていた兄は……ある時、妹に自分の趣味がバレてしまう。

 の時妹の反応は……。






        【  第1章】
    妹とHがしたいと想像するのはいけない事ですか？



------------------------- エピソード1開始 -------------------------




 第1話 僕は妹が大好き……ただしそれは空想の中でだけ



　人には言えない趣味の一つや二つ、誰にでもあると思う。
　ご多分に漏れず僕にもそんな趣味が一つある。

　誰にも言えない……友人にも家族にも……特に妹には絶対に言えない、言えるわけが無い。

　僕の趣味は……『妹』……。


　僕は……妹物の小説や漫画をこよなく愛している。

　高校生になってからは薄い本にも手を出し始めた……例のお祭りの三日目に売ってるエッチな奴もかなり沢山愛蔵している。

　そう……始めに言っていた通り、僕には妹がいる……妹がいるのに妹物を読むなんてって……そう思うかも知れない。

　しかし、妹物の妹と、現実の妹とは明らかに違う。

　妹物の妹は……兄が大好きなのである。

　現実の妹が兄を大好きなんてあり得ない、……僕が読んでいる本の中の妹は、妹達はおとぎ話の世界の人物達と一緒なのだ。

　つまりこの押し入れ深くに押し込んでいるこの本達は、皆おとぎ話、そう絵本と一緒なのである。

　しかし、誰もがそう思ってくれれば良いのだが…………もし、万が一……僕が妹を、実の妹を愛している、近親相姦願望を持っている奴だなんて家族に……妹に思われたら……。

『にい……最低……キモい……お母さん、にいがあ……私を性的な目で見てたああああ！』
　なんて言われたら、そんな事態になったら……おわた……完全に人生おわた状態になってしまう。

　だから……この事だけは……この趣味だけは……バレてはいけない……。


　兄が好きな妹も、妹が好きな兄もこの世には存在しない。

　そんな兄妹はこの世に……いるわけが無い。



------------------------- エピソード2開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
 第2話 キスの練習は枕で

【本文】
 僕の妹の詩音《しおん》は……空想の妹ではなく実の妹だ。美しい黒髪……大きな瞳、細く長い手足に括れたウエスト……弱点は胸の大きさだけど……妹と言うキャラとしてはむしろ巨乳はNG。
　男が胸に執着するのは、赤ん坊がおっぱいを飲む時の名残、大きな胸は母をイメージしてしまう。
　僕には近親願望がある。と言ってもそれは空想の妹にだけ……そしてそこに母親は一切存在しない、それをちょっとでも考えれば萎えてしまう。
　だから妹の胸は小さければ小さい方がいい……詩音は正に理想その物だった。

　ただし黙っていればだ……黙ってさえいれば詩音は正に僕の理想の妹、理想の美少女。
　　
　黙っていれば……そう……ここが問題なのだ。

　妹は黙っていれば正に僕の理想の妹なのだが……まあ、僕の前で黙っている事はまず無い。外面はすこぶる良いので近所でも評判になっている位なのだが、何故か僕の前では最悪な性格を見せつけている。

　簡単に言うと、勝ち気で男勝りな性格、そして、なにかと言えば手を出す足を出す口を出す。

　「にい……マジでキモい」が口癖……その性格から、その態度から僕の理想の妹とはかけ離れていた。

　顔は……身体は理想その物なのに……。
　
　妹は何か気にくわない事があると僕を蹴りつける。
　すれ違うなり「邪魔！」とお尻を蹴られた。
　でも……僕はやりかえせない……。
　妹のスカートからパンツがチラリと見えたら……僕はそれだけで幸せな気分に浸れてしまう。

　さっきも洗面所で歯を磨いていたら、妹が風呂に入りに来た。
　そして僕の顔を見るなり「お風呂入りたいんですけど」と言ってきた。
　「ちょっと待って」と言って口をすすごうとすると、「キモいんだけど、早く出ていけ！　変態！」と蹴りを入れて来た。

　一瞬ムカッと来たが、鏡に移った妹のスカートからスラリと伸びた長い足、そして水玉模様のパンツがはっきりと見えた。

「わかったよ……」
　僕はそう言って……そそくさと部屋に戻る。

　そして……記憶が鮮明なうちに、押し入れからいつものお宝とそして家族旅行で撮った妹の写真を取り出す。
　今時写真？　と思うかも知れないが、むしろ家族の写真を、小学生の時の笑顔の妹の写真をスマホには入れている方がヤバい……。
　水着姿や薄着の妹の小学生の時の写真……場合によっては捕まりかねない。

　なので何気なく押し入れに入れてあった様に、母さんや自分の写真を適当に混ぜて家族のアルバムですよって感じで押し入れに置いてある。
　
　僕はその中から妹の写真を持ってベットに倒れ混む。

　そして枕元に妹の写真を置き、目を瞑る。
　そのまま枕に抱きつき……キスをした。

　更にさっきのパンツを、妹のパンツと長い脚を思い出す……笑顔の妹……目を閉じて妹を想像しながら……いつもの様にキスをする……妹とのキスを思い浮かべて……枕に……。

　熱い熱いキス……妹の唇を想像しながら「詩音……」そう名前を呼びながら……妹とのキスに没頭する。

　キスが終わると、お宝本を何冊か見る……特に作者は選んでいない、全部特定のキャラ、妹に似ているキャラクターの絵を今まで探して買っていた。
　
　そのどのキャラも全てお兄ちゃんの事が大好きな妹達……。

　お兄ちゃんに身も心も捧げる妹達……。
　僕は実の妹の詩音を想像しながら本で補完した完璧な性格の理想の妹とのエッチな想像をする。

　そして興奮して来た所で、布団に潜り込み……自分自身を慰める。

　これが日常、これが僕の秘密……誰にも言えない、妹には絶対にバレてはいけない僕の、僕だけの秘密の趣味……。




------------------------- エピソード3開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
第3話 妹と僕の関係

【本文】

「にい……まじでうざい、キモイ！」

「いや、朝いきなりで、それはないだろう？」
　朝洗面所で歯磨きをしていると、妹が洗面所の扉を開き僕を見るなり開口一番そう罵られる。
　まあ、罵られるのはいつもの事なんだけど……さすがに朝一は堪える。
　いるだけで妹に全否定されるって……。さすがに少しカチンと来た。

　でも……妹のふわふわピンクのパジャマ姿を見るとそんな罵りなんて何でも無い……今夜のおかずは決まったと……僕は喜びを隠せないでいた。

「……うわ……キモいって言われてニヤけてる……にい最近本当にキモい……早くどいて！　消えて！」

「いや、に、にやけてなんて！」
　え？　まずい……顔に出てしまった？　僕はなんとか顔を繕う……。

「いいから！　は、や、く、して！」

　妹はそう言うといつもの様にまた僕のお尻に蹴りを入れてくる、僕は慌てて口をゆすぎ何も言わずに廊下に飛び出た。

「……にい……本当……マジでキモ……」
　少しにやけながら廊下に出た僕を妹は蔑む様に睨むと、吐き捨てる様にそう言って、洗面所の扉を乱暴に閉めた。

　妹にここまでされても……朝からここまで言われても。
　僕は妹を憎む気にならなかった……いや、どMとかそう言う趣味では……無い事も無いけど……。

　妹はもうすぐ高校１年生になる……これだけ嫌いな、恐らく嫌っているであろう僕と、春には同じ高校に通う事になっていた。

　去年僕が高校に入学した時、妹に「うわ……私の希望校に行くとか最低……」と言われた……。
　いやお前中高一貫校に入ったのに？　と言いたかったが、まあ、何を言っても僕の話を聞く耳なんて持つわけもなく、いつもの様に諦めスルーした。
　しかし、それはそれで妹の機嫌はさらに悪くなる。構っても構わなくても直ぐに不機嫌になる妹……全く現実の妹はこれだから……本当に理不尽である。

　女子中学からエスカレートで、女子高に通う筈だった妹が、何故か僕と同じ高校に通う……一瞬僕を追ってなんて想像をしてしまった。

　まあ、そんな事はあり得ない……小学生迄の妹なら考えられたが、今じゃ絶対にあり得ない事だ……。

　小学生迄ならば……そう昔は、小学生迄は……一緒にお風呂に入っていた頃迄、妹は僕に物凄くなついていた。いつも僕の後を追いかけてくるそれは可愛い可愛い妹だった。
　
　でも思春期になり一緒にお風呂に入らなくなった時から妹の反発が始まった。
　反抗期なのか？……妹は母親にではなく、僕に反抗するようになった。

　顔を見れば睨みつけられ、口を開けば罵詈雑言のオンパレード。
　最近ようやく慣れたとは言え、当初僕はかなり戸惑った。

　そして悩んだ挙げ句母さんに相談すると「詩音もようやく兄離れしたし、あんたもさっさと彼女でも作れば？」と言われてしまう。

　簡単に彼女が作れたら苦労しない……ずっと妹に付きまとわれていたので彼女どころか友達付き合いもままならなかった僕は、その反動で以前の妹に……いや、それ以上の……理想の妹に、空想の妹に……そのあり得ない兄妹の恋……兄妹で愛し合うという、おとぎ話の世界に僕はドップリと嵌まって行った。

　そんな事を考えながらその場でボーッと考え事をしていると、洗面所の扉が開き中から妹が出てくる。

「…………にい……何をそんな所で突っ立ってるの？　キモいんですけど」
　僕を見て少し驚いた様な焦った様な顔をした妹は、直ぐにいつもの怪訝な表情になりそう言った

「あ……いや……うん……」
　特に理由は無い……だからいつもの様にスルーした。

「…………ふん…………にいの……バカ、死ね」
　そう言って妹は僕を睨みながら僕の横を通り過ぎる。
　妹が僕の横を通る瞬間匂いがした。
　歯みがき粉とシャンプーと汗が混ざりあった……甘い甘い匂いが僕の鼻腔をくすぐった……。

　それだけで、僕の心拍数が跳ね上がる、脳内麻薬が溢れ出す……駄目だ……僕は妹が好きで好きで仕方がない……。

　理想の妹とまた今日も……エッチな事をしてしまう。
　
　空想の世界の理想の妹と……僕は毎日毎日……エッチな事をしてしまっていた。




------------------------- エピソード4開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
第4話 賢者タイム

【本文】
『お兄ちゃん……気持ち……いい』
　妹が僕の耳元でそう呟く……その瞬間僕の脳に電気ショックの様な物が走る。
　そして脳内から溢れ出た快感が身体全体に伝わる。
　
　僕は布団の中で必死になる。やがて手足がピンと伸びつった様な感覚が襲う。

　最後に腰の辺りから局部に向かってじわっとした快感が襲う。

　その瞬間僕は妄想のキャラから現実に、妹の顔に、妹の写真に、想像の妹から現実の妹に切り替える。

「し……詩音……」妹の名前を呼んだのを切っ掛けに、我慢していた物がドバドバと脳内麻薬と共にほとばしり、飛んで行った。

　恍惚の瞬間……、そしてその直ぐ後に襲って来る罪悪感……。

「……はあ……」
　また……してしまった……賢者タイムに陥り僕はベットから起き上がる……と深いため息を一つついた。

　妹の寝間着、制服、私服、そして下着……当たり前だけど普通にその辺に干してある……。
　そして、靴や帽子等……匂いのする物はその辺にいくらでもあったりする。
　
　当たり前だ……一緒に住んでいるのだから……。
　
　好きな人と一緒に住んでいる……顔や身体だけとはいえ、僕は妹が好きでたまらない……。
　
　アイドルと一緒に住んでいると言えばわかって貰えるかも知れない。
　テレビの向こうで笑うアイドル……普段の性格なんて知るよしも無い……。
　
　なので僕達は勝手に補完する……妹を自分好みに、自分好みの性格に……。

　つまりはそういう事なんだ……僕にとって妹はアイドルと同じ……テレビの中の存在の人物と一緒……。

　そんなアイドルと一緒に暮らしているんだ……こうでもしないと……欲望を抑えられない。
　
　そう思いながらゴミ箱に丸めてあるティッシュをじっと見つめる……。

　僕はいつか手の届かない存在に、いや手を出してはいけない存在に……妹に……いつか手を出してしまうかも知れない。

　いつか……洗濯籠の中にある……妹の下着に……手を伸ばしてしまうかも知れない。
　
　そしてそれは始まりに過ぎない……洗濯物から本物に移行しかねない……。

　覗きや寝ている隙になんて事をしてしまうかも知れない。

　そうなったら終わりだ、破滅だ……今だってこんな趣味がバレたら……妹物で興奮している事が、妹自身に興奮している事がバレたら……僕は終わりだ。

　妹からは嫌われ母からは勘当され、行き場を失った僕は若くして野垂れ死にする……なんて事に……なりかねない。

　大袈裟かも知れないが、でも今以上に妹から嫌われたら……口も聞いて貰えない様になったら……汚物でも見る様な目で見られたら…………ヤバい一瞬ちょっと良いかもなんて……いやいや……。
　
　もとい……僕が性的な目で見ているなんて事を……妹に知られたら……。

　でも……そうなる可能性があるってわかっても、これが悪い事だと、してはいけないとわかっても……。

　止められない……好きって気持ちは……抑えられない。

　僕は再びベットに寝転び布団にくるまる。

　そしてまた目を摘むって妹の事をを思い出す。可愛かったあの頃、一緒にお風呂に入ったあの身体を思い出す……今でもはっきりと覚えている……濡れた肌、ツルツルだった身体……。
　
　あれから数年……今の妹と結び付ける、薄着の妹から今の妹の裸を想像する。　あれから成長したらどうなっているかを想像する。

　そして思い浮かべる僕はまた自分で自分を慰める……絶対に手を出さない為に……ここで止まるために……僕は毎日……そうやってこの気持ちを抑え、やり過ごしていた。


------------------------- エピソード5開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
第5話 妹の制服姿

【本文】
　僕は思わず立ち止まりマジマジと見つめてしまった。

「何？」

「いや……えっと……何で制服？」

「……にいに関係ないでしょ」

「まあ……そうだけど」

「……あの……じろじろ見ないでくれる？　キモいんですけど」
　妹は汚物でも見る様に僕を見つめてそう言った。
　いや、そんな事言われても、見るでしょ？　入学式前なのに家の中で学校の、しかも僕の高校の制服を来てたら……。
　
　うちの制服は全国でも有名な制服で、某アイドルグループの衣装と似ており、参考にされたと噂の制服。
　チェック柄の蝶ネクタイ、校章の入った紺のブレザー、ストライプのスカート。
　お洒落かつ清楚な制服として、全国制服ランキングでも常に上位に位置し、制服着たさに入学する人がいるくらい有名な制服として知れ渡っていた。

　妹はその制服のスカートを腰で折っているのか？　丈は規定の物より短く、スカートから生足が……妹の細くて美しい太ももが露になっていた。


　うちの学校の誰よりも似合う妹の制服姿に、キモいと言われても僕は思わず見入ってしまう。

「だから見ないでっていってるの、マジ言葉もわかんないの？　さいてーー」

「いやだって……突然そんな格好してるから……」

「入学前に制服で外歩けないでしょ？　かといってまるっきり新品で学校行きたく無いし、少しは着馴らしてるんだけど……てか、何でにいに、一々言わなきゃならないの？」

「まあ……そうだけど」

「じゃあどいて、邪魔！」
　妹は廊下の真ん中でそう言う……毎回思うんだけど、何でいつもわざわざ真ん中を闊歩しているんだ？　そもそも僕が正面から歩いて来てるのはわかっているだろうに……。

　制服だって部屋で着ていれば良いだけ、そもそも制服を着馴らすってあまり聞いた事が無い……。

　……ひょっとして……妹は……わざとやっている？
　
　僕に難癖をつけたいから、文句を言いたいから……こんな事をしている？

　そもそも本当に嫌いだったら口も聞かない目も合わせない……筈。

　でも妹は……何かと喧嘩を売ってくる……手を出す足を出す……。

　なぜだ？

　キモかったら……触らないのでは？　家の中でだけ着るのに、着馴らすだけなのにスカートを短くしているのは？　ひょっとして……毎回蹴りを入れて来てパンツを見せるのは？

「あのさ……早く退けって言ってるの！」

「うぐう！」
　僕が一向に退かないで、尚且つ妹の事を……妹の言葉を無視するかの様にその場で考え事していた為、妹のイライラが頂点に達した。
　妹は空手の様に、正面から僕の股間を下から蹴りあげた。

　それほど強くでは無かったが、妹の足の甲が僕の股間に綺麗に入る。
　そして逃げ場を無くした僕の大事な２つ物が、体内に入ると同時に下半身に鈍痛が……。

「あ、あああ、あはうう……」
　僕はその鈍い痛みに思わず変な声を漏らしながら、その場にしゃがみこんだ。

「うーーわ……キモい……変な感触……最低……」
　妹はそう呟き　その場で立ち止まって僕の様子を見ている。

「う、く……」
　僕が冷や汗をかきつつも顔を上げ妹を見る……あれ？　なんか心配そうな顔をしている様な……。

　そんな妹の顔を見て、僕は思わずニッコリ笑ってしまう。妹に心配をかけさせない様にと……。

「──本当……キモ……」
　妹はそう言うと足早にその場から、僕の前から去って行く。

　僕は情けなくも股間を押さえながら立ち上がると、妹を追いかけるべく、妹の上がっていった階段を下から見上げた。

　妹は下を、僕の方を振り向く事はなく２階に上がっていく。
　そして階段を上がっていく妹の……スカートから白い下着が……チラリ見えた。
　
「ふ……本当……最低だな……」
　こんな状況でも……僕はそうやって妹の事を見てしまう。
　それだけで、妹の事を全て許してしまう。

　本当……妹の言う通り……僕はキモくて最低な奴だ……僕は妹の下着を目に焼き付けながら、今夜のおかず手にした喜びと、同時に僕は情けないどうしようも無い位の変態だって……そう自責の念に苛まれていた。
　





------------------------- エピソード6開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
第6話 妹に……見られる

【本文】
　妹が高校生になって暫くしたある日の夜、僕は相変わらず妹をネタに、いつもの様に布団に潜り混んで空想の妹とイチャイチャしていた。

　成長期なのに今一成長しない妹……身体も小学生高学年程度、最後に一緒にお風呂に入った頃からあまり変化が無い。

　思えばかなり少食の妹……ダイエットする必要も無いのに何故だろうか……いつもかなり控え目に食べている様な気がしていた。
　
　でも、僕の理想はあの頃の妹……あの僕によくなついていた、あの時の妹……なので、高校生になった今でも、身長が低く、やせ形の妹は僕にとってどストライクなのだった。

　そんな妹に、一緒に住むアイドルに、僕はなんとか妹に手を出さずに、勿論妹の下着や、妹の使った箸、歯ブラシなんかにも手を出さずにいた。
　いや、内緒だけど、妹が小学校で使っていたリコーダーは何故か僕の部屋の押し入れにある。
　
　まあ、それもこれも全て僕の空想力とお宝のおかげ、毎日きっちり処理をしておけば大丈夫と、僕は今日もお宝を押し入れから出して、布団に潜りこんだ。

　しかし、潜り混んで直ぐに急な腹痛が僕を襲う。

　思えば、ここの所寒かったり暑かったりで、身体の調子が、特にお腹の調子がイマイチだった僕は、その最中にもよおしてしまった。

　そしてそのまま慌てる様にトイレに駆け込んだ。

　十数分後、トイレから部屋の前に戻ると何やら部屋の中から人の気配が……閉めた筈の扉が少しだけ開いていた。

　それを見た瞬間に僕は背筋が凍った。
　そう……今部屋には、ベットの上には……詩音の写真と妹物のお宝本が……。

　高校生になって小遣いも増えた為、最近特に薄い本が、それもかなり過激な奴がたっぷりとあり、今日のおかずは妹激似のキャラが兄ととんでもない事をする、かなりのヤバめの本。

　慌てて部屋に入ろうと扉のドアを掴んだ。
　いや、ちょっと待て、詩音が部屋に入る事はない、すると残りは母さん……でも今日は仕事で遅くなる筈……じゃあ中には一体誰が？

　もしかして気のせい？　でも確かに閉めた筈……もし詩音だったら……僕は終わりだ。
　せめて母さんなら、僕はそう祈って扉を開けた。


　扉を開けて部屋の中を見ると、そこにはベットの上に置いてある僕のお宝本をベットに乗ってパンツ丸出しで、食い入る様に見ている詩音がいた。

「し、詩音！」

　僕は妹の姿を確認すると、慌てて部屋に入る。
　突然部屋に入ってくる僕を見て、詩音は驚きの表情に変わった。

　見られた！　どこまで？！
　僕はパニックに陥った。

　慌ててベットに置いてあった本やら写真やらを身体で隠す。
　十数分ここに？……どこまで見られた？　全部？　いや、今入ったばかりなら、全部は……。

「し、詩音！　な、何でここに！」

「ふえ？　え？　あの……お、おにいがなんか……調子悪そうだなって思ってたら、何か部屋から、うめき声が聞こえて、それで……その……」
　いつもの、うざいキモいしか言わない妹は素直にそう言う。
　何か僕同様パニックになっているのか、いつもとは全く違うキャラで挙動不審にそう言った。

「…………」

「…………」
　僕はベットの上で、妹はベットの脇で無言になる……。
　どういう事なんだ？　何で妹は？　まずい……バレた……バレてしまったかも……。
　僕は恐る恐る妹を見る、僕に見られて妹は怖がる様にビクッと身体を震わせた。

　どうしよう、でもこのままってわけには……僕は勇気を振り絞って妹に聞いて見た。

「……み……見た？」
　僕がそう言うと妹は真っ赤な顔で……コクンと頷いた。




------------------------- エピソード7開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
第7話 ここから始まる僕達の関係

【本文】
　おわた、終わりました。　僕の家族も生活も、何もかも……終わりました～～～～。
　恐れていた事が現実となった。なんか今まで隠していた事が、こうもあっさりとバレてしまうなんて……と思ったら……僕はつい笑ってしまった。

「にい……それって……」
　そして当たり前だが妹は僕の下にある薄い本達を指差しそう聞いてくる。
　ああ……これは……もう誤魔化せない……ここで誤魔化しても、どうにもならない。
　
　僕はそう悟った。

「……あの、ずっと隠してた、僕の……性癖……」

「──性癖」
　兄から突然性癖の話をされ、戸惑った顔をする妹……僕はかえっていたたまれない気持ちになる。キモい！　変態！　と、いつもの様に罵られた方が全然良かった。

「えっとその……なんかごめん」

「……な、何で謝るの？」

「──いやだって」

「……それ、その本の横にあるそれって……私の写真だよね？　昔の奴だよね？」

「うん……その本って妹ばっかりだよね」

「うん……」

「にいって、おにいの性癖ってそれの事？　その妹と……へーーーおにいって……そういうの好きなの？」

「……えっと……うん」

「──そう……なんだ……つまり私の写真もその性癖の……なの？」

「……うん」
　もう僕は終わっている……だから隠す事無く聞かれた事に対して素直にそう答えた。

「えっと……つまりねあの……おにいって妹、私……そのひょっとして……妹の事がつまりね私の事が……その──好きなの？」

「……うん」

「そ、そうなんだ」
　僕は妹の顔が見れなかった、でも妹の取り調べには素直に応じた。

「おにい……えっと……お、おにい、お兄ちゃん」

「──あ、は、はい……」
　妹から、改まってお兄ちゃんと呼ばれた……絶縁宣言か、兄妹の縁を切られる。
　お母さんに言う、最低、キモい等、僕はそれらの言葉を覚悟し、妹からの絶縁宣言を、死刑判決を……待った。

「──お兄ちゃん……その……う、嬉しい」
　
「はい、わかりました…………え？」
　妹の口から出てきた言葉に僕は一瞬わけがわからなくなった。
　へ？　今嬉しいって……主文後回しとかじゃなく、嬉しいって。
　
　出ていけ、顔も見たくない、キモい、お母さんに言う……そんな言葉を覚悟していたのに……。

　僕はそのままの姿勢で、ゆっくりと妹の顔を見ると、妹は真っ赤な顔で少しうつ向きながら、上目遣いで僕の事をじっと見つめていた。





------------------------- エピソード8開始 -------------------------
【エピソードタイトル】
第8話 嫌われていた理由

【本文】
「は？」
　わけがわからなかった……。妹から出てきた言葉は断絶の言葉ではなく祝福の言葉だった。

「嬉しい……お兄ちゃん……」
　妹は目に涙を浮かべるとベットの上の僕にしがみつく……部屋に入る事さえ拒む妹が、僕のベットの上に乗りさらに僕にしがみつくなんて一体どういう事なのか？
　予想だにしない妹の行動……とりあえず僕は落ち着く様に妹を諭し、自らも落ち着く為に一度深く深呼吸をする。

「お兄ちゃん……」
　ベットの上で綺麗に正座をし、うるうるとした目で、僕をじっと見つめる妹……昨日までの顔とは一切違う、別人かと思わせられる様な表情と態度の変化に僕は戸惑っていた。

「えっと……その……詩音は、僕の事……嫌いだったんでは？」
　何も考えられない……とりあえず今の状況、疑問に思う事を直接妹にぶつけてみた。

「……うん……嫌い……大嫌い……だった」
　妹は僕の言葉を聞いた瞬間悲しそうな顔でそう言った。
　
「じゃ、じゃあ何で？　それにどうして嫌いに？　僕……何かした？」
　それじゃあ何でいきなり抱きつくの？　と思ったが、とりあえずそれは置いておくとして、僕はとりあえず妹に嫌われていた理由、なぜ嫌いになったのか？　それが知りたかった……。

「……あのね……私……お兄ちゃんに嫌われたから……だから私も嫌いになってやる……って」

「──へ？」

「……お兄ちゃん……私の事嫌いになったんでしょ？」
　涙を浮かべてそう言う妹……いや、ちょっと待って、嫌いになる所か僕はずっと妹の事が……好きだったんだけど？　だって今さっきも妹の事を思い浮かべて……僕は……。

「……そんなわけ……いや、何でそんな風に思ったの？」
　何か妹の中できっかけがあったのかもと、僕はそう聞き返す。

「……お風呂」

「……へ？」

「お兄ちゃん……お風呂に別々で入ろうって」

「……は？」

「言われて、私……悲しかった。お兄ちゃんに嫌われたって……」

「いや……それって、あの小学生の時の？」

「うん……お兄ちゃん、もう私と一緒に入らないって、私……思ったの……お兄ちゃん私の身体が変になったからだって……」

「……変？」

「……おっぱいが大きくなったから、あとその生えて来たから」

「いや、え？」
　ちょっと待って、いや、一体妹は何を言い出してるんだ……。

「だから私……頑張って痩せて……おっぱいも大きくならない様に……最近はお金貯めて……そのエステに行ったり」

「いや、え？　エステ？　いや、ちょっと待って」

「でも、でも……それでもどんどん成長していくの……お兄ちゃん、私頑張ったの……でもどんどん身体が大人になって……だからどんどんお兄ちゃんに嫌われてるって……」

「……いやそんな……まさか」
　細く長い手足、薄い胸……細い腰……ガリガリまでは行かないが詩音はかなり細く幼い、勿論高校生には全く見えない。

「さっきの絵も細くて小さな女の子ばかりで……やっぱりお兄ちゃんはああいう子供みたいな人が好み何だって」

「ち、違う！　僕は……妹が、僕の妹が……好きなんだ、し、詩音が好きなんだ！　だから……だから、詩音との事を想像して……だから」
　
「──本当に？　お兄ちゃん今の私でも良いの？　好きでいてくれるの？」

「あ、当たり前だろ、僕はロリコンじゃない！」

「……う、嬉しい！　お兄ちゃん！　私も……好き！」
　妹はそう言って抱き付いて来た。
　そんな妹を僕はそっと抱き締める。

　妹の甘い香りが漂う、細くてもやはり女の子……柔らかい感触が僕の身体の全面から伝わってくる。

　暫く抱き合ってると妹は僕の耳元で囁いて来た。

「お兄ちゃん……あの頃に戻りたい」

「あの頃？」

「……うん……一緒にお風呂に入ってた……あの頃に」
　小学生の頃、仲の良かった兄妹の頃に、妹はそう言った。

「……うん……そうだね」
　僕がそう言うと妹は満面の笑みで言った。

「本当！　よし！　じゃあ行こうお兄ちゃん！」
　そう言うと妹はベットから立ち上がり僕の手を引っ張る。

「い、行こうって、どこへ？」

「決まってるじゃない、一緒にお風呂に入ろうお兄ちゃん！」

「…………えええええええええ！」
　そして僕達の時間が巻き戻る……あの仲のよかった、あの頃に……。



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