「ダメって言ってるのにぃ・・・あっ、ぁぁぁっ、声、出ちゃうよぉ」

先生と並んで茂みに顔を向けると、よりはっきりと言葉が聞こえてきた。
恥じらいと喘ぎを含んだ声が耳に届く。

「あっ・・・ン。いやじゃない・・・けどっ、はぁぁ!
 こんなとこでするの、ほんとに恥ずかしい・・・っっ、からっ」

茂みの向こうの暗がりで人影が絡み合ってる。
はっきりと見えなくても、その行為の意味は声の様子と言葉だけで十分だ。
「あっ・・・そこっ! はぁン、汚いのに・・・舐め・・・ちゃ」
祭りのデートで盛り上がって、人気のない境内の裏で始めてしまったのだろうか?
「臭いするでしょ? そこっ・・・おしっこのっ・・・ぁぁぁ、恥ずかしいっ
 恥ずかしいっっ、でも! そこ・・・そこがっ・・・いいっ! 舐められるとっ、たまらないぃ!」


やばい・・・・っ!
いくら紀子先生とのデート中でも、こんな刺激的なものを間近で煽られたら
男として反応してしまうじゃないかっ。
それを先生に知られたら、きっと軽蔑じゃ済まないことになるっ。
だから、僕はこの場から立ち去ろうとしたのだけれど・・・。

「あんなこと・・・こんな場所で・・・」

先生の声に僕は引きとめられる。
無節操なカップルを非難する言葉だったけれど、とても艶っぽい色気が含まれている。
「舐めるなんてっ・・・ベッドでも恥ずかしいのに、草むらの上でなんて・・・」
先生は隣にいる僕の存在を忘れてるかのように独り言を続けてる。
「いやらしいわ・・・あの子、自分から押し付けてるっ。
 ショーツ、自分から脱いで彼の顔に・・・オマ○コ押し付けて感じてる・・・っ」

紀子先生の息が荒い。
切なそうに熱い吐息を何度も吐き出して喘いでいるよう。
茂みの奥ではついに本番まで始まってしまってたけれど
僕には隣で頬を赤らめている紀子先生の妖艶な表情に興奮してきてしまったんだ。
顔を近づけて匂いを嗅ぐと、さわやかな石鹸の香りが甘い蜜の香りに変わっていた。


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