(なんだ…あれは!?)


どうやら、眩いばかりの朝日の光で目を醒ましたこの氷窟の主が
シェリルのことを侵入者と判断して、彼女に攻撃を仕掛けているようだ。


「うぐっ…うぐぅっ…ごぶぉっ!


突然、シェリルがむせび出した。
どうやら化け物がシェリルの体内に何かを流し込んだらしい。


ごぼっ……ごぼ…ごぼっ…!


こいつは…もう駄目だ。グズグズしていたら俺の命だって危ない。
化け物がシェリルに気を取られている間に急いで逃げよう。

…そう思った次の瞬間だった。



ブッ…ブッ…ブーッ!




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