その3

不良・先輩・根性焼き

漢字、小説、・・・etc。面倒臭いものは大嫌いだ。だから国語なんてサボるにかぎる。 そう考えて、屋上で有意義な時間を過ごしていたところに、
「おい、てめえ、何やてんだよ」
いきなり飛んできた罵声。
いったい何だと視線を向ける。
「誰?」
見たことのない男子。見た目とこんな時間に屋上に来ることから、おそらく不良。そ して多分先輩。
「ここは俺らの場所なんだよ」
俺ら、の言葉の通り後ろに2人つれがいた。剣幕から考えるにアタシに退けと言いた いらしい。
「あ、そう」
そっけなく答えて視線を外す。そうすれば必ず・・・。次の行動はもう読めている。
「てめえ女だからって舐めんなよ!」
腕を伸ばして掴みかかってきた。ほら、やっぱりな。呆れながらも、相手に対処する ために正対する。
伸びてきた手を肩口に空かして、その腕を掴み、
「え?」
男が状況を理解できないうちに一本背負い。
「いつっ!」
コンクリに背中を打ち付けてしばらくは動けない。
「てめえ!」
逆上した残りの2人も・・・・・・
「うう・・・、お、覚えてろよてめえ!」
いつの時代の捨て台詞だよ。ため息で返し、屋上に寝転がった。空を眺め一休み。
弱すぎるな・・・手ごたえがない。どうせならアタシを負かせるくらいの男が来れば 面白いのに。そんなことを考えながら目を瞑った。ちょっと寝ようかな・・・。

「は、放せ!」
声を荒げて、暴れるも身動きが取れない。後ろからガタイのいい男にがっちりと押さ えられてしまった。
屋上に乗り込んできた男は3人。いつもなら難なく追い払えるところだったのに、い っせいに襲われて、押さえ込まれてしまった。
「お前後輩のくせに生意気なんだよ」
「おまけに女のくせしてつっぱりやがって」
女のくせにってのは関係ねえだろ。こんな考えの男を、懲らしめるのがいつも痛快だ たのに、今回ばかりは油断した。
「おしおきしてやらないとな・・・」
ニヤニヤ笑いながら男達がにじり寄ってくる。3人がかりで抑えられ、服を剥ぎ取ら れちまった。
「く・・・何しやがんだよっ」
睨みつけても全裸じゃ様にならない。男たちも余裕の表情でアタシの身体を舐めるよ うにガン見してくる。
くそ、身体が熱くなっちまう。濡れるんじゃねえっ。おかしな反応を示す体に苛立つ 。
「女も男も関係ないっていうなら、根性みせてみろよ」
正面に立った男が、ポケットからタバコを取り出した。それから連想するのは根性焼 き。不良が度胸試しにタバコを腕に押し付けるってやつだ。
そんなものでアタシがビビるとでも思ったのならお笑いだ。
「やってみろよ」
余裕で返してみせる。アタシも不良なんてやってる以上そんなものを怖がるわけには いかない。一本でも百本でもかかってこいよ!
「へへ」
キモイ笑いを浮かべながら、タバコに火をつけた。一服吸ってから、煙の立つほうを 私の身体に、

「こいよ・・・っておい、そこは!」
アタシが慌てたのはタバコにビビッたからじゃない。その火が近づいてくる場所がま ずい・・・まずい・・・だろ?
「女が弱点にならないって言うなら、ここで受けてみせろよ」
ニヤリと笑って、男はタバコを押し付ける。そこは・・・乳首!
ジュ〜!

〜

「っ〜〜〜〜〜〜〜!!?」
捻りを加えながら押し付けられる。鼻に付くのは焦げたような匂い。
「ふ、ふぎぃ・・・〜〜〜!」
ヤバ・・・い、ヤバイ・・・。身体が軽い痙攣を起こしている。
襲ってきた感覚は予想通りのものだった。熱くて熱すぎて・・・刺激が強すぎて・・ ・・・・い・・・イクって・・・こんなの。一瞬で絶頂に押し上げられていた。
「おいおい、こいつの顔見ろよ、感じてんじゃね?」
相当腑抜けた顔をしていたのか、男達に気づかれた。や、やべえっ。すぐに平成を装 うとする。
「な、何でもねえよっ」
くそ、くそっ・・・気づかれたか?嘘だろ?焦りが広がる。ここでアタシが感じてイ っちまったことがばれたら・・・ばれたら・・・もうやってくれなくなるっ。
こいつらはアタシを苦しませたいわけで、アタシが感じてるってばれたら、もうして もらえない。
別に初めからして欲しかったわけじゃない。だけど・・・今、さっきの一瞬でアタシ は虜になっちまった。乳首の根性焼き・・・た、たまんねえ。
「とんだ度変態だな、それならこっちもやっちまうか?」
こっち?何処のことだ?視線を向けてみるとタバコは股の下に移動していた。
「・・・・・・っ」
そこは!?一瞬で想像がついた。次に狙われる場所は・・・場所は・・・!
「クリちゃんは何処かな〜」
クリトリス!バクンバクン、心臓がうるさいくらいに大きい音を立て始めた。
クリにやられたら・・・どうなっちまうんだよ?そんなとこ・・・ヤバイだろ?
「覚悟はいいか、おい」
アタシは答えない。そうすることが呼び込む最良の方法と知っているから!来てくれ 。やっちゃってくれ!クリトリスっ、燃やしてくれ〜!
ジュ〜!

〜

「〜〜〜〜〜〜〜ぁ〜〜〜あはぁっ!!」 き・・・き、きくぅ〜〜〜〜!ヤバイ、やべえ!イクイクイグぅ〜〜!
プシャ〜

〜

脱力舌下半身からは、黄色い飛沫が吹き出した。身体のコントロールが完全に聞かな い状態だった。オシッコ・・・とまんねぇ・・・。
「汚ねっ!・・・あ〜あ消えちまった」
男がオシッコを払いながらタバコをその場に捨てる。
き、消えちまった?その部分がアタシの思考を捉えて放さなかった。それじゃ・・・ もう終わりかよ?
「ほれ、もう一本いっとけ」
もう一人の男がまたタバコを取り出して火をつけていた。今度は自分の分と2本分。 「へ、えへへ」
アタシは一人ホッとしてた。こんなすげえのまだ終わって欲しくない。もっと、もっ と根性試してくれ。
「今度は両方いくぜ」
乳首とクリトリスの両方にタバコが向けられる。それをされたらどうなっちまうか、 もう想像も及ばない。だったら試してみればいいだけだ。アタシは知らず胸と腰を突 き出していた。もっとしてくれと言わんばかりに。いいや、実際そう思っている!
「この変態クソ女が、思う存分漢字やがれ!」
ジュ〜ジュ〜!
「うひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ぃ〜〜ぅほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ぉ〜〜アへぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」


「うっへへ・・・そこだ、そこをもっと・・・焼いてくれ・・・うひひ・・・・・・ ん?」
熱い日差しに目を開けた。何だか乳首と股間が暖かい気がする。
「・・・ん?」
顔を起こして自分の姿を確認する。
・・・・・・・・・・・・アタシは・・・何をしてるんだ?顔が火を噴きそうなくら い熱くなった。見ればアタシは、青空の下、上着とスカートを肌蹴ている。乳首と股 間が暖かかったのは、日差しを直接受けていたからだ。さらに言えば、アタシの両手 の位置から推察するに・・・無意識にオナニーをしていたらしい。
「・・・・・・っ」
アタシはまたしても・・・!あわてて服の乱れを直そうとして手を止める。
「・・・・・・・・・畜生っ」
火照った身体が疼いてしまった。これじゃあ・・・一回イカないと収まらない。
「一回、一回だけだ・・・」
心に誓って、乳首とクリを引っかいた。
「いひぃ!」

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