@fadeout
@switch 32 true
@sc
立ち絵();
眉 = "通常";
目 = "閉じ2";
口 = "開け2";
背景 = [5,"自室3"];
Pフェード = [0,10,0,1];
@end
@wait 30
@fadein
@wait 5

:1:そして夜も更けたころ。自室に\n[2]を招き入れる。

初めは渋っていたが、大切な話があると言うとあっけないくらい簡単についてきてくれた。

@sc
Pフェード = [0,10,255,30];
@end
@wait 30
\n[2]:2:「…………それで、大切な話って……なによ」

:1:視線は左右にきょろきょろと動き、どこか落着きのない様子で尋ねる。

\n[1]:2:「ぁ、いや、えっと……その……」

:1:俺も同様に緊張から言葉に詰まってしまう。

伝えることは決まっているのに、その先を想像してしまい音にならない。

……大丈夫。ここまで来た。だから大丈夫。
何度も心の中で復唱する。

そうしてようやく決意が固まり、口を開こうとした瞬間、

@sc
口 = "開け2";
@end
\n[2]:2:「――あの、実は私からも……大事な、話があるの……」

\n[1]::「……え？」

@sc
眉 = "怒り";
目 = "閉じ2";
頬 = "赤";
@end
\n[2]::「あ、\n[1]がいつまで経っても言わないから、こっちが先に言おうって……悪いかしら」

\n[1]::「悪くないよ。俺は、まだ少しかかるかもだから」

@sc
眉 = "通常";
口 = "通常";
@end
\n[2]::「なら言わせてもらうわね……」

:1:\n[2]はそう言うと、大きく深呼吸をし、

@sc
眉 = "困り";
目 = "通常";
口 = "開け2";
@end
\n[2]:2:「―――――私は、\n[1]のことが好き」

\n[2]::「いつからとかじゃなく、気が付いたらそうだったの……」

@sc
目 = "閉じ2";
@end
\n[2]::「もう義兄なんかじゃ満足できない。\n[1]からしたらやっとなったかもしれないけれど」

@sc
目 = "薄目";
口 = "笑い";
@end
\n[2]::「私は義兄よりも、恋人が良い」

\n[2]::「だから\n[1]。私と恋人になってちょうだい」

\n[1]::「…………」

:1:いきなり突き付けられた告白。本来なら俺が言うべきことを全て言われてしまった。

\n[1]:2:「……まいったな」

:1:覚悟を決めたつもりだったけれど。それすら\n[2]に負けていたか。

@sc
目 = "薄目";
口 = "開け";
@end
\n[2]:2:「…………やっぱり、ダメ、よね」

@sc
目 = "閉じ1";
口 = "笑い2";
@end
\n[2]::「当たり前よね。だって\n[1]にあれだけ冷たくしていたもの。断られて当然よ」

@sc
目 = "閉じ2";
口 = "開け2";
@end
\n[2]::「今更こんなことを言われても困るわよね。ごめんなさい。私の話は終わったから、今度は\n[1]の――」

\n[1]::「待て、待って！」

:1:なんだか断られたこと前提に話が進んでいたので、ストップをかける。

@sc
目 = "半目";
口 = "開け2";
@end
\n[2]:2:「な、なによ」

\n[1]::「なんか振ったような流れになっているけど、俺まだ返事していない！」

@sc
眉 = "通常";
目 = "通常";
口 = "開け3";
@end
\n[2]::「はい？　だって、\n[1]さっき困った顔で「まいったな」って言っていたじゃない」

@sc
目 = "薄目";
口 = "開け";
@end
\n[2]::「だから私は……私は……っ！」

\n[1]::「確かにそういったけど、そうじゃなくて！」

@sc
眉 = "怒り";
目 = "薄目";
口 = "開け3";
@end
\n[2]::「じゃあどういう意味なのよ！」

\n[1]::「だからそれは……。俺も同じことを言おうとしていたのに、先に言われたからで……」

@sc
眉 = "通常";
目 = "通常";
口 = "開け";
@end
\n[2]::「……え？」

:1:何を言われたのか理解できないといったように、\n[2]はきょとんとした表情を浮かべる。

@sc
口 = "開け3";
@end
\n[2]:2:「ぇっ……え……ええぇぇっ！」

:1:時間が経つにつれて、状況を理解してきたのだろう。\n[2]のリアクションが段々と大きくなっていった。

@sc
目 = "半目";
口 = "開け2";
@end
\n[2]:2:「じゃ、じゃあ私が言わなくても、\n[1]が言っていたってこと？」

\n[1]::「……まぁ、そうなる、かな？」

@sc
目 = "閉じ1";
口 = "笑い2";
@end
\n[2]::「…………だったら、私の頑張りは無意味だったってこと……そうなの。そうなのね」

:1:やがて事態を把握した\n[2]の感情は、怒りへと変わっていき、

@sc
眉 = "怒り";
目 = "薄目";
口 = "開け";
@end
\n[2]:2:「\n[1]、覚悟してよ」

\n[1]::「え、えっ……うわぁっ！？」

:1:俺は\n[2]に押し倒されてしまう。

@load HMain/HScene8