いちかちゃん、誰にも言えない一人遊び。 体験版

第5話

「うぅ…頭がフラつくなぁ…」

私はずっと、自分のベッドで寝転がりながら天井を見つめていました。

実は私、風邪を引いてしまったんです。
昨日、雨がっぱを着たまま外を1時間も出歩いて、さらにオシッコまでオモラシしてしまったので、
さすがに体を冷やしすぎてしまったのでしょう。
さらにはオシッコをオモラシしてしまったのをなんとかごまかすために、わざと雨がっぱを脱いで、
パンツ一枚のままでたっぷりと体を雨に晒してしまったのが良くなかったのかもしれません。
おかげで私がオシッコをオモラシして遊んでいたのはバレずに済みましたが、
昨日、お風呂を出たあたりから体がヘンに熱っぽくなっていました。
風邪と言っても、熱が38.5度くらいあるだけで咳が出るわけでもありませんでしたが、
それでも頭がぼーっとしてしまい、歩くどころか立っているのもままなりません。

「うぅ…やっぱり頭の中がフラフラしてて…とってもヘンだよぉ。」

熱のせいで頭がぼーっとしているので、少し立ち上がろうとするだけでフラフラしてしまいます。
当然ながら、こんな状態では学校になんて行けません。
お母さんはそんな私を見かねて、また学校を休む事にしました。

お母さんは私が調子が悪いのをを見て、ずっと心配してくれています。
今着ているパジャマや下着だって、お母さんに着替えさせてもらったくらいです。
正直、風邪を引いた原因を考えると、少し気が引けました。
よくよく考えると雨に降られて…さらにオシッコまでオモラシして、それが原因で風邪を引くのだってこれで二回目ですし…
でも、まともに立ち上がる事も出来ない今の私には何も出来そうな状態じゃありませんでした。
ずっとベッドに寝たままじゃ、たまに寝返りを打つのが精一杯です。

午前中、きっとみんなは学校で授業を受けている時間のはずでした。
でも私はずっとリモコンを片手に、チャンネルを何度も変えながらテレビを見続けていました。
テレビでは、ヌイグルミのキャラとおねえさんが歌を歌っていたり、子供達が集まっていっしょに踊ってたりしました。
この時間はチャンネルを変えてもこんな感じの番組ばっかりでなかなか面白い番組がありません。
でも、テレビを消すのももっとつまらないのでとりあえず何でも良かったので番組を見続けています。

ずっとうなだれながらテレビを見ていると、お母さんが買い物から戻ってきました。

「いちかちゃん、大丈夫?それじゃご飯作ってあげるから待っててね。」
「うん…でも私、今は全然食欲なんてないよ…」
「それでも食べるのよ!食べるもの食べないと、治るものも治らないわよ?」

お母さんはそう言うと、台所に立ってすぐにおかゆを作って持ってきてくれました。

「これならいちかちゃんでも食べられるでしょ?フーフーしてあげるから、ちゃんと食べるのよ?」
「うん…」
「ほら、口開けて…」

そう言ってお母さんはスプーンですくったおかゆを食べさせてくれます。
私は体を起こす事も出来ない状態なので、お母さんから差し出されたスプーンを口の中に入れては、
おかゆを少しずつ食べ始めました。

「どう?美味しい?」
「うん…ちょっとすっぱくて、それが美味しい…」
「でしょ?ちょっと梅を入れてみたたのよ。すっぱいけどこれなら少しは食欲、わくでしょ?」
「うん…おかあさん、ありがとう。」

おかゆを食べ終わった後は、今度はお水を飲ませてくれました。

「おかゆ、もうコレで終わりだから今度はお水飲もうね。」
「うん…」
「風邪の時は水分たっぷり摂って、汗かいた方がいいんだから…」
「うん…」

お母さんはぺットボトルの口を私に近づけて、私は口を開けて少しずつお水を飲んでいきます。

「ぷはぁ。」
「どう?いちかちゃん。」
「うん…お水、美味しいね。でも…」
「でも?」
「うん…なんかこうしてると、私ったら赤ちゃんに戻ったみたいだね。」
「もう、いちかちゃんったら!こんな年にもなって恥ずかしいわよ?」
「えへへ…」

こうしてお母さんにおかゆやお水を食べさせてもらうと、まるで本当に赤ちゃんにでもなったような気分です。
ずっと寝たきりな状態の私をお母さんがお世話してくれて…なんかオママゴトごっこしているみたいで少しくすぐったい気分です。

「それじゃお母さん、ちょっと出かけてくるから大人しくしてるのよ?」
「はーい…」

お母さんは市役所に行ってくると言って、出かけていきました。
そのせいで私は、すごく退屈になってしまいました。
ずっと寝続けないといけないので、マンガを読もうにも本棚にすらたどり着けないし、
テレビを見ようにも再放送の大人のドラマとかワイドショーとか、
面白くない番組ばっかりなのでとてもテレビを見ようなんて気分になれませんでした。
段々と音がうるさく感じてきたので、私はついにテレビの電源を切ってしまいました。
そうしてずっと、部屋の中でぼーっとしている時でした。

「どうしよう…オシッコしたくなってきちゃったよぉ。」

お昼ご飯にずっとおかゆとかお水を食べてしまったせいでしょうか、私はオシッコがしたくなってしまいました。
最初は体の中に、オシッコが溜まってきたかな?って感じてたくらいだったのですが、
ずっとベッドの中で寝続けてテレビを見ているうちに、少しずつ尿意が強くなってしまいました。
風邪を引いていても、やっぱりオシッコはしたくなっちゃうんですね。
私は体を起こそうとしましたが…

「あれ…ダメだ。全然カラダが動かないよぉ…」

私は体中に、布団を何十枚も上にかけられたような重みを体中に感じていて、腕を動かすのもまななりません。
本当にかけられているのは羽毛の布団一枚だけなはずなのに…全然体に力が入りません。
それに、布団の中はとても暖かくて、それが心地よいので布団から出たくなくなっていました。
でも、ずっとお布団の中にいるわけにもいきませんでした。
こうしてずっと布団の中で寝ている間にもどんどんオシッコが体の中で溜まっていくので、
私はさっきからお布団の中で体を震わせていました。
風邪のせいで寒気も感じているので、オシッコをガマンするのも一苦労です。

「でも…このままじゃ私、お布団の中でおねしょしちゃうよぉ…これじゃ本当に私、赤ちゃんみたいになっちゃう…」

そして私は再び、体を布団から起こそうとしますが…

「だめ…全然体を起こす事も出来ないよぉ…」

私の温もりで生暖かい空間の広がっているお布団からなんとか出ようと、体を起こそうとしましたが、
体を起こそうとしてもあまりにも布団が重たくて出る事ができません。
自分でお布団から出る事も出来なくなってしまうなんて…本当に私は赤ちゃんそのものになってしまったのかもしれません。
太ももの裏側がさっきから、オシッコを出したくてブルブルと震えだしています。それにジワジワとした感じも襲ってきました。

「…どうしよう。あと少しくらいしたらお母さん、戻ってくるかな?」

どうやら私は一人ではもう布団から出られそうにないみたいなので、お母さんの帰りを待つしかありません。
でも、お母さんがあとどれくらいで市役所から帰って来るかなんて検討がつきませんでした。
お母さんが戻ってきたらすぐにでもトイレに行きたいと伝えて、連れて行ってもらえるのに…
もしかしたら結構時間がかかって、私は間に合わずにお布団の中にオシッコをオモラシしてしまうかもしれません…

「…もし、このままお母さんが間に合わなかったら、きっと私…オネショ、しちゃうんだよ…ね?」

もし私がこのまま動けないままでいたら…そんな事が頭の中に浮かんできました。
オシッコを我慢できずにオモラシしたら、きっとお布団の中は私のオシッコでビチャビチャに濡れてしまうだろうし、
お母さんに見つかって、『本当に赤ちゃんみたい』なんて言われちゃうかもしれません。
でも、もう私の力ではこの重たい布団の中から抜け出す事も出来ません。それに…

「オネショ…しちゃうんだよね?オシッコ、ガマンできなかったら…」

今しかお布団の中でオネショなんて出来ないだろうし、
こんな状況ならもし私がオシッコをオモラシしてしまってもきっとお母さんだって…
体が動かせない分、頭の中に色々な思いがどんどん吹き出してきてしまいます。そして私はついに…

「…ここで、オネショしちゃおう…もうさっきからオシッコしたくってたまらないんだもん…。」
ジワジワジワ…

ついに私は体の力を抜いて、オシッコをオモラシしてしまいました。
最初はパンツ、そしてパジャマのズボン、さらにお布団まで、どんどんオシッコが広がって行きます。
オモラシしたオシッコは、ずっとお布団の中でこもっていた温もりとはまた違う、
ジワジワと広がっていく液体ならではの温もりを私の下半身に与えていきます。

「オシッコ、肌にぴったり貼りついてすっごくきもちいい…オネショってこんなに、気持ちよかったんだ…」

結局私は、お布団の中でオネショをしてしまい、お尻の周りだけでなく、背中やふとももまでビッチョリにしてしまいました。
私はこう見えても小さい頃はオネショなんて一度もした事が無かったのですが、
こうしてオネショをしているととっても気持ち良いです。
きっと小さい子供がオネショをする時はこんな感じなんだな…
なんて事を思いながらも私はずっとオシッコを体から出し続けました。

「もし、お母さんが帰ってきたらどうやって言い訳しようかな…」

きっとお母さんが私のオネショを見てしまったら、きっとお母さんからバカにされてしまうでしょう。
でも、それで良いのです。私はオネショが大好きな『赤ちゃん』の気分を味わえてとっても幸せなんですから…
お母さんが帰って来るまで、オシッコで濡れたこの感触をもっと味わっておこう…
こっちの方が今の私にとっては、テレビなんかよりもとっても楽しいです。