僕がこの能力に気付いたのはほんの些細な出来事がきっかけだった
その出来事が何であったかは特に問題ではないので省けど
結論から言えば
僕は時間を止めることができる
その理由も原因も理論も分からないが
兎にも角にも
僕は時間を停止することができる
初めは瞬きをする瞬間ぐらいしか時間を止める事はできなかった
でも
何度も時間停止を繰り返しているうちにだんだんと停められる時間は延びていき
(時間を止めているのにその間の時間というのも妙な話だが)
今では小1時間は時間を停止できるようになっていた
(しつこいようだが、時間を止めているのにその間に時間の概念があるのかは甚だ謎だ)
その時間が停止している間、僕は自由に動くことができる
(本当なら空気中の分子が止まり呼吸もできないと思うのだが何故か別段そんなことはない
光子だって動かなければ光が僕の目に届くことはないのだから真っ暗になっても不思議はないと思うのだがそんなこともない
いろいろと不自然なことはある
もしかするとこの能力は時間停止とは違ったものなのかもしれない
でも
そんなことはどうでもいいことだ)
はっきり言ってもはやこの僕にとって不可能なことは殆どない
金だって盗みたいだけ盗むことができるし
博打なんかもいくらでもいかさまができる
テストだってカンニングし放題だし
どんな犯罪を犯しても
時間を止めてしまえば警察がこの僕を捕まえることなど不可能だ
まさに
世界は僕を中心に回っている状態だ

・・・さて
これから何をしようか・・・
・・・・・・そう
普段は絶対できないようなこと
ずっと前からしてみたかったこと
・・・幼い女の子を犯す・・・
こんなこと
普通だったら絶対にできない
もしやってしまえば
警察に捕まってしまうだろう
でも・・・
僕ならできる
時間を停止できるのだから・・・

そう
世界の中心は、僕なのだから・・・



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