リベンジャー 音々 夢世界の塔
これは略奪編が終わった後の話である。
「――――」
不思議な空間で眠っていた。無邪気で紫髪の女性。メルヘンチックな死神コスを着た可愛らしいショートボブの女性<不思議原 音々(ふしぎはら ねおん)が瞼をゆっくりと開き始める。
「――――あれ? ここは……」
音々は眠気眼であたりを見渡す。赤や黄色、緑色が混ざった空間。不安であるが、彼女は大鎌を持って、前を行く。
すると、その向こうでドロドロの黒色ゴブリン〈ナイトメア・ゴブリン〉が十体現れる。
彼女は気を引き締めた顔で大鎌を振り下ろした。
「【みんな眠り死んじゃえ!!】」
音々が大鎌を振り下ろすと、相手は糸が切れた操り人形みたいに地面に倒れて、突然死する。
「び、びっくりした……。ど、何処だろ……」
彼女は焦った顔で見て、前へ向かった。
音々が見た先には天まで届くほどの塔が建っていた。
音々は好奇心旺盛な顔でその塔へ入った。
音々がその中へ入ると、彼女は大きく驚く。
「―――え!? なんで、草原?」
音々が見た先には、なんと草原であった。困惑する音々。
それに音々の体は急成長して、25歳であり、ロングヘアーとなっており服装メルヘンチックの死神コスはそのままであるが、王冠が大きくなっていた。胸もEカップに成長した。
「え? 音々、いつの間に大きく……」
大きくびっくりする音々。すると、扉は消え始める。
「―――。この塔を登らないとだめなのかな?」
音々は少しあたりを見渡し、前に歩き始めた。
何処へ行っても、草原だらけ。しかし、音々の耳に違和感を感じた。
―――キモチいい……、キモチいい……。
微かであるが、音々の耳にはそれが聞こえた。
「何だろう。あっちから、声が聞こえる……」
音々は耳がいい。どんなに遠いところでも、密室の部屋でも彼女にとって、脱出する手口はあるからだ。
必ず壁穴には空気が流れており、それを大鎌で壊すことが可能である。
音々は聞こえたほうへ浮遊して、向かう。天然そうに見ていた。
そこには大量の触手たちがそのベージュ色のロングヘアー褐色肌人型妖精に絡みついていた。
「―――! ――――!」
非常に嫌な顔をしているが、その声は正直なのか。涙を流しながら、その場で喘いでいた。
しかも、あそこから大量の潮が勢いよく出て、口からは涎が出ている。
すぐに焦った音々はその触手を全て。
「【切り裂いて!】」
彼女は必死な顔で大鎌を連続斬り、人型サイズの妖精を救うことに成功した。
「―――。―――。きもちよかったぁ~」
「え? 気持ちよかったの?」
音々は天然そうに聞いたと同時に、弱弱しく頷いた。
「はい〜。あたしは〈エロン〉。エッチ大好き妖精だよ~」
エロンは嫌らしい顔で見て、音々に触る。
音々は不思議そうな顔で見る。音々は相手の頬を舐めた。
それと同時にエロンは高揚して、その場で潮吹き始める。
「そういえば、ここは何処なの? エロン?」
「え〜。ここは<夢世界の塔>。様々な人間が見ている夢を忠実に再現している世界だよ~」
音々は聞いたことがあった。それは以前、<織田 優華>や<織田 リーゲン>が話したダンジョンについてである。
しかし、あのダンジョンは既に滅んだはずだと聞いたはずだ。
それに何だろう。エロンの呼吸音と心拍音が妙に乱れていていた。しかも、誤魔化しているような音だ。
これに対して、音々は聞いたことがある。人間は嘘をつく癖があることを。それも共通である。
一つは嘘をつくと、目が泳ぐこと。作者のユーディはこれらしい。しかし、今も自分が嘘ついているのかどうかも全くわからない。というか、決めつけられたため。全くわからない。
二つ目は心拍音と呼吸音だ。妙に早かったりすることが多いからだ。
しかし、音々はそれでもエロンに聞いた。
「ねえ、音々も聞いたけど、塔は既に滅んだはずだよ」
「あ~。それ多分別の塔だよ。あたしが今いるのは別の塔なんだよね。夢世界って、ここだけじゃ限らないからさ~」
意外な事実を知った音々。夢世界はここだけではなく、いろんな夢世界が存在する。
早い話がIFであり、パラレルワールドみたいなものである。
偶々音々がその夢世界に落ちたというのが現状である。
すぐに音々は必死な顔でエロンに話した。
「それなら、ここを出る方法ってある?」
音々の話を聞いて、エロンは考え込む顔で唸り始める。
しかし、唸った後にエロンは突然……。
「あ~~~~!!」
エロンは大きく興奮。すぐに衣服を脱いで、その場で何かを始める。
「―――! ―――! キ、キモチいい!! ―――! ―――!」
エロンの顔は気持ちよくなり、舌を出して、楽し気に左手であそこを広げて、右人差し指であそこの内部をいじくり始める。
すぐに音々は好奇心旺盛に衣服と下着を脱いで、自分の女性器を触り始める。
エロンは目を大きく見開いて、音々に近づいて、自分の指を音々のあそこに触り始める。
「――――! 一緒にやろう!」
音々は嬉し気にエロンのあそこを触る。触った箇所はクリ〇リスである。
クリトリスは女性にとっては、敏感な箇所である。
それに触れば、エロンは酷く高揚して、たったの数秒で潮を噴き始める。
その潮は放水車の放水みたいに吹きだし始める。
それと同時にあそこの尿道から黄色い液体が漏れ出した。
「わあ! た、大変!」
音々は慌てだし、すぐにアイテムポーチから吸水シートを取り出して、エロンの股に付けた。
結果。エロンは少しだけ漏らしたけど、難を逃れた。
「えー。別に漏らしてもいいのに……」
「ダメだよ。恥ずかしいよ……」
音々も絶頂すると、お漏らしてしまう体質なので、強くは言えない。その証拠に彼女の頬は赤く染まっていた。
「えー。おしっこ漏らすのキモチいい~」
「でも、恥ずかしいよ……」
音々は顔を下に向けた。こういうのは夫?である〈神風 神子〉ならいいが、他の方とやるなんて、まるでNTRみたいな感じだ。
音々はそのNTR自体が苦手であった。というか理解できなかった。
折角できたカップルに飽き飽きしたというだけで、夫に黙って、やることに対してだ。
『あんなのじゃ……。満足できない……』
音々の脳裏に浮かんだ。その言葉。結婚した意味がないと感じていたのだ。
それに対して、彼女は嫌悪感を抱いていた。
「そういえば〜。きみ〜。名前は~」
エロンの言葉で、音々はハッと我に返る。
「音々。不思議原 音々だよ。エロン」
音々の言葉を聞いて、エロンは何か考えた顔となった。すると、後ろを向いて、あくどい笑みを浮かべた。
音々の耳には明らかに昂っているのか。脈拍が大きくなっているように気がした。
しかし、そんなのは無視だ。今はこれが頼りであるからだ。
「音々ね。んじゃ、案内するよ。上の階に行けば、脱出できるよ」
「わかった。よろしくね! エロン」
無邪気な笑みを浮かべて、音々はエロンと握手する。
すぐに着替え直した音々は草原を真っすぐ走った。
その先に飛んでいるエロンがいるからだ。エロンを辿れば、上へつながる道があるからだ。
すると、音々の耳に微かだけど、何かが来る音が聞こえた。
地面から出てきたのは、なんと紅く綺麗な花が頭に付いた四足歩行の草を纏い、背中には大量の花が生えた大獣であった。
すぐに紅く綺麗な花が頭に付いた四足歩行の草を纏った大獣は背中に生えていた花から大量の触手を飛ばし始める。
音々はすぐに大鎌を持って、避けようとするが、触手は音々ではなく、彼女……。
「ひゃあ~」
なんとエロンであった。音々は唖然とした顔で見ていた。
その触手はエロンの衣服を脱がした。
エロンはドキドキした顔で見た後。口に触手をぶち込ませ、さらにあそこや肛門に触手をぶっこませた。
触手たちは元気よく、ピストンみたいに上下運動をする。
エロンは嫌な顔をせず、むしろうれし涙を流しながら、喘いでいた。
「――――! ――――!!」
声にならない声をあげながら、その場で気持ちよさそうな顔で上を向いていた。
あまりにも気持ち良さそうなのか。あそこから潮が吹いて、その後。失禁。
肛門はひくひくとして、エロンはその場で快楽を感じた顔になった。
音々はそれを見て、すぐに大鎌で【毒になれ!!】で毒色に染まった大鎌で袈裟斬り。その大獣は触手を引っ込めて、ようやく音々を見る。
大花の中に目玉が開き始めた。
「―――音々、負けないから」
彼女は必死な顔で大鎌を握り直した。相手は大きく咆哮して、大花は蕾へ戻った。
すると、四本脚と背中に大きな花が咲き始める。
花から大量の触手が生えて、音々へ襲い掛かる。
音々はすぐに浮遊して、逃げ回る。触手たちは執拗に音々を追いかける。
焦る音々。すると、あることを思いついた音々は振り返り、大鎌を前に大きく回し始める。
「【大鎌ぐるぐる~】」
彼女が必死な顔でそう言うと、大鎌は勢いよく、前に回り始める。
すると、前に来た触手は大鎌によって、切り刻まれた。それはもはや金太郎あめみたいな感じである。
後ろに来た触手も、音々は大鎌を投げる。触手はその場でバラバラになる。
大鎌はブーメランみたいに音々のところへ戻って、手に取る。
花から触手たちが出てきているため。彼女は意を決して、大鎌を握り直して、四本脚の花たちを全て大鎌で横斬りした。
後は背中の花だけである。しかし、相手は酷く大暴れする。
音々はすぐに【痺れちゃえ!】で相手を痺れさせて、浮遊して、相手の背中に生えた花を斬り飛ばした。
それと同時につぼみと化した大花が開き始めた。
音々は大鎌に魔力を付加して【全力の一撃】であのモンスターを大袈裟斬りで相手を倒した。
モンスターを倒すと、その場で朽ちて、ある石が置かれていた。
「何だろう。このクリーム色の石?」
音々が拾ったのはクリーム色の煌びやかな石だ。
彼女はそれを拾った。
なんとか未知のモンスターを倒した音々。結局相手の名前が分からない。肝心のエロンも気持ちよさそうに上を向いていた。