2匹のミノタウロスは夜の静かな空気を吸う。
多くの匂いを吸い、たくさんの人間、それも信じられないくらい多くの人間がこの地に住んでいることを知る。
光のある人間の建物。しかし多くの建物は暗く静まっている。
しかし人間はいる。ミノタウロスの嗅覚は人間を超える。動物に近いのだ。
ミノタウロスは警戒しながらゆっくりと歩き始める。
たくさんの女性の匂い。
その中からより近く、集中しているところを探る。
不幸なことに近くの道を田上未亜(26)が歩いていた。
昼は会社員、夜は水商売。決して望んでやっているわけではないが、株の投資で失敗して借金があるのだ。
背に腹はかえられない。
借金は別に闇金融から借りたわけでは無いし、一生かかっても返せないような借金でもない。
しばらく辛いが、ちょっと無理をして昼夜の仕事で早く返してしまおうと思ったのだ。
幸いなことに働いている夜のお店も「たちの悪い」店では無かったし、思ったより人間関係もドロドロしていない。
濃い化粧だけは慣れなかったが。
(早くお風呂に入りたい・・・)
そう考えながらトボトボ歩いていた時、前方に「何か」が「ある」と思った。
「いる」とは思わなかった。人間とは思わなかったのだ。―当然、犬やネコのような動物とも思わなかった。
巨大な乗り物か何か。トラックが2台道路をふさいで止まっているのだ、と・・・
だがそれが動いた時、街灯に照らされた彼女の顔は恐怖でゆがんでいた。
彼女は逃げることはできなかった。悲鳴を上げ逃げようとした時、突然「グモオオオォォッ!!」と
吼えるのが聞こえ、彼女はそれだけで倒れてしまった。
そして2匹の怪物は彼女を挟むようにして立ちふさがった。
怪物の声は周囲に聞こえたはずで、誰かが助けに来るかもしれない。
しかしその前に怪物に食い殺されるのではないか、と未亜は思っていた。
牙の生えた猛牛、巨大な体格。TVゲームに出てくるモンスター。
(なんなのっこれ!?)
尻もちをついてしまい、巨大な獣を震えながら見上げる。
巨大な手が彼女の頭を掴んだ。
潰されるんじゃないか、という恐怖に包まれる。
「ヒッ!」
ゆっくりと持ち上げる手、つづいて黒いスーツを引き裂き、右のブラとそれに包まれる大きな乳房が露になる。
白いブラジャーは暗闇の中に浮かび上がる。
さらに後ろの怪物が抱きついてくる。
そして彼女が見ないでいようと思った―巨根―を背後からお尻に押し付けてくる。
前の怪物の巨根は完全に勃起しており、どう考えても人間の男性にはあり得ないサイズだった。
「いっいやぁ・・・いやぁ・・・」
電柱に押し付けられ、しがみつく未亜。四つん這いにさせられ、尻を掲げさせられる。
背後から・・・犯される。
「あっ・・・あっ・・・いや・・・嘘でしょ・・・」
だがスカートの中に入り込んだ怪物の巨根はアッサリと・・・そう実にアッサリと未亜の秘所を貫いたのだ。
「うぅ!!あああぁっ!!!」
腰をがっしりと掴まれ、股を広げさせられ、尻を怪物に晒す。
ミノタウロスにとってはそれは獣性を増すだけでなく、種付けという重要な行為で昔から定まった体位なのだ。
ズプズプズプズプズプ
悲しいことに未亜は反応していた。あまりにもすぐに感じてしまった。
「あっあん・・いや、うそ・・やめてっお願い、こんな、あっ・・・」
ミノタウロスにとっては甘美に酔いしれるだけであった。
ズリズリと腰を動かし、膣をこする。たまらない快感が襲ってくる。
「あん、あっああああああ、いん、いいあっ、あんあんああ、あ、うん」
(ああっスゴイすご過ぎっ)
「はあっああっあうん、はふぅ」
忘我の域に至る未亜。半開きの口からヨダレが垂れても気にすることなく、目は何も映っていない。
腰を、身体を激しく動かし、引き裂かれたスーツからこぼれた双つの乳が揺れる。
それをミノタウロスは腰から手を放し、乳房に変えた。
包むように揉み、腰を打ち鳴らす。
もう一頭のミノタウロスも人を襲っていた。
しかしそれは女ではない。
犯していたのでもない。
近くの家から外の様子を見に来た男を殺していた。
一瞬である。
ほとんど無警戒なのだ。突然暗い家に灯りが付き、玄関がガラガラという音と共に男が現れた。
ミノタウロスにとってはこぶしを振り下ろすだけでよかった。
一撃で潰れた男はグチャグチャになり、ミノタウロスはなぜこれほどここの人間は無警戒なのが、と疑問に思った。
剣も鎧も何も無い。人間ばかりの街の中で安心しているのだろうか。
ミノタウロスは理解できないでいたが、好都合であることは分かる。
食欲も性欲も満たせる。ミノタウロスの繁殖には絶好の地。子孫繁栄の地。
殺した男を骨ごと食う。
言えの中には誰も気配がしない。
老いた男・・・一人暮らしだったのか。
未亜を犯し終えたミノタウロスは、男を殺したミノタウロスと共に次なる匂いを探し始めた。
未亜は激しいセックスを終え、道端で倒れ放心していた。その目にミノタウロスの足が遠去かって行くのが見えた。
だが、いつまでたっても未亜は起き上がる気力を出せなかった。
2体のミノタウロスは興奮していた。
見つけたのだ。
若い女性の匂いで満ちている大きな人の建物。
それはミノタウロスには分からなかったが、女子学生専用のマンションであった。
完全オートロック。警備システムも万全である。
だがミノタウロスには関係が無かった。
管理室のある入り口からは入らなかった。そこ人はいなかったが、人がいようがいまいが関係ない。
一階の部屋から女性の匂いに満ちていた。
ミノタウロスは間近の部屋に狙いを定め、ベランダと窓を突き破り、侵入した。
加奈子は何が起きたのか分からなかった。
寝ていた。ぐっすりと。薄手のパジャマを着ていた、はずだった。
しかし今は・・・
「いいっ!?いやあぁ!ひいぃあああ!」
加奈子が目覚めた時、すでに犯されていたのだ。身体は持ち上げられ、パジャマは布着れと化していた。
完全に「つながって」いた。
最初は一瞬だけ男だと思った。しかし下半身に走る衝撃はこれまで感じたことのない「人外」のものだった。
「やめてっ誰かぁ!いあっ許してっ、お願い、アクッイッ!」
巨大な男根の侵入。加奈子は中学、高校、大学と男性経験はあり、セックスが嫌いというわけではない。
しかし今自分のおま○こに入っている肉棒は・・・
「グッグウッグググガォ」
怪物のうめき声。加奈子の頭上から怪物のヨダレが降ってくる。
何度も何度も上下する身体、目の前にある悪臭のかたまりである巨体。それに時折感じる血の匂い・・・
人間のような皮膚だが、垢がボロボロと落ち、浅黒い。汗なのか、体液でぬめりてかっている。
子宮に響く振動。そして・・・快感。
「ハアッヒイッアアッアァッアッアッアーーーー!!!」
何度も擦りあげる巨根が加奈子を絶頂に追い込んだ。
そして膣内の痙攣がミノタウロスにも射精を促す。
「グオオオォォォーッ!」
ドンという衝撃と共に熱いもので満たされる。まさに撃たれる感じだった。
ドクドク・・・ポタ・・・ピチャ・・・
溢れた精液が秘所から溢れ出る。
「・・・ああ・・・」
まだ終わらなかった。加奈子を抱きしめるバケモノの力は強いままだ。
再び巨根が動き出す。
「キャーッ!?」
別の部屋の悲鳴が聞こえた。
加奈子には聞き覚えのある声だったが、思い出す前に激しいミノタウロスの動きが頭を真っ白にしていった・・・
加奈子の部屋には2体のミノタウロスが入ってきたのだが、加奈子を襲ったのは1体だけだった。
もう1体のミノタウロスは部屋のドアを突き破り、廊下に出た。
マンションに響いた衝撃音ですでに各部屋の女性たちは何かが起きた事を知っていた。
そして一階の住人は部屋の扉を開けて、怪物がそこにいるのを知ったのだった。
ミノタウロスはこの建物が人間の女の住処であることを確信を持った。匂いに満ち溢れていた。
上にもまだまだいる。
下着姿の娘が目に入った。
都心の専門学校に通っている綾だ。
怪物のことを理解できないまま、組み敷かれた。
そこで綾自身、そしてその光景を見た女の子たちの悲鳴が起きた。
綾にの身に降りかかった災難はほとんど一分もたたないうちに終わった。
一気に股を開かされ、巨根で貫かれる。
あとはガムシャラに激しく突かれ、綾が悶絶してるところに大量の中出し。
そして打ち捨てられる綾。
その一分の間にイスをミノタウロスに叩きつけた女がいる。
葉子だった。女子大の4年。就職活動も大手商社の総合職に内定先が決まっている。
人一倍積極的、活発的な彼女は勇敢だった。
華奢な腕にどんな力があるのか自分でも不思議だったろうが、怪物を見ると部屋にとって返し、
手近なイスを持ち上げ、走ってそのままの勢いでミノタウロスに叩きつけたのである。
人間ならば、死ぬこともあり得るほどの衝撃であったろう。
だが、葉子は呆然と目の前の光景を見ていた。
綾が股を開いて痙攣を起こしながら倒れている。
彼女の秘所からはコポ・・コポ・・と溢れる怪物の精液。やたらと濁った色だ・・・
「なっなんなの・・・何か・・・」
震えが始まる。
恐怖で怪物の顔を見ることができない。
怪物が向きを変える。
手応えは何もなかった。イスを叩きつけても血が噴出すわけでもなく、皮膚を傷つけた様子も無い。
次に感じたのは巻きつく感触。
ミノタウロスが片腕で葉子を脇に抱えた。
「いやっ!放して!」
ジタバタと暴れたが、怪物は気にせず、ズンと歩み始める。
他の部屋の扉は閉められていた。
中では震える女たち。残りは2人。
ガンッと片手で突き破られたドア。部屋の中から悲鳴があがる。
不幸なことに彼女はバスタオルを巻いただけだった。
つまり裸なのだ。
葉子は思い出した。彼女は同じ大学の後輩で、たしか熊田と呼ばれている。クマちゃんというのがあだ名だ。
寝る前にシャワーでも浴びていたのだろう。
髪はまだ濡れていて、震えている。その外見だけだと寒さで震えているのか、と思ってしまう。
しかし今は絶望的としか言いようが無い。
案の定、ミノタウロスは葉子を脇に抱えたまま、熊田に踊りかかった。悲鳴。
あっさり剥ぎ取られたバスタオル。
大きな胸が見えた、秘所も。すぐに震えながら熊田が手で隠す。
綾と同じようにあっさりと終わった。
だが、葉子はその様子を間近で見ていた。
押し倒される後輩の裸姿。その恐怖に染まった表情。
怪物のそそり立つ巨根。
綾を犯したばかりで濡れ光りビクビクと動いていた。
それが躊躇無く熊田の股を開かせ無理矢理挿入される。
その力に抗うことなど適わず、ズボズボと突っ込まれる。
「嫌あああああああぁ!!!」
物凄い速さで腰を、身体を動かすミノタウロス。
ドクッ!という射精音が響くと、巨根が抜かれる。
あとに横たわるのは壊れた女子大生が1人・・・・
「ああっ・・・うそっ・・・」
目を背ける葉子。こんあ、酷い・・・酷すぎる・・・
次のミノタウロスの動きは俊敏だった。
葉子はその動きに驚いたほどだ。
どこかに投げ飛ばされるのではないか、と思ったほどだ。
しかし、そう思った瞬間には怪物は別の部屋を突き破った。
そこでは窓から逃げ出そうとしている女の子がいた。
たしか高校中退で専門学校に通っている子だ。
英語が得意でアメリカで働きたいと言っていた・・・
「亜由美ちゃん!逃げてっ!!」
葉子は絶叫した。こちらを振り向いた亜由美は絶望の表情で泣き出しそうになっていた。
葉子の言葉に反応して、とにかく逃げようと窓を乗り越えようとしたが・・・
ミノタウロスの手が伸び、亜由美の肩を掴むと、思いっきり部屋に引っ張り込んだ。
亜由美は投げ飛ばされ、テレビに激突した。
「亜由美ちゃん!?」
彼女は無事だった。「痛た・・・」と口に出た時、その瞬間だけ目の前の恐怖を忘れられたかもしれない。
しかし次の瞬間にはミノタウロスが目の前にいた。
「ひっ!?」
悲鳴は短かった。そして全く同じこと・・・綾と熊田に起きたことと全く同じことが起きる・・・はずだった。
「痛いっやめてっ!嫌いやぁぁっ!!!」
秘所に突っ込まれた巨根はそこに薄い膜があったことに気付いたのである。
それを躊躇なく突き破り、ミノタウロスの男根や股間は血に染まる。
葉子はあまりにもその悲惨な光景に涙した。
亜由美の叫びはもう無かった。
目にはもう何も映っておらず、ミノタウロスは人形と化した亜由美の中に欲望を吐き出し続けた。
亜由美は処女を失い無残な姿で倒れている― 葉子は脇に抱えられたままだ。そしてもう1体の怪物の姿を見た。 廊下に出たところで、綾がもう1体の怪物に犯されていたのだ。 そして2階と3階の女の子が1人ずつ倒れている。降りてきたところで襲われたのだろう。 綾の可愛いお尻に何度も打ち付けられる音が響く、そして上の階の2人もバックで突かれた様子だった。「あんっううっ・・・」 綾のうめき声。 そこで葉子は突然投げ飛ばされて、綾と彼女を犯す怪物の目の前に倒れた。 綾とつながっている部分が抜ける。濃い精液を撒き散らし、生臭さが鼻をつく。綾はぼんやりと葉子を見つめる。「よ、う・・・こ・・さ、ん」 小さくつぶやき倒れる。 葉子の番だった。 自分が犯されなかったのはなぜなのか、よくわからない。しかしあのミノタウロスは綾を犯すミノタウロスに 自分を差し出した。こっちのほうが私を好みだと思っているのだろうか・・・ 葉子を先ほどまで抱えていたミノタウロスは階段を上り始めた。 やがて上の階から悲鳴と激しい揺れが始まる。 その頃には葉子も白濁にまみれて、綾の隣に倒れているのだけれど。
警備会社の青田と大田のコンビは女子学生ばかりのマンションの警報に急行していた。 しかし緊張感が欠けていた。以前にもこのマンションでは下着泥棒を警報が探知したことがある。 大事にならない事件だったし、住人同士が比較的結び付きの強いマンションだから、ちょっとした異常にも わりと自主的に対応している感じだった。 警備員の到着前に侵入者がボコボコにされている可能性も無いとは言えない・・・ それにタイミングがよければ下着姿、パジャマ姿の女の子たちばかりに会えるかもしれないのだから、2人の 警備員は顔をニヤケさせていた。
マンション入り口を見ても何事も無いように思えた。誰かが騒いでいる感じも、警備員を待っている人もいない。 しかし、スッと脇をみると、「何だよ、ありゃあ・・・」 前庭に面していた窓ガラスが大きく破られていた。侵入者だ。 急いで2人が入ると、部屋は荒され、懐中電灯に照らされた先に下半身が剥き出しの女性が倒れている。 強姦だ。「応援を呼・・・」 ドンッという音と共に大田の姿が消えた。青田はポカンと口を開けた。次の瞬間には青田も消えた。 残されたのは潰れた肉の塊。
警備員という邪魔な男2人を殺したミノタウロスは何の支障もなく欲望のおもむくまま動いた。 2体のミノタウロスはマンションを蹂躙したのだ。 5階建てのマンションの住人―全て10〜20代の女子学生ばかりだ―が皆、怪物二体に犯された。 誰も逃げることはできなかった。 逃げようとするとミノタウロスはすぐに感じ取るのである。それは狩猟本能そのものであった。 携帯電話で助けを呼んだ女の子もいた。様子を見に女性の友人は捕まり、犯され、彼氏は殺された。 警察に直接連絡する人はいなかった。 ミノタウロスの巨根は全く衰えを知らなかった。 気にいれられた女の子は何度も何度も犯された。中出しはもはや溢れるのが普通で、秘所は開ききり、 腰が動かなくなり、足が立たなくなる子が続出した。 マンション中が生臭く、そこら中に股を広げて、白濁液にまみれ、眼の焦点が合わない女の子たちが倒れている。 ミノタウロスはそんな女たちを次々と脇に抱え、1階に集める。 そこからは種付けの時間だった。
廊下や部屋に女たちを並べ、尻を掲げ、股を広げさせる。2体のミノタウロスは順番に男根を突き入れていく。「やめてぇ・・・」「嫌、嫌、嫌ぁ・・・」「・・・いやぁ・・・」「んうっんくっあぁんんっ・」「イクッいっちゃうっ」「はぁ・・いや・・・」「あうっああんっあぁんあ・・」「ああ・・・もう・・やめて・・・」 力の無い声がつぶやかれる。犯されてやっと声がかろうじて出る子もいる。 感じている子も中にはいるが、ほとんどの子は激しいピストン運動で疲労しか無かった。 ズブッジュプグチュズブズブドプッ グチョドプッズボズボジュポグチュドクッドクッドク・・・ 性交の音、射精の音、膣から溢れこぼれる精液の音・・・一巡すればまた最初から始まる。それが何度も続く。
そろそろ街並みにうっすらと明かりが出てくるかもしれない、という日の出前に やっとミノタウロスは止めた。 そして何事も無かったようにマンションから出て行く。 まだ暗い街に出て行く。 残されたのは放心状態の女の子たち。誰も身動きしなかった。 コポ・・・コポ・・・と精液がこぼれる。 ミノタウロスは自分の子が大量に生まれることを知っている。 女たちは自分たちに注がれた種が、まさか子を孕むとは思ってもいない・・・・