おもらしの国のアリス 体験版

第1話

パンッ!
「ほら、起きて。ありすさん。」
「うぅ…んん。」
「ねぇ、大丈夫?ありすちゃん。」
「あれ?私って、もしかして寝てた?」
「うん。しっかりと寝てたよ。ありすちゃん。」

夕陽が窓から差す放課後の学校の教室でこの学校の女生徒、ありすは親友のやよいに見守られながら、
クラスメートの妃さんの手で起こされました。
ありすは突然起こされたせいでちょっとビックリしています。

「あれ?私ってなんで寝てたの?」
「しっかりしてよ、ありすちゃん。妃さんに頼んで掛けてもらったんでしょ?催眠術を!」
「そ、そう言えばそうだったよね?すっかり忘れてた。」

放課後の教室で、ありすとやよい、妃さんの3人は『催眠術』と言う一種の遊びを行っていました。
どうしてありすは催眠術をかけられる事になったのか…それは数分前、こんな話で盛り上がっていたせいでした。

……

ありすとやよいの二人だけで放課後の教室にずっと残って、長々とおしゃべりを続けていました。

「そう言えばあの時って、催眠術ってすっごい流行ってたよね?今じゃ考えられないくらい。」
「そうそう。みんなテレビの真似してさ。私もあの催眠術師が使ってたペンダントお母さんに頼んで買ってもらった事とかあるよ。」
「うんうん。でも全然テレビの真似しても催眠術なんてかけられなかったし。」
「ね〜。今考えると催眠術ってインチキで、テレビのヤラセだったんだよきっと。」

教室にいたありすとやよいは帰りのホームルームが終わって、他の生徒達が帰ってしまったにも関わらず
ずっと二人で教室に残っては、たわいもないおしゃべりに花を咲かせていました。
ちなみに今日の話題は、昔テレビなどで話題になった『催眠術』についてです。
どうして数年前に流行ってブームも去った催眠術の話しが出たのか…ありすもやよいも今となっては思い出す事も出来ませんでした。
でも二人はそんな事も構わずにおしゃべりを楽しんでいました。
二人は親友同士なので、たとえどんなにたわいもない話しでも
話しているだけで楽しかったのです。これがありすとやよいの、毎日の日課でした。

「あら、あなた達、こんなに遅くまで教室に残って何の話しをしてるの?」

教室の外からでも聞こえるありすとやよいの話し声が気になったのか、一人のクラスメートの女の子が二人の会話に混ざってきました。

「あっ、妃さん。小学校の頃に流行ってた催眠術の話しだよ。」
「テレビだと出演してた人みんなが催眠術にかかっていたけど、あれって今から考えると絶対にヤラセだよね?」

クラスメートの妃さんは、ありすとやよいが昔に流行ったはずの催眠術の話しをしている事を知りました。
さらに催眠術の存在を疑っていたと言う内容だったので、妃さんは二人の前でこんな事を言い出しました。

「確かにテレビの催眠術は完全にヤラセだったけど…でも催眠術自体は実際にあるわよ?」
「ホントに?でもいくら何でも…信じられないよねぇ。」

ありすとやよいは、催眠術が実在すると言い張る妃さんに対して、少し疑っていました。
今までずっとテレビの催眠術がヤラセだった、と言う流れで話が盛り上がっていた時だったので、
いきなり催眠術が存在するなんて言われても二人はすぐには信じる事ができませんでした。
二人が催眠術を疑っている様子を見て、さらに妃さんは話を続けました。

「まぁ普通じゃ催眠術なんて信じられないよね…実はここだけにして欲しいんだけどね、
私、小学生の時に催眠術をすっごい練習してたの。それで実際に何人かクラスメート達に催眠術をかけてあげた事があったんだ。」
「ホントに?見た目によらず、すごい特技持ってるんだね、妃さんって。」

ありすとやよいの二人は妃さんの意外な告白に少し驚きました。
昔にテレビで見たヤラセの催眠術なんかじゃない、本物の催眠術を目の前にいる妃さんが使えると言うのです。
ありすとやよいはすぐに興味を惹かれました。そして話を続けます。

「それで、その…催眠術をかけた子にはちゃんと効いたの?」
「うん。自慢になっちゃうけどしっかり催眠術がかかってたの。それでクラスの間で評判になって、
休み時間とかお昼休みとか催眠術をかけてって言われて大忙しだったな。」
「そうなんだ…そんなに妃さんの催眠術って強力で人気があったのね?」

さらに、妃さんの使える催眠術はかなり人気だったみたいなので、ありすとやよいは興味津々です。
でも妃さんは少しゆううつそうな顔をして、こう続けました。

「…でもあまりに流行りすぎて先生に怒られちゃったし、その頃になると逆に催眠術を怖がる子も出てきて、だから全部止めちゃったのよ。」
「そんな事があったんだ…妃さんも大変だったんだね。」

妃さんはあまり催眠術の事を隠したがっていたみたいですが、
ありすとやよいは今までありえなかった世界を発見したみたいでドキドキしていました。
二人とも妃さんの催眠術がどれくらいすごいのか…そればかりが気になってしかたがありません。
そしてありすはどうしても催眠術が気になって、妃さんにこんな事を頼んでしまいます。

「でも今だったらブームも去った事だし、大丈夫でしょ?私、妃さんに催眠術をかけてもらいたいなぁ。」
「でも、今は全然催眠術なんて使った事ないから、ちゃんとかからないかも知れないわよ?それでもいいの?」
「どうかな?やよいちゃん。やよいちゃんも催眠術、見てみたくない?」
「そうねぇ…私はちょっと怖いからかけてもらうのは遠慮するけど、
見るだけだったら良いかな?ありすちゃんも実験してみたいって言うなら。」
「分かったわ。でもありすさん、催眠術がかからなくてもガッカリしないでね?」
「ありがとう、妃さん!それでどうすれば良いの?」
「それじゃあまずは目をつぶってね。それから…」

その後、ありすはあっという間に意識が遠のいていくのを感じました。
遠のいていく意識の中、妃さんがなにかをつぶやいていた気がしましたが、妃さんの声はどんどん小さくなっていきました…

「でも、妃さん。もうこれで催眠術かけちゃったの?自分でもあんまり実感が沸かないんだけど…」
「ホントにありすちゃんったら、覚えてないんだ。ちゃんと妃さん、催眠術をかけてたみたいだよ。」
「案外、催眠術ってこんなものなのよ。ありすさんが実感が無いのも無理はないわ。」
「そうなんだ…なんか不思議だなぁ。」

ありすは、妃さんに催眠術をかけられたと言う事実だけ聞かされただけで本当に実感が沸いていませんでした。
催眠術をかけられた後はもう一人の自分がいて、意のままに動かされて、それを自分でも体の奥から観察している…
と言うものをありすはイメージしていたので、全然イメージと違うのである種のあっけなさまで感じていました。

「そうだ。妃さん。私にどんな催眠術をかけたの?」
「それは…秘密だよね?やよいさん?」
「う、うん…」

ありすは妃さんに、催眠術の内容を聞こうとしました。
でも、内容を知っている妃さんも、やよいも答えてくれません。
特にやよいは、ありすがずっと目を合わせようとしても目線を逸らして、内容を白状してくれません。
催眠術の内容を機密にされてしまうと、ますますありすは気になって仕方がありませんでした。

「そんなぁ、催眠術の内容も分からないままなんて、気持ち悪いよぉ。」
「まぁまぁ。そのうちありすさんにも分かるようになるから。その方が少しスリリングで面白いじゃない?それまでもう少し私にお話させてよ。」
「私も、妃さんがどんな催眠術をかけてきたか、聞いてみたいな。」
「いいわよ、やよいさん。それじゃ色々と話してあげる。」

結局ありすは催眠術の内容をはぐらかされて、妃さんの催眠術の話を色々と聞く事になりました。
催眠術がブームだった頃は妃さんも色々な催眠術をかけていたみたいで、
催眠術をかけられたクラスメート達の話はどれも面白いエピソードばかりだったのです。

「…それで、別の子には逆の催眠術をかけたの。そしたら授業中に…」
「え〜?!授業中にそんな事しちゃったんだ!催眠術ってホントにすごいね。」
「うん。自分でもあの子の様子を見て、その頃からちょっと怖くなってきてたくらいなんだもん。」

妃さんは延々と催眠術の話を続けて、ありすとやよいはずっと話を聞き続けていました。
話で盛り上がっているせいで、ありす自身も催眠術を今現在かけられている事をすっかり忘れていました。
でも、しばらく教室に残っていた時の事でした…

モジモジモジ…
(やだ、ちょっとオシッコしたくなってきちゃった。)

ありすは妃さんの話を聞きながら、段々と尿意を感じてきていました。
思えばお昼休みに一回トイレに行ってから、放課後も話で盛り上がっている最中ずっとオシッコをしていなかったのです。
オシッコが溜まってきて当然でした。

「どうしたの?ありすさん、もしかして気分でも悪いの?」
「う、ううん?何でもないよ。」
「そう。それなら良いけど。」

ありすが尿意を感じて震えているのは親友のやよいも、妃さんも実は分かっていました。
でもわざと妃さんはそしらぬフリをして、催眠術の話を続けていました。
話を聞いているうちに、ありすは段々尿意が強くなってきて落ち着きをなくしていました。
太股をモジモジさせて、思いっきり内股にして、さらには股間を手で押さえて、必死に尿意を堪えていました。
でもさすがにありすは尿意が我慢の限界に近かったみたいなので二人の前でこう言ってしまいました。

「ちょ、ちょっとごめん。私トイレに行ってくるね?」
「あ、ありすちゃん。ちょっと待ってよぉ…」

やよいと妃さんが止めるのも構わず、ありすは大急ぎで席を立って教室から出て行ってしまいました。
それだけ、ありすは切羽詰った状況だったのです。

(早くトイレに行かないと、体が持たないよぉ…)

ありすは大急ぎで廊下を走って、トイレに向かおうとしました。
でも今日は少しヘンでした。普段だったらちょっと歩いた所にあるはずのトイレになかなかたどり着けないのです。

(あれ、トイレはどこ?いつもだったらすぐトイレなんて見つかるはずなのに…まるで学校からトイレが消えちゃったみたい。)

気づいたらありすは校舎の端にたどり着いていました。それでもすれ違うドアのどこにも、トイレは見当たりません。

(やだ…ホントにトイレが校舎から無くなってる!このままじゃ私、オシッコガマンしきれなくなっちゃうよぉっ…!)

もしかしたら他の階にならトイレがあるかもしれない…
そう思ってありすは股間を手で押さえながら階段を上って、下級生の教室がある階にも行きました。
一生懸命廊下を走って、トイレを探すありすでしたが、やはりこの階にもトイレはありませんでした。

(ウソ…ここにもトイレが無いの?!やだぁっ!もう私、我慢できないよぉ…っ!)

今度はありすは階段を下りて、下の階の教室のトイレを探そうとしました。
でもその頃には尿意の限界がかなり迫っていたみたいで、少しでも動くともうオシッコが体の中から出てきてしまいそうでした。
だからホントは急ぎ足で降りたかった階段も、一段一段ずつ降りるしかありませんでした。
そして階段を全て降りて、廊下に向かおうとした頃には…

ジワ…
「あっ!やだ!止まって!」

ありすはパンツの中にに温もりを感じて、思わずその場で立ち止まってしまいました。
でも、一度出してしまったおしっこはなかなか止められません。
まずはパンツの中をどんどん湿らせて、濡れた感触をありすの股間に与え始めます。

ジワジワジワ…
「やだ、お願いだから止まってよぉ!」

いくらありすがそう願っても、オシッコは止まるどころかどんどん体の中から出続けていきました。
パンツの中をオシッコの水流が駆け巡ったと思ったら次はパンツからはみ出して太股に垂れ始めていきます。

ピチャピチャッ…ポタポタポタ。
「やだぁ…私、学校なのにオシッコ、オモラシしちゃってるよぉ…!すっごい、パンツの中とか足下が気持ち悪いよぉ!」

体中に溜まっていたオシッコが、ありすの意思に反してどんどん垂れ落ちていきます。
ありすはオシッコをオモラシしてしまったのです。
パンツの中から太股に垂れたオシッコはさらに床にも広がっていき、足元に大きな水溜りをどんどん作っていってしまいました。
下半身に走る、感じたくなかった温もりと濡れた感触…
ありすはどうやってもあらがう事が出来ず、ただその場で震えているしか出来ませんでした。

「うぅ…どうしよう。こんな所で私、オシッコオモラシなんて…みっともないよぉ。」

ありすは濡れた足元のままで、そのまま床にへたり込んでしまいました。
恥ずかしいオモラシをしてしまった、一種のあきらめさえ表情から感じられます。
足元がオシッコで濡れて、気持ち悪い感触を感じながらも、これからどうすれば良いかを考えていた時でした。

タッ、タッ、タッ、タッ…
(ヤダっ、誰かが来ちゃう!私、こんな恥ずかしい姿、見られちゃうよぉ…っ!)

階段から近づいてくる足音に、ありすはその場から立ち去ろうとしました。
でも、自分でオモラシしたオシッコの水溜りを置いてその場から立ち去る事なんて、今のありすには出来ませんでした。
思わず目を閉じて、身構えてしまいます。

「やっと見つけたよ。ここにいたみたい。」
「ありすちゃん、どうしたの?」

階段から降りてきたのは、親友のやよいと妃さんでした。
ありすが床にへたり込んでいるのを確認して、心配そうに駆け寄ってきました。



「ありすちゃん、大丈夫?」
「うぅ…やだ、私ったらこんな年にもなって、子供みたいにオシッコ、オモラシしちゃったよぉ…」
「ほら立って。恥ずかしくないから。ちゃんとキレイにしてあげるからね。」

やよいは廊下に座ったまま動けないありすを立ち上がらせました。
立ち上がったありすの下半身はしっかりオシッコで濡れていて、
見た目ですぐにオシッコをオモラシしてしまった事実が分かってしまうほどでした。
ありすはそんな、女の子として恥ずかしい姿を二人に見られて、
恥ずかしさが体中から溢れてきて今にも泣き出しそうでした。

「一生懸命トイレを探そうとしたのに、どこにもトイレが無かったの…。」
「うんうん。分かってるから。ありすちゃん。」
「…どうやら、ありすさんにちゃんと催眠術がちゃんと効いたみたいね。」

妃さんの思いがけない言葉に、ありすは思わず反応していました。

「ちゃんと効いた…って、妃さん。私にどんな…催眠術をかけちゃったの?!」
「ごめんね。ありすさんには、トイレを認識出来なくなる催眠術をかけたの。
だから本来ならすぐにたどり着けるトイレも、発見できなかったのよ。」
「そんなぁ!それじゃ私がオシッコをオモラシしちゃったのって…?!」
「怒らないで、ありすちゃん。ホントは私と妃さんでありすちゃんをトイレに連れていってあげる手筈だったんだけど…
ごめんね、ありすちゃん。こんな事になっちゃって。それじゃキレイにしてあげるからね。」
「うぅ…私、すっごくみっともないよぉ…これからどうすれば良いの?」

ありすはオシッコでたっぷりと濡れてしまった下半身を見て、自分でもどうしたら良いか分かりませんでした。
やよいと妃さんはそんなありすを連れて歩き始めます…