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あたしには誰にも言えない秘密がある。知られるわけにはいかない、恥ずかしい遊び。いっつも、いけないとは思うんだけどどうしても止められない。

学校からの帰り道に、住んでる人がゴミ出しをする場所を3か所通るんだけど、そのうちの1か所にある日、赤い紙が貼られた雑誌の束が残されていた。それがはじまりだった。紙には「このゴミは収集日が違います」と書かれてる。雑誌を出していい日じゃないのに出されてたから、持っていかれずに残されたみたいだった。あまりキッチリと縛っていなかったのか、紐が解けて束が崩れかかってる。

けっこうキレイな本ばかりだったので、あたしは(なにか面白いの、あるかな?)それだけの興味で近寄って覗き込んだ。ちょっと見た感じ、カラフルでアイドル情報誌かなにかみたいに見えたし。

(…わ!)

一瞬、ビクっとして息がとまった。束から一冊、飛び出していた本を手に取ってみると、表紙にほとんど裸の女の人の写真がいっぱい…。

大人の男の人が読むエロ本だった。あわてて周りを見回した。誰かに見られちゃってたら―。

でも大丈夫だった。この辺は朝は人通りが多いけど、いつも帰りは人が少ない。道の片側は畑が広がってて誰もいないし、もう片側に何軒かある家も、道から奥まった場所にあるので、家や庭からこっちを見ている人はいなさそうだった。

その時は、どうしてそんな事を考えたんだろう。よく分からない。わたしは誰にも見られていないのを確かめると、その本を急いでカバンの中に押し込んで、ささっとそこから立ち去った。そして、その近くの畑の中にある小屋に入り込んだ。ここは畑仕事の道具を置く小屋らしいんだけど、ずいぶん前から使われていないみたいで鍵もかかっていない。前にも友達と学校帰りに探検気分で入ってみたことがある。 わたしはそこで本を見ながらオナニーをしてしまった。

自分で股のワレメや胸の先をいじってHな気分になる遊びを、そう呼ぶんだって事を知ったのはそのほんの4、5日前、クラスの眞由美や美咲とそういう話で盛り上がっていた時だ。家で、夜なかなか寝付けない時なんかに、なんとなく自分で身体をいじくることはあるけど、雑誌を見ながら、それも外のこんな場所でだと、気持ちよさが全然違う。

あたしは本に載ってる写真みたいに、裸の男の人に抱きつかれてオチ●チンを擦りつけられている自分を想像をしながら、身体がビクビク〜ッってなってしまった。ワレメがすごくヌチャヌチャになって…。

その時はじめて「イッた」んだと思う。服が汚れるのも構わないで地面にゴロっと寝たまま、しばらく立ち上がる気になれなかった。帰ってからお母さんに服が泥で汚れた言い訳をどうするか悩んだけど…。 その時、本はこっそり小屋の外の地面を掘って埋めた。まさか持って帰れないし、誰かに見つかりそうだから元の捨ててあった場所に戻すわけにもいかないと思ったから。

こんなことはこれっきりだと、その日は思ったけど、その日の本の束が無くなった後も、そのゴミ出し場には何日かおきにエッチな本の束が置かれていた。出している人は雑誌のゴミを出す日を知らないんだろうか。そして大抵は縛り方がいい加減なので、簡単に中の本を1冊か2冊、抜き出せた。そしてそのたび、あたしはあの物置小屋に入り込んで、ひとりHに夢中になるようになった。ダメだと思っても、新しいエロ本の束を見ると新しい刺激が欲しくなってこっそり手を出してしまう。時にはオチ●チンや女の人の割れ目を黒く潰していない雑誌もあって、うわー、と思った。

あたしも大人になったら、こんなこと、するのかな…。結婚したらセックスしなきゃ子供はできないって知ったけど、こんな恥ずかしい事、どっちからどういう風に言い出すんだろう…?自分から「セックスして」なんて、あたし恥ずかしくて言えない…。

そしてその日―。2、3日前から4月なのに昼間はすごく良く晴れて真夏みたいに暑くなる日が続いていて…。その日は学校から帰る頃になって急に曇って薄暗くなった。夕立でも降ってきそうだった。また本の束が置いてあった。雨が降る前に帰らなきゃ、と思ったけどやっぱり我慢できなくて一番上の1冊だけ抜き取って、いつもの小屋に駆け込んだ。

小屋には壁の上の方に何ヶ所か小さな窓があるけど、電気はつかないので外がこんなに曇ってると薄暗い。おまけに小さくゴロゴロ…と雷の音がしてきた。でもそれが、Hな気分をいつもより盛り上げた。いけないことをしている、という感じが一層強くなって、ドキドキしてくる。本を開く前から股のあたりがムズムズしてきた。今日は、すごく気持ちよくなれそう…。

あたしはいつものように、地面にダンボールの箱を潰したものを敷いて座り込んだ。だいたいエロ本が捨ててある日は週の半ばに決まっているので、今日もこういう事に備えて服はタンクトップに短めのスカートで家を出てきた。すぐにパンツを下ろせるし、あまりヒラヒラしてないからうっかり汚す心配も少ないし。 今日の本は、黒く塗りつぶして修正していないやつだ。

(ラッキー!)と思った。1人の外人の女の人が、2、3人の男の人に囲まれて無理矢理、エッチされているみたいな写真のページが最初の方に続く。太った黒人の男のオチ●チンが、女の人の中に突き刺さってて…口の中や、割れ目の後ろの穴にまで…!

(こ、これ、お尻の穴に…!?うそ…っ)

今まで見た事のない刺激的な写真が続く。小屋の外からはゴロゴロ…と響く雷の音がますます大きな音で聞こえてきていて、本の中で女の人が乱暴されている状況がもっとドラマチックに感じられる。

わたしはもう、最高に興奮してしまっていて、夢中で自分の割れ目や胸を弄くり続けた。こんな風にメチャクチャにして欲しい、「精液」を胸やお腹の上にふりかけて、こんな風にベタベタに汚して欲しい!

そんな事を考えながら、写真の状況をもっと真似して気持ちよくなろうと、本の中で四つん這いにさせられている写真のように、前屈みになってお尻を上に持ち上げた。

(ここに、オチ●チンを入れられるんだ…。)

そう想像しながら割れ目を指で擦りつけ、息を荒くするだけでは足りなくて、

「はぁっ、はぁっ、いいっ!」と声まで出し始めた。その時…

ガラッ!

小屋の入り口の扉がいきなり開いた。心臓が止まってしまうかと思うほどビクッとして、姿勢を直すのも忘れてそっちを見ると、大人の男の人が中に入ってきて、すぐに扉を閉めた。そして声も出せずに硬直している私の方へ手を伸ばしながら駆け寄ってきた。

お父さんほどの歳じゃないけど、おじさんっぽい。顔は笑っているみたいなのに、メガネの中の目がすごく怖かった。

「キャーっ…!」 ようやく叫ぼうとした口を手で塞がれて、腕の中に抱き込まれた。汗に濡れた服が腐ったみたいな、ツーンとする臭いがした。

「騒がないでっ!お、大きな声を出したり暴れたりしなけりゃ、ちゃんと家に帰してあげるよ。少しの間、いう事を聞いててくれてれば殺したりはしないから―。いいね?」

あたしは口を塞がれたまま、コクコクと必死に首を動かすしかなかった。

ピカッ!…ゴロゴロゴロ…ドドーン!……ザザー…ッ

雷の光がフラッシュみたいに光って、そのあと身体に震えを感じるくらいの凄い音と、強い雨の降る音が一緒に響いてきた。おじさんの手が、濡れた割れ目とオッパイを触ってきたとき、あたしは雷の音のせいでなく自分の身体が震えているのが分かった。

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