「SECRET」お試し4話収録(OPと濡れ場)
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1
2005年8月15日 21:40:15 野々宮 律
いいか?この事は誰にも秘密だぞ?
もし、約束を破ったら――――
――泣くのはお前の方だからな?
俺はただ単にそこに居合わせていただけだった。
私立白石学園。由緒ある、生粋のお嬢様学校。
それ故か、編入試験もかなり苦労したのを覚えている。
性別が同姓の女ならともかく、異性の教師となると色々問題が起こるかもしれない。
けれど取らない訳にはいかない…と言う事で、ここの男性教諭は人数は少ないが、優秀な者だけが残っている事になる。
「あー、野々宮先生っ」
「先生ーっ、私、お弁当作ってきたんです。食べてくださいっ」
「あっ、ずるい、抜け駆けよ!」
休み時間の職員室。俺はどこかのクラスの女子生徒に捕まって少々ダルかった。
全く、どこが「由緒ある、生粋のお嬢様学校」だよ?
俺を見てきゃあきゃあとミーハーする女子生徒には興味もなかった。
が、表面上は勿論優しくする。でないとクビになっちまうからな。
去年、この学園に赴任してから、俺は「お気に入り」の生徒を捜すのに必死だった。
俺の密かな楽しみ。各学園に一人、「お気に入り」の生徒を見つけ、調教をする事だ。
だが、1年経った今でも俺はいまだその生徒を見つけられないでいた。
正直、欲求不満は相当溜まっていたし、イライラしてた。
そしたらまさかこんな境遇が俺の眼の前に降ってきてくれた訳だ。
「失礼…します」
職員室におずおずと、一人の女子生徒が入ってきた。
見たことがない。ということは受け持ちの二年生ではないのか。
あれ。でもバッチの色が二年生…ということは…
……ああ。そういえば担任が言っていたな。今日転入生が来ると。彼女の事か。
「ああ。えっと、今日からうちのクラスに転入する新藤さんね?私は担任の水谷です。宜しくね。
…あ。野々宮先生」
「はい。何でしょう?」
「こちら、転入生の新藤楓さん。新藤さん、こちらはうちのクラスの副担任の野々宮先生です」
「野々宮です。よろしく。化学の教科担当でもあります」
俺はとびきりの営業スマイルを彼女に向けた。
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2
2005年8月15日 22:11:20 新藤楓
崩れてしまえばオシマイ。やり直す事は難しい。
だから、崩さないように必死になっていて――――
――道を踏み外さないようにしていたのに…。
私は今日から新しい環境に慣れなければいけない。
両親の仕事の関係で、私は転入する事になってしまった。
本当は学校は変わりたくなかったけれど、そんなワガママは通用しなかった。
私の意見お構いなしに、父も母も勝手に新しい学校を決めていき。
お嬢様学校に入ることになり、寮生活をすることになり。
こんなお嬢様学校で寮生活をするぐらいならば、
前居た場所で一人暮らしをしても良かったんじゃ?と、何度も思ったけれど。
やはり“一人で暮らす”と“寮生活”というものは違うものなんだろう。
…まぁ、家族と離れられるのは嬉しいと思っておかなければ…。
私立白石学園での初登校、やはり色々と緊張をしてしまっていた。
友達ができるか、寮生活に馴染めるか…不安な思いはたくさんある。
けれど、その不安な思いは今目の前に居る人物の笑顔を見て少しばかり解れた。
野々宮先生という人が私に笑顔を向けてくれた。
整った顔立ちだからか、野々宮先生の笑顔は凄く格好良く映る。
顔が自然と綻び、少しばかり緊張の糸が解けていく。
「新藤楓、です。化学は苦手なので、質問をするかもしれませんが…宜しくお願いします…」
「質問ならいつでもしに来て構わないよ。」
「あっ、ありがとうございます…!」
お礼を言い、ペコッと律儀に頭を下げた。
顔を上げれば、やはり野々宮先生の笑顔が映る。
その笑顔につられてかどうかは分からないが、私の顔の表情も笑顔になっていく気はする。
「新藤さん、色々と説明したいから良いかしら?」
「…あっ、はい。」
担任の水谷先生が私に声を掛ける。
野々宮先生に向けていた視線を水谷先生へと向ければ、
水谷先生は職員室にある自分の席へと座り、色々と私に説明をしてくれる。
耳は水谷先生の話をちゃんと聞いてはいるが、視線はさまよってしまう。
やはりお嬢様学校と呼ばれているからか、教職員も女の人が多い。
男の先生は少ないんだな…と、思ってしまう私がいた。
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14
2005年8月16日 16:42:25 新藤楓
ベッドの上で組み敷かれてしまっていて、どうすれば良いか私には分からない。
私の今の姿は一糸もまとわぬ状態にされており、
ただただ呆然としながら私は男の人に視線を向けている。
ラブホテルに設置されているテレビの電源が入れられていて、
そこからは女の人の甘い喘ぎ声や淫らな音が耳へと届く。
テレビから出る音が耳に届くだけで、恥ずかしい気分になってしまう。
唇に触れるだけで体がビクッと震える。
じわじわと怖さが出てきてしまい、きつく目を瞑った。
体がどんどんと強張っていってしまう。
男の人が私の耳元で緊張しなくて良いよ。と、囁いてくる。
そんなことを言われたって無理だ。
ただでさえ初めてで、しかも見知らぬ相手。
どんな人かも、名前さえも知らない。
これが好きな人だったら、どれだけ幸せだったんだろうか?
どうして私は此処にいるんだろうか。
そう考えようと思ったが、思考回路は遮断をされる。
男の人が私の脚の間に入ってくる。
それだけの事で私の体は大きく振るえ、小さく首を横にいやいやと振る。
「綺麗な肌だ。」
男の人がそう言い、私の体を撫で回す。
顔は首筋に埋められ、生温かい舌の感触が伝う。
「ひゃっ…!」
くすぐったいと同時に気持ち悪いという衝動に駆られる。
撫で回している彼の手が、私の胸で停止をする。
服の上から触られた時とは違い、直に触られると変な感じがする。
首筋を這っていた彼の舌が、私の胸へと移動をする。
胸に口をつけ、舌で先を吸われていく。
「…っ、んふぅ…」
口に含まれ舌で何かころころ転がされるような感覚が襲う。
やだ…こんな感触…。
何もされていない方まで一緒に硬くなってきている。
男の人の手が触れていなかった乳首に指を伸ばす。
あ…や、やだぁ…乳首を指でそんな…弄ばないで…
先を指で摘ままれ、反対は舌で転がされたり甘く噛まれたりする。
「い、いやっ…やだぁ…やっ…!」
初めてくる得体の知れない感覚。
私は脚をじたばたとさせ、必死にやめて欲しいと懇願をした。
「良いよ。こういう反応も。」
「…ッ、そういう問題じゃ…ひぃ…」
男の人の手が私の下半身に伸びていく。
脚を閉じようとしたが、私の脚の間にこの人が入っているので閉じる事ができない。
男の人の指が、私の下半身に触れる。
割れ目をなぞるかのように何度も上下に擦られていて。
怖くて体が何度もビクビクと震えてしまう。
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19
2005年8月16日 20:14:26 野々宮 律
「ひっ、ひゃ…やだ…!だれかっ…!!」
「こんな角部屋、誰も来ないよ。来たとしても化学室の方にも鍵をかけてあるからね。
声も聞こえないだろうし」
「そんな…ッ、…ひあッ…!」
「無駄だ。諦めろ」
まあ、抵抗された方が面白みがあって良いけどね?
これは口には出さない。
バタバタ暴れる新藤の唇をもう一度塞ぐ。再び何度も舌を絡める。
離すと新藤の口からつ、と銀色の糸がひいて二人を繋いだ。
もう一度キスする。そして、今度は制服の中に手を入れて弄る。
「んッ、う、んんんッ!!」
新藤は必死になって抵抗している。が。どんどん力が弱くなっていく。
制服とブラジャーをまくしあげる。ぷるんと白い胸が露になった。先端はピンクに染まっている。
「あッ、や…やだっ」
両手で乳房を乱暴に掴み、乳首を指で潰すようにして揉む。
つ…と、乳首に舌を這わせてやると、ビクンっと身体が揺れた。
「やだ?乳首もうこんなに尖ってるけど…?」
ぐりぐり。と両方の乳首を指で摘んで囁いてやる。
新藤はかあっと顔を真っ赤にして、俺を涙目で睨んできた。
「いつまで強情でいられるかな」
片方の乳首を口の中で舌で転がす。
そのままスカートの中に手を入れ、パンティを膝のあたりまでずり下ろす。
「…ふぁあッ…、あんッ、だ、だめ…」
「さて、どうなってるかな」
「やっ…いやあッ…」
割れ目に沿ってつつ…、と指で上下になぞる。
そこは既に蜜で溢れそうになっていた。
「…凄い濡れてるじゃないか。新藤がこんなになるとはね…」
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続きは是非本編DLにてお楽しみ下さいませ〜。
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