おもらしの国のアリス 体験版

第3話

「へ〜。お姉ちゃん、学校でそんな事があったの。」
「うん…だから私、今日一日だけトイレに行けなくなっちゃったの。」
「そうなんだ。それでさっきお風呂でオシッコしてたんだね?」

ありすはお風呂場でオシッコをしている所を、ついに妹のすみれに見つかってしまいました。
その為に、どうしてお風呂でオシッコをする事になってしまったのかを妹のすみれにもちゃんと説明しないといけなせん。
そこでありすはすみれの前で催眠術をかけてもらった事や学校でオシッコをオモラシしてしまった事まで話すハメになってしまいました。
妹のすみれは少しニヤニヤして、半分ふざけた顔をしながらありすの話を聞いています。

「そう言うわけだったの。だからごめんね、すみれ。今日だけお風呂でオシッコするの許して?」
「確かに…トイレでオシッコ出来ないんじゃしょうがないよね。」

でも、姉のありすが必死に説明したおかげで、やっとすみれも事情を知る事が出来ました。
最初は妹のすみれに『汚いからやめて!』なんて言われてしまうかもしれないと不安になっていたありすでしたが、
案外すみれが事実をあっさりと受け入れてくれたのでありすはほっとしました。

「でもホントに、今日だけで済むんだったら良いけどね…」
「もう、それってどう言う意味?!」
「一回オシッコをオモラシしちゃうとそれが癖にならないと良いけどね、って意味よ。」
「すみれったら…相変わらずイジワルなんだからぁ!」

そしてその夜、もう一度オシッコがしたくなったありすはお風呂に入る時にオシッコも済ませて、それから眠りました。

(これだけシャワーで流せば、オシッコのニオイもしないよね…?)

いくら秘密を知っていると言っても、妹のすみれにオシッコをしている事を聞かれるとマズいのでお風呂に入る最中に、
シャワーを流しながらオシッコをしました。ニオイも感づかれないようにちゃんとシャワーで何度も流します。
ずっとシャワーをお風呂場で振っていたせいで、お風呂からあがる頃には手が疲れてしまいました。

そして翌日…ありすはいつものように制服に着替えて、学校に行く支度をします。

「それじゃ、行ってくるね〜。」
「待って、お姉ちゃん。」
「どうしたの?すみれ。」

ありすは玄関から出ようとしていたところを突然、妹のすみれに止められました。
すみれは学校へ急ごうとしているありすの耳元でこんな事をささやき始めます。

「お姉ちゃん、今朝はお風呂に寄らなくても良いの?」
「べ、別に平気だよ!それに学校にさえ着けば、今日は催眠術だって解いてもらえるんだから!」

すみれは姉のありすに、お風呂でオシッコをするようにアドバイスをしていたのです。
でもありすは家族がいる時にそんな事を言われたせいで慌ててしまいました。

「ホントに良いのかなぁ?念のためにお風呂でしておいた方が良いと思うんだけど。」
「今からお風呂なんて…入ってる時間なんて無いでしょ?学校に行けば全てが解決するんだから!それじゃ行ってくるから!」

ありすはすみれの囁きを聞いて、途端にみっともない気持ちでいっぱいになってしまいました。
そして少し怒りながら、玄関から学校へ向けて歩き出してしまいました。

(まったく…すみれったらどうしてあんなにイジワルな事が言えるんだろ。)

心の中で少し怒りながら学校までの道のりを歩いているありすでしたが、実は朝から少しだけオシッコが溜まっていたのです。
本当は学校に行く前にお風呂でオシッコをしていけば良いのですが、
さすがに朝からお風呂の中でオシッコをするのは親にも見つかってしまうので出来ませんでした。
それにまた妹のすみれに、お風呂でオシッコをしている所を見られてバカにされるのかと思うと、少し悔しかったのです。

でも、学校の校舎が見えてきた時でした。

「うぅ…さすがにちょっとオシッコ溜まってるかなぁ。早くオシッコしたいよぉ。」

ありすが学校に着くまでにはオシッコがすでに溜まってきてしまい、すぐにでもオシッコをしないと収まらないところまで来ていました。
おかげで歩いている最中も少し太股が震えてオシッコがしたくってたまらない気持ちになってしまいます。

「…でも、学校にさえ着けば妃さんに催眠術を解いてもらえるから平気だよね?」

そう言ってありすはオシッコを我慢しながら震える足で校舎の中に入って、教室の自分の席に座りました。

「あれ…妃さん、まだ来ないのかな?妃さん、いつもだったら早めに教室にいる事が多いのに…」

でも、そんな気持ちで教室の中に入ったありすの思いとは裏腹に、妃さんはいつまで経っても教室に現れませんでした。
椅子に座っている間も早くトイレに行きたくて足をモジモジさせてしまいます。

「ねぇ、やよいちゃん。今日妃さん来てないよねぇ…」
「そうみたいだね。でも今日に限ってどうしたんだろ?」
「どうしたんたろうね、妃さん。このままじゃ私…」
モジモジモジ…

ありすは妃さんがなかなか現れない事で段々と不安な気持ちになってきました。
そこでやよいにも妃さんの事で何か聞いてないかを確認しました。でも結果は同じでした。

「あれ?もしかしてありすちゃん…オシッコしたくなっちゃったの?」
「うん、だって今日学校に来れば妃さんに催眠術を解いてもらえると思ってたんだもん。」
「でもこのままだと妃さん…学校休んじゃってるかもしれないよ?」
「そんなぁ。私このままじゃまた…」

「それじゃあみんな席に着いてね〜。」

そして先生がやってきて、朝のホームルームが始まってしまいました。
結局妃さんは朝のホームルームが始まったにも関わらず来ませんでした。
これで妃さんが今日、学校をお休みしてしまった事が決定的になりました。

「やだぁ…このままじゃ私、オシッコを我慢できる限界だよぉ…私、どうすれば良いの?」

朝のホームルームの最中も、ありすはずっと足を震わせながらオシッコをずっと我慢し続けました。
当初のありすの予定では朝のホームルーム前に妃さんに催眠術をすぐに解いてもらって、学校のトイレで用を足そうと考えていました。
でも当初の目論見が外れてしまった為、ありすはガマン出来る限界が近づいているオシッコを必死に我慢していました。

「ありすちゃん、大丈夫?」
「…やよいちゃん、どうしよう?このままじゃ私、もう体持たないよぉ…」
「しょうがないなぁ。それじゃあ私が連れて行ってあげるから、ね?」
「連れて行ってあげるって、どこへ?」
「ありすちゃんがオシッコ出来る場所。朝のホームルームが終わったらすぐ行こうね?」
「うん…」

そして朝のホームルームが終わって、ありすはやよいに付き添われて教室を出て行きました。
やよいは最初はありすをトイレに連れて行こうと、ドアを開けました。しかし…

「やだ、私こんな所でオシッコなんて出来ないよぉ!」
「ありすちゃんったら、どうしたのよ?」

休み時間のトイレには他の女子達がいました。
本来ならみんな、用を足す為にトイレに来ているはずですが、ありすはトイレを認識できていなかったせいで、
沢山女子がいるトイレを何かの休憩所か何かだと思い込んでしまって大騒ぎしはじめました。

「だってこんなに他の子がいる中でオシッコなんて、恥ずかしくて出来ないよぉ!」
(そっか…ありすちゃんったらホントにトイレが認識出来ないんだ…)

やよいは、あまりにもありすが大慌てで騒ぐせいで、ありすにかけられている催眠術が
どんなものなのかを改めて自覚して、トイレから立ち去る事にしました。
本来ならトイレで用を足せばよいはずなのですが、アリスがトイレでオシッコ出来なければ意味がありませんでした。
もうありすはずっとオシッコを我慢し続けていて、苦しそうな表情からもう限界が近いようでした。

「ありすちゃん、それなら他の子がいないところに行こうね。」
「やよいちゃん…私をどこに連れて行く気なの?」
キーンコーンカーンコーン…

1時間目のチャイムが鳴ったと言うのにやよいはありすを引っ張って、ある場所を目指していました。
その場所とは…

「私が見張ってるから、ここでオシッコしちゃいなよ。」
「そんな…ここで?!無理だよぉ!」

やよいはありすを校舎の裏に連れて行きました。ここでオシッコをしようと言うわけです。

「こ、こんな所でオシッコなんてしちゃったら見られちゃうよぉ…」
「でもありすちゃん?ずっとオシッコ我慢していて限界なんでしょ?ここだったら丁度死角になるから安心だよ。」
「それはそうだけど…」
「ほら、私がちゃんと見張ってるから。」

ありすはいくらオシッコが我慢できなくても校舎の陰でオシッコを出すだなんて女の子として恥ずかしくてできませんでした。
でもあと1、2分でオシッコが我慢しきれなくなるような切羽詰った状態だったので、
ありすは恥ずかしさを押し殺して、ありすは自分のパンツに手をかけました。

「うぅ…いくらなんでも校舎の裏でパンツ脱ぐなんて、恥ずかしいよぉ。」

そしてありすは周りを気にしながら、パンツを脱ぎ終わったらその場にしゃがみこみます。
ずっと我慢して溜め込んでいたオシッコはあっという間にありすの体内から出始めました。

シャアアアァァァァ、ピチャピチャピチャ。
(やだ…校庭で他の子が体育の授業している最中なのに、私ったらこんな所でオシッコなんかしちゃってるよぉ。)

ありすのアソコからはどんどんオシッコが出続けて、地面にどんどん広がって水溜りになっていきます。
オシッコをしている間も誰かに見られないかとビクビクしながら、ありすはオシッコを出し続けていました。
誰かに恥ずかしい姿を見られまいとずっと目をつぶったまま、聞き耳を立てた状態でありすはオシッコを出し続けていました。

「どう?ちゃんとオシッコ出せてる?」
「う、うん…大丈夫だよ。 」

校庭では他のクラスの女子達がトラックを走っている音が聞こえます。

ファイ、オー。ファイ、オー。ファイ、オー。

「きゃっ!」
「どうしたの?ありすちゃん…あっ。」

ありす突然聞こえた声にビクンと反応して、その場で腰を抜かしてしまいました。
そのせいで思いっきり前に倒れこんでしまって、ひざの辺りを自分で作ったオシッコの水溜りに沈めてしまいました。

「やだぁ、ありすちゃんったら大丈夫?ほら、これ使って濡れちゃったところ、拭いちゃいなよ。」

やよいは少しそっぽを向いたままで、ティッシュをありすに差し出しました。

「あ、ありがと…」

ありすはオシッコに触れてしまった太股やアソコを何度も丁寧に拭き取りました。
でもありすはある事を気にしていました。どうしてやよいはずっとそっぽを向いたままなんだろう…
そしてありすはやよいが目線を逸らしたい理由をやっと理解しました。

(やよいちゃん…やっぱり私の出したばっかりのオシッコなんて、汚いから見たくないよね?)

やよいはありすが出したオシッコの水溜りから目を逸らしていたのです。
確かにいくら親友のとは言え、人のオシッコの水溜りなんてあまり見たくは無いものです。
ありすは恥ずかしさと同時に、みっともなさまで感じていました。

やよいの姿を見ながら、ありすは無言のまま、自らのアソコや太股を靴下をずっとティッシュで丁寧に拭いていました。
でも、自分の足元にオシッコの水溜りが存在しているので、オシッコのニオイもその場に漂ってきます。
さすがに水溜りから目を逸らしているやよいにもこの恥ずかしいニオイは届いているでしょう。
ありすは自分の恥ずかしい水溜りをずっと見つめては、ゆううつな気分になってしまいました。